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社会

「コロナで仕事少なく」、逮捕の男が供述 大府の事件で強盗殺人未遂の容疑

 愛知県大府市長草町の自営業坂野一茂さん(63)方で2日夜、長男の会社役員旭さん(34)が男に頭を殴られ重体となった事件で、県警は3日、強盗殺人未遂容疑で、フィリピン国籍で同県西尾市の作業員サントス・ロビー容疑者(27)を逮捕した。県警は同日、東海署に捜査本部を設置し、40人態勢で捜査を始めた。

 捜査本部によると、サントス容疑者は旭さんが取締役を務める工務店の元従業員。動機は旭さんの借金返済の追及を免れるためとみられ、「新型コロナウイルスの関係で、仕事が少なくなって困っていた」という趣旨の供述をしている。

 逮捕容疑では、2日午後9時ごろから同20分ごろまでの間、坂野さん方で、ハンマーのようなもので旭さんの頭を殴るなどし、左大脳脳挫傷などのけがを負わせたとされる。捜査本部によると、ハンマーで殴ったことは認めているが、殺意は否認している。

 現場にあった携帯電話の解析などで、サントス容疑者が浮上。任意で事情を聴いていたところ、関与を認めた。

 旭さんが住んでいた現場の離れ2階を事件当時訪れた旭さんの母親も容疑者と鉢合わせになり、階段の下に突き落とされ殴られたが、命に別条はない。

(中日新聞)

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