子育て支援学科

厚生労働大臣指定保育士養成学科【2年制】
文部科学大臣認定「職業実践専門課程」
未来をつくる仕事です。

子どもや保護者との出会いを大切する“あたたかい心”。
物事への興味・関心へ向けられる“輝く瞳”。
身の回りや世界の出来事にも視野を広げる“冷静な頭”。
仲間と共に保育や子どものことを語り合い、考え合う“連帯の手”。
学びを深め保育のおもしろさを“発見する感性”。
これらを身につけた保育士を育てたいと考えています。そのためにも学生の皆さんと授業はもちろん、日常の丁寧な関わりを大切にしています。
保育現場での保育士さんに求められる役割は、ますます大きくなっています。
子育て支援学科では、現在の社会において求められる保育士として力強く活躍できるよう、福祉・保育にかかわる幅広い基礎理論・技術を学びます。そして、質の高い保育・家族援助を実践できる力を持つ保育士の養成を目指します。保育の授業は、みなさんと一緒に創りながら進めていきます。一緒に学んでいきましょう。

卒業に必要な総授業時間数
1年次…1,026時間 2年次…940時間 計1,966時間
※上記の他に選択科目があります。

入学から卒業までの流れ2019年度から新カリキュラムとなります。

1年次

基礎学習

「保育=教育と福祉」の理解を深めると共に、一般教養についても学びます。

  • 保育原理
  • 乳児保育
  • 児童家庭福祉
  • 英語
  • 子どもの保健
  • パソコン操作
  • 心理学
  • 造形

介護実習

保育所で子供と触れ合いながら、保育士としての理解を深めます。

保育所体験… 2日間(6月頃)
保育実習Ⅰ…10日間(11月頃)
※保育所での実習
2年次

基礎学習+実践的学習

子どもの成長や特徴、取り巻く環境、子どもの成長発達を理解し保育実践力を高めます。

  • 保育実践演習
  • 子どもと絵本
  • 家庭支援論
  • 保育相談支援
  • 子どもの遊び研究

介護実習

保育所やその他の児童福祉施設で、子どもや施設の理解を深めます。

保育実習Ⅰ……10日間(5月頃)
※保育所以外の施設での実習
保育実習Ⅱ/Ⅲ…10日間(10月頃)
※Ⅱ(保育所)・Ⅲ(施設)はどちらかを選択
卒業
保育士国家資格取得
※卒業と同時に資格を得ることができます。

就職

あなたの個性が活きるしごと、見つかります。

就職率100%

学生は最終学年の早々に就職希望先を具体的にし、各種福祉施設・公務員・事業団・社会福祉協議会等との対応を開始します。
人にはそれぞれ個性があるように、進みたい道、実力を発揮できる場所も様々です。本校では、すべての学生にとって最適な未来の選択ができるよう、クラス担任との個別指導と万全のフォロー体制でバックアップします。

円グラフ

就職ガイダンス

本校では全ての学生が自分にあった施設に就職できるように学科コース別にガイダンスを実施しています。ガイダンスは最終学年の前年から始まり、就職に関する心構えやすでに現場で活躍されている先輩方の体験談・求人票の見方・前年度の就職状況・採用試験の内容などを指導します。

個別面談

個人面談は1年次から学生の就職が決定するまで、定期的に実施しています。各担任がマンツーマンで学生の希望就職先・活動報告などをヒヤリングし、実現に向けた対策を立てます。就職試験対策は、履歴書の書き方から面接の受け方、小論文の書き方、スピーチのしかたなどまできめ細かく指導します。 

活躍の場所

子育てのスタイルや状況が時代の流れと共に少しずつ変わってきました。子どもや障がいを持ったお子さんが元気にすくすく成長できるように支援する施設も充実してきました。
あなたが目指す場所はどんなところですか?

