2020年5月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、ナインティナイン・岡村隆史の発言にフェミニストが激怒する一方でセックスワーカー側の反応がそれとは異なる理由を指摘していた。
太田光：フェミニズムの人たちも凄い怒ってるよね。それは、彼らが言ってることっていうのは、やっぱり、苦しいなぁと思うのは、フェミニストはフェミニストで主張していることっているのはあるんだけど。
田中裕二：うん。
太田光：フェミニストと風俗の人たちというのは、考えが違う部分があって。
田中裕二：うん、そうだね。
太田光：濃淡があるから。人によって全然違うわけ。
田中裕二：違うよね。
太田光：でも、フェミニズムの運動してる人達っていうのは、決してね、風俗をやってる人たちを差別しているわけじゃないんだよ。
田中裕二：うん。
太田光：卑しい職業だって思ってるわけじゃないんだよ。でも、そこが分かり合えない部分が多分、ずーっとあるんだよ。
田中裕二：うん。
太田光：そうじゃなくて、自分で選んでその仕事をしている人たちは、それはもう自由だから。
田中裕二：うん。
太田光：でも、自分たちが言ってるのは、そうせざるを得ない、本当に職業選択の自由がない状態で、社会構造としてそこに追い込められちゃってる、追い詰められちゃってる、それを選ぶしかならないっていう人たち、その格差をなんとかしようとしてる。
田中裕二：うん。
太田光：それは、お互い本当は分断するべき問題じゃないのに、逆に風俗の側からすれば、「私は好き好んでやってるし、この仕事に誇りを持ってる」と。
田中裕二：うん。
太田光：それはもう本人にとっては大きな違い。でも、世間から見たらちょっとした違い。「同じ風俗だろ」ってなっちゃう。
田中裕二：うん、違うんだ、それぞれ。
太田光：そこが分かり合えないところで難しい。
