どうしたら(筋肉が)ゆるむのか?
どうしたら痛みがラクになるのか?
どうしたら歪みがとれるのか?
どうしたらリラックスできるのか?
を常に問いながら、そして体に語りかけながら施術してきました。
とにかく体に集中したいので、施術中の会話はできるだけ最低限にしています。
でも時として必要な時もあるので、ちょびっとしています。
上の問いかけがないと、ただやっているだけになって、技術の向上もありませんし、何が必要なのかも見えてきません。
ということで、最近どうしてなんだろう?と思うことが一つありました。
赤く囲った部分が凝っている方が多いのです。
重心が下肢の外側/足の小指側にかかっているため、見た目こんな感じになります。
(C)MyMed
これ内反足といいます。
こういう方はだいたい膝痛をもっています。
足が外側に倒れようとしているのに、膝は中央でふんばるため、捻じれが生じるからです。
中年の女性やお年寄りの方に多いです。
あと小太りだったり…これ骨盤が開きやすいからです。
あるいは生理痛が重かったり…内反足やこれと逆の外反足の方は重心が中央にないため、骨盤に負荷がかかり、骨盤が固まってしまうので、それを緩めようと痛みが生じます。こうなると骨盤まわりに贅肉もつきやすいです。
前にも述べたのですが、固まってしまうのが一番よくないのです。
歪みよりも柔軟性・弾力性が大事です。
あとビジュアル的なことを言えば、緑の部分で外側体重を耐えるため、ふくらはぎマッチョになったり…触ってみるとガチガチにこっています。
いいことありませんね~。
ですので、こういう方には重心が外側にいっていることを伝え、
◎靴の外側がすり減っているなら、買い換えた方がいいこと
◎足指・下肢・腰のストレッチ
◎足の中央で着地(←詳しくは後ほど 重心線を保つことが大事)
◎足の指の筋力が弱い方は足指の筋トレ・裸足で歩く
ことを勧めていました。
しかし、しかしです。
説明したところで実行していただける方は体にピンチを感じた方だけ。
少しでもやっていただいている方は確かに症状は改善されるものの、良くなればそれでそれまで。
症状を繰り返している方がほとんどです。
1日5分でもいいんですけど~。
どうにかして根本から解決できないものだろうか???
ということも自分の中での課題でした
筋肉は全身で連動しているので、当然下半身が歪めば上半身にも影響を与えます。
わかりやすい図があるので載せますね。
「歯はいのち」笠茂享久著より
重心が外側の方はたすき掛けのように体が凝る傾向にあります(あくまでも傾向で、全ての人にあてはまりません)。
同側の腿の内側・反対側の肩甲骨 といったように。
対角線上(らせん状)に筋肉を使うことで体の安定性を保つため、そのように凝るのです。
肩こり・首こりの方は肩・首だけをみるのではなく、この筋肉の連動性を考えて下半身にも意識をむけたほうがいいです。
写真をとった時に首が横に傾いている方も足の重心の位置をチェックすると、もしかしたら中心からずれているかもしれません。この図でいくと、右に傾いているかも。
ではなぜ重心が外側に傾いてしまうのでしょうか???
これが謎でした。
捻挫・骨折といったケガの後遺症?? 足の親指の巻き爪??
しかし、原因が見当たらない方でも重心が外側にかかっている方が本当に多いのです。
犯人は
指上げ足(浮き指)でした。
ほとんどの方が該当するのではないでしょうか?
(C)Ashiura Balance Laboratory
指が曲がるのだから、柔軟性があっていいのでは??と問題視していなかったのですが…このせいで重心がずれることが問題なのだということに気づきました。
実際、この「指上げ足(浮き指)」を本で知った時、お客様や家族の足の状態をチェックしてみました。
両足とも該当する方、片足だけの方、様々でしたが…実に多いこと。
自分もその一人でした。
その本のタイトルは「つらい自律神経失調症は足と首から治す 笠原 巌著」。
私はごつくて健康そうに見えますが、実は昔から原因不明(心臓は正常)の不整脈を持っていました。
仕事で腕も使うし(腕の硬いかたは呼吸器系・循環器系を故障しやすいです)、肩こりもあるので、単に肩こりやカフェインの取り過ぎ??(でもコーヒーは一日1杯 緑茶は2杯くらい)が原因かと思っていました。
しかし、この本では不整脈を循環器系の症状として捉えるのではなく、自律神経失調症の一つとして捉えていました。
心臓は自律神経から発せられる信号によって動く…不整脈はその信号の誤作動による収縮と拡張の乱れと。
私はたぶんこれに該当するのではないかと思います。
自律神経失調症は数え切れないくらいの症状があるのですが…
肩こり・頭痛・眼精疲労・ドライアイ・めまい・メニエール病・冷え性・慢性的な疲労感・便秘・不整脈・パニック障害・不眠症・過眠症・うつ・高血圧症・低血圧症・更年期障害etc.
