はじめに。
 

毎週僕らのブログを読んでくれてどうもありがとう。

皆の時間と愛に感謝だ。

だが今週の内容は少し違う。
"読まれなくてもいい"と思っているものであって、それは仕方のないことだと思っている。

なぜならばとてもマイノリティであって一方的、特定の人にしか届かないであろう、なかなか興味をもってもらえないであろうとてもマニアックで小さな事柄を面白おかしく大袈裟に記事にしてみたからだ。その内容は興味のない人には暑苦しくも感じるだろう。そして過去最大の内容になってしまい、それなりに皆の時間と許容をいただかないと苦痛さえも強いられるかもしれない、暇つぶしにもならないブログになってしまった。

それは愛が故の一人大暴走。


何故"読まれなくてもいいもの"をわざわざ書いたのか。それはわずかな希望を捨てられないからだ。興味を持ってもらえたらと俺なりのメッセージも込めた。いつか誰かに伝わればと、これを機に少しでも賛同してもらえる「仲間」が増えることを願って。

少しずつでもいい、最後まで読んでもらえたら嬉しくて嬉しくて震えてしまうカナ

1人でも多くの人達に届きますようにψ(`∇´)ψ




Hello!!FunkyPartyPeople!!         
                                 
ヽ(・ε・)人(・ε・)ノ                
     
帯!

週の初めはアフロニア帝国の日!

月曜日担当のvo.貴秋です!           






俺はCDの盤が好きだ。

これを唱えたらきりがなくなるのでここでは話さないが、単純に"それがここに存在している"というものが欲しいのだ。


今回はどうしても"誰かが伝えなきゃつたわらない"ことに勝手に使命感を感じたのでこの場をかりて物申そうと思った次第だ。

その内容は「」について。

俺のこれまでの人生はこの「帯」というものに散々振り回されてきた。きっとこれからの人生もそうなのだろう。帯と言っても色々あるが俺がこれから語らいたいのは、CD(国内盤)についている「帯」であり、又の名を「キャップ」(CDケースを縦にするとそれが帽子にみえることから)、英語圏では「背骨」「本の背表紙」を意味する「Spine」とも言う。主に書籍やDVDにもついているこの帯。その起源は書籍かレコードかどちらからか始まったのではないだろうかと憶測しているのだが、まだ調べ切れていない。


果たしてみんなは帯を「保管しておく派」だろうか?はたまた「捨ててしまう派」だろうか?今回俺がこの記事を書こうと思った経緯はここにある。残念なことに「CDの帯は捨ててしまう」という人達が以外にも多いという事実に俺はガクガク愕然としたのだ。
 

俺にとって"帯を捨てる"という行為は"買ったCDを捨てている"ことと同じことなのだ。

特に、オークションなどでの帯の有無はコレクターの人生もそのCDの行方すらも左右してしまう。その物の価値が大きく変動してしまうということだ。コレクターからしたら帯を捨てるということは大罪に等しい。なんとしてでも欲しい・手に入れたいCDがあったとしても、帯がないというだけで購入を踏みとどまって次のチャンスを待ったり、腰から砕け落ちてしまうほどにショッキングなことなのだ。歌詞カードの多少の黄ばみ・傷よりも帯が無いというのは購入を断念せざるをえなくなる要因であり辛く悲しいことである。
何故人は帯を捨ててしまうのか。これはかたよった一部の意見にもなるが、捨てずにとっておいてちゃんと帯も付属している状態でオークションに出品していれば今頃は入札されていたのに、帯がないことにずーっと入札待ちの見向きもされないCDに成り果てるのだ。帯のせいでCDの行方までも左右してしまう結果に。

