ひとまず、配布予定の全ページを掲載しますが、図表や番号、フォントなどが反映されていません。通常授業開始時には正式なものを再配布しますので、あくまで緊急対応ということで取り組んで下さい。
<1.概論>
< 理科教育法(Ⅰ~Ⅱ共通部分) >
ガイダンス_理教法の全体像
(…欠席が多い者…の扱いが困る)
(…テスト…)
※教科書1-2の購入:生協で受講予定者分はすでに予約済で、販売期間に購入可能。年度の途中でばらばらに購入が困難、しかも1-3年一括購入でないと取引できないところが多いので注意!(中古販売サイトでは定価より高価な場合が多い)
(…バラバラにならないファイリング…バインダーがよい ×クリアファイル )
→ 段ボール箱
※ノート下のページ表記は「理教法-概論-ページ」となっている
※ページ表記が「理教法-授業研-ページ」となっている…
主に、
… など、詳細は別プリントで
※特に、後期の理教法Ⅱは、すべて学生による模擬授業と考えて良い。
※この形式は、次年度以降の理科教育法Ⅲ・Ⅳにも引き継がれるものと考えておく。
*******************
<概論:理科に関する基礎事項>
教科書:『中学校学習指導要領解説 理科編』
Ⅰ 中学校学習指導要領
まえがき:重要なことがコンパクトにまとめられている
移行措置・先行実施?
p1~
第1章 総 説
〇1 改訂の経緯及び基本方針
厳しい挑戦の時代に突入…
学校教育での新しい価値
・様々な変化に積極的に[ ]
・他者と[ ]して課題を解決
・情報と知識の[ ]
学校教育の経験や知見の継承:困難になりつつある → [ ]
p2
社会に開かれた教育課程-学びの地図-カリキュラムマネジメント
生きる力の3つの柱に具体化
[ ]ラーニングの視点
p6~
〇2 理科改訂の趣旨
・理科を学ぶ関心・意欲・意義・有用性の認識が[ ]い
・実験観察結果の整理分析が[ ]
・何が良好な結果だったのか?[ ]
図1
p10~
〇3 理科改訂の要点
三つの柱
「知識及び技能」→ [ ]
「思考力・判断力・表現力等」→ イ
「学びに向かう力…」→ 各分野の目標に示すのみ
p11
p16-20に構成図として示されている。
それぞれの領域で特徴的な視点が大切
科学的な[ ]~科学的な探求
〇改善充実
[第1分野]
2年でも[ ]
[第2分野]
全学年で自然災害
1年で生物の[ ]
〇移行した内容:
[第1分野]
電気による[ ]
圧力→3年・第2分野2年の[ ]
[第2分野]
葉茎根のつくり → 2年
動物の体 → [ ]年
生物の種類 → 3年
自然の恵み → 2年
1・2・3 → [ ][ ][ ]
※一週間の単位数×[ ]週を想定
ア 主体的・対話的
イ [ ]生活
ウ 困難さに応じた指導
エ 言語活動
オ 見通しと[ ]
カ [ ]的活動 [ ]整備
p16-20小中学校の新規・移行項目など
図2-4 → 重要!
p21~
〇4 分野目標と内容の構成の考え…
「(1)(2)…」「(ア)(イ)…」[ ]
p23
第2章 理科の目標及び内容
第1節 教科の目標
自然の…理科の見方・考え方を働かせ、見通しをもって…科学的に探究…資質・能力を…育成を目指す。
(1)自然の事物…現象についての理解を深め、科学的に探究…などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。 (2)観察、実験など…力を養う。 (3)自然の…探究する態度を養う。 |
育成を目指す資質能力のうち
p25
第2節 各分野の目標及び内容
[第1分野]
〇1 第1分野の目標:分野別に目標が掲げられている
物質やエネルギーに関する… |
育成を目指す資質能力の3つの項目(1)~(3)に対応させた内容
(1)物質やエネルギーに関する…:電流・イオンなどの具体的な用語も掲げてある |
「粒子」などについても詳細にその狙いが説明されている。
以下、(2)(3)についても同様。
p29
〇2 第1分野の内容:p21の構成の説明を受けて具体的な解説
(1) 身近な物理現象
身近な物理現象についての観察… ア 身近な物理現象を日常生活… イ 身近な物理現象について、問題… |
(1)身近な物理現象
→ 物理分野の指導目標[ ]に相当する
…概説が続く…
(ア)光と音
㋐光の反射・屈折 ㋑凸レンズの働き ㋒音の性質 |
→各項目ごとの目標がが掲げられているが、光と音を[ ]としてひとまとめにしている。
p32では、力の働きが(イ)として独立している。
(内容の取扱い)
ア アの(ア)の㋐については、全反射も扱い、光の屈折では入射角と屈折角…
イ アの(ア)の㋑については、物体の… ウ アの(ア)の㋒については、音の… |
ここでは、取り扱う上での留意事項
さらに…[ ]の詳細解説
㋐光の反射・屈折について
