はれのひ、従業員への未払い賃金1800万円 税金も滞納
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成人の日を前に突然営業を取りやめ、破産手続きが開始された振り袖の販売・レンタル業「はれのひ」(横浜市)が、従業員35人に対し計約1800万円の未払い賃金があることが27日、関係者への取材で分かった。税金などの滞納も約5500万円に上る。いずれも現時点での負債額約6億3500万円に含まれている。
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横浜南労働基準監督署は昨年8~12月に計5回、従業員に賃金を支払っていないとして是正勧告をしていた。労基署には2016年末ごろから、賃金の支払いが所定日よりも遅れるようになったとの相談が寄せられていたという。
はれのひはホームページで従業員を約50人としていたが、成人の日の時点で約10人となっていた。篠崎洋一郎社長(55)は26日の記者会見で、従業員の退職が突然の営業取りやめにつながったとし、「給料の未払いも原因としてあったと思う」と述べていた。