名の無き人の、名も無き地図

19歳の世間知らずが、世間知らずなりに考えたことをまとめ、書いていきます。

今だからこそ、「ネチケット」や「ネットリテラシー」を整理して確認しよう

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ネチケット」とは、インターネットを利用する上で推奨されるマナーのこと。その歴史は意外にも古いそうで、ニコニコ大百科によると2001年頃にまで遡るそうです。主な内容は、「環境依存文字を使わない」「掲示板で荒らしをしない」「相手が不愉快だと思うようなことをしない」などです。

ネチケットNetiquette)とは、インターネット内におけるエチケットのこと。

インターネット特有のエチケットと一般的なエチケットを併せた内容を示す造語。

2001~2004年頃に特によく使われており、「ネットマナー」と同義である。

ニコニコ大百科ネチケット

archive.ph

また、「ネットリテラシー」とは、ネットを利用して適切に情報を収集し、発信するために必要な意識や能力のことです。ネットの普及で世の中に情報が氾濫し混迷を極める中、高い「ネットリテラシー」の能力が求められています。

2001年頃のネット創世記から、ネットの様子は大きく変化しました。HTMLをチマチマ記述し、苦労してホームページを構えることはもう昔の話。今やTwitterFacebookで簡単に情報を発信でき、さらにその情報はまたたく間に拡散していきます。ネットの発言が社会に与える影響は、2001年に比べて確実に強くなっていると言えるでしょう。そして、時代の流れに合わせ、求められる「ネチケット」のあり方や、「ネットリテラシー」の重要性も変化しているのではないでしょうか。

今、様々なインターネットコミュニティの間でデマやフェイクニュースが飛び交い、ヘイトスピーチや炎上騒動は数えられないほど起きています。つい最近では、新型コロナウイルスにまつわるデマが拡散し、大手メディアが注意喚起を図る報道を流していました。

新型コロナウイルスの感染拡大に不安が高まる中、インターネットの会員制交流サイト(SNS)ではデマや不正確な情報が広がっている。中国人、患者に対する差別、偏見が含まれる投稿も少なくない。専門家は情報の出どころを確かめ、冷静に対応するよう呼び掛けている。

(中略)

 SNS上では1月、「発熱などの症状がある中国人が関西国際空港の検疫検査を振り切って逃走した」とのデマが広がり、空港側が打ち消す騒動が起きた。感染者が確認されていない青森県沖縄県で感染例が出たとの投稿も。「コロナウイルスは中国の生物兵器」「紅茶が効果あり」といった荒唐無稽な内容もある。

 ―西日本新聞『中国人大挙…ネットに広がる新型肺炎のデマ 識者「拡散には責任を」』(2020年2月2日)

megalodon.jp

 ※このツイートの信憑性は著しく低く、デマです

 

デマや炎上などの問題は、利用者のモラルに関わることがほとんどです。ですから「ネチケット」や「ネットリテラシー」に対する意識が高い利用者が増えればこういった問題や騒動も減りますし、ネットの自浄作用が上手く働くようになるでしょう。

大人だけではなく、中高生や小学生までもがネットに触れる今、もう一度「ネチケット」や「ネットリテラシー」を確認しておくべきでしょう。そこで、今ネットユーザーが持つべき「ネチケット2.0」を考え、整理してみました。

 

 

【情報を発信する時に気をつけるべきポイント】

1.自分の投稿は見られたくない人も見る

技術の発展はめざましく、TwitterTikTokInstagramなど、様々な情報発信サービスを誰でも簡単に利用できるようになりました。しかし、それらのサービスを利用して発信された情報は、日本国内だけでなく、世界中の人が見る可能性があります。

TwitterTikTokInstagramなどは、LINEやg-mailと異なりプライベートな空間ではありません。フォロワーやフォローするアカウントが身内だけだったりすると、身内だけの空間だと錯覚しがちですが、実際には広い範囲に情報を流していることになります。普段は身内しか見ないツイートでも、何かの拍子にバズって多くの人の目に触れることもあるでしょう。