ようは交感神経と副交感神経の切り替え(信号)の不具合―
活動すべきところで活動できない、休むべきところで休めない、あるいは活動しすぎ! 休みすぎ! といったことが起こるのです。
体の機能だけでなく、心の状態にも影響を及ぼします。
原因不明の症状のほとんどが自律神経失調症に当てはまるかもしれません。
この自律神経失調症は、過度な精神的ストレスによる視床下部のダメージが原因とされてきましたが、ストレスだけでは片づけられない体の構造的問題に着眼したのがこの著書の笠原先生でした。
ではこの指上げ足(浮き指)がどのように体に影響を及ぼすか2つのケースで説明していきます。
足裏には4つのアーチがあり地面から伝わるストレスを和らげていますが(上図)、そのアーチが崩れ、足が変形(指上げ足の他に外反母趾・内反小趾・ハイアーチ・偏平足も含)すると
↓
足裏の変形により足指が地面に接地していないので、バランスよく踏ん張れず、体が揺れ動く
↓
体が本能的に重力とのバランスをとろうとして(直立に立とうとして)首や腰、全身に何倍もの余分な力を入れる
↓
慢性疲労&活性酸素が過剰に増産
↓
過剰に増産された活性酸素が正常な細胞・神経・臓器を破壊
↓
免疫力低下/自然治癒力低下
↓
突然のアレルギー・アトピー・鼻炎・皮膚病・膠原病・花粉症など突然の体質変化
足裏には4つのアーチがあり地面から伝わるストレスを和らげていますが、そのアーチが崩れ、足が変形(指上げ足の他に外反母趾・内反小趾・ハイアーチ・偏平足も含)すると
↓
アーチ機能が働かなくなり、地面からのストレスが体全体にストレートに伝わる
↓
が、土台となる足裏の不安定は脊椎の最上部にあたる頸椎1番が補いやすく…頸椎が傾く
※積み木の1段目が不安定になると必ずその最上部の積み木は反対側にずれて崩れないように働く原理と一緒
↓
歩いたり走ったりすることで…傾いた頸椎に直接的な衝撃波と足裏の不安定によるねじれ波が繰り返し伝わる
一回の破壊エネルギーは弱いものであっても、1年、2年と繰り返されると巨大な破壊エネルギーとなる
↓
頭蓋骨と頸椎の接続部分を圧迫し続けることになり
a. 徐々に各部位の変形や疲労骨折(頸椎ヘルニア・靭帯硬化症・脳脊髄液低下病)を引き起こす。
脳脊髄液低下病は自律神経失調症と症状が似ている。
b. 自律神経が集中している部分であるので、神経の伝達不良や切り替えがうまくできなくなり→自律神経失調症になる
「自律神経失調症は足と首から治す」笠原 巌著より
足裏を不安定にさせるものは指上げ足・外反母趾・内反小趾・ハイアーチ・偏平足だけでなく、
魚の目やタコ(足裏だけでなく、甲や足指)、巻爪もあります。
これら全てを解消するためには、魚の目やタコでしたらただ削るのではなく、それらができない足にすることが先決なのです。
どういう足かというと…4つのアーチがしっかりある足、そして指の筋力がしっかりしている足です。
4つのアーチ(土踏まず)と指の力があれば、指上げ足~巻爪にはなりません。
私たちが日常生活の動作の中で足の指を意識すると、意外にも使っていないことに気付くはずです。
指先が地面から浮いているのです。
地面から浮くということは指先で踏ん張っていない→筋力低下が起こっているわけです。
靴や靴下、フローリング生活の代償なのかもしれません。
裸足で歩く国の人々の足を見ると、足指の筋肉が発達していて、指の間が開いています。
ごついですが、免震抜群!という感じがわかります(笑)
(C)Ashiura Balance Laboratory
だからこういうことも出来ちゃうんでしょうね…頸がすわっとる!
(写真は靴はいてますけど…)
そうです。踵から地面に着地することが正しいといわれてきましたが、
実は足裏全体で地面を圧すイメージが正しい足の使い方です。
細かく言うと膝を少し曲げて、つま先と踵、そして小指の付け根の3点を同時に着地する歩き方。
大地にしっかりと足がついている ということは、深い意味でも大事なことだと思います。
地球に根付く―地に足をつける―大地からエネルギーをもらう
ということになるのではないでしょうか。だから強く生きれる!みたいな。
足裏の着地が正しいと重心線が下図のようになります。
「自律神経失調症は足と首から治す」笠原 巌著より
(C)Ashiura Balance Laboratory
重心線が定まり、重心が足裏に正しくかけられると、足で衝撃を吸収し、且つ重力に逆らわない体の使い方ができるということになります。
重力と調和した体―それはロルフィングの理論にもつながります。
でもロルフィングのいう「重力と調和した体」というのは全体のつながりを意識したもので、施術を10回に分け、まずは骨盤を整えることから始まり、足へのアプローチは第2回目のセッションで重点的に組み込まれていますが…足の構造そのものを変える具体的なアプローチはそれ以降ありません。足そのものではなく、全体から足に間接的にアプローチしていくような施術になります。
よくよく考えてみて下さい。
足は体の全体重を支える場所であり、筋肉も短いため損傷しにくく、パズルのように組合わさった小さな骨と頑丈な靭帯が張り巡らされている部分なので、そう簡単には変化しないと思うのです(ロルフィングの初歩しか勉強していないので、理解不十分な点、お許し下さい)。
歯の矯正みたく正しい位置にもってきて、その状態を直接保持しないと、構造を変えることは難しいかなと―。
そこで必要になるのがテーピングやサポーターです。
テーピングは固定テーピングではなく、伸縮性のテーピングを使うので、足の動きが制限されず、動かすことで動きになじみ、矯正していくことができるテーピングです。
こんな感じです。
(C)Ashiura Balance Laboratory
左:ビフォア 中央:テーピング中 右:アフター
足が地面にぴったりつくような感覚で、足でふんばれる安心感を覚えます。
地面から浮いていた指先が地面に着くので、指先を使った歩行ができるようになり、自然と指の筋トレにもなります。
