トランプ大統領は「シリア領内にいるクルド人が避難するまでは、攻撃するな」と米軍とトルコ軍に命令、「軍事作戦を実施、IS指導者バグダディ容疑者が死亡した」と発表した

2019/10/28 ブログ
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「米軍は、シリア北西部で『イスラム国』の最高指導者・バグダディ容疑者を標的に軍事作戦を実行した。CNNなど複数の米国メディアは「バグダディ容疑者は殺害されたとみられる」と報じた。バグダディ容疑者は、これまでに何度も死亡説が出ていたけれど、トランプ大統領は、ツイッターに「とても大きなことが起きた」と投稿、日本時間10月27日午後10時(米東部時間午前9時)に「アメリカ軍がシリアで過激派組織IS=イスラミックステートの指導者、バグダディ容疑者を標的にした軍事作戦を実施し、バグダディ容疑者が死亡した」と発表した。トランプ大統領は、これまでトルコの進軍について否定的な発言をしてきたけれど、これは、オバマ前大統領が、クルド人を利用し米軍と一緒になってIS(イスラム国)掃討に加担させてきたというとても単純な理由が、背景にある。これに対して、米民主党や一部の米共和党幹部は、「クルド人を見捨てて米軍は撤退させてしまった」とトランプ大統領を厳しく批判し続けている。しかし、オバマ前大統領が、無責任にも中東からアジアへ回帰した外交・軍事政策を指弾しているトランプ大統領は、「領地を持たないクルド人が避難するといってもどこに行けばいいのかという問題」に直面して、「シリア領内にいるクルド人が避難するまでは、攻撃するな」と米軍とトルコ軍に命令した。要するに、米民主党や一部の米共和党幹部が、このことを無視して、トランプ大統領を「クルド人を見殺しにするな」と一方的に厳しく批判している。トランプ大統領は、この批判は、中東に派遣されている米軍兵士とクルド人の見殺しを結果的に容認することに他ならないと受け止めている。上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は、以下のように予測している。


 トルコの進軍目的は、「将来的には、オスマントルコ帝国を復活させること」にある。そのとき、どこかにクルド人の国をつくらなければならない。それは、トルコの後ろにいるロシアのプーチン大統領が考えることになる。そのむかし、ロシアがクルド人の国をつくったことがあったが、1年で終わった。
だから、またそうならないように、プーチン大統領がエルドアン大統領とよく話して、まずは、リビアとエジプトとシリアの治安を安定させて領土を確定させてから実現する。
【参考引用】
 NHKNEWSWEBは10月27日午後10時28分、「IS指導者 バグダディ容疑者が死亡 トランプ大統領が発表」というタイトルをつけて、以下のように配信した。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191027/k10012152761000.html
 アメリカのトランプ大統領はアメリカ軍がシリアで過激派組織IS=イスラミックステートの指導者、バグダディ容疑者を標的にした軍事作戦を実施し、バグダディ容疑者が死亡したと発表しました。
 2014年にシリアとイラクにまたがる地域に一方的にイスラム国家の樹立を宣言したISに対し、アメリカは掃討作戦を続けてきましたが、指導者のバグダディ容疑者が死亡したと発表したことをうけて、ISとの戦いは大きな節目を迎えることになります。

「世界恒久の平和と葉英」築く「新機軸派」のトップ・リーダーである米共和党重鎮キッシンジャー博士とプーチン大統領は、恐らく、イスラエルの反シオニスト系ユダヤ人が、中国東北部(旧満州)に移住した後に、パレスチナの独立国とクルド人の独立国案を合意事項にしているようだ。そのために、なるべく戦闘は避けたほうがいいので、クルド人を一時的にどこかに避難させておこうとしている。いずれにしても、あと8か月か9か月の話だ。2020年6月頃には、いまのパレスチナの地にイスラエル国家はない。東京オリンピック前の6月から、遅くとも東京オリンピック後9月頃までには移転している。それも命令書が出ている。そこから逆算すると、それまでには中国は民主化されていなければならない。それはもう、絶対命令として出ている。レター・オブ・インストラクションだから、単なる通達書ではない命令書だ。中国の各地方にいる、本物の客家に対して、命令書が全部出ている。それはもう誰も逆らえない。

 中東の和平を根本から考えるには、改めて言うまでもなく、第1次世界大戦(1914年7月28日~1918年11月11日、連合国=フランス、英帝国、ロシア帝国、セルビア王モンテネグロ王国、ベルギー、大日本帝国、イタリア王国、ルーマニア王国、ポルトガル、米国、ギリシャ王国、中華民国ほか多数、対中央同盟国=ドイツ帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、ブルガリア王国ほか共同参戦国の戦闘により繰り広げられた石油資源争奪の帝国主義戦争)中の出来事を想起しなくてはならない。
 英国、フランス、ロシアは1916年5月16日、オスマン帝国領の分割と国境線引きを約し、秘密協定を結んだ。とくに原案を作成した英国の中東専門家マーク・サイクスとフランスの外交官フランソワ・ジョルジュ・ピコの名により「サイクス・ピコ協定」と言われている。中東の庶民の大多数は、この忌まわしい因縁から、英国・フランス両国を、中東おいて最も忌むべき「悪魔の権化」と見做してきた。イラク戦争に敗れた米国・米軍も、「欧米の価値観を勝手に押しつける邪悪な存在」と忌み嫌っている。これは、中東の庶民感覚と欧米の意識・認識の間に大きなズレがあることを意味している。
 トルコは、オスマンルコ復活を志向している。オスマンルコの版図は、15世紀には東ローマ帝国を滅ぼしてその首都であったコンスタンティノポリス=後のイスタンブールを征服、この都市を自らの首都とした。17世紀の最大版図は中東からアフリカ・欧州に著しく拡大し、東西はアゼルバイジャンからモロッコに至り、南北はイエメンからウクライナ、ハンガリーに至る広大な領域に及んだ。その末裔であることを誇りにしている。
 クルド人は、中東のクルディスタンに住むイラン系山岳民族である。総人口は、約2800万人。トルコ・イラク北部・イラン北西部・シリア北東部等、中東の各国に広くまたがる形で分布しており、独自の国家を持たない世界最大の民族集団。人口は2500万~3000万人。中東ではアラブ人・トルコ人・ペルシャ人(イラン人)の次に多い。宗教はその大半がイスラム教に属する。
 キッシンジャー博士に担ぎ上げられて大統領に就任したトランプ大統領は、「新機軸派」の主要メンバーの1人となり、キッシンジャー博士に従ってクル
ド人の安住の地を定めようとしている。