しかし、某ショップでの買取査定の基準では、CD・ケース等のキズの有無では価格変動するが、帯の有無では買取価格には影響しないのも事実としてあるようだ。余談ではあるが、これを受けてかよく「ケースは新品に交換しました」といううたい文句をよくネットショッピング等で見かけるがこれはやめて欲しい。ケースからも渡り渡ってきた音楽・CDの歴史を感じたいのだ、例えそれが割れていたとしても。ケースが擦れてザラザラしているものに手を添えるだけでパワースポットかのようになにか得体の知れないパワーがたぎっているのが伝わるはずだ。音楽だって現場でおきているのだよ。

話を戻そう。帯の存在がマーケットによっては何の意味もなくなってしまうなんとも哀しい現実だ。しかし、ショップによっては査定額・販売価格に大きく差が出たりするのでそれを利用すればうまく売買ができたりもする、オークション等、"帯付きで高額"だったとしても近所の中古店では同じものが格安で手に入るという可能性もありえるのでその事態に対しては一概に悪くはいえない、自分も幾度となく驚きの値段でお世話になっている。


帯がついている意味を皆は帯の気持ちになって考えたことがあるだろうか。なにも涙のように飾り付けでついているんじゃない。帯が国内盤についているのにはちゃんとした理由があり、主にジャケットだけでは伝わりにくい情報を記載し我々に伝えようとしているのだ。れは帯という優しさである。帯はレコードが主流だった時代からあって、CDが主流になってからは国内盤用にジャケット・バックインレイ等のデザイン・レイアウトを変更して印刷されたりとレコードとCDでは帯の意味合いも若干違いがあるようにも感じられるが、主にレコードは 国内で流通させるために必要な記載事項や 著作権に関わる注意事項等を明記したり、改めて作り直すより帯でそれを補っていたのだと思う。こっちの方がコスパいい。値段やバーコード表示もそうだが、 ジャケット・バックインレイに曲名・曲数の記載がデザイン上ない場合、帯に表示したり、探しやすい様に英語のタイトル等をカタカナ表示にしたり、80'sとかに良くある「愛の〜」みたいなよく分からない邦題キャッチフレーズ等をつけたりw、 ジャケット・バックインレイといったような大切な作品の一部になるべく手を加えずに情報を我々に伝えようと帯を活用していたのだと思う。CDの帯はそんなレコード時代からの習慣だとも言えるだろうが、CDが一般化してからは国内用にジャケットをデザインし直したり必要な記載事項を帯にする必要もなくなったと言われています。しかし 事実、帯は売り上げにもかなりの影響力があるとのこと。CDを買ったことのある人達ならお分かりだろう、帯のキャッチコピー・アーティスト情報等を見て買ってみようかなと思ったことがあるだろう。むしろ帯がないのはとても不自然なことだ。広告的な機能の必要性から今でも帯は活躍し続けている。






※二枚の同じアーティストのCD。見た目に違いはないがこれ左が国内盤で右が輸入盤。裏ジャケを見ると一目瞭然。 



輸入盤の右側にはバーコード記載されているが国内盤の方には裏ジャケのバーコードがなくなり帯の方に記載されている。



※同じCDでもこのように会社が変われば帯も変わります。



レコード会社であるマーキュリーレコード(両方にロゴがある)が61年にフィリップスレコードに買収されて傘下になり、80年代にフィリップスごとポリグラム(マーキュリーのロゴ下に会社名が記載)に買収されたのが上の帯。
そして98年末に
ユニバーサル ミュージック グループに統合されて再発したのが下の帯。







帯というのは自分の身を犠牲にしてCDをミュージックラバーに届けようとしているのだ、そのCDが誰かの手に渡った時には自分は用済みで捨てられると知ってか知らずか優しすぎだよ帯さんは。でも、そうはさせないよ。この世の中のCD達が人から人へ、円滑に回るために、帯も作品の一部だということを、ここで皆に呼びかけようと思う。あつくなって書きなぐったが大袈裟なことではない。

そこでだ、ここで帯の魅力も含め、帯の保管方法とその種類を個人レベルでのリサーチでお届けしよう。







《帯の保管方法》

帯を捨ててしまう理由としてまず「保管に困る」や「邪魔だ」という残念な意見があるが、これを見ればもう帯のことをお父さんの靴下と一緒に洗わないで状態の扱いにはしなくなる。ここではよくある帯の保管方法を紹介しよう。