私は右足の指上げ足に試してみたところ、3日ぐらいで膝痛がとれました。
外側にずれていた腓骨が中心よりに戻ったのではないかと思います。
ただ、私の場合、右足首の捻挫&小指の骨折&半月板の損傷があるため、テーピングだけでは治りません。足が正しい状態での筋トレが必要だと感じてます。
やらんと
「歯はいのち」笠茂享久著より
やはり足元=土台から変えていかないと、いくら上の部分を整えたところで、重力がある限り、そして、人が2本の足で全体重を支えている限り、また元にもどってしまう…根本的には改善できないと思うのです。
上の部分から下(足)を変えることは難しいと思うのですが、下(足)の部分から上を変えていくことは自然の理にかなっていて、無理がなく、効率的なものと思います。
何度も言うようですが、体の全ては2つの足で支えられ、それを土台として全身のバランスをとっているからです。
ですので、足の状態を整えたうえで、(重力下で)生活していれば、(重力で)自然と体が矯正されていくように思います。
これは自分の体重を使っていることにもなり、外部から加えられる力がないので、一番自然で無理のない整体になるのではないかと。
もちろんこれが基本となり、それに付随するアプローチも必要です。
硬くなった筋肉にはストレッチやマッサージ・鍼等を。
弱った筋肉には筋トレや神経リンパ反射を使った神経アプローチを。
老廃物がたまった筋肉にはアロマテラピーオイルトリートメントや入浴を。
変形して一切の衝撃を加えてはいけない部分には固定を。
これらを上手く取り入れ、同時進行で施術していくことで根本的な体の改善につながるのでなはいかと思います。
今まで私は全体を意識して施術していましたが、これからは少し足にも重点をおいていきたいと思っております。
今回は足について少々熱く語ってしまいましたが、施術で足を絶対的に優先することは考えていません。
たとえば、重力(足)の影響をあまりうけない手―腱鞘炎の方は、首の状態を改善することも必要ですが、まずは手・腕そのものの改善を優先した方がいい時もありますし、顎のずれや噛み合わせで足の重心が不安定になることもあるので、まずは頭部のブレをとってあげたほうがいい時もあるかもしれません。何を優先するかは本当にケースバイケースです。
足はあくまで選択肢の一つ。
何が必要なのか、何を優先した方がいいのかを、お客様の体の状態を把握しながら、お客様と相談して今までどおりすすめていきたいと思っております。
カサハラ式フットケア整体コース 疲れにくい体を作りたい、原因不明の不調を改善したい、という方に←2013年3月1日よりリニューアルスタート 2013年2月1日現在再編成中です。
もちろん「その時の疲れをその場でとりたい!」といったリラクゼーション目的でも今までどおりお気軽にご来店下さい。
これはこれで全身の疲れをとるように施術していきます。
ただ、足の勉強を始めてから、お客様や身近な人の足を観察すると、なかなか健康的な足の人が少ないということがわかりました。
指上げ足や外反母趾の他、指が重なっていたり、あるいは指の間が開かないぐらい固まっていたり、指の上にタコができていたり、踵の皮膚がやたら肥厚していたり、ハイアーチ(波打つような足)であったり…。
これに比例して、足の変形から起因する症状が実は意外に多いのではないかと。
今まで精神的なもの・ストレスとして片づけられてきた症状にもちゃんとした骨格的原因があるのではないかと。
それを大系化したのが過労性構造体医学です。
今はこの勉強を進めていきたいと思っています。
私は過去に原因不明の症状には心とのかかわりも強いと思い、スピリチュアルなことも勉強した時期がありました。
確かに、違う角度から心と体を捉えることができ、驚くような発見もありました。
しかし、最終的には原因は目に見える部分にちゃんとあるのではないかと思い、この勉強は知識としてとっておくことにして、進めていくことは止めました。
「歯はいのち」と言う本に下記のくだりがあります。
あらゆる病気は、その人の身体のキャパシティ(許容範囲)を越えたところに表れます。
機械の場合は故障したところに原因がありますから、そこを直せばいいわけですが、身体の場合は必ずしも症状が出たところに異常があるわけではありません。
パーツを完璧な状態にすることが、症状の改善につながるわけではない。
身体全体のバランスの中でブレを正して一番収まりがいいところに落ち着かせる―その調整ポイントを見つけることが大切です。
あらゆる症状は身体という小宇宙の中で起きていることなのですから、原因の解決法も必ず身体の中に見出せます。
原因不明の症状でも、体のどこかに原因があるのです。きっと。
何かだるい。やる気がでない。いろいろなことがあっていっぱいいっぱい。うつっぽい。
といった心の問題であっても、それは足の衝撃が首に行って、首がこわれてくると脳にも影響して、神経の働きが乱れ、心も病む…
けっして心が弱いわけではなく、体が正しい状態にないので正しく機能していない、重力に逆らって体を維持しているので疲れやすい、と考えたら
自分は弱い=ダメな人間
という見方が少し変わるのではないでしょうか。
それを臨床から実証して、一つの理論として立証したのが笠原先生です。
難しい症例ではなく、身近にありながら原因不明の巷の症例から生まれた理論なので、とても現実的で、経験談を踏まえた笠原先生の生の講義は非常にわかりやすく、納得のいくものでした。
あと数回あるので、理解を深めて行きたいと思っております。
私たちは朝お布団からでて、まず足をついて立ちあがります。
足が地面にふれることで足裏が刺激され、また、重力に対して体を起こすことで体が重力を取り込みます。
そこから1日が始まります。
重力は体にとって活動の合図にもなる存在。そしてそれを受けとめるのが足。
そういう意味でも足は全てを受け入れる基盤のように思います。強靭でありたいですね。
健康な心の状態は健康な体から生まれます。
健康な体をつくるためには…???
