センテンスごとに学ぶ
センテンス 1
Daiwa House Industry has introduced a device that gives workers high-tech help when they're lifting heavy objects.
大和ハウス工業は、重い物を持ち上げているときの作業員を先端技術で支援する装置を導入しました。
解 説
introduceは「導入する」です。 deviceは「装置」です。ここでは、that以下がdeviceの内容を説明しています。 ここでのliftは「持ち上げる」という意味です。 objectは「物」です。 この装置の具体的な仕組みは、センテンス4以降に出てきます。
センテンス 2
This comes as more women and seniors are working at the firm's building sites and factories.
これは、大和ハウス工業の建設現場や工場で働く女性や高齢者が増えているため、導入されました。
解 説
seniorは「高齢者」です。 firmは「会社」で、ここでは大和ハウス工業を指しています。 building siteは「建設現場」です。siteは「場所」という意味です。
センテンス 3
Daiwa House is introducing the device at its nine factories in Japan.
大和ハウスは、日本の9つの工場でこの装置を導入しています。
解 説
センテンス1ではa deviceでしたが、ここでは再度出てきているためthe deviceとなっています。 大和ハウス工業は4月10日から、全国9つの工場にこのロボットを導入しました。
センテンス 4
The machine is attached to the waist. It has a sensor that detects electrical signals emitted by the brain when a worker starts lifting a heavy object.
この装置は腰に装着されます。装置にはセンサーがあり、作業員が重い物を持ち上げ始めると、脳から出される電気信号を感知します。
解 説
machineは「装置」です。これまで出てきたdeviceを言い換えています。 attachは「付ける」という意味ですが、ここでは「装着する」です。 detectは「感知する」です。 electrical signalは「電気信号」のことです。 emitは「出す」という意味です。
センテンス 5
The device's motor is then told to transmit energy to the user.
この装置のモーターはその後、駆動力を利用者に送るよう指令を受けます。
解 説
transmitは「送る」という意味です。 energyは、ここではモーターが発生させた駆動力です。 このロボットは、腰の部分にあるセンサーが脳から送られるわずかな電気信号を読み取り、モーターの力で荷物を持ち上げたり運んだりする動作を助けます。
センテンス 6
The machine is made by a company called Cyberdyne that has made a name for itself with wearable robotic devices.
この装置は、装着型のロボット装置で名声を得たサイバーダインという会社によって作られました。
解 説
make a name for oneselfは「名声を得る」という表現です。 wearableは「装着型の」という形容詞です。 サイバーダインは茨城県つくば市にあるベンチャー企業です。大和ハウスはサイバーダインに出資するなどして、開発を後押ししてきました。
センテンス 7
Daiwa House says it reduces the burden on the waist by as much as 40 percent.
大和ハウスによると、この装置は腰にかかる負担を40%も減らすとのことです。
解 説
reduceは「減らす」です。 burdenは「負担」という意味です。 as much as ...は「~ほども多く」で、数詞の前に置き、多さを強調する表現です。
センテンス 8
A pair of workers equipped with the suit easily lifted flooring material that weighs about 30 kilograms.
このロボットを身に着けた作業員2人は、およそ30キログラムの重さがある床材を容易に持ち上げました。
解 説
ここでのequipは「身に着ける」という意味です。 suitは「~着」という意味に加えて、ある目的のための衣服という意味もあります。space suit「宇宙服」が、その一例です。ここでは装着型ロボットをsuitで表しています。本来、suitは全身に装着する形の衣服ですが、こうした支援装置を製造する業界では、足腰など身体の一部に着ける装置型ロボットに対しても「ロボットスーツ」という呼び方が定着しています。 flooring materialは「床材」です。 weighは「重さがある」という動詞です。