・ジャケット(ブックレット)を差し込むツメに挟む


いやいや、こんなことしたらジャケットの聡一様のお顔が全然みえないじゃないかだぜ!という方にはこちら↓




・帯を二つ折りにしてジャケット(ブックレット)を差し込むツメに挟む


これ中古CDショップの店員さんが一番よくやっているのを目撃するパターン。でもこれじゃあ結局ケース閉じたら帯様はみえなくなるぜ。もっと帯をリスペクトしたいぜ。という方にはこちら↓


 

・帯でジャケットを挟みこむ


これならデザイン的にもいいぜ。後ろもうまいことツメにはまってちょうどいいぜ。でもやっぱり帯は折り曲げたくないぜ。という方はこちら↓




・ジャケットの間に挟む


これなら折り曲げなくていいぜ。でもこれじゃあ毎回歌詞カードを見るたびに帯が邪魔になるぜ。という方はこちら↓




・トレイを開けてバックインレイと一緒に格納


これは保護されてる感が半端なくいいぜ。




是非色々試してくれ。
帯のある生活に彩りを。 ψ(`∇´)ψ





《帯の種類》


帯には色々な種類がある。形、大きさ、デザイン、質感。時代の流れや同じCDでも販売元が変わるだけで帯のデザインが変化したり、その芸術性の高さはCDの顔であるジャケットとなんら変わらないデザインを帯にも施したりと、もう帯は脇役とは言えない領域にまで来ているのだ。ここではごくわずかではあるが自分の知る限りの色々な帯を皆にも見てもらい、その帯の魅力にとりつかれていただこう。そして俺もまだまだ知らない帯の世界がある。私はこんな帯を見たことがある、俺はこんな帯を持っているぜといった"帯コミュニティー"の輪を今後どんどん広げて行こうではないか。






・先に挙げたBRADIOの1st mini album「DIAMOND POPS」と同じく、おそらくこのタイプの帯が現在一番主流の帯だと思われる。特徴はジャケット側は短くバックインレイ側が長いアシンメトリータイプ。写真はデジパック仕様のため背表紙のサイズか通常より細く縦の長さも通常のケースより長い。



・いわゆるマキシシングル(シングルサイズ)での帯。背表紙が細い。



・背表紙からの左右の長さがシンメトリーなタイプ。



・こちらもシンメトリーだがよく見るとバックインレイ側の上部に左斜め下に向かって切り込みがあるタイプ。
何のためのカッティングなのか。このタイプの帯はBMGビクター株式会社と日本フォノグラム株式会社で確認ができた。同社の違うアーティストで年代が近くてもこのタイプだとは限らないのが確認できたのでパターンは不明。


 
・ こちらはシンメトリータイプのさらに広告部分を拡大した帯。



もうここまでくるとジャケットのデザインを大切にしたいから帯を使ううんぬんではいられないぐらいに帯が侵略している。



・そしてこれがその末路ともいえる帯。w



そうだ、もう帯がジャケットになってしまったパターンだ。これはスリーブケースの発想からきたのか、面白い。



・ジャケットに対して上部にかぶせるまさに「キャップ」の名にふさわしいタイプ。 



・こちらは反対にジャケットに対して下部につける帯。



・こちらはバックインレイ側が全て覆われるタイプ。キャッチフレーズや曲名をカタカナ表示にしたり分かりやすい配慮が全面に施されている。



・こちらも上と同じタイプだがこのタイプはいかんせん保存に困る。市販のビニール素材のケースがあればいいのだが。
それを考慮してか通常の帯のように小さくできるように切り取り線がある。販売時手に取った時の分かりやすさと購入後の保管の配慮がなされた優しい帯だ。




