ラムネ菓子USB-MIDIインタフェース
PIC16F145xによるMIDI I/Fを作っている(前回、前々回)が調子に乗ってラムネケースにMIDI OUTだけを実装したものをつくってみた。
フリスクのケースに実装というのをよく見かけるのだが、MIDI端子(DIN5P)自体がデカいのでフリスク実装はあきらめていたところ、円筒形のラムネ菓子のケースがMIDI端子にピッタリだったので、これに入れてみることにした。
小型のケースに入れるので部品点数を極力削ってMIDI OUTのみにした回路図が以下の通り。
これ以上は部品数は減らすことができないと思うくらい減らした。USB端子はミニやマイクロでもよかったのだが、標準のものが入りそうだったので標準のものを使っている。ということで基板は次のようになった。
MIDI端子はしっかり基板に半田付けしておかないと引っ張ったときに外れてしまうので、導線を端子に絡ませて基板でもループさせて取り付けている。
ケースの方はカッターナイフで加工ができるのでUSB端子に合わせて角穴を開けてある。LEDは壊れたHUBからもぎ取ったLEDを再利用している。このLEDは横方向に向けるときに位置が固定されるので便利でよく使用している。
ということで残りはファームウエアであるが、MIDI OUTしかないのでいろいろ省いたプログラムに変更して書き込み、組み立てて完成する。
MIDI OUT専用のファームウエアは次の通り。商用に使わない限りは使用は自由である。例によって拡張子をHEXに変えて書き込みする。ちなみに1454にも書き込めるので、安価な1454でもラムネMIDIインタフェースは作れる。ラムネ代を含めても500円かからないと思う。
追記(2016/7/19):本日現在の材料費を計算してみた。秋月で購入と仮定すると、
- F1454 ¥230
- USBコネクタ ¥50
- 5P-DINソケット ¥60
- 0.22μF,1μF 各¥20
- 基板Dタイプ ¥30
- 抵抗器220Ω,1kΩは100本で100円なので計3本で¥3
- LEDは何でもいいが、大体20本100円程度なので¥5
- 無くてもいいがICソケット14Pが10個で100円なので¥10
- 秋月では売っていないがオリオンのミニコーラが¥30+税で¥32
合計 ¥460 となりましたとさ。しかもラムネはおいしくいただけますw