河野太郎防衛相は、オーストラリアの大規模な森林火災対策を支援するため、国際緊急援助活動として航空自衛隊の輸送機「C130H」2機を派遣、隊員約70人が出発した日本も危機

2020/01/16 ブログ
logo

河野太郎防衛相は1月15日、オーストラリアで被害が拡大している大規模
な森林火災への対策を支援するため、国際緊急援助活動として航空自衛隊の輸
送機「C130H」2機を派遣すると発表、隊員約70人が同日、東部ニューサウス
ウェールズ州の空軍基地に向けて出発した。日本経済新聞が報じた。オースト
ラリアは、ほとんど全土の森林が火災で焼失していってしまっている。それに
より生息していたコアラ数万匹が焼死したのをはじめ10億匹以上の動物が犠牲
になり、絶滅の危機に直面しているほどの被害を受けている。コアラのエサは
ユーカリと決まっていて、ユーカリしか食べない。ユーカリは、ガソリンに近
いレベルのテルペンと呼ばれる生成物質を放出しており、引火性があり、さら
に気温が上昇すると量が増えることから、被害が拡大していった。オーストラ
リア政府は、ユーカリを原料とした、いわゆるバイオマス発電のための開発が
進められていた。今回の森林開催で人間は28人死亡しているが、オーストラ
リア中の森林が焼けており、その煙がニュージーランドや南米まで広がって、
成層圏まで達してきているという。そのため、太陽の光が当たらないという深
刻な状況になってきているという。この大火災の被害によって、地球が今後ど
うなるのか上皇陛下の側近である吉備太秦は、以下のように予測している。


 この先何か起きるかというと、太陽の光が当たらなくなると、まず気温が下
がる。森林がなくなり、まず農業はできなくなる。メル・ギブソンはじめ、
オーストラリア出身のハリウッド俳優が寄付をしているものの、とてもじゃな
いが追いつかない。住宅の相当な数が燃えてしまっており、ということは、
オーストラリアでは人間が普通に生活できなくなる。ニュージーランドもそう
なるだろうし、場合によっては南米も人が生活できなくなるかもしれない。
【参考引用】
 日本経済新聞は1月15日午後6時30分、「豪の森林火災で空自輸送機派
遣へ 隊員70人出発」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54419970V10C20A1PP8000/
 防衛省は15日、オーストラリアで被害が拡大している大規模な森林火災への
対策を支援するため、国際緊急援助活動として航空自衛隊の輸送機「C130H」2
機を派遣すると発表した。隊員約70人が同日、東部ニューサウスウェールズ州
の空軍基地に向けて出発した。既に現地入りしている隊員8人とともに支援物
資や人員の輸送にあたる。菅義偉官房長官は同日の記者会見で「豪州で発生し
ている森林火災は日本政府としても状況を注視し、豪政府と緊密に連携してい
る」と述べた。

 危機的状況は、南半球だけのことではない。北半球では、フィリピンの首都
マニラの南約70キロにあるタール火山が12日、噴火した。この火山の煙も成層
圏まで達している。それが偏西風にのって、拡散していっている。マグマがこ
れからどんどん上がってくることが予想され、水蒸気爆発の大きな噴火が近い
うちに起きるとみられている。そうすると、北半球も成層圏が煙で覆われてし
まうため太陽の光が当たらなくなり、いわゆる「核の冬」みたいな状況になっ
てしまうと考えられる。
 日本はいま、今年の冬は暖冬だということで、ブロッコリーやキャベツと
いった野菜がどんどん芽を吹き始めて、取り遅れ気味になっている。どんどん
出荷していっているが、いまは値段が下がっている。このままでは供給過多に
なって、この先、売れなくなっていくことが懸念されている。
 ところが、フィリピンでの火山噴火は、日本に近いため、次に大きな噴火が
起きれば、暖冬から一転、寒冷になることもあり、これもまた農作物への影響
が深刻な事態となるかもしれない。同じことが1993年、細川護煕政権のときに
もあった。このときは、20世紀最大級ともいわれる1991年(平成3年)6月の
フィリピン・ピナトゥボ山(ピナツボ山)の噴火が原因で、1993年に記録的冷
夏で気温は、平年より2度から3度以上下回った。この極端な冷夏により、記録
的な米不足が発生し、まさに米屋は店を閉じ、スーパーからも米が消えて、ま
さに「平成の米騒動」となった。
 今回も、そのような事態になってもおかしくない火山の噴火が起きている。
しかも、深刻な事態はさらにある。昨年の豪雨と台風の被害に遭った地域(千
葉、新潟、長野、宮城、岩手)では、米の収穫ができなかったばかりか、米を
備蓄している倉庫が浸水してしまい、古米を含めた備蓄米が被害を受けてほと
んどダメになってしまっている。実は、安倍晋三政権はそのことを発表してい
ない。
 いまのところ、今年の冬は暖冬だが、この先近いうちに、大きな噴火が予測
されているので、そうなると、太陽の光が当たらなくなり、農業への影響は避
けられないだろう。
 南半球も北半球も成層圏が煙で覆われるとなると、氷河期に近い寒冷化にな
るかもしれない。異常気象がここに極まれりで、そうなると、手の打ちようが
ない。
 本格的な影響が出るのはこれからだが、フィリピンの火山噴火により、東南
アジアは間違いなく影響が出る。広範囲で農作物が収穫できなくなれば、極端
な話、お金があってもどうにもならない。煙の被害だけでなく、灰が降ってく
ると、しばらく農作物は作れなくなってしまう。

 世界中で、地震も水害も起きている。2020年に入って、まだ1月なのに、早
くも波乱の幕開けとなってしまった。しかし、各国政府は有効な手が打てな
い。この状況は、一時的なものではなく当分続くかもしれない。どうやって食
糧を確保していくか。これが一番大事な安全保障だ。食糧の争奪戦から戦争に
発展することもある。
 いま、日本の食糧自給率は45%だが、それは異常気象の影響は海外も同じよ
うに受けるため、海外からの食糧輸入が入ってこないとなると、非常に深刻な
問題だ。食べ物が手に入らないとなると、まともな経済活動も出来なくなる。
国内の食糧確保の問題は、移民の問題にも発展することを孕んでいる。