ロシアの新規感染、過去最多の1.1万人超 モスクワ封鎖延長
政府統計によると、過去24時間の新規感染者数は1万1231人。これで同国の感染者数は累計17万7160人となった。AFPが各国当局の発表に基づきまとめた統計によると、ロシアの感染者数は現在、欧州で4番目、世界で5番目に多い。感染者は国内85の全地域で確認されているが、首都モスクワの感染者数が9万2676人とはるかに多い。
封鎖措置の延長を発表したモスクワのセルゲイ・ソビャニン(Sergei Sobyanin)市長は、モスクワ市民に公共交通機関の利用時にはマスクと手袋の着用を義務付けると言明した。同氏は「飲食店や劇場、スポーツ施設の再開は依然として時期尚早」とも指摘。一方、市内の製造業・建設業には5月12日から活動再開を認めると強調した。
モスクワ当局は3月30日に都市封鎖を開始した。ロシア全土では5月11日まで自主隔離措置の導入された非労働期間となっている。
【翻訳編集】AFPBB News
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