・ライナーノーツと一体化した帯



こちらもライナーノーツと帯を切り離せるように切り取り線が付いている。


・ジャケットとライナーノーツと帯が一体化したもの
これには切り取り線はなく、そのまま格納できる優れもの。



・スリーブケースに一体化している帯。



ケースと同じ素材なので分厚くて硬い紙。


・バックインレイ側が全て覆われるタイプの二つ折り。



こちらはライナーノーツが載っているわけでもなく、下の方のわずかな記載のためにこのようなスペース多めの二つ折りに。おそらくは、ケースの方に入らなかった国内盤に良くあるライナーノーツ・日本語詞の冊子(海外仕様のものにプラスアルファするため、冊子を入れる余計な隙間等がそもそもケースに設計して作られていないため)をこの間に挟んでいるためかと思われる。




・長い帯




ライナーに広告と、まぁ帯と一体化しているので良しとしましょう。



その長さ52cm。



・こちらジャケットに対して上部にかぶせるタイプかと思いきや、



バックインレイ側から左右と上部を覆うように作られた帯?といった感じだ。記載しなきゃいけない業務的な事柄はデザインを考慮して内側に書いてある。



・設計ミスなのか何なのか尺がありがたい?帯。



これ国内盤ように裏ジャケもカタカナ表記してあるやつですが、
デジパックのサイズなんです。



何が普通と違うかって、通常なら裏ジャケにプラス帯バージョンをジャケットサイズに収めるには帯を折りたたまないといけないのですが、これは裏ジャケとサイズが同じなのでそのまま収納可能、折り目が切り取り線なので帯との境界線を弱めることなく何とも優しい設計。
しかし、そのおかげで販売時や帯装着時はこのようになんとも中途半端な感じに。



・折込帯。 


旧規格・初盤に見られるタイプだと思われる。バックインレイ側のジュエルケースに糊付けされていてそこから背表紙を覆いジュエルケースのフロント部分手前で内側に折り込まれている。ちなみに古いタイプの帯はよく後ろに小さなテープや糊でポイントで貼られている帯が多い。



・1989年以降の消費税表記のない帯。



税表記がないってだけで高額になったりもする。



・帯自体がシールになっている「シール帯」。
無くすこともかさばる事も無いが、フロントのジュエルケースとトレイの背表紙側に張り付いているため非常に開けづらい。 初期のポリドール、ワーナー、徳間音工などがやっていたらしい。



 
・2枚組サイズのシール帯



開けるとこのように背表紙のシールが張り付いていてさらにケースはわずかにしか開かない。w





・こちらは一見普通だが、 



背表紙にすっぽりかぶせることができる通称「箱帯」。


                                             


帯によってわかる旧規格・初盤、消費税表記なし等が高額取引がないものもあるにせよ一部の間で好まれる理由として希少なのはもちろんだが販売元が変わったり再販盤でリマスターされていたりで、オリジナルマスターとは変わった音になっていることがある。確かに音はよく聴こえなかった音が聴こえてきたり、それはそれでいいのだが当時の録音技術で聴く暖かさだったり色々想像させる音ってのも音楽の楽しみの1つで生々しさがいい。これは近年レコードが見直され愛されているのと同じことだろう。どちらが正解とかはないしどちらで楽しむのも自由だが、実際にオリジナルマスターと最新のリマスターの同じアーティストの同じアルバムを聴き比べたとき、ボーカルの声が全然違ったなんてこともあるのだ。 顔にあてる光の角度・量で顔の印象が随分変わってしまうのと同じ現象だ。




・裏側に歌詞が表記された帯。
「これならもう帯を捨てられることはないだろう」という意図ではなく、アーティストの意向であるとても珍しいケースだと思う。もちろんブックレットは無い。



帯の裏にはびっしりと歌詞が。
(著作権等の問題でモザイク加工してあります)



帯には他にも裏側に何か記載してあったりデザイン・アートワークがあったりするのもある。
BRADIOのCDにも盤にしかない帯の「遊び心」がデザインされている。我らがデザインおしゃれイケメンShunki氏の作品だ。


