世界銀行は8日改定した世界経済見通し(GEP)で、2020年の世界全体の成長率を2.5%と予測し、 19年6月時点から0.2ポイント下方修正した。
関税合戦の影響で米国と中国の成長率がともに減速し、世界全体の
中東情勢が一段と悪化すれば、世界景気はさらに下振れが避けられ
19年の世界全体の成長率は2.4%と推定し、金融危機の影響を
19年の貿易量は前年比1.4%増にとどまり、18年(4.0%
日本経済新聞 1月9日
★世界経済全体の成長率は、3%台が多く続いてきました。
ただ、世界金融危機や2003年のイラク戦争のような外的ショッ
2%半ば以下に低下するというパターンが半世紀ほど続いてきまし
https://data.worldbank.org/ind
今回のように、2019年が2.4%成長、2020年が2.5%
理由としては米中貿易戦争に見られるように、世界の貿易量が減少
しかし、それだけではありません。
世界的に労働力の投入人数が減っており、これは2000年に1.
大きく減る傾向にあり、2100年にはゼロ成長となる見込みです
経済成長は、労働力投入数と資金投資額と生産性向上の3つの掛け
3つの中で最もお寄与度が大きいのは、過去1世紀は労働人口の増
つまり、世界経済は人口増が大きかったので、年3%を超える高成
しかし、この20年の間に世界の労働力投入数は減り続けてきまし
これが、世界経済の潜在成長率を下げているのです。
日本に限らず、世界も労働力人口の減少によって経済成長率が長期
ま、この分野では日本は最先端を走っていますが。
尚、2020年の世界経済見通しはIMFも発表しておりそちらは
この理由は、IMFが為替レートを、新興国のウェートが高くなる
購買力平価換算レートを使っているために、新興国の成長率の高さ
実態を見るなら、世界銀行の2.4%と言う成長率の方がしっくり