愛知ぶんちゃん、元気を発信 弥富・歴史民俗資料館の白文鳥
新型コロナウイルス対策で閉館中の弥富市歴史民俗資料館が、「おもてなし職員」として活躍する白文鳥「ぶんちゃん」の元気な姿をツイッターで発信し、人気を集めている。写真に加え、動画の投稿も開始。ファンからは「癒やされました」「お互いに仕事頑張ろうね」との温かい声が寄せられている。 同館は毎日一回程度、公式ツイッターで、ぶんちゃんの暮らしぶりを紹介している。四月九日に大好物の煮干しを食べる様子を投稿すると、再生回数は最多の七千九百回を超えた。 閉館で来館者のおもてなし業務がなくなった十五日には「最近はもっぱら鳥かごでテレワークをしています。お仕事関係の人の来館を他の職員に知らせる係をしています」などと書き込み、写真を掲載。十七日には、かごから職員が離れる時に「キュー」と寂しそうに鳴く動画も投稿した。 コメント欄には「好きなとき・場所でぶんちゃんからの癒やしをもらえるなんて!ありがたい」「文鳥だって、テレワーク。早く、今まで通りに活躍できるといいね」などと感謝や応援メッセージが並ぶ。 同館の大坪恵里佳学芸員(27)は「ぶんちゃんが元気にやっていることを伝えたくて投稿を始めた。ぶんちゃんは四月に主任に昇進し、新しい名刺を二百枚配る予定もあった。お客さんに頂いたおやつも余っており、収束後はさまざまな催しもしたい」と話した。 弥富市はかつて文鳥の一大産地。後継者不足などで生産者が激減し、文鳥文化の存続が危ぶまれている。そんな中、「ぶんちゃん効果」で同館の来館者が増加するなどPRに一役買っている。 (伊勢村優樹) PR情報
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