そしてバズったツイートや話題の投稿は、知らず知らずのうちに匿名掲示板(5chなど)や有名なブログに転載されることも少なくありません。TwitterInstagramの内部だけでなく、ネット全体で見てみれば、ウン十万人単位の人間がその投稿を見ている...なんてこともザラにあるでしょう。

特に気をつけてほしいのが女子中高生。上のツイートの様に、あなたの投稿が知らないおじさんの目に入っているかもしれません。常にパブリックな空間に居るという意識を持ち、「たとえ見知らぬ気持ち悪いおっさんに見られても大丈夫だ!」という姿勢を持ってSNSを利用しましょう。

そして、「デジタルタトゥー」という言葉があるように、一度流した情報を取り消すのは困難であると考えておきましょう。世の中には「Web魚拓」という便利なものがあり、Twitter等の投稿をそっくりそのまま保存することができます。一度魚拓を取られると、たとえ元のツイートを消したとしても、永久にネットにその投稿が残り続ける事になります。

megalodon.jpその他にも、スクショを取る、アップロードされた動画をDLするなど、一度発信された内容は様々な形で残すことが出来ます。「最悪消しちゃえばなんとかなるっしょ」という考えは通用せず、流した情報はずっと残るということをしっかり意識しておきましょう。

2.個人情報を守れ!

炎上騒動が起こったり、ネットストーカーに目をつけられた時、知らない人が自分の投稿を通じて、自分の身元を特定してしまうことがあります。顔や学校、職場の所属が大きな手がかりになることはもちろんですが、何気ない風景写真が手がかりになってしまうこともあります。

前述の通り、あなたの投稿は世界中の人に見られています。そしてその中には、自分と生活圏が被るような人もいるのです。

一見、どこだか見当もつかない街角の写真でも、近所に住んでいる人なら一発でドコだかわかります。また、Googleストリートビューのお陰で裏をとるのも容易です。「こんな写真一枚でドコだかわからんだろ」と思っていても、案外バレてしまうものなのです。

その他にも、フォロワーを見れば人間関係や社会的地位がわかりますし、「遅延したー」とか「やっと家に着いた」といった書き込みがあれば、具体的な駅とそこからの所要時間で大まかな自宅の所在を突き止められます。そして大体の目星がつけば、本人との接触も現実的なものになってきます。

何気ない普通のツイートでも、場合によっては大きな手がかりになりえます。そして、過去の投稿に見られる小さいヒントの積み重ねが、個人の特定を成功させてしまうのです。

対策としては、私生活が分かるようなツイートをしないこと。学校の制服を着て撮影した自撮りを投稿するとかは論外として、よく利用する駅の名前を多用するとか、近所の写真をあげたりするとか、「今日は創立記念日で休み」みたいな書き込みはしないこと。その小さい情報の積み重ねで特定にまで至ります。

もし、どうしても仲間内で自撮りしあったりするようなプライベートな楽しみ方をしたいのであれば、必ずアカウントに鍵をかけましょう。決して対策として完璧ではありませんが、個人の特定は比較的困難になりますし、知らない人の目に触れることも少なくなります。

そして、もし見知らぬ誰かと交流したいのならば、専用の別アカを使いましょう。そして、プライベートな投稿は絶対にしないよう心がけます。また、別アカの存在は知り合いに伝えたりせずに、知られないよう注意を払います。身内から情報が漏れることは、特定に至るまでの最短ルートだからです。

3.炎上にそなえて

では、そもそもどういう時に個人情報が脅かされるのでしょうか。ストーカーに目をつけられる場合もありますが、多くは投稿が炎上し、「悪いことをしたやつに対する制裁」として行われます。つまり、普段の投稿で個人情報を晒さないよう気を配りつつ、炎上しないよう心がけることで、身の安全を高いレベルで守ることができるのです。

炎上のきっかけになりうる例の一つは、「悪いことをした」と分かるような投稿。未成年の喫煙や飲酒、万引きの自慢や、SNSを利用したいじめは炎上を起こす典型的な原因です。また、学歴の自慢のような、鼻につく自慢や自分語りも避けるべきです。他ユーザーに対し継続して不快感を与えていると、ふとした切っ掛けで爆発し、大炎上します。