強靭な足もその一つ。
体は基盤。体は資本。
先ほど紹介した「歯はいのち 笠茂享人著 文藝春秋刊」もなかなかおすすめの本です。
顎や歯から全身の歪みを分析し、足との関連性も述べています。
素人でもわかりやすく、歪みの対処法ものっているので、とても実用的な本です。
その一文を紹介すると…
食事の時の姿勢で大切なのは、背筋を伸ばして坐ることと、両足をしっかりと地につけて食べることです。
ものを噛む、咀嚼することは運動です。運動は作用・反作用で力がでるわけですから、口でものを咀嚼するためには、それを支える力、反作用の起点が必要になります。それが足。床をしっかりと踏みしめることで、噛む力を逃さずにしっかりと噛むことができるのです。
西洋からイスとテーブルの文化が入ってくるまで、日本人はあぐらをかいたり正座をしたりして食事をしていましたが、坐の姿勢は腰と骨盤がアンカーになっていたのです。姿勢に最良な坐り方とは、正坐です。
筋膜の緊張をゆるめ、ねじれをとると、重力に対する足のバランスがよくなり、自然と正しい噛み合わせになっていきます。
この、土台としての足がとったバランスを上部で安定させるのが、正しい噛み合わせです。
噛み合わせには、身体のねじれを止めるという働きも課されています。土台である足から生じたねじれは、咬合というストッパーで止まるのです。
噛み合わせや顎関節症で悩まれている方も多いので、足が解決してくれたらな、と思います。
大変長くなりましたね長々とすみません。
足の矯正キャンペーンはホームページをご参考下さい。
数日後にアップします。ちょっとまだ準備中ですので、申し訳ないですが、もう少々お待ちください。
では、ご来店お待ちしております。
よかったら「正しい歩き方 Part II ~ アウェアネス」もあわせてご参考になさってください。 (2014年2月加筆)
どうしたら痛みがラクになるのか?
どうしたら歪みがとれるのか?
どうしたらリラックスできるのか?
を常に問いながら、そして体に語りかけながら施術してきました。
とにかく体に集中したいので、施術中の会話はできるだけ最低限にしています。
でも時として必要な時もあるので、ちょびっとしています。
上の問いかけがないと、ただやっているだけになって、技術の向上もありませんし、何が必要なのかも見えてきません。
ということで、最近どうしてなんだろう?と思うことが一つありました。
赤く囲った部分が凝っている方が多いのです。
重心が下肢の外側/足の小指側にかかっているため、見た目こんな感じになります。
(C)MyMed
これ内反足といいます。
こういう方はだいたい膝痛をもっています。
足が外側に倒れようとしているのに、膝は中央でふんばるため、捻じれが生じるからです。
中年の女性やお年寄りの方に多いです。
あと小太りだったり…これ骨盤が開きやすいからです。
あるいは生理痛が重かったり…内反足やこれと逆の外反足の方は重心が中央にないため、骨盤に負荷がかかり、骨盤が固まってしまうので、それを緩めようと痛みが生じます。こうなると骨盤まわりに贅肉もつきやすいです。
前にも述べたのですが、固まってしまうのが一番よくないのです。
歪みよりも柔軟性・弾力性が大事です。
あとビジュアル的なことを言えば、緑の部分で外側体重を耐えるため、ふくらはぎマッチョになったり…触ってみるとガチガチにこっています。
いいことありませんね~。
ですので、こういう方には重心が外側にいっていることを伝え、
◎靴の外側がすり減っているなら、買い換えた方がいいこと
◎足指・下肢・腰のストレッチ
◎足の中央で着地(←詳しくは後ほど 重心線を保つことが大事)
◎足の指の筋力が弱い方は足指の筋トレ・裸足で歩く
ことを勧めていました。
しかし、しかしです。
説明したところで実行していただける方は体にピンチを感じた方だけ。
少しでもやっていただいている方は確かに症状は改善されるものの、良くなればそれでそれまで。
症状を繰り返している方がほとんどです。
1日5分でもいいんですけど~。
どうにかして根本から解決できないものだろうか???
ということも自分の中での課題でした
筋肉は全身で連動しているので、当然下半身が歪めば上半身にも影響を与えます。
わかりやすい図があるので載せますね。
「歯はいのち」笠茂享久著より
重心が外側の方はたすき掛けのように体が凝る傾向にあります(あくまでも傾向で、全ての人にあてはまりません)。
同側の腿の内側・反対側の肩甲骨 といったように。
対角線上(らせん状)に筋肉を使うことで体の安定性を保つため、そのように凝るのです。
肩こり・首こりの方は肩・首だけをみるのではなく、この筋肉の連動性を考えて下半身にも意識をむけたほうがいいです。
写真をとった時に首が横に傾いている方も足の重心の位置をチェックすると、もしかしたら中心からずれているかもしれません。この図でいくと、右に傾いているかも。
ではなぜ重心が外側に傾いてしまうのでしょうか???
