「日米貿易交渉は、あれだけ破棄しろと言ったにも関わらず、安倍晋三首相は、トランプ大統領に、うまいこと丸め込まれた」-上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は、怒っている

2019/09/27 ブログ
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「日米貿易交渉は、あれだけ破棄しろと言ったにも関わらず、農産物も全部
TPP以下、自動車の関税は継続協議、全然ダメだ。結局、安倍晋三首相は、
トランプ大統領に、うまいこと丸め込まれた。つまり、何も変わっていないと
いうことだ」-上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦の評価は、極めて低い。む
しろ、怒っている。
 新たな日米貿易協定について、安倍晋三首相とトランプ大統領は9月25日
午後(日本時間26日未明)ニューヨークで最終合意し、共同声明に署名し
た。安倍晋三首相は、「両国にとって、ウィンウィンの合意となった」と自画
自賛しているけれど、「完敗」だった。何も強行に言えなかったので、全然ダ
メだった。今回の国連総会、日本は全面敗北ということだ。日米貿易交渉につ
いては、10月4日召集の臨時国会で承認を得なければならない。ところが、合
意したならば、合意した内容をちゃんと開示しろよという話だ。それを一切開
示しないで、共同声明を発表した。農産品に関しては、すべてTPPレベル以
下にする、自動車の完成品及び自動車部品に関しては、継続協議ということ
で、合意し、調印しましたということだが、我々としては、「ふざけるな」と
いうことだ。


 しかも、日米貿易交渉だが、最後に話をしたのは、麻生太郎副総理兼財務相
とペンス副大統領であり、麻生太郎副総理兼財務相は拷問による後遺症で頭が
おかしくなった状態での、ペンス副大統領との話し合いだった。
 つまり、結局、安倍晋三首相もトランプ大統領も日米貿易交渉から最終的に
逃げた。それで、パッバラパーの麻生太郎副総理兼財務相を相手に、ペンス副
大統領は言われた通りやるしかない。だから、最初に調印したのは、麻生太郎
副総理兼財務相とペンス副大統領だ。そのため、もう我々は、昼頃から頭にき
ていた。

当の本人であるトランプ大統領も、来年になったら大統領選に入るので、朝
鮮半島と中国の問題は、もうすぐ解決するので、トランプ大統領の意識はそっ
ちにシフトしてしまう。ちょうどそのときに、ウクライナの問題で弾劾され
る。そうなってくると、プーチン大統領の思うツボだ。バイデン元副大統領の
スキャンダルは、500万ドルもらっていることがはっきりしており、証拠が挙
がっているので、これはもう助からない。捕まるだろう。そうしたら、民主党
は、バーニー・サンダース上院議員か、エリザベス・ウォーレン上院議員が一
気に浮上する。そうすると、共和党も民主党もある意味、共倒れだ。サンダー
ス上院議員もウォーレン上院議員も左派なので、オバマ前大統領の時代に逆戻
りしてしまう。そうすると、米国は完全に終わってしまう。
共和党は、有力な候補がいないので、トランプ大統領が立つしかない。弾劾に
なっても判決が出るまでは大丈夫だけれども、選挙戦の最中に判決が出たら、
その時点でアウトだ。そうなると、民主党の左派が大統領になる。あの2人
は、オバマ前大統領のように嘘つきではないけれども、政策自体が左寄りだか
ら、トランプ大統領とは全く正反対の動きになる。せっかく良くなった米国経
済が落ち込んでしまうだろう。そうしたら、米国は終わる。もちろん、結果的
には、それでいいのだが、終わり方が良くない。
 サンダース上院議員は人間的にはいい。人間的にいいというのと、政治家と
していいのかというのは別だ。確かに、貧困層にとってはいい政策を打ち出し
ているけれども、それをいまの米国で行うと、国家が衰退してしまう。となる
と、これでペンス副大統領は、過激に出るだろう。大統領選に出ることもある
かもしれない。だが、トランプ大統領はあの性格だから、弾劾されようが何さ
れようが、彼が出ないということは考えられない。となると、ペンス副大統領
は大統領選には出られない。
 大統領選は、これでトランプ大統領も厳しい。もっとも、キッシンジャー博
士は米国を終わらせるためにトランプを大統領にしたのだから、それでいいと
いえば、いいのだが、彼が任期中にやるべき路線は引かれているので、それを
その通り年内にやるだけだ。それが終わってしまえば、あとはだれでもいいと
いえば、だれでもいい。

吉備太秦の説明は、続く。
 安倍晋三首相は、日米貿易交渉は合意したと言い張っていて、合意して署名
したのだろうが、その内容については、上っ面しか言わないで、肝心なことは
公表していない。そもそも参議院選挙前に、米国が要求してきている交渉の中
身は決まっていたのだが、選挙前ということで日本国民には公表しないできて
いる。合意にこぎつけたと言いながら、いまだに詳細な中身が公表されていな
い。いい加減にしろという話だ。
 日本車25%の追加関税については、当然、トランプ大統領は言ってきてい
る。絶対に言ってくるから、交渉を破棄しろと指示を出した。つまり交渉の席
を立って退出する覚悟で行ってこいと言ったのだが、それもできず、交渉は終
始馴れ合いで、結局、継続協議に丸め込まれてしまった。
 10月1日から消費税は、10%に上がる、社会保障費はもう国家予算の
34~35兆円とかいわれている。金融機関のお金も全部使ってしまっていて、何
も残っていない。東京オリンピックはやらなければいけない。その上、基幹産
業である自動車は、米国が輸出先のメインであり、そこに25%の関税をかけて
くるとなると、完全に日本の自動車産業はアウトだ。
 今回、トランプから何を言われたかは一目瞭然だ。「ある程度の猶予期間は
やる。だけれども、基本的には米国で生産しろ。それがいやなら、25%の関税
をかけるぞ」ということだ。
 トヨタにしろ、他のメーカーにしろ、もうすでに4割くらいは米国で生産し
ている。トヨタは国内生産が300万台くらいになっている。さらにそれも米国
でつくれということになったら、日本国自体の屋台骨が崩れる。日本人が乗る
自動車までも、米国から逆輸入しなければならなくなる。ふざけんじゃねぇと
いう話だ。
 たとえば、オートバイなら、日本のメーカーはヤマハとかカワサキだが、日
本の法律で日本では750㏄までしか作れないので、1000㏄や1200㏄といった排
気量の大きいバイクは、日本のメーカーは米国でつくって日本に逆輸入してい
る。自動車もそれと同じことになる。
 自動車産業は、ある意味、日本の最後の砦だ。ここで突っぱねなかったら、
どこで突っぱねるんだよ、という話だ。
 だから、これを理由に、一気に政権交代するしかない。こんなことは国会で
承認できない。日本という国の死活問題だ。そこで、こうした交渉内容を隠蔽
して誤魔化そうものなら、今回は絶対に許さない。