その他にも、非常識的な言動や、何かに対する的はずれでやたら攻撃的な批判なども、炎上を引き起こしかねません。また、決して悪いことではなくても、目立つようなものや少しでも誤解を招きそうな投稿も避けた方が安心です。

基本的に、誰かを傷つけたり、不快感を与えたりするような投稿は避けましょう。少しでも「ちょっとどうかな」と思うような投稿はしない方が吉です。ネットでの発言は「こいつは良いやつだな」と思われる程度のものがちょうど良いでしょう。

しかし、そのような工夫をしていても、自分の投稿が炎上しないとは限りません。よかれと思った投稿でも差別的だと受け取られてしまったり、思いもよらない形で炎上することがあります。そんな時はどうすればよいのでしょうか。

まず、焦らず落ち着きましょう。人間焦るとロクなことになりません。そして、やるべき対応は至って単純です。まず、すぐに丁重に謝りましょう。そして反論やアカ消しなどはせず、鎮火するまで放置しておきます。

基本的に、相手に道理は通用しないと考えておきましょう。いかに完璧な反論であっても、言い返すことはかえって逆効果で、火に油を注ぐようなものです。自分が悪かったと素直に謝り、放置しておけば、自然に燃料が尽きて鎮火します。

そのあと当分は、ネットと距離をおく方がよいでしょう。すぐに別アカ作ったりすると、「誠意が無い」とみなされて再び炎上しかねません。

さらに、炎上した原因が自分の投稿ではない場合(フォロワーや友人の炎上が飛び火してきた など)に関しては、「自分は関係ない」ということを明確に伝えましょう。反発して言い返してしまうと、収まるものも収まらなくなってしまいます。炎上させてる側も無関係な人を巻き込みたい訳ではないので、その点がきちんと伝われば鎮火するはずです。

また、友人や仲のよいユーザーが炎上したとき、擁護したり一緒に言い返したりすることは避けるべきです。敵の味方は敵であるとみなされ、友人の火が飛び火してします。そうなると事態はさらに悪化し、炎上に歯止めがかからなくなります。

たとえ友人が気の毒であっても、ノータッチを貫きましょう。どうしても励ましたいのであれば、メールや口頭など、他人の目に触れない手段で伝えるようにしましょう。

4.著作権に気を付ける

また、ネットで発信する上で大切なのが著作権に対する認識です。漫画村のような大規模な著作権違反は一般のネットユーザーにとって無縁な話でしょうが、比較的軽度なものはネット上でしょっちゅう行われています。漫画やアニメのキャプチャ画像をあげるとか、画像検索して出てきた画像を無断でブログにあげるとか、してませんか? その他にも、Youtubeにヒット曲の動画を上げるとか、他人のイラストや写真を無断でブログに転載したりなんていうのは、ネット上でよく見かける著作権違反の代表例です。

では、みんなやってる事だからその程度ならいいのかと言われると、当然そんなことはありません。そのような態度で著作権を軽視していると、痛い目にあいます。

 

www.photo-yatra.tokyo

これは写真家 有賀正博氏によるブログ『旅するフォトグラファー』の記事です。この記事よると、有賀正博氏が自身のブログに掲載した写真を、まとめサイト「NEVERまとめ」のライターに無断転載されてしまったそうです。そして、無断転載したライターは6万円の賠償を支払うことになります。たった写真一枚だと思われがちですが、それでもここまで事態が大きくなることもあるのです。

もちろん、侵害される側の人間にとっても何一ついいことがありません。プロ、アマチュアに関わらず、一生懸命仕上げた作品を勝手に転載されるわけですから、非常に強い怒りや悔しさを感じることでしょう。軽い気持ちで行う無断転載は、製作者の気持ちを傷つけることにもなるのです。

