「カジノ・マフィア」と「オリンピック・マフィア」が、持ち込んだ「カジノ誘致を受け入れるならば」という話に飛びついた札幌市は直ぐに「OK」を出した
いわゆる「カジノ・マフィア」と「オリンピック・マフィア」が、ガッチリ手を組んで、暗躍している最中の10月29日夜、東京都議会の石川良一議長らは、東京 中央区にある東京オリンピック大会の組織委員会を訪れ、武藤敏郎事務総長にIOCが発表した東京オリンピックのマラソンと競歩の会場を札幌に移す案に関して「突然、札幌という案が出され、大変驚いている。今までの説明内容では納得できず、合意できる状況ではないというのが都議会の総意だ」とする声明文を手渡した。だが、「カジノ・マフィア」と「オリンピック・マフィア」が持ち込んだ「カジノ誘致を受け入れるならば、オリンピックのマラソン・競歩の競技を札幌に持っていってやる」という話に飛びついた札幌市は直ぐに「OK」を出しており、手続きは、どんどん進んでいるので、もはや手遅れという。これは、自民党派閥「志帥会」(会長:二階俊博幹事長)と「志公会」(会長:麻生太郎副総理兼財務相)に深く食い込み、財務・日銀「金融の闇将軍」を名乗り、政界の裏舞台に詳しい専門家のトップ情報である。
カジノ誘致に名乗りを上げている東京都、横浜市、大阪市、長崎市、和歌山市、沖縄県宜野湾市など自治体が、どこも住民の反対で進まないなか、札幌市だけが反対運動もなかったため、札幌市はOKを出した。横浜市は、藤木幸夫横浜港運協会会長を先頭に住民が猛反対しているし、大阪市も松井一郎市長と吉村洋文府知事が、やはり住民から訴訟をやられて、まだまだまとまらない。
ところが、「次期首相の下馬評」のある菅義偉官房長官は、カジノの責任者であるのに、「これでは面目が立たない」と焦り、カジノ受け入れを条件にオリンピック誘致を望んでいた札幌市の秋元克広市長に話をつけた。
そうした背景があるため、東京都の小池百合子知事は、何も言い切らない。
もうダメだろう。最初は、IOCのバッハ会長は、東京都の放射能汚染問題」を理由に「マラソンと競歩の会場を札幌に移す案」を示した。だが、東京誘致のときにすでに東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長たちがカネを抜いてしまっているし、チケットも売ってしまっている。
そこでどうするかということになり、菅義偉官房長官が、「カジノ誘致」と抱き合わせ条件を付けて、絵を描いた。そすれば、宿泊施設から何から満杯になり、物凄い経済効果が上がるということで札幌市の秋元克広市長は、大喜びしている。他の競技と違って、マラソン・競歩であれば、新たな会場を建設する必要ない。札幌市としては、願ったりかなったりの話だったようだ。
条件を提示したのが、安倍晋三政権だけに、このための資金は、最終的には政府が出すしかない。東京都は、マラソン・競歩の暑さ対策のため、道路からの熱の反射を防ぐために、特殊な塗料を吹き付けるのに300億円から400億円使っている。ところが、この特殊な塗料は、環境汚染のオマケ付きときているけれど、ここまできたら、もうどうしようもない。
しかし、小池百合子知事も、何も伝えられていなかったわけではなく、予算ももらうだろうし、甘い汁ももらう。しかも小池百合子知事は、二階俊博幹事長と組んで「東京都知事を続投したい」と思っているだけに、安倍晋三政権にはタテを突かない。あとは、都議会を説得しなければならないため、政府が予算を持ってくれというところだ。
札幌市は、カジノ誘致を内諾したため、これから財政的にもよくなる。2031年には新幹線も開通する。
カジノを誘致して整備するとなると、3兆円かか。しかも、いまのカジノはリゾートをつけないといけない。これに対して、2000人宿泊できる規模の大きなホテル5つはいる。その工事代と、意外と知られていないことだが、2000人規模のホテル5つ建設するということは、1万人分の水を確保しなければならない。
その水は、実は横浜市でも間に合わない現実がある。実際、沖縄県はそれで潰れたし、大阪市も1万人もの水の確保が難しい。札幌市ならば土地は空いている、リゾート開発でやるには一番いい。菅義偉官房長官のポケットにもカネが入る話であるので、ここは大一番の駆け引きをした。カタール・ドーハで行われたマラソンの世界選手権の猛暑による惨状にかこつけた。
菅義偉官房長官が絵を描いて、森喜朗会長たちと組んでIOCのバッハ会長に言わせた。途中で安倍晋三首相にも話しているが、「ああいいよ」と黙認した。安倍晋三首相にしてみたら、自分のところにはいくら入ってくるか計算している、それだけの話だ。そうしたカネの話までつけているので、あのような人たちがみんな動く。カジノ誘致は、地元の反対ならともかく、それ以外の立場の人が反対したら、消される。
賛成してあとは、カネの分配の話になる。IOCも同じ。森喜朗会長は言われた通り従順に動くので、「マフィア」にとっては都合がいい。そもそも、オリンピックは「イルミナティの祭典」だ。だから、身体能力の優れた人たち(宇宙人のハイブリット)たちが競い合う。カジノの胴元とも近い。
NHLNEWSWEBは10月29日午後8時39分、「『マラソン会場変更納得できず』 都議会が組織委に声明文」というタイトルをつけて、以下のように配信した。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191029/k10012155851000.html
東京オリンピックのマラソンと競歩の会場を札幌に移す案が30日からIOC=国際オリンピック委員会の会議で議論されるのを前に、東京都議会は、都や
選手などが合意し、納得したうえで会場を決定するよう求める声明文を大会の組織委員会に提出しました。
IOCの調整委員会が30日から3日間の日程で行われるのを前に、東京都議会の石川良一議長らは29日夜、東京 中央区にある大会の組織委員会を訪れ、
武藤敏郎事務総長にIOCが発表した東京オリンピックのマラソンと競歩の会場を札幌に移す案に関する声明文を手渡しました。
声明文では、調整委員会で十分な意見交換を行うべきだとしたうえで、IOCの考えや経緯を都民にわかるように明確にすることや、都や2つの競技の選手、競技団体が合意し、納得したうえで会場を決定するよう求めています。
会談で石川議長は「突然、札幌という案が出され、大変驚いている。今までの説明内容では納得できず、合意できる状況ではないというのが都議会の総意だ」と述べ、声明文を踏まえて対応するよう要請しまし。
これに対し、武藤事務総長は「まだ具体的なことは決まっていないので、東京都と十分な連携をとりながら議論していきたい」と応じました。