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てるみくらぶ社長、3度目逮捕 融資名目で現金詐取の疑い

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てるみくらぶ社長、3度目逮捕 融資名目で現金詐取の疑い

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山田千賀子被告(寺河内美奈撮影) 1/3枚

 昨年3月に経営破綻した旅行会社「てるみくらぶ」(東京)の融資詐欺事件で、虚偽の決算書などを使って融資名目で東日本銀行(東京)から現金約1億5千万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は17日、詐欺容疑で、社長の山田千賀子被告(67)と元経理担当者の笹井利幸被告(36)=別の詐欺罪で起訴=を再逮捕した。両容疑者の逮捕は3度目。

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 再逮捕容疑は、平成29年1~2月、財務状態を良く見せかけた決算書を東日本銀行の担当者に示した上、「航空機のチャーター代に必要」などと嘘をついて現金約1億5千万円をだまし取ったとしている。山田容疑者は容疑を認めているという。

 捜査2課によると、山田容疑者が指示して笹井容疑者に書類の作成などをさせていた。航空機のチャーター代も実際より大きく水増しされていたという。

 てるみくらぶは昨年3月、約151億円の負債を抱えて破綻したが、東日本銀行から受けた融資は全く返済されていない。

 山田容疑者らは昨年、三井住友銀行から融資名目で現金約4億円をだまし取ったとして捜査2課に逮捕され、その後起訴されていた。

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  • 警視庁渋谷署に入る「てるみくらぶ」の山田千賀子容疑者=8日
  • てるみくらぶをめぐる経過

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