日本は年末年始を休むけれど、米国も北朝鮮も年末年始を休まないので、そのタイミングでトランプ大統領は北朝鮮に行くかもしれない

2019/12/21 ブログ
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米上院は12月19日、米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表を国務副長
官(ポンペオ国務長官に次ぐナンバー2の地位)に充てる人事を承認した。国
務副長官就任後も引き続き北朝鮮担当の職務を継続し、北朝鮮の崔善姫(チェ
ソンヒ)第1外務次官と直接交渉する。ビーガン北朝鮮政策特別代表は17
日、来日して一泊、18日外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長と会談し北朝鮮
への対応について協議した。結局、エスパー国防長官が話し合いで解決するし
かないと、正式に発表し、金正恩党委員長は17日、父・正日元総書記(20
11年12月17日死去)の墓参りに行った。金正恩党委員長としては、一歩
も引かないということなので、米共和党最重鎮キッシンジャー博士(ニクソン
政権の国務長官)はその辺りのことをよくわかっていて、トランプ大統領と話
しをして、これで丸く収めるだろう。キリスト教の米国は、12月10日から
25日まで休む。一方の北朝鮮は、旧暦のため日本とは違って正月は旧正月を
やる。それからすると、日本は年末年始を休むけれど、米国も北朝鮮も年末年
始を休まないので、そのタイミングでトランプ大統領は北朝鮮に行くかもしれ
ない。ここ2~3日でわかるだろう。次期米大統領選挙の世論調査は、トラン
プ大統領が44%、米民主党のバイデン前副大統領が41パーセントなので、
トランプ大統領の支持が底堅い。以下は、上皇陛下の側近である吉備太秦の情
報・情勢判断である。


 国連安保理で北朝鮮の経済制裁について、中国とロシアが解除しろと提案し
た。いきなりすべて解除というわけにはいかないだろうが、予定どおり段階的
に解除するということになる。これで米国も中国とロシアから提案されたとい
うことで、自らが言い出さずに済み、自国にも世界にも言い訳が立つ。米国自
らが提案するとなると、さすがに大統領選挙に響くことになるので、米国とし
ては中国とロシアに助け船を出してもらった形だ。
 プーチン大統領は先手を打って、ウクライナとは停戦しているし、バイデン
前副大統領はウクライナの大統領から賄賂をもらっていることについて、証拠
が挙がっている。これで丸く収まるだろう。中国は相変わらず状況がひどい。
習近平国家主席は裸の王様だから、どこに行こうが、何をしようが関係ない。
ただし、中国の民主化は、予定より遅れるかもしれない。しかし、最終的には
中国は民主化しないと国際社会で存続できない。よって、遅れたとしても民主
化は避けられない。

 フランスのマクロン大統領は、プーチン大統領が押さえているし、英国の
ジョンソン首相はトランプ大統領が押さえている。これで国連安保理における
5大国の意見は一致した。
 ジョンソン首相は、EU離脱の法整備を2020年1月中に行って、あとは
米国と日本との貿易協定だ。トランプ大統領は、ハットトリックというか、日
米の貿易協定、米中の貿易協定、EUとの貿易協定、これら全てをまとめた。
そのため世界中の株価が上昇している。米国の経済も好調だ。米国の中国に対
する輸出について、2020年は20パーセントから30パーセント増えると
いう統計が既に出ている。
 米大統領選挙は、バイデン元副大統領には、ブルームバーグ元ニューヨーク
市長という強敵が出てきた。さらに厳しい。いま時点で3ポンイトの差がつけ
られていて、ブルームバーグ元ニューヨーク市長との票の取り合いになる上
に、ロックフェラーのバックアップは受けられない。
 プーチン大統領は、釜山までパイプラインを通したい。トランプ大統領は、
トランプタワーを建ててカジノをつくりたい。中国の最長老は、朝鮮半島の問
題を2019年内にやれといっているし、この流れはほぼ決まりといえる。
 ただ、トランプ大統領は一応、弾劾されているけれど、新機軸のこの流れに
はあまり関係ないが、年内に米朝首脳会談があるかどうかは、まだ不透明だ。

 米国が呼びかけたホルムズ海峡の安全を確保するための有志連合は、米国と
英国が入っている。そこには、日本が加わるとは言っていないけれど、安倍晋
三首相は、裏でトランプ大統領に「有志連合に加わる」と密約していると言わ
れており、政府は海上自衛隊の中東派遣の閣議決定について、イランのロウハ
ニ大統領が12月20、21両日に来日することに配慮し、閣議決定の日程を
当初の12月23日から27日に先送りする。その前に、公明党は19日の中央
幹事会で、護衛艦1隻と哨戒機を派遣し、活動期間を延長する際には国会に報
告するなどとした閣議決定の案を承認し、与党内の手続きは完了した。これを
受けて2020年1月には、護衛艦1隻と哨戒機を派遣する。安倍晋三首相が
得意とする「二枚舌外交」である。
 一方、トランプ大統領はいち早く、英国のジョンソン首相と貿易協定の話に
入っている。やはり、トランプ大統領は商売人で、早い。対中国の貿易摩擦
は、トランプ大統領の完全勝利だ。米韓貿易協定も、日米貿易協定も、そして
米中貿易協定もトランプ大統領が勝った。まさにハットトリックだ。これで、
米国経済は、いまも好調だし、これからもよくなる。2020年はすごく良く
なるだろう。
 いま、世界中の株がどんどん上がっている。それは、米国の経済がいいから
上がっている。日本も2万7000円くらいまではいくだろう。うまくする
と、3万円くらいまでいくかもしれないけれど、そこまでいくと上がりすぎ
で、その後の反動がきつい。