これが謎でした。
捻挫・骨折といったケガの後遺症?? 足の親指の巻き爪??
しかし、原因が見当たらない方でも重心が外側にかかっている方が本当に多いのです。
犯人は
指上げ足(浮き指)でした。
ほとんどの方が該当するのではないでしょうか?
(C)Ashiura Balance Laboratory
指が曲がるのだから、柔軟性があっていいのでは??と問題視していなかったのですが…このせいで重心がずれることが問題なのだということに気づきました。
実際、この「指上げ足(浮き指)」を本で知った時、お客様や家族の足の状態をチェックしてみました。
両足とも該当する方、片足だけの方、様々でしたが…実に多いこと。
自分もその一人でした。
その本のタイトルは「つらい自律神経失調症は足と首から治す 笠原 巌著」。
私はごつくて健康そうに見えますが、実は昔から原因不明(心臓は正常)の不整脈を持っていました。
仕事で腕も使うし(腕の硬いかたは呼吸器系・循環器系を故障しやすいです)、肩こりもあるので、単に肩こりやカフェインの取り過ぎ??(でもコーヒーは一日1杯 緑茶は2杯くらい)が原因かと思っていました。
しかし、この本では不整脈を循環器系の症状として捉えるのではなく、自律神経失調症の一つとして捉えていました。
心臓は自律神経から発せられる信号によって動く…不整脈はその信号の誤作動による収縮と拡張の乱れと。
私はたぶんこれに該当するのではないかと思います。
自律神経失調症は数え切れないくらいの症状があるのですが…
肩こり・頭痛・眼精疲労・ドライアイ・めまい・メニエール病・冷え性・慢性的な疲労感・便秘・不整脈・パニック障害・不眠症・過眠症・うつ・高血圧症・低血圧症・更年期障害etc.
ようは交感神経と副交感神経の切り替え(信号)の不具合―
活動すべきところで活動できない、休むべきところで休めない、あるいは活動しすぎ! 休みすぎ! といったことが起こるのです。
体の機能だけでなく、心の状態にも影響を及ぼします。
原因不明の症状のほとんどが自律神経失調症に当てはまるかもしれません。
この自律神経失調症は、過度な精神的ストレスによる視床下部のダメージが原因とされてきましたが、ストレスだけでは片づけられない体の構造的問題に着眼したのがこの著書の笠原先生でした。
ではこの指上げ足(浮き指)がどのように体に影響を及ぼすか2つのケースで説明していきます。
足裏には4つのアーチがあり地面から伝わるストレスを和らげていますが(上図)、そのアーチが崩れ、足が変形(指上げ足の他に外反母趾・内反小趾・ハイアーチ・偏平足も含)すると
↓
足裏の変形により足指が地面に接地していないので、バランスよく踏ん張れず、体が揺れ動く
↓
体が本能的に重力とのバランスをとろうとして(直立に立とうとして)首や腰、全身に何倍もの余分な力を入れる
↓
慢性疲労&活性酸素が過剰に増産
↓
過剰に増産された活性酸素が正常な細胞・神経・臓器を破壊
↓
免疫力低下/自然治癒力低下
↓
突然のアレルギー・アトピー・鼻炎・皮膚病・膠原病・花粉症など突然の体質変化
足裏には4つのアーチがあり地面から伝わるストレスを和らげていますが、そのアーチが崩れ、足が変形(指上げ足の他に外反母趾・内反小趾・ハイアーチ・偏平足も含)すると
↓
アーチ機能が働かなくなり、地面からのストレスが体全体にストレートに伝わる
↓
が、土台となる足裏の不安定は脊椎の最上部にあたる頸椎1番が補いやすく…頸椎が傾く
※積み木の1段目が不安定になると必ずその最上部の積み木は反対側にずれて崩れないように働く原理と一緒
↓
歩いたり走ったりすることで…傾いた頸椎に直接的な衝撃波と足裏の不安定によるねじれ波が繰り返し伝わる
一回の破壊エネルギーは弱いものであっても、1年、2年と繰り返されると巨大な破壊エネルギーとなる
↓
頭蓋骨と頸椎の接続部分を圧迫し続けることになり
a. 徐々に各部位の変形や疲労骨折(頸椎ヘルニア・靭帯硬化症・脳脊髄液低下病)を引き起こす。
脳脊髄液低下病は自律神経失調症と症状が似ている。
b. 自律神経が集中している部分であるので、神経の伝達不良や切り替えがうまくできなくなり→自律神経失調症になる
「自律神経失調症は足と首から治す」笠原 巌著より
足裏を不安定にさせるものは指上げ足・外反母趾・内反小趾・ハイアーチ・偏平足だけでなく、
魚の目やタコ(足裏だけでなく、甲や足指)、巻爪もあります。
これら全てを解消するためには、魚の目やタコでしたらただ削るのではなく、それらができない足にすることが先決なのです。
どういう足かというと…4つのアーチがしっかりある足、そして指の筋力がしっかりしている足です。
4つのアーチ(土踏まず)と指の力があれば、指上げ足~巻爪にはなりません。
私たちが日常生活の動作の中で足の指を意識すると、意外にも使っていないことに気付くはずです。
指先が地面から浮いているのです。
地面から浮くということは指先で踏ん張っていない→筋力低下が起こっているわけです。
靴や靴下、フローリング生活の代償なのかもしれません。
裸足で歩く国の人々の足を見ると、足指の筋肉が発達していて、指の間が開いています。
ごついですが、免震抜群!という感じがわかります(笑)
(C)Ashiura Balance Laboratory
だからこういうことも出来ちゃうんでしょうね…頸がすわっとる!
