名張市元町の商業施設、イオン名張店3階のゲームコーナー「キラキラAsobox」で、電源の入っていない約150台のアミューズメント機器が並んでいる。新型コロナウイルスの影響を受けて倒産したとされる「エターナルアミューズメント」(東京都千代田区)が運営していたもので、撤去などの見通しは立っていない。【ロープなどで立ち入りが規制されているゲームコーナー=名張市元町で】
約900平方メートルの区画には、クレーンゲームやプリクラ、スロットなどさまざまな機器が残されており、周囲はロープで規制され、破産管財人名義で状況を伝える文書が掲示されている。同コーナーは感染予防のため3月上旬から休業に入っていたが、同月下旬から運営会社が破産手続きに入ったという。
商業施設の関係者は「休みの日は多くの親子でにぎわっていた。感染の予防での休業は致し方ないと思っていたが、そのまま倒産し驚いた。他人の財産なのでどうすることもできない」と話す。
親子で買い物に訪れた市内の40代女性は「以前に子どもを遊ばせたことがある。経済面でも新型コロナの影が身近に迫っていると感じた」と話していた。
2020年4月25日付 770号 1面から
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