「マトリ」が次に狙うセレブタレント 昨年大麻逮捕の“元女優”と同ルートか
コロナ禍の影響もあり、有名人の薬物汚染がニュースに上ることは少なくなった。だが、捜査当局はこうした状況下でも着々と証拠集めを進めている。当局が外掘りを埋めつつあるのは、ある“セレブタレント”だというが、一体どんな人物なのか。
【写真】薬物におぼれて逮捕されたセレブな芸能人たち
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「その自称“セレブタレント”に関する情報が最初に挙がってきたのは5年以上前のことですが、当時は単なるうわさに過ぎなかった。具体的な情報が捜査当局に寄せられたのは、今年初めのこと。その後、経歴、家族関係、所有資産などの身上調査を行い、本格的に内偵することになったのです」(捜査関係者)
薬物捜査を専門にする厚労省麻薬取締部、通称「マトリ」といえば、過去には俳優の高知東生(55)、元KAT-TUNの田口淳之介(34)と小嶺麗奈(39)、ミュージシャンで俳優のピエール瀧(53)などを逮捕した少数鮮鋭の専門部隊だ。近年は一罰百戒の効果を狙い、芸能界薬物汚染の全容解明に捜査の重点を置いているが、そんな彼らがターゲットとしている“セレブタレント”とは、いったい誰なのか。
「20歳後半の元モデルでタレントのAです。歯に衣着せぬ発言が話題を呼び、バラエティー番組には欠かせない存在。そんな彼女は六本木を根城とする海千山千のドラッグ愛好家と複数の接点があり、その多くは芸能界デビュー前に働いていた飲食店時代の人脈ということがわかっています」(同前)
Aは芸能界デビュー前、六本木界隈のキャバクラで働いていたことがあるという。
当時を知る飲食店関係者が証言する。
「昨年マトリに大麻取締法違反容疑で逮捕された小嶺麗奈とは、共通の友達が多かったですね。当時から彼女たちの周辺にはコカインや大麻のうわさが絶えなかった」
A自身が芸能界の薬物汚染について公式にコメントしたこともある。前出の田口やピエールなど、違法薬物の逮捕者が相次ぐ芸能界の現状に対し、SNSを通じて薬物検査のルール化などに言及していた。