河野太郎防衛相は、オーストラリアの大規模な森林火災対策を支援するため、国際緊急援助活動として航空自衛隊の輸送機「C130H」2機を派遣、隊員約70人が出発した日本も危機
河野太郎防衛相は1月15日、オーストラリアで被害が拡大してい
な森林火災への対策を支援するため、国際緊急援助活動として航空
送機「C130H」2機を派遣すると発表、隊員約70人が同日、
ウェールズ州の空軍基地に向けて出発した。日本経済新聞が報じた
ラリアは、ほとんど全土の森林が火災で焼失していってしまってい
より生息していたコアラ数万匹が焼死したのをはじめ10億匹以上
になり、絶滅の危機に直面しているほどの被害を受けている。コア
ユーカリと決まっていて、ユーカリしか食べない。ユーカリは、ガ
いレベルのテルペンと呼ばれる生成物質を放出しており、引火性が
に気温が上昇すると量が増えることから、被害が拡大していった。
リア政府は、ユーカリを原料とした、いわゆるバイオマス発電のた
進められていた。今回の森林開催で人間は28人死亡しているが、
リア中の森林が焼けており、その煙がニュージーランドや南米まで
成層圏まで達してきているという。そのため、太陽の光が当たらな
刻な状況になってきているという。この大火災の被害によって、地
うなるのか上皇陛下の側近である吉備太秦は、以下のように予測し
この先何か起きるかというと、太陽の光が当たらなくなると、まず
がる。森林がなくなり、まず農業はできなくなる。メル・ギブソン
オーストラリア出身のハリウッド俳優が寄付をしているものの、と
いが追いつかない。住宅の相当な数が燃えてしまっており、という
オーストラリアでは人間が普通に生活できなくなる。ニュージーラ
なるだろうし、場合によっては南米も人が生活できなくなるかもし
【参考引用】
日本経済新聞は1月15日午後6時30分、「豪の森林火災で空自
遣へ 隊員70人出発」という見出しをつけて、以下のように配信した。
https://www.nikkei.com/article
防衛省は15日、オーストラリアで被害が拡大している大規模な森
対策を支援するため、国際緊急援助活動として航空自衛隊の輸送機
機を派遣すると発表した。隊員約70人が同日、東部ニューサウス
の空軍基地に向けて出発した。既に現地入りしている隊員8人とと
資や人員の輸送にあたる。菅義偉官房長官は同日の記者会見で「豪
ている森林火災は日本政府としても状況を注視し、豪政府と緊密に
る」と述べた。
危機的状況は、南半球だけのことではない。北半球では、フィリピ
マニラの南約70キロにあるタール火山が12日、噴火した。この
圏まで達している。それが偏西風にのって、拡散していっている。
れからどんどん上がってくることが予想され、水蒸気爆発の大きな
うちに起きるとみられている。そうすると、北半球も成層圏が煙で
まうため太陽の光が当たらなくなり、いわゆる「核の冬」みたいな
てしまうと考えられる。
日本はいま、今年の冬は暖冬だということで、ブロッコリーやキャ
いった野菜がどんどん芽を吹き始めて、取り遅れ気味になっている
出荷していっているが、いまは値段が下がっている。このままでは
なって、この先、売れなくなっていくことが懸念されている。
ところが、フィリピンでの火山噴火は、日本に近いため、次に大き
起きれば、暖冬から一転、寒冷になることもあり、これもまた農作
が深刻な事態となるかもしれない。同じことが1993年、細川護
もあった。このときは、20世紀最大級ともいわれる1991年(
フィリピン・ピナトゥボ山(ピナツボ山)の噴火が原因で、199
夏で気温は、平年より2度から3度以上下回った。この極端な冷夏
的な米不足が発生し、まさに米屋は店を閉じ、スーパーからも米が
さに「平成の米騒動」となった。
今回も、そのような事態になってもおかしくない火山の噴火が起き
しかも、深刻な事態はさらにある。昨年の豪雨と台風の被害に遭っ
葉、新潟、長野、宮城、岩手)では、米の収穫ができなかったばか
備蓄している倉庫が浸水してしまい、古米を含めた備蓄米が被害を
んどダメになってしまっている。実は、安倍晋三政権はそのことを
ない。
いまのところ、今年の冬は暖冬だが、この先近いうちに、大きな噴
されているので、そうなると、太陽の光が当たらなくなり、農業へ
けられないだろう。
南半球も北半球も成層圏が煙で覆われるとなると、氷河期に近い寒
るかもしれない。異常気象がここに極まれりで、そうなると、手の
ない。
本格的な影響が出るのはこれからだが、フィリピンの火山噴火によ
アジアは間違いなく影響が出る。広範囲で農作物が収穫できなくな
な話、お金があってもどうにもならない。煙の被害だけでなく、灰
ると、しばらく農作物は作れなくなってしまう。
世界中で、地震も水害も起きている。2020年に入って、まだ1
くも波乱の幕開けとなってしまった。しかし、各国政府は有効な手
い。この状況は、一時的なものではなく当分続くかもしれない。ど
糧を確保していくか。これが一番大事な安全保障だ。食糧の争奪戦
発展することもある。
いま、日本の食糧自給率は45%だが、それは異常気象の影響は海
うに受けるため、海外からの食糧輸入が入ってこないとなると、非
問題だ。食べ物が手に入らないとなると、まともな経済活動も出来
国内の食糧確保の問題は、移民の問題にも発展することを孕んでい