           


こちらは帯の裏に広告がびっしり。
   



オールカラーでまるで雑誌のCDレヴューのコーナーのようだ。 


                  
・正確には帯とは呼べないかもしれないが背表紙はその機能をちゃんと果たしている。帯 兼 歌詞カード 兼 ジャケットとデザイン性・機能性と抜群だ。






・レコードになるのだが帯がたすき状になっている。材質も藁半紙のようなざらついた質感。 





・こちらはデジパック仕様のケースに横巻のたすき状帯。




ちなみにこれ輸入盤で日本国内向けの帯ではなくて「Limited Editionですよ」といった具合のデザイン的帯だと思われます。



・こちらもたすき帯ですが、通常ケース全体を覆っているたすき帯、



ですがこちらはフロント側のデジパックにたすきしてあるので購入後も帯の着脱の手間がいらない。
なんとも便利だが、帯という存在感が薄れるため少し寂しい気もする。 



・スリーブケースにだってたすき帯がありました。



・W帯
一つのCDに二つ帯が付いているなんとも欲張りな仕様。
キャップタイプの帯に作品のデザインとしてのたすき帯が付いている。 


・ジャケットのデザインを帯にも反映させたもの。 
キラキラと光沢のあるツルツル質感。 



・俺の持っているCDの中で一番縦に長いであろう帯。






・こちらはBOX SETが故の背表紙がワイドな帯。






・帯自体がもっとも小さいのではないかと思える帯。
 


・8cm CDにも帯を発見。 








・帯の4つの角が丸くカッティングされている帯。






・ジャケットに帯シールを貼ってあるが元々はシュリンク包装されていたビニールに貼ってあったものを剥がしてジャケットに貼り直したもの。



よく見るビニールで包装させているCDのところに小さいシールで「タイアップ曲はM-◯」とか書いてあるものの帯状のもの。



・番外編でもあるがレンタル落ちCDの帯
は透明なテープでまるっと覆われるようにケースに貼られていることが多い。レンタル落ちは何かかっこ悪いとセキュリティシールやバーコードやらなかなか綺麗に剥がすのは至難の技だが、帯のセロファンテープは以外と剥がしやすく、レンンタルアップは販売用にある程度綺麗に処理されていたりする場合も多いです。
やはり帯があった方がレンタルは探しやすいのだ。某レンタルショップには喉から手が出るほど欲しくなる初盤の帯がこのようにシールで貼られて店頭に並んでいることも少なくない。買い取りってできるのか。




・みせかけ帯
こちらも帯と言われたら帯ではないのですが番外編として、
クリアのスリーブケースにあたかも帯のようなデザインが施されている。
背表紙にはちゃんとBMG VICTOR. INC.さんの帯でもおなじみの三本ラインの逆三角マークに品番、価格だってしっかり表記されています。

帯だと騙されてしまいました。




・応募券付き帯



このように裏についていたり表についていたり。ファンには嬉しい応募券ではある反面、なるべくなら帯を切らずに保管しておきたい等の声もある。帯が愛されている証拠だ。



・サンプル盤(見本盤)シール帯。
こちらも応募券が付いている我々のCD「POWER OF LIFE」の帯。 



一般流通されることはないはずなので馴染みはないかもしれないがサンプル盤とは、CDを販売する際に店舗や関係者にわたる見本品。販売品ではなくプロモーション用に貸与されるものに貼られている。なので一般流通しないはずなのだが残念なことにこれがオークション等で出品されていたり稀に中古店でも知らずに販売されているのを見かけることも。見分けるには基本、帯やバックインレイにこのようなシールが貼ってあったり盤の中央にSAMPLEと刻印されている。ミュージシャン・音楽関係者でない限り「見つけた!ラッキー!」なんて言ってる場合ではない、これを一般流通で見かけたら、だめ、絶対だめ、である。