ネットでは著作権違反を知らず知らずのうちに犯してしまうケースが多々あります。文章や画像、音楽に発生する著作権には細心の注意を払いましょう。

・情報を発信する時に気をつけるべきポイントのまとめ

  • 誰に見られてもいい投稿だけする
  • プライベートを晒さない。そういう使い方をするなら必ず鍵をかける
  • 炎上を防ぐためにも、モラルの高い投稿をする
  • 炎上してしまったらすぐに謝り、放置
  • 著作権に細心の注意を払う

 

【情報を収集する時に気をつけるべきポイント】

1.まとめサイトの情報はウソばかりだと身構えておく

昨今、ネットメディアとして猛烈な情報発信力を持っているサイトの一つとして、「まとめサイト(まとめブログ)」があります。「NAVERまとめ」や、「暇人速報」「ハムスター速報」などの5ch(旧2ch)掲示板の転載ブログがその代表格です。そこそこネットサーフィンしたことある人なら、一度は見たことあるでしょう?

これらのまとめサイトは、様々な情報源から情報を抜き出すことで成り立っているわけですが、情報を抽出する過程で大なり小なり偏りが生じます。時にはリサーチがあまりにも適当だったり、故意の捏造が行われたりして、デマの発信源になってしまうことも。

例えば、まとめサイトにこのような記事が掲載されていたとします。

タイトル:今海外旅行行くとしたら韓国が一番だよな

1 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:12:09 ID:7dKei50

異論は認めない

2 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:18:52 ID:2sd4D2M

んなわけねーだろカス

5 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:37:33 ID:1ldeowM

あんな土人国家よく行こうと思うな

7 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:51:41 ID:3s82InM

韓国とか死んでも行かない

この記事からは、韓国や韓国旅行に対し、人々は否定的(というよりも差別的)な評価をしていると感じます。

しかし、転載元のスレッドの書き込みはこんな感じかもしれません。

タイトル:今韓国旅行行くとしたら韓国が一番だよな

1 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:12:09 ID:7dKei50

異論は認めない

2 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:18:52 ID:2sd4D2M

んなわけねーだろカス

3 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:24:88 ID:4deKjjd

俺も韓国旅行気になってるんだけど実際どうなの?

4 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:34:01 ID:8sdfoi130

>>3

行っとけ後悔しないから

本場のビビンバマジで旨いから絶対食っといたほうがいいぞ

5 名前:名無しさん 2020/01/xx(月)17:37:33 ID:1ldeowM

あんな土人国家よく行こうと思うな

6 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:44:29 ID:9dneAS0

最近は安く行けるようになってきてるし、いいよな韓国

お手軽に海外行けるって結構すごい

7 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 17:51:41 ID:3s82InM

韓国とか死んでも行かない

8 名前:名無しさん 2020/01/xx(月) 18:03:22 ID:5xdhen0

数カ月前に韓国行った友達の評判はそこそこだったかな

てかネトウヨウザすぎ

まとめサイトの記事では否定的な意見しか見られなかったのに対し、転載元のスレッドでは好意的な意見持つユーザーもいることが分かります。転載元のスレッドの雰囲気とまとめブログの雰囲気では、話題に対する感じ方が大きく異なることが分かるでしょう。

もちろん、全てのまとめブログがここまで悪質な編集をしている訳ではないでしょうし、まっとうなブログも沢山あると思います。ですが、どうしても多少の偏りは必ず生じてしまうものなのです。

まとめブログの最大の問題点は、偏った情報にも関わらず、それが世間の総意だと感じてしまうことです。だからこそ記事が面白いのかもしれませんが、そういった性質を意識しつつ、上手く付き合っていくことが大切です。 

2.国籍・人種差別的な情報を真に受けない

上のまとめブログにも共通することですが、ネットには差別を煽るヘイトスピーチが溢れています。

代表的なのが、「嫌韓」と「嫌中」。「朝鮮人は醜い敵だ」とか「中国人はロクにマナーも守れないバカだ」などといったものです。このような酷いヘイトを煽る投稿は、ツイッターYoutube、まとめブログで簡単に触れることができます。無意識のうちにのめり込み、「嫌韓」「嫌中」にハマってしまうことも。