  • 児童養護施設

    保護者の病気や、虐待などの事情により、家庭で生活することが困難な児童を入所させ、養護する施設です。日常生活から学習、進学、金銭的な問題まで相談指導を行い、最終的に自立を支援します。

  • 保育所

    就学前の子どもを持つ保護者が、仕事や病気などで子どもを保育することができない場合、保護者に代わって子どもを保育する施設です。

  • 乳児院

    保護者の病気や死亡、離婚、虐待などの理由で家庭での養育が困難な乳幼児を入院させて養育する施設です。健全な発育のため授乳、食事、おむつ交換等の養育のほか、精神発達の観察指導も行います。

  • 児童自立支援施設

    不良行為を行ったり、そのおそれのある児童や、家庭環境上の理由により生活指導が必要な児童を通所、入所させる施設です。生活指導や相談援助を行い、児童の自立を支援します。

  • 母子生活支援施設

    配偶者のいない女性とその子(20歳未満)を入所させ、保護する施設です。
    経済的、社会的な自立を目指して相談援助などの支援を行います。

  • 児童館

    遊び場と遊びを提供する施設です。遊びを通して児童が心身ともに健やかに成長できるように育成を図る施設です。

  • 学童保育

    就労等により、昼間保護者がいない家庭の子どもたちを放課後や長期休暇中に預かり、保育する施設です。遊びなどの活動のほか、学習面でも援助を行います。

  • ベビーシッター

    利用者の自宅で子どもの様々な面倒を見るサービスです。食事などのほか、園の送り迎えや習い事先への送迎なども行います。

  • 託児サービス

    親が急な用事、病気、冠婚葬祭などで、子どもの面倒が見られないときに一時的に預かってくれるサービスです。早朝から24時間保育などサービスは様々です。

  • 病児保育室

    病気やけがのために通学が出来ない、また自宅で看病することができない子どもを一時的に預かってくれるサービスです。主に生後6か月~小3ぐらいまでが対象です。

  • 院内保育所

    病院に勤務している先生や看護師さんなどの子どもを病院内で預かる施設です。

  • 障害児施設

    障がいを持つ児童が入所、通所する施設で、知的障害児施設、知的障害児通所施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、重症心身障害児施設などがあります。適切な指導・援助により健やかな成長を促します。

  • 児童デイサービス

    個別あるいは集団で療育を行う必要がある障がい児を対象としています。
    日常生活における基本的な動作の指導や、集団生活への適応訓練なども行います。

  • チャイルドマインダー

    0歳~12歳までの子どもが対象で、自宅を保育所として開業したり、依頼者宅で保育を行う仕事です。民間の認定資格ですが、保育士からのステップアップとしても人気があります。

  • チャイルドコーチング

    子どもが自発的に考え、学び、行動できる環境づくりのサポートをするのが役割です。
    子どものストレスや心の病が深刻化する中、学校や企業、自治体と活躍の場が広がっています。こちらも民間の認定資格です。

インタビュー

憧れだった保育士生活は、
毎日が教わることの連続。

勤務先「なかよし保育園」
齋須(さいす)沙知子さん

高校を出て10年ほど、旅館で接客業をしていました。姉の住む東京へと引っ越したのを機に、職業訓練制度を活用して東京国際福祉専門学校へ入学しました。
実は子どものころ、なりたかった職業は保育士。その職業につけるとは、夢にも思っていませんでしたが、これも巡り合わせなのだと感じています。
なかよし保育園には、実習でお世話になった園でした。その時に先生方の考え方にとても共感できたため、「求人が出たら入りたい!」と強くアピールをしていたところ、タイミングよく求人の募集が。すぐに応募しました。1年目の現在は、0歳児を担当しています。職員3名とパートさん1名、計4名で9名の子どもたちを見ています。暑い季節は体調を崩す子どもたちも増えるので、子どもたちの健康管理はもちろんのこと、自分の体調も管理する重要性を感じています。入ってまだ数ヶ月、今できること、まずやれることから一つひとつ対応しています。

