何かを作るときに「これを発表したらどう思われるか」とか「期限内にできるだろうか」などと考えるのは余計である。その時の気持ちだけを素直に表現できたらそれが一番だ。例えば、朝起きてすぐ一句詠めばそんな状態に近いのではないか。
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一日目
やることはシンプルである。朝起きてすぐ一句詠む。


短冊はビニールの袋から出してある。目覚ましを止めて、すぐ詠むのだ。ちなみに準備の時点ではどんな句を詠めばいいかさっぱり分からない。俳句の知識もない。季語を入れればいい、ということだけ知っている。あとのことは寝起きの自分が教えてくれるだろう。そう思って寝た。



脈絡もなく「熱帯魚」と書いていた。なんのアイデアもないし熱帯魚への思い入れもない。飼ったことない。

なんかデジカメに真っ暗の写真があったので寝たことの象徴として貼ります。この写真撮った覚えがない。

熱帯魚は夏の季語らしい。なぜかそこだけクリアする憎たらしさ。
日をあらためてまたやろう。次は完成させたい。
二日目
一日目の失敗は、やはり俳句について知らなさ過ぎたためだろうと思い、この日は有名な俳句を検索して見ながら寝た。そんなことで俳句がうまくなるわけはないのだけど、何もしないよりはマシだろう。

目が開いている顔と目が閉じている顔が同じ場所にある。

まずは詠み切ったことを評価してほしい。字をたくさん書いて偉い。全部自分で書いた。
コロ助とはマンガ『キテレツ大百科』のコロ助である。ロボットなのだけど材料が家にある簡単なものでできているのだ。調べたら頭はゴムボールだった。体が洗面器でできているのだ。
いや、そんなことはよくて、字数が自由すぎて句になっていない。俳句を詠むには5時起きはちょっと眠すぎる。次はちゃんと五七五にしたい。
この日も、詠んでまたすぐ寝た。
三日目
三日目にして「なにも5時に起きることないんじゃないか」ということに気が付いた。余計なことを考えないためにその時間に設定したのだけど、眠すぎて必要なことも考えられていない。
そう思って目覚ましは5時半にした。そして早めに寝た。俳句を検索とか余計なことをやめた。そして起きてすぐ詠んだ三日目の句がこちらである。

言いたいことが入りきらなくて五七五七七の短歌になった(なんか最後、七じゃないけど)。なんで起きてすぐこんな卑屈なことを言わなきゃいけないのかよく分からないけど、とにかく句の体を成すものを詠めてよかった。
ただ、これが寝起きの、まっさらな素直な気持ちからくる会心の句かというと、そんな感じはしない。きっと覚醒していても同じようなことを詠んだだろう。
『眠い時は本当に何も考えられないので句は詠めない』ということが分かった。少しでも分かったことがあってよかった。
・企画趣旨説明
・シルバニアファミリーコンピューターを作る
・モナカアイスの中に好きなものを入れて良いことにする
・読んでない本にふせんを貼って読んだことにする
・折り紙の魚を煮え立つ鍋で泳がせる
・役所の書類記入サンプルの氏名を調べる
・品川であそぶ
・コンビニおにぎりの海苔とおにぎりを別に食べる
・餃子の皮でシウマイの皮を包む
・窓から車に乗る
・わざわざ凍らせたレモンでレモン水を作る
・めちゃくちゃきれいにしてから靴をなめる
・朝イチに辞書を開いて真っ先に見たワードを「ラッキーワード」とする
・リモート会議で居留守をする
・「蛍の光」を作業BGMにする
・ミレニアム・ファルコンをナンで作る
・炭酸飲料の炭酸を抜いてから飲む
・「盛りこぼし」でコーンポタージュを飲む
・自分のイニシャルが描かれた服を着る
・蚊取り線香をまっすぐにする
・アイロンでトーストを焼く
・アルコールを嗅ぎながらウーロン茶を飲んでウーロンハイ気分になる
・テレビのリモコンを「鬼滅の刃」っぽくする
・メール飲み会
・ベランダでラーメンの湯切りをする
・甘い汁を吸う
・県っぽい形を描く練習
・一人だけど自分がいっぱいの写真を撮る
・ミルクレープを分解してふぐ刺しみたいに盛る
・動物のガードフェンスをあつめる
・森でオカリナを吹く
・袋入りのスナック菓子を1つだけ食べて我慢する
・ハッピーターンを粉にする
・食パンの両面にジャムをぬる
・QRコードを筆で書く
・ダイソンの扇風機の箱をギターケースみたいに背負う
・麦茶を煮つめすぎてから水で割る
・生食パンを焼く
・ティッシュケースから万国値を出す
・銀色の服を着て宇宙から来た人としてふるまう
・洗剤の泡で3Dラテアートを作る
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