「なんで韓国人は頭おかしいんですか?」

ある生徒から、こんな質問が突然飛んできたこともあります。

個別指導塾という形態も相まって、私は子どもたちから政治に関する質問を受けやすい特異な立場にいるのでしょう。しかし、こうした明らかな人種差別的な言葉を発した生徒は初めてでした。

「なんで頭がおかしいと思うの?」と、私は逆質問してみました。

その生徒は、人種差別をしているという意識がないのか、何ら悪びれもなく理由を述べます。「韓国人って、うんこを食うんですよね(笑)」とか「だってキチ〇イじゃないですか」といった具合です。ほかの生徒が、オウム真理教のアニメや音楽がクラスで流行していると、屈託のない笑顔で話すのと何ら変わらない様子です。

韓国人がうんこを食うという言葉は、おそらくネトウヨと呼ばれる人たちが盛んに取り上げる「トンスル」からきていると思われます。トンスルとは人糞酒のことのようです。実在したのかどうかわかりませんが、それが今でも韓国人の間で広く飲まれているかのようなデマが広がり、それをこの生徒も目にしたのでしょう。

―物江 潤『真っ白な中高生を蝕むネットの激しすぎる主張 オウム真理教を面白がる子どもの危険な実態』(2019年6月6日)

megalodon.jp

上に引用した記事は中高生にフォーカスを当てたものですが、中高年のネットユーザーにだって無縁な話ではありません。このような極端な思想にのめり込んでいるネットユーザーの多くは、中高年だからです。

すぐにヘイトに触れられる時代だからこそ、それを真に受けて差別的な思想に染まってしまわないよう、気をつけなければなりません。

3.デマを拡散しないために

今、ネットの普及と技術革新により、様々なデマ、フェイクニュースが流れていることは前述の通りです。特に災害時には様々な情報が錯綜してデマが流れやすい上、最悪の場合には命に関わる出来事を引き起こしかねません。

デマを流さないことはもちろんですが、拡散に加担しないことも重要です。Twitterでは何も考えずにリツイートできてしまいますが、リツイートする前に本当に拡散するべき情報であるかを慎重に吟味しましょう。災害時においては特にです。

災害時において基本的に信頼できるのは、国内の大手マスメディアや、官公庁HPに掲載された情報です。知名度が薄いようなメディアの場合、何のためらいもなくデマや陰謀論を掲載するものも存在するのであまり信用できません。また、「マスゴミに騙されるな!」なんてツイートが流れてくる事がありますが、大抵そっちの方が信用できません。

大手メディアで裏がとれない情報は信用せず、疑ってかかりましょう。たとえそれが、現場の写真や動画だと見受けられるものであってもです。熊本地震でのライオン脱走デマは有名ですよね。

そして、正誤がはっきりしない情報を発信したり、拡散してはいけません。あやふやな情報は脚色されてゆき、やがてデマとなって混乱を招きます。「正しいかもしれないから、とりあえず発信・拡散してしまおう」という態度を決して取ってはいけません。必ず、絶対に正しいと思われる情報だけを流すよう心がけましょう。

また、ソースとして海外メディアの記事が張られることもありますが、国内メディアに比べて信頼を置けるかと問われると微妙な所でしょう。海外メディアの記事、特に知名度が低いメディアに関しては信憑性の検証が難しく、さらに外国語を読み、翻訳する際に誤植が起こる可能性もあります。せめて、信用するのはCNNやBBCなどの最大手からのものにしましょう。

さらに、情報を発信する際は、前述の通りあやふやな情報を流してはいけません。情報を流す際は情報を得た大手ニュースサイトのURLを必ず張り、情報の信頼性をアピールしましょう。

 ・情報を収集する時に気をつけるべきポイントのまとめ

  • ネットの情報にはウソが多く含まれていることを意識する
  • まとめブログの記事と転載元とでは雰囲気が大きく異なることがあるので、ほどほどに
  • 差別的な情報を真に受けない
  • 絶対に正しいと思われる情報だけを流す。あやふやな情報を発信しない。
  • リツイートする前に、その情報が正しいかどうかを確認する(特に災害時)