鳥取市の公式通販サイトなどに登録していた個人情報など約8万6000件が流出していたことが明らかになった。1日夜の会見で鳥取市は「お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」と謝罪。詳細を明らかにした。
情報が流出したのは鳥取市の特産品などを販売する公式通販サイト『とっとり市(いち)』と『ふるさと納税』サイト。2つのサイトは共通の情報サーバーを利用しており、登録されていた名前、住所IDやパスワードなどの会員情報2万7270件と、商品などの注文情報5万9021件の合わせて8万6000件が流出した。
市によると、加盟店から『フィッシングメールが来た』と連絡があり調査した所、去年7月アメリカのIPアドレスから攻撃を受け流出したことが発覚した。原因について市はホームページの管理会社がセキュリティソフトの更新を怠っていたためとしている。鳥取市は登録者に、IDやパスワードを速やかに変更するよう呼び掛けている。1日時点で被害の報告はない。
サーバーの管理会社が安全な環境を構築中で、安全が確認でき次第、会員にメールなどで連絡し、再度会員登録してもらう予定。