新型コロナウイルスの影響による自粛で異例のゴールデンウィーク
日本ではもうすぐゴールデンウィークですね。
今年は新型コロナウイルスの影響による自粛、自粛の中での大型連休となり、例年とは大きく異なった異例のゴールデンウィークとなりそうですよね。
ちなみに、ドイツにはゴールデンウィークはありませんが、5月1日(金)はメーデー (Tag der Arbeit) で祝日なので、来週は3連休です。
ドイツでは全ての州で来週から家以外でのマスク着用義務化
ドイツでは週明け4月27日(月)から全ての州でマスク着用が義務化されますので、また今までとは違った1週間になりそうな予感です…。
ドイツでは数週間前から既に外でマスク姿の方を見かける機会が徐々に増えてきました。それでも、半数以上の人はマスクなしな印象でした。私も、マスクが簡単に手に入らないこともあり、またスーパーでの買い出しなど外出は必要最低限のみ&必ず他人との距離は1.5メートル以上保つ、というルールを徹底していることもあって、これまで外出時にマスクは着用してきませんでした。
とりあえず、今週末は月曜日からマスクをどうするか考えないと。。
ドイツでは医療用や手作りマスクをしている人も
ドイツでよく見かけるのは、超ガチな感じの医療用マスク(着けたらゴム部分が頰に食い込む勢いのもの)、色や柄が様々で紐がゴムではなく後頭部で結ぶタイプの手作りのもの、あとはオンラインで買えそうな鮮やかなライトブルーなどの使い捨てタイプ、です。
個人的には着けるなら日本の使い捨て立体マスクで、色はグレーかブラックが好みですが、外出時に必ず着用するとなると使い捨てではもたないですよね。そのため着用後に毎回熱湯消毒して繰り返し使用できる布タイプのマスクにする可能性が高いです。
マスク着用に対し態度を翻して義務化したドイツ/欧州
ドイツを始め欧州がマスク着用というアイデアについて当初の「あまり意味がないのでは」という態度から翻りここ数週間のうちにマスクを「義務化」までしてしまったのは、マスクの効果は個人の扱い方によっても変わってくるなど(毎回使用後に殺菌しているか、どこに保管するか等)白黒はっきりと効果のある/なしを特定しづらかった部分があるようです。それでも他人に感染を広めるリスクを下げる効果は認められているということで、今回マスク着用の義務化に至ったようです。
単身赴任者や一人暮らしの人はゴールデンウィークの帰省を自粛すべきか
さて、日本では通常ゴールデンウィーク中はせっかくの大型連休を存分に楽しもうと旅行や帰省で公共交通機関を利用して移動する方が増えると思います。でも今年は緊急事態宣言、外出自粛要請が出たことによる自粛の影響で難しそうですよね。
今旅行を控えるのは当たり前として、帰省の場合。しかも単身赴任者や、一人暮らしの方の帰省の場合は、悩ましいところですね。せっかくの大型連休であるゴールデンウィークを一人で家で過ごすというのは、誰が聞いても残念な話で、できることなら避けたい気持ちはよく理解できます。
ニュースやソーシャルメディア等を見ていても、ここ最近様々な見解が見られます。
- 一人暮らし/単身赴任のご本人も帰省したいし、ご家族も帰省してほしい派
- 一人暮らし/単身赴任のご本人も帰省を自粛するし、ご家族も自粛してほしい派
一人暮らし/単身赴任のご本人とご家族とで意見が食い違う、これまた厄介なパターンもあるようです:
- 一人暮らし/単身赴任のご本人は帰省したいが、ご家族は自粛してほしい派
- 一人暮らし/単身赴任のご本人は帰省を自粛したいが、ご家族は帰省してほしい派
帰省したいけど「皆が自粛している中自分だけ帰省した場合にご近所や友人、同僚など、周りから白い目で見られそうなのでやめておこうかな…」みたいな方も多いみたいです。
これは、周囲との調和を重視するいかにも日本人らしい考え方ですね。この日本人的な性質が吉と出るシチュエーションはなきにしもあらずですが、私は基本的に「周囲の目は気にせず自分の好きなようにすべき」と思います。なぜなら自分と他の人は別々の人間なので考え方も好みも、全部違って当たり前だからです。結局、一回きりの自分の人生ですよ。周囲の目なんて気にせず、自己責任で好きなように取捨選択して生きていったら良いと思います。
とはいえ、緊急事態宣言、外出自粛要請が発動されている現在の状況で「家族と楽しい時間を過ごしたいから」「ゴールデンウィークを一人で家で過ごすのは寂しすぎるから」という理由だけで帰省するのは、周囲の目が云々以前に、個人的には不適切だと思います(筆者の個人的見解)。
日本&海外のニュースでも何度も繰り返し言われていますが、下記が主な理由としてあげられます:
①無症状の自分が実は新型コロナウイルスに感染していて自分よりも免疫力の低い他人に移してしまうリスクがある
②公共交通機関を利用して長距離を移動することでもちろん自分が感染するリスクも遥かに高くなる
③その結果帰省した先で待っている家族を感染させてしまうリスクも上がる
ただ「楽しく過ごしたい」「寂しい/退屈はいやだ」という感情に対処するだけの都合の対価としては、今回は取るリスクの方があまりにも高いのではないかと思います。
帰省すべきか否かの議論は自粛という曖昧なルールのせい
いずれにせよ、ドイツ在住の筆者が思うに今のこのような日本での「帰省すべきか自粛すべきか」という悩ましい議論を生み出しているのは「自粛」という曖昧なルールしか施行していない日本政府の決断だと思います。
「自粛」という、各個人のそれぞれ全く異なる感覚に依存する曖昧なルールではなく、いっそのこと欧州のように罰金を伴う規制を義務化してしまった方が、このような余計で誰にとっても不愉快な議論は生まれなくて済むと思います。
帰省するか否かの議論で現在もめている家族やグループは、日本に少なからずいらっしゃると思います。ただでさえ娯楽が普段よりも制限されていて不安感が蔓延している今の世の中で、更に皆をアンハッピーにするような議論は必要ないと思います。
外でどう行動すべきかは、各個人ではなく政府が決める。皆罰金を払いたくなかったらそれに従って行動するだけ。「議論の余地がない」という民主主義的な観点からは非常に意地悪な仕組みではありますが、今の新型コロナウイルスの状況に限ってはこうしてくれた方がシンプルで、ただ従うだけで良いので結果的に不要・不快な議論を避けることができると思います。
ゴールデンウィーク前の今、帰省すべきか自粛すべきが、挙げ句の果てには周囲の目も気になって仕方ない日本の状況を見ていれば、このことは明らかだと思います。
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