小学校では、第3学年で、日光は直進…
→ その後に㋑㋒についても詳細な留意事項が述べられている。(p32まで)
(イ)力の働き
㋐力の働き 物体に力をはたらかせる実験を行い… |
(内容の取扱い)
[ ] アの(イ)の㋐については、ばねに加える力の大きさとばねの伸び… |
ここでは、物体に力を働かせる実験を…
→ このコーナーでは一つの項目しか挙げられていない。内容の取扱いでも エ のみの扱いとなっている。P29~30の光と音では、3つに細分化されている…。
p35以降 物理分野と同様に続く
p70以降 第2分野が続く
p114
第3章 指導計画作成と…
〇1 指導計画作成上の配慮事項
「対話的な学び」…あらかじめ[ ]で考え、…科学的な根拠に基づいて[ ]したりして、自分の考えをより妥当なものにする学習となっているか…。
・1学年では[ ]時数
・1単位時間は各[ ]で定めることもできる
・授業を特定の[期間 ]に行うことが可能
・第1・2分野(7):区別することなく[ ]実施 教科書3年単元[ ]地球と私たちの未来のために
・2単位時間[ ]確保
・発表の機会 ・データを…
・日常生活や[ ]で活用…役割を果たしていることに気づかせる。
・教職員間で相互に連携
・インクルーシブ教育システム
・通常学級でも…障害のある生徒が在籍しているということを前提に、全ての…
・学習活動を行う場合に生じる困難さが異なることに留意…
・道徳的判断や真理を大切に
・道徳科に活用することが効果的な場合
〇2 内容の取扱いについての配慮事項
・自ら調べ事実を確認…
・実験操作を工夫
・自然に[ ]触れる
・科学的な根拠を踏まえて
・[ ]の飼育や栽培
・技術の進歩
・生態系への配慮
・解剖…生徒の心情
・自然環境保全
分析解釈する学習活動…考えたり説明したり…思考力、判断力、表現力…
・学習の質を高める
・有用な道具としての位置づけ
・計画的に取り入れ
・1年p159 [ ]
・1年p165 [ ]
・2年p256 [ ]
・2年p71 [ ]
・[ ]観測:天気の変化や生物の発生
・天体観測
・屋外夜間の動植物の観察
・指導計画の工夫
・環境整備
・地域にある施設の活用
・見学
・標本資料等の借り受け
・講座
・動力や機械
・医療
・防災
・情報
・環境問題
・資源の有効利用
・職業
p130
〇3 事故防止、薬品などの管理及び廃棄…
3 観察、実験、野外観察の指導の重要性
・事故を心配する余り、観察実験を行わずに…
・[ ]を認識し回避する力を養う
ア 指導計画などの検討:生徒の習熟度を掌握し[ ]のないような…
イ 生徒の実態の把握、連絡網の整備:注意していても[ ]…
ウ 予備実験と危険要素の検討:すべてのグループが[ ]に実験 → 危険性の増大
エ 点検と安全指導:もっとも多い事故 →[ ]器具によるケガ 教師への[ ]
オ 理科室内の環境整備:救急箱・[ ]対策・換気…特にアンモニア・[ ]・塩素などの気体
カ 服装・保護眼鏡:機能的な服装…髪・靴・[ ]に保護眼鏡を着用
キ 応急処置と対応:
薬品が目に → [ ]洗眼
火傷 → 冷水で冷やす
※ 医療機関・保護者
ク 野外観察:事前のルート確認…天気天候…避難場所…虫…日差し…
付 録
p138
学校教育法施行規則(抄)
p138
附則
別表第二
理科 105 140 140
総授業時数 [ ]
一単位時間50分
総授業数/35週=週時数
p150
理科:項目を確認したい場合や指導案作成時には参考になる。
<2.授業指導研究>
<理教法_第二部_授業指導研究>
どのように授業を組み立てるかを研究する分野で、学生が実際に理科教員になったことを想定し、指導者での立場で実践を積む内容。教材開発研究・指導方法(指導案作成・教材活用・実験指導・予算活用・安全指導・緊急対応・評価法等)など、あらゆる実践的な内容を含む。大別するとさらに次の2分野に分類することができる。
この2分野の成果を次の模擬授業の立案(指導案)・実施・検討に生かしていく
※理科ブログ→「らくらく理科教室」-「理科実験リスト(主に中学理科)」または「都留文科大学・学生用:担当科目シラバス等」—「理科教育法Ⅰ・Ⅱ」
理科教員の立場でのスキルアップを目的として、比較的自由度の高い取り組みを授業の一環で実施する構想もある。特に、通常の実験授業ではできなかったテーマ、他の大学でもまずやらない・できそうにない活動や学生の希望(学生時代にやってみたいと思う)を生かす方向で…
特に、理科教育法Ⅲ~Ⅳでの取扱いを検討していく 例えば…
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< 導 入 編 >
中学理科教科書のつくりを調べてみよう
教科書構成の研究:教科書はどのようなつくりになっているか?