子どもからも親からも、
信頼される保育士をめざして。

勤務先「湘南みらい保育園」
栢沼(かやぬま)美紗さん

東京国際福祉専門学校の子育て支援学科を、2期生として卒業しました。湘南みらい保育園に来てからは、5年目になります。職員の中では中堅どころといったポジションです。新人指導も任せてもらうようになり、グループ保育に当たっています。
これまでは0〜2歳児を担当していたのですが、念願がかなって4歳児の担当になりました。1〜2歳の頃から知っている子どもたちなので「こんなことまで知っているんだ!」などと驚くことが多いです。おとなしかった子がイタズラするようになっていたりして、ビックリしたこともありました。子どもは1歳ちがうだけで、成長の度合いが全く違います。過去のイメージで、なんでも手助けしようとして失敗したことも。新しく気づくことがとても多い仕事です。
あるとき親御さんが「また美紗先生が担任で良かった」と声をかけてくださいました。まだ少し不安に感じることも多かったので、その言葉は大きな自信を与えてくれました。子どもからも親からも信頼される保育士になること、それが今の目標です。

講師陣

福祉の各分野に精通した経験豊富な講師陣

福祉に携わる人間として知識や技術はもちろん必要。ですがそれだけではスペシャリストとは呼べません。
人を思いやる「心」、人を理解する「心」。私たちは授業を通じてこの「心」を育んでいきたい。
そして私たちも皆さんと共に成長していきたい、それが私たちの願いです。

※2018 年度は44 名の講師が在籍しています。

未来を創造する
子どもたちのために

学科主任 松井 友子

子どもは価値あるユニークな存在です。そして素晴らしい力を持っています。その全ての子どもの健やかな育ちを願うのが、保育士であると言えます。楽しいことや辛いことも含めて子育てを支援するということを楽しめる心をぜひ学んでください。
そのためには保育士としての基本を身につけることはもちろんですが、今の時代の子育てに何が求められているか、について敏感でなければなりません。その力をお互いに養い、見出していきましょう。

川島 薫

大切なことは考えること、
想像することです。

濵田 真一

保育の面白さ、奥深さ、
大切さを一緒に味わい、
学び合いましょう。

室田 洋子

わくわくする心 ドキドキする心を素直に育てる力を大切にしていきましょう。

喜多村 康子

子ども達の大好きな歌や手遊び。
リズムに合わせて踊ったり。
楽しく音楽やりましょう!

瀬端 真弓

可能性をたくさん持った子ども達の輝く笑顔が大好きな保育士をめざし一緒に学びましょう。

宗 國男

幅広い分野で活躍できる、
総合的な力を
身につけましょう。

金田 利子

「自分が好き、人が好き」という人間への信頼力を育てる保育を共に創造していきましょう。

学びの環境

設備/施設

様々な設備の揃った校舎で、効果的に学習できます

福祉の現場には介護・福祉を受ける立場の人が少しでも快適に過ごせるように、様々な機器が用意されています。
本校では現場で使われている設備を用いた指導を通じて、確かな技術を身につけます。

1号館(本館)

介護実習室

介護福祉科で使用する介護実習室には、電動ベッドや手動式ベッドなど寝たきりのお年寄りの方や障害を持つ方の介護に必要な機器を中心とした実習機材が豊富に導入されており、一人ひとりがじっくりと時間をかけて、納得いくまで技術習得できる体制が整っています。

入浴実習室

介護福祉科の「生活支援技術」の授業では、家庭や施設それぞれの浴室モデルで、入浴介助の方法や機械操作を学びます。2種類の簡易浴そうを含め、全4種類の浴そう(浴室)での入浴介助の実習を行います。

調理実習室

子育て支援学科の「子どもの食と栄養」の授業では、食生活の意義や栄養に関する基礎知識、保育実践における食育など、子どもの発育・発達と食生活の関連について学び、調理の実習を行います。

図書室

社会福祉、老人福祉、児童福祉、障害者福祉等の福祉各分野のほか、精神医学、心理学等の専門書を中心に3,000冊以上の蔵書があります。また就職に関する情報、ボランティアに関する情報等も自由に閲覧できます。

