旧日本軍の慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(92)は7日「28年間にわたり続けてきた水曜集会(旧日本軍慰安婦問題の解決を求めて毎週水曜に開かれる定期デモ)に、これ以上参加しない」と明らかにした。
李さんは「学生たちが(水曜集会に参加するために)尊いお金と時間を使っているのに、集会は憎しみと傷ばかり教える」として「これからは、正しい歴史教育を受けた韓国と日本の若者たちが仲良くしながら話し合ってこそ問題が解決される」と述べた。
李さんはこの日、大邱市南区の喫茶店で記者会見を開き「集会が学生たちに良い影響を与えていない」として参加を中止する意思を明らかにした。
李さんは「参加した学生たちが時間を割いて来ているのに、団体(日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯)側では学生たちに昼食すら一度も出したことがない」として「このデモを終わらせて、日本と韓国の間を若い人たちが行き来しながら仲良くすべき」と語った。
さらに「水曜集会をなくしたとしても(日本から受けるべき)謝罪と賠償は100年たっても1000年たっても受けなければならない」と述べた。