教科書1年の地学分野(単元4)を例にその単元の内容を詳細に確認してみる…(平29年版の新学習指導要領では、地学分野の改定幅が比較的小さい)
1.p200-201単元4-大地の変化
イラストと写真:この単元の構成がイメージできるような写真
配慮事項あり
p202
第1章 火をふく大地 これまで学んだこと:小学[ ]年相当
p203
1 火山の姿:図[ ]枚・写真[ ]枚が挿入されている
本文中♦印:[ ]の定義についての解説
※巻末p271:ペーパクラフト世界の活火山・[ ]分布 → 実習用
p204
写真[ ]枚挿入 イラスト1枚:発泡のしくみ 本文[ ]文字×[ ]行
p205
?火山の形や…だろうか? → [ ]形式
[ ]しよう…
右図3:石こうのねばりけ…実験画像も2枚 → 実験をもとに一定の[ ]をすでに導き出している。実験の全容を写真で紹介している → 演示実験や生徒実験には[ ]な内容であることが多い。
p206
実際の溶岩や噴火のようすについて、[ ]的な解説が続く。
!まとめ → [ ]ページ分のまとめ
学びを生かして考えよう…自分たちの地域の近くにある火山について、学習を[ ]させる。
※地域性を認識させて、学習のローカル化を図っている。
…p200~206で一つのまとまりになっているがここまで[ ]は含まれていない。
※ここまでで実際の授業では[ ]時間分に相当する
p207
2 火山が生み出す物
?火山噴出物である[ ]…発問形式
観察1 火山灰にふくまれる物
岩石サンプルやルーペ、水や容器が必要となるが、実験ではなく[ ]という表現になっている。地学分野では簡素な実験作業が紹介されているがいずれも実験という表現を使用せず、次のような項目になっている
p205
図3としてイラストと写真画像で実験の操作法と[ ]の両方を示している。
p213
観察2:火成岩のつくり 観察1と同様対象となる岩石サンプルやルーペ、[ ]等を要する。
p214
どこでも科学:結晶をつくってみよう…ガラス器具や[ ]を使用するので、実質的に[ ]実験である。特に、試薬として一定量のチオ硫酸ナトリウムを乳鉢で粉末にするとある。実際に実施する場合は、使用量や実験用具の準備と火気の取扱いについて綿密な事前計画が必要である。
p219
調べよう:人工地震 大きな木づちと杭、生徒が並ぶスペースが必要なので[ ]外に移動しての実習となる。 ※心配な点も:[ ]
p221
実習:地震のゆれの広がり 地図に色鉛筆を用いての描きこみ。[ ]教室での作業が可能。
※1年地学分野では、いずれも直接には『実験』という言葉は使われていない。物・化・生の各分野ではどうなっているか…
物理・化学分野:はっきり実験操作や[ ]を取得して確かめるというコーナーが独立しているところが多い。
生物分野:観察と実験が微妙に使い分けられているが、観察も実質的に実験であることに変わりない。
〇その他挿入されている補足的な内容
p210
科学でGO! 不思議大陸(地学分野だからか?) 鉱物と宝石の話題…[ ]や[ ]などの物理分野の項目もページとともに紹介されている。
p217
科学でGO! 火山とくらす:火山からの恵みについても 温泉や[ ]床
…ここまで第1章…
…第2~3章がp249まで続く
章末 チェック:項目のまとめ 学んだことをつなげよう:[ ]く before & after:
さらに復習・記述
p250
from JAPANニッポンの科学:地震の[ ]をさぐる
1つ目の疑問:和歌山県の海岸にある[ ]がどのように運ばれてきたか?