・デザイン上カッティングしてある帯。



・通常ケースに帯が付いていてさらにその上にスリーブケースをかぶせるタイプ。なぜスリーブケースの方に帯を付けなかったのか、これは珍しいんじゃないかな?スリーブケースかぶせたら帯に記載してある内容が読めない。中古で購入したため誰かが意図的に通常版とスリーブケース版を混合させたのかと思い確認はしてみたがこの組み合わで正しいようだ。



・直輸入盤の帯。
ジャケットや記載事項・デザイン等CD自体は普通の輸入盤で日本語表示はない。それに帯が付いただけ。直輸入盤に帯がつくことは今ではないんじゃないかな?



・なんとも可愛らしい小さな帯。
・スリーブケースの帯
こちらは書籍の帯と同じつくりになっている帯。 



・サイズが大きい帯
通常帯の高さはブックレット(ジャケット)の高さと同じで、すなわちブックレットと一緒にケースに収納できるのだが、こちらはよーく見ないとわかりづらいが、なぜだかブックレットよりサイズが大きくジュエルケースと同じサイズの帯。
だからと言って捨てずにこういう時こそトレイを開けてバックインレイとの間に収納だ。 



・切り取り点線のない帯
通常の帯には、折り曲げるラインは切り取り点線加工で折り曲げてありますが、これには切り取り点線加工はなく、そのまま帯用紙が折り曲げられている帯(若干折り曲げやすいように加工はしてあります)



これのおかげでよく帯が劣化してきた時に切り取り点線から破れてきちゃって首の皮一枚で繋がってる的な帯をよく見ますがその心配がなくなります。"帯"が"ゴミ"にならなくてすむ対策ですね。



・ラメ加工の帯






・半透明の帯
素材はなんと言ったらいいか手触りはザラッとした紙っぽくそれとプラスティックの中間みたいな感じです。ちなみに折り目は切り取り点線加工がされていません。



・半透明&アニメタイアップ連動帯
アニメのフィルム特典がついていたからでしょうか、こちらはプラスティック素材の半透明帯です。



・透明帯
背表紙は透明ではないものの素材はプラスティックの透明帯。



・妄想帯



一見普通の紙ジャケに帯だが、この真ん中の黄色いのがその妄想帯。






これ実は大手レコードショップ「disk union」さんのオリジナル特典で、「もし当時このアルバムが国内盤でリリースされていたらこんな帯が付いていたんだろうな。。。」という妄想で作られたもの。





なんかもう泣けてきませんか?
帯を愛する、音楽を愛する、もう"愛"以外のなにものでもないです。
これ見つけた時は感動のあまりひざまずいてお礼しましたCDに。
CD一枚に対して二枚も帯が付いてくる二倍の喜びも是非堪能してほしい。









どうだろう。できる限りの帯を集めてみた。ずーっと温めてきたネタだ。帯の魅力が少しでも伝わっただろうか。帯は日本国内盤についているいわば「 日本人であることの誇り」だ 。そしてそんな日本の帯は海外からも注目を集め人気があるとかないとか。まだあなたも気づいていない珍しい帯が自宅のCDのどれかに眠っているかもしれない。そして何より頭でっかちで一方的な意見かもしれないが帯を捨てないでほしい。取っておくことの意味を問うよりも捨ててしまうことの意味が無いように思えてならない。帯にはそれを眺めるだけで時代背景もわかる一方で、購入時の思い出や心情、きっと込み上げてくるものが感じられるはずだ。中古CDショップに行ってもやはり圧倒的に帯付きのCDが少ない。やはり探しにくく、その分帯がないというのはなかなか手に取ってもらいずらかったりもする。帯の乱れは音楽の乱れ。音楽が人から人へ巡り巡って新しい音楽の発見や出会い、人と音楽、切っても離せない素敵な時代を、豊かな人生を、ミュージックライフが円滑に行くためにも。                                                                                                     


帯って素晴らしいψ(`∇´)ψ 最後までありがとう。