(写真は靴はいてますけど…)
そうです。踵から地面に着地することが正しいといわれてきましたが、
実は足裏全体で地面を圧すイメージが正しい足の使い方です。
細かく言うと膝を少し曲げて、つま先と踵、そして小指の付け根の3点を同時に着地する歩き方。
大地にしっかりと足がついている ということは、深い意味でも大事なことだと思います。
地球に根付く―地に足をつける―大地からエネルギーをもらう
ということになるのではないでしょうか。だから強く生きれる!みたいな。
足裏の着地が正しいと重心線が下図のようになります。
「自律神経失調症は足と首から治す」笠原 巌著より
(C)Ashiura Balance Laboratory
重心線が定まり、重心が足裏に正しくかけられると、足で衝撃を吸収し、且つ重力に逆らわない体の使い方ができるということになります。
重力と調和した体―それはロルフィングの理論にもつながります。
でもロルフィングのいう「重力と調和した体」というのは全体のつながりを意識したもので、施術を10回に分け、まずは骨盤を整えることから始まり、足へのアプローチは第2回目のセッションで重点的に組み込まれていますが…足の構造そのものを変える具体的なアプローチはそれ以降ありません。足そのものではなく、全体から足に間接的にアプローチしていくような施術になります。
よくよく考えてみて下さい。
足は体の全体重を支える場所であり、筋肉も短いため損傷しにくく、パズルのように組合わさった小さな骨と頑丈な靭帯が張り巡らされている部分なので、そう簡単には変化しないと思うのです(ロルフィングの初歩しか勉強していないので、理解不十分な点、お許し下さい)。
歯の矯正みたく正しい位置にもってきて、その状態を直接保持しないと、構造を変えることは難しいかなと―。
そこで必要になるのがテーピングやサポーターです。
テーピングは固定テーピングではなく、伸縮性のテーピングを使うので、足の動きが制限されず、動かすことで動きになじみ、矯正していくことができるテーピングです。
こんな感じです。
(C)Ashiura Balance Laboratory
左:ビフォア 中央:テーピング中 右:アフター
足が地面にぴったりつくような感覚で、足でふんばれる安心感を覚えます。
地面から浮いていた指先が地面に着くので、指先を使った歩行ができるようになり、自然と指の筋トレにもなります。
私は右足の指上げ足に試してみたところ、3日ぐらいで膝痛がとれました。
外側にずれていた腓骨が中心よりに戻ったのではないかと思います。
ただ、私の場合、右足首の捻挫&小指の骨折&半月板の損傷があるため、テーピングだけでは治りません。足が正しい状態での筋トレが必要だと感じてます。
やらんと
「歯はいのち」笠茂享久著より
やはり足元=土台から変えていかないと、いくら上の部分を整えたところで、重力がある限り、そして、人が2本の足で全体重を支えている限り、また元にもどってしまう…根本的には改善できないと思うのです。
上の部分から下(足)を変えることは難しいと思うのですが、下(足)の部分から上を変えていくことは自然の理にかなっていて、無理がなく、効率的なものと思います。
何度も言うようですが、体の全ては2つの足で支えられ、それを土台として全身のバランスをとっているからです。
ですので、足の状態を整えたうえで、(重力下で)生活していれば、(重力で)自然と体が矯正されていくように思います。
これは自分の体重を使っていることにもなり、外部から加えられる力がないので、一番自然で無理のない整体になるのではないかと。
もちろんこれが基本となり、それに付随するアプローチも必要です。
硬くなった筋肉にはストレッチやマッサージ・鍼等を。
弱った筋肉には筋トレや神経リンパ反射を使った神経アプローチを。
老廃物がたまった筋肉にはアロマテラピーオイルトリートメントや入浴を。
変形して一切の衝撃を加えてはいけない部分には固定を。
これらを上手く取り入れ、同時進行で施術していくことで根本的な体の改善につながるのでなはいかと思います。
今まで私は全体を意識して施術していましたが、これからは少し足にも重点をおいていきたいと思っております。
今回は足について少々熱く語ってしまいましたが、施術で足を絶対的に優先することは考えていません。
たとえば、重力(足)の影響をあまりうけない手―腱鞘炎の方は、首の状態を改善することも必要ですが、まずは手・腕そのものの改善を優先した方がいい時もありますし、顎のずれや噛み合わせで足の重心が不安定になることもあるので、まずは頭部のブレをとってあげたほうがいい時もあるかもしれません。何を優先するかは本当にケースバイケースです。
足はあくまで選択肢の一つ。
何が必要なのか、何を優先した方がいいのかを、お客様の体の状態を把握しながら、お客様と相談して今までどおりすすめていきたいと思っております。
カサハラ式フットケア整体コース 疲れにくい体を作りたい、原因不明の不調を改善したい、という方に←2013年3月1日よりリニューアルスタート 2013年2月1日現在再編成中です。
もちろん「その時の疲れをその場でとりたい!」といったリラクゼーション目的でも今までどおりお気軽にご来店下さい。
これはこれで全身の疲れをとるように施術していきます。
ただ、足の勉強を始めてから、お客様や身近な人の足を観察すると、なかなか健康的な足の人が少ないということがわかりました。
指上げ足や外反母趾の他、指が重なっていたり、あるいは指の間が開かないぐらい固まっていたり、指の上にタコができていたり、踵の皮膚がやたら肥厚していたり、ハイアーチ(波打つような足)であったり…。
これに比例して、足の変形から起因する症状が実は意外に多いのではないかと。