音楽室・ピアノレッスン室

子育て支援学科の「音楽」の授業ではピアノを使い、音楽を学びます。子どもと一緒に音楽を楽しむための基本的な技術を養います。

パソコン教室

書類作成など、実務を行う上で欠かすことのできないパソコン操作の知識・技術 を学びます。

学校概要

開校23 年目を迎えた本校には、介護福祉士、保育士を養成する、いずれも国家資格を礎とした専門家を養成する学科があり、各福祉現場で活躍する卒業生は、就職先から高い評価を受けています。また、福祉の基礎的な知識と技術、社会順応力を身につける国際福祉ビジネス科を設置しています。
「福祉を学ぶこと」は、「人と人との関係を学ぶこと」、本校では、知識や技術はもちろんのこと福祉の「心」を育てていくことを重視しています。経験豊富な講師陣からの授業は、教科書では学べない貴重な知識・教養を皆さんに授けてくれるものと確信しております。
少子高齢社会を迎えた今、社会は皆さん一人ひとりの力を必要としています。
すべての人が等しく幸福に暮らせる、そんな福祉環境を創造していこうという熱意のある方々が、一人でも多く本校で学び、将来現場で活躍されることを願っています。

理事長・校長 武田 哲一
全国専修学校協会 理事 学生委員会委員
全国専門学校日本語教育協会 理事 副会長
(公社)東京都専修学校各種学校協会 副会長
一般財団法人 日本語教育振興協会 理事
新宿区専修学校各種学校協会 理事

学校概要

東京国際福祉専門学校[社会福祉専門課程]
  • 介護福祉科(2 年)
    【厚生労働大臣指定 介護福祉士養成学科】
    *卒業時 介護福祉士国家試験受験資格 取得
  • 子育て支援学科(2 年)
    【厚生労働大臣指定 保育士養成学科】
    *卒業時 保育士国家資格 取得
  • 国際福祉ビジネス科(2 年)
  • 介護実務科(1 年)
  • 福祉コミュニケーション学科(1 年)

主な所属団体
(公社)日本介護福祉士養成施設協会
(一社)全国保育士養成協議会

関連校・法人
(社福)東京ムツミ会

併設校

東京外語専門学校[文化教養専門課程]
  • 通訳翻訳科(2 年)
    日中コース
    日韓コース
  • 国際日本学科(2 年)
    ビジネス日本語コース
    ツーリズム日本語コース
  • 国際コミュニケーション学科(2 年)
    日越ビジネスコース
    ネットワークビジネスコース
  • 日本語科(全日1 年/ 1.5 年)
東京外語日本語学校
1 年6 ヶ月コース
2 年コース

主な所属団体
全国専門学校日語教育協会
(一財)日本語教育振興協会
(公財)入管協会

関連校・法人
(特活)[特定非営利活動法人] 国際交流教育後援会
北京外国語大学中文学部 東京事務所

所属団体

全国専修学校各種学校総連合会 (一財)職業教育・キャリア教育財団 全国学校法人立専門学校協会 (公社)東京都専修学校各種学校協会 私立専門学校振興会

沿 革

1951年
本校の母体である日本ラジオ技術学校設立。
1963年
学校法人電子学園が設立。同校の設置・運営者となる。
1976年
4 月、同法人が技術学校開校25 周年記念事業として「新宿外語学院」を開校。
9 月、同学院が学校教育法に基づく、専修学校専門課程の認可を受ける。
1978年
同学院の名称が「東京外語専門学校」となる。
1985年
『学校法人東京国際学園』が設立。
東京外語専門学校の設置・運営者となる。
1986年
東京外語専門学校に日本語科を開設し、外国人対象の日本語教育を始める。
1996年
同法人が「東京国際福祉専門学校」を開校。
2011年
東京外語専門学校が開校35 周年を迎える。
2016年
東京国際福祉専門学校が開校20 周年を迎える。
2017年
同法人が「東京外語日本語学校」を開設。

アクセス

御苑の緑と新宿をバックに学ぶ。

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