2つ目の疑問:千葉県…海水面より高いところにある[ ]な部分について…?
3:2つの疑問に対する答え→地震と津波のエネルギー・[ ]面の隆起
4:答えを一般化して展開 地層に残された[ ]
p252
単元4地学分野全体の学習内容の整理 大切な[ ] 全部で[ ]語句
p254
確かめと応用:[ ] → 正答はどこにあるか?[ ]
p256確かめと応用活用編
p257学びを広げよう-[ ]研究への展開~科学の本だな:書籍の紹介
…ここまでが単元4(3章構成)地学分野…
2.1年教科書全体(4つの単元)の構成
1学年全体の分野ごとの配列はどうなっているか?目次を参考に、「単元」-「章」の各タイトルを一覧表にしてみる。
1 | 植物の世界 | |
第1章 | 花のつくりとはたらき | |
2 | ||
3 | ||
4 | ||
3.その他の構成
表紙:[ ]
[ ]
裏表紙:[ ]
[ ]
見開き①②:科学と人の物語~科学を通して見える世界 2人の科学者
[ ]学者:天体望遠鏡を用いた研究
[ ]学者:音波を用いた研究
p1
地層・昆虫・カメラ・[ ]の結晶
p2
小学校[ ]年理科の分野と物化生地
各所に挿入されている「資料」のリスト
p3
目次 p4-5教科書の使い方
[ ]の説明
p6
レポート作成のためのノートのかき方~
[ ]のしかた
p7
話し合いのしかた 発表のしかた 写真による記録のくふう [ ]収集のしかた
p8
理科室の[ ]
p9
図中誤った行動10個探して〇で囲んでみる!
地震の際の行動
p10~14
身近にみられる動植物
p14_2?~15
基本操作:ルーペ・顕微鏡の使い
p16~17
基本操作~観察1:身近な生物 → 実質的に生物分野に入ってしまう
p18
単元1: 植物の世界
~p67
…この後、単元2化学分野~単元3物理分野が続く…
p258
巻末資料:実験器具一覧
p259
薬品の扱い方:
p260
主な薬品の性質と…:
p261
科学で扱う量の測定と…:
p262
理科の学習を深めよう:校外施設博物館等の利用~[ ]パークへ行こう
p264
地球と生物の歴史
p266
学んだことはいつわかったか:科学史
・ピタゴラス ・ガリレオ ・アボガドロ
・エジソン ・アインシュタイン
・[ ]
p267-8
さくいん:発展的な学習内容の一覧表
p269
巻末資料:確かめと応用の解答 正答へのプロセスが大切
④関係の情報:協力者~著作者コメント~発行者~検定済[ ]
3年のみ5つ目の単元が「地球と私たちの未来のために」として追加されている。[ ]環境や科学[ ]と人間社会など、物化生地各分野を融合した内容となっている。第3学年の最後に位置づけされている理由としては…
1学年の教科書の全ページ数 [ ]
標準35週×3単位=[ ]時数で実施と仮定すると、1時数平均約[ ]ページを進行させていく必要がある。ただし、予定通りには進まないことが多い。どのような場合が考えられるか?
[ ]
[ ]
[ ]
<実 践 編>
指導計画を立案してみよう
生徒のため
教員自身のため
第三者のため…
⑦単元全体の指導計画 ⑧本時の指導内容
誰のために指導案を書くのか、その優先順位と生徒や学校、学習環境の実態に応じてその内容は大きく変わるし、そうしなければならない場合がほとんど。日々の学校の実態としては、①~⑧のフォーマット通り、全てを網羅した指導案(細案)を毎時準備することは現実的でない。多くの教員は、略案として⑧をメインに、板書事項や発問、演習に取り組ませる項目、配分時間等を簡単な指導ノートを作成している。また、必要に応じて書き込み用のプリントを補充したり、教材教具・視聴覚機器など準備し、演示実験や生徒(グループ)実験の場合は、特に予備実験を前提にして計画を立案しなければならない。
①略案:実際の授業を想定しながらも、短い時間でまとめる模擬授業のことを「ショートプレゼン」や「マイクロティーチング」ということもある。指導項目や生徒の作業時間のボリュームを少なめに抑えるだけで全体の基本構成は保つので、授業計画立案~実施~相互検討会(協議)までを効率的に行うことができる。
②細案:完成された学習指導案で、教育実習・研究授業を想定したもの。毎回のプレゼンで作る必要はないが、いずれ教育実習や研究授業で作成することになる。基本的な用語や構成などに慣れるためにも、早期にチャレンジしておくことが望ましい。