今まで精神的なもの・ストレスとして片づけられてきた症状にもちゃんとした骨格的原因があるのではないかと。
それを大系化したのが過労性構造体医学です。
今はこの勉強を進めていきたいと思っています。
私は過去に原因不明の症状には心とのかかわりも強いと思い、スピリチュアルなことも勉強した時期がありました。
確かに、違う角度から心と体を捉えることができ、驚くような発見もありました。
しかし、最終的には原因は目に見える部分にちゃんとあるのではないかと思い、この勉強は知識としてとっておくことにして、進めていくことは止めました。
「歯はいのち」と言う本に下記のくだりがあります。
あらゆる病気は、その人の身体のキャパシティ(許容範囲)を越えたところに表れます。
機械の場合は故障したところに原因がありますから、そこを直せばいいわけですが、身体の場合は必ずしも症状が出たところに異常があるわけではありません。
パーツを完璧な状態にすることが、症状の改善につながるわけではない。
身体全体のバランスの中でブレを正して一番収まりがいいところに落ち着かせる―その調整ポイントを見つけることが大切です。
あらゆる症状は身体という小宇宙の中で起きていることなのですから、原因の解決法も必ず身体の中に見出せます。
原因不明の症状でも、体のどこかに原因があるのです。きっと。
何かだるい。やる気がでない。いろいろなことがあっていっぱいいっぱい。うつっぽい。
といった心の問題であっても、それは足の衝撃が首に行って、首がこわれてくると脳にも影響して、神経の働きが乱れ、心も病む…
けっして心が弱いわけではなく、体が正しい状態にないので正しく機能していない、重力に逆らって体を維持しているので疲れやすい、と考えたら
自分は弱い=ダメな人間
という見方が少し変わるのではないでしょうか。
それを臨床から実証して、一つの理論として立証したのが笠原先生です。
難しい症例ではなく、身近にありながら原因不明の巷の症例から生まれた理論なので、とても現実的で、経験談を踏まえた笠原先生の生の講義は非常にわかりやすく、納得のいくものでした。
あと数回あるので、理解を深めて行きたいと思っております。
私たちは朝お布団からでて、まず足をついて立ちあがります。
足が地面にふれることで足裏が刺激され、また、重力に対して体を起こすことで体が重力を取り込みます。
そこから1日が始まります。
重力は体にとって活動の合図にもなる存在。そしてそれを受けとめるのが足。
そういう意味でも足は全てを受け入れる基盤のように思います。強靭でありたいですね。
健康な心の状態は健康な体から生まれます。
健康な体をつくるためには…???
強靭な足もその一つ。
体は基盤。体は資本。
先ほど紹介した「歯はいのち 笠茂享人著 文藝春秋刊」もなかなかおすすめの本です。
顎や歯から全身の歪みを分析し、足との関連性も述べています。
素人でもわかりやすく、歪みの対処法ものっているので、とても実用的な本です。
その一文を紹介すると…
食事の時の姿勢で大切なのは、背筋を伸ばして坐ることと、両足をしっかりと地につけて食べることです。
ものを噛む、咀嚼することは運動です。運動は作用・反作用で力がでるわけですから、口でものを咀嚼するためには、それを支える力、反作用の起点が必要になります。それが足。床をしっかりと踏みしめることで、噛む力を逃さずにしっかりと噛むことができるのです。
西洋からイスとテーブルの文化が入ってくるまで、日本人はあぐらをかいたり正座をしたりして食事をしていましたが、坐の姿勢は腰と骨盤がアンカーになっていたのです。姿勢に最良な坐り方とは、正坐です。
筋膜の緊張をゆるめ、ねじれをとると、重力に対する足のバランスがよくなり、自然と正しい噛み合わせになっていきます。
この、土台としての足がとったバランスを上部で安定させるのが、正しい噛み合わせです。
噛み合わせには、身体のねじれを止めるという働きも課されています。土台である足から生じたねじれは、咬合というストッパーで止まるのです。
噛み合わせや顎関節症で悩まれている方も多いので、足が解決してくれたらな、と思います。
大変長くなりましたね長々とすみません。
足の矯正キャンペーンはホームページをご参考下さい。
数日後にアップします。ちょっとまだ準備中ですので、申し訳ないですが、もう少々お待ちください。
では、ご来店お待ちしております。
よかったら「正しい歩き方 Part II ~ アウェアネス」もあわせてご参考になさってください。 (2014年2月加筆)
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ブログを拝見して衝撃を受けました。
私の足と身体は、まさにここに書かれた図のようになっているからです。
以前より、整体師さんからは左の骨盤が閉じ、右が開いているといわれ、右がよりがに股で靴が外側に減ります。左足の薬指が痛くて歩けなくなり、もう10年以上、注文作成した矯正靴しかはけません。でも、10年以上たっても足は治りません。
このブログをみて、数日前より下半身と足指のストレッチをはじめ、指を使って歩き始めました。
すると左の親指と人差し指が重なってしまいます。
それでテーピングも始めようかと思っています。
東京に住んでいて、車を運転できないので、何かアドバイスがあったら、よろしくお願いします。
靴屋さんからは、ハイアーチと言われています。
この数日、足圧ソックスで足指を意識して歩いたら、
左のお尻のえくぼが痛くなりました。
指を使って歩くことが正しいかどうかは賛否両論あり、私なりの新しい見解が書いてありますので、ご参考になれば幸いです。
さっそくですがkathyさんの足、大変そうですね!
この記事の理論は笠原 巌(いわお)先生の理論を参考にしております。
http://www.ashiuratengoku.co.jp/
笠原先生のホームページに臨床例とテーピングの貼り方が掲載されています。情報量も多く、とても参考になるのではないかと思います。ワンディセミナーもありますので、一度参加されてもいいかもしれません。あと戸塚に治療院がありますので、本格的に治療されたければおススメです。
kathyさんのお身体の見解ですが
(本当は写真を送っていただくとベストなのですが… ←写真による分析は只今検討中です)
たぶん右足の親指が浮き指(親指を反るように使っている)、小指が内反小趾のため、小指がストッパーとしてきかず、重心が外に傾きやすくなっているかもしれません。そのため、右ふくらはぎの外側がこり(筋肉も発達)、右の腿の内側の筋肉が弱っている可能性があります。
左足はたぶん足指全体の筋力が弱っていて横アーチ(足の甲のアーチ)が消失し、右よりも左足の方が「ばんびろ」になっていませんか?その状態で窮屈な靴をはくと指が圧迫されてしまいます。kathyさんの場合、左の薬指に圧迫が集中しているのだと思います。
「左の親指と人差し指が重なってしまう」のは左足が外反母趾ではないでしょうか?左足の足首の靭帯がゆるくなっている可能性もあります(過回内足)。左足は機能的に重心を左右にとるので外反母趾になりやすいです。外反母趾専用のストレッチもあり、それは笠原先生のセミナーで教えてもらえます。
もしカナロアの足指ストレッチを続けられるようでしたら、とにかく固まって動きの悪い指を重点的にやり、動きが良すぎる指はやらないようにしてみて下さい。それでも痛みが強くなるようでしたら足指ストレッチは中止し、下半身のストレッチだけにしてみて下さい。
直接指導できればいいのですが(^^;)
「この数日、足圧ソックスで足指を意識して歩いたら、
左のお尻のえくぼが痛くなりました。」
着圧ソックスで重心が変わると筋肉の使い方が変わるので、身体のどこかが痛くなったり、筋肉痛になったりします。お身体に柔軟性があればこのようなことは起こりにくいので、ストレッチで筋肉と関節を柔らかくしつつ履いていただくのが理想です。履く時間は最初は短めにしていただいて、徐々にお身体を馴らしてみて下さいね。
近々のびのびになっていたブログをアップしますので(すみません)、そちらもご参考になさって下さい☆
こういう写真を、というご指示があれば、お送りいたします。でも、ほぼご明察のとおりの状態のようです。左足は完全にアーチがないようです。
私は左足が悪いと思ったので、先日笠原先生のサポーターを購入し、家では左足につけていますが、右足もやったほうがよいでしょうか。
指のテーピングソックスも注文しました。
テーピングはお風呂に入るのがちょっと。。
着圧ソックスは、いまは暑くてちょっと無理っぽいです。今の時期でも履けるような薄手の、ショートストッキングっぽいものがあったらいいなと思っています。
また適宜ご指導いただけたら嬉しいです。
(近ければ行きたいのですが)
近ければうかがいたいのですが、適宜
写真の指示、書いてありましたね。
お送りします。
着圧ソックスは そのうえに 普通の靴下をはいて
靴をはくのでしょうか。
左右の足の状態によります。
6/17に東京高輪でミニセミナーとテーピングの無料体験会があります。その時にポディストの先生に直接みてもらうといいと思います。おススメですよ~!
http://www.body-k.com/
http://www.body-k.com/images/140617_merged.pdf
>指のテーピングソックスも注文しました。テーピングはお風呂に入るのがちょっと。。
そうなんですよね~(^^;)
シャワーにして、すぐにテーピングをドライヤーで乾かしたりしています。
本当にお身体をよくしたければ、一定期間中は我慢するしかない、と自分にもお客様にも言い聞かせています(笑)
>着圧ソックスは、いまは暑くてちょっと無理っぽいです。
それも身体をとるかどうか…(笑)
ですが、足首はけっこう夏でも冷えるので私は家にいる時や仕事中はほとんど履いています。
女性は足首を冷やさないほうがいいですしね。
どうするかはお任せします(笑)
着圧ソックスはどれでもいいというわけではなく、できれば私がおススメするものを履いた方がいいと言えばいいです。いろいろなメーカーを履き比べて効果を実感できたものなので。
ただ安いメーカーなので、オールシーズン用でサイズもM~Lしかありません(^^;)
詳細は近々アップするブログをご参考になさって下さい☆
ありがとうございます。
実は17日のセミナーはもう申し込んであります。(笑)
やっぱりテーピングは、シャワーとかでやり過ごすんですね。一定期間といっても、半年とかかかりそうだし。。。
写真をお送りしましたので、追加のコメントがあればよろしくお願いします。
今度アップされるブログ記事、心待ちにしています。
カナロア HPのgmailに送って下さい。
足の前面・横面
膝~足の前面・後面(足はこぶし二つ分開いて下さい)
よろしくお願いいたします。
kathyの足というタイトルです。
↑
これ間違えてしまって
kanaloa1151@gmail.com
です。よろしくお願いします☆