(cache)山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

新着情報

2020.05.02 有効再生産数（Rt）の推定
2020.05.02 有効再生産数（Rt）が経済活動再開の指標
2020.05.01 ジョギングエチケットに加筆しました。（下記参照）
2020.05.01 東京と大阪のPCR検査陽性率
2020.05.01 米国日本人医師会・柳澤会長のウェビナー（米国時事通信社主催）－軽症者施設での十分なケアを
2020.04.30 抗体検査に関する考察
2020.04.30 レムデシビルの効果ー信じるべきは論文？記者発表？
2020.04.29 ニューヨークの医師の自死（下記も参照）
2020.04.29 嗅覚・味覚異常に関する２論文
2020.04.28 検査陽性率に関する考察
2020.04.27 退院後に再び陽性、家族が感染
2020.04.27 イベルメクチンの有効性
2020.04.27 死亡者数はもっと多いか
2020.04.27 黒木登志夫先生の提言を更新
2020.04.26 唾液がPCR検査の検体として有用か
2020.04.26 小児、若年では軽症化無症候
2020.04.26 東京都と大阪の状況ー高い検査陽性率
2020.04.25 Google行動解析を更新
2020.04.25 感染時の高血圧治療
2020.04.24 ニューヨーク市では5人に1人が感染か
2020.04.24 重症化にBリンパ球が関与か
2020.04.24 医療従事者を守るための要望書
2020.04.24 今するべき行動（ABBAの曲で）
2020.04.23 東京の感染者数は減少しているのか？（誤りを訂正しました）
2020.04.23 5つの提言を更新しました
2020.04.22 黒木登志夫先生の提言を更新
2020.04.22 東京の感染者はもっと多いか？
2020.04.22 東京の感染者数は減っている？
2020.04.21 手法を見直す。永守会長の重い言葉
2020.04.21 ワシントン大学ウイルス研究室が抗体検査を開始
2020.04.21 唾液によるPCR検査の有効性
2020.04.20 死亡者数は報告より多いかも
2020.04.20 感染者数は報告の数十倍？（スタンフォード大学の報告）
2020.04.19 黒木先生の解析を更新
2020.04.19 感染研による、抗体検査の評価
2020.04.19 妊婦が感染しても重症化リスクは高くない
2020.04.18 解決すべき課題を加えました
2020.04.18 Google動態検査（4月11日のデータ）ー緊急事態宣言の効果は限定的か
2020.04.18 今後の鍵は抗体検査
2020.04.17 感染力は発症直前が最強か
2020.04.17 米ギリアド社が有望な治験結果か？
2020.04.17 母から新生児への感染は稀か
2020.04.16 ジョギングエチケット（下記も参照）
2020.04.16 1年どころか数年の対策が必要？（昨日、たくさん報道されていた論文を詳しく解説）
2020.04.15 PCマウスも汚染ー院内感染対策の難しさ
2020.04.15 ニューヨークでの妊婦の高い感染率
2020.04.14 死亡例、重症例の年齢分布
2020.04.14 ワクチン開発の現状と見通し
2020.04.14 治療薬に関する米国医師会誌の総説
2020.04.14 人との距離を空けよう！（動画）
2020.04.13 黒木登志夫先生の解析を更新
2020.04.13 阪大前総長平野俊夫先生の論説
2020.04.13 感染しても30~50％は無症状
2020.04.13 証拠の強さによる情報分類を更新
2020.04.12 行動変容の世界比較（4月5日のデータ）－日本はまだまだ
2020.04.12 中国では第２派を警戒
2020.04.12 イタリアの失敗から学ぶべきでは
2020.04.11 ウイルスのファミリーヒストリーに関する論文にコメント追加
2020.04.11 インフルエンザは減少。しかし。。。
2020.04.10 ウオーキングやジョギングは一人で！
2020.04.10 東京や大阪の検査状況
2020.04.09 スーパー等での感染防止
2020.04.09 接触感染でもクラスター？
2020.04.09 状況の変化に伴い、５つの提言を改訂しました
2020.04.08 油断禁物ー中国は終息したのか？
2020.04.07 イタリアICU入院患者1591名の報告
2020.04.07 血漿療法に関する全米医師会誌の論説と、臨床試験推進のための取り組み
2020.04.06 こんな時こそ音楽を！
2020.04.06 サンフランシスコの追加情報です
2020.04.05 マスクの効果に関する論文を紹介しました。
2020.04.05 コロナウイルス研究者田口先生の提言を紹介しました。
2020.04.05 サンフランシスコの状況をアップデートしました
2020.04.05 イギリスの知人からの提言です
2020.04.04 南京市の対策を紹介しました
2020.04.04 iPS細胞を利用し、ウイルス感染様式を解析した論文が公開されました
2020.04.03 BCGの効果は証明されていません。
2020.03.31 批判を恐れず、勇気を振り絞って5つの提言をします
2020.03.29 しばらくの間、1日2回（午後1時頃と午後9時頃）に更新します

ジョギングエチケット

下記は、休日の皇居や大阪城など、多数のランナーや散歩をされる方が集中する場所を念頭に置いて提案しています。人がまばらな時のジョギングや、グランドでの屋外スポーツに関する提案ではありません。紹介している報告は、さらなる科学的検証が必要です。しかし、周囲にたくさん散歩の方がおられる時は、エチケットととしてマスク等を着用することにより、お互いに気持ち良い時間を過ごすことが出来ると思います。夏用の涼しい製品も販売されています。

外出自粛が続いていますが、時々のジョギングや散歩はOKと言われています。以前より、ジョギングをする人が増えているようにも思います。新型コロナウイルスは感染しても多くの人は無症状です。発症する場合も、潜伏期にすでに感染力があると考えられています。ジョギングできるくらい元気でも、実は感染しているかもしれません。走って大きな息をするときは、咳やくしゃみと同じように周囲への配慮が望まれます。マスク、もしくはバフ、ネックゲイター等でジョギングエチケットを心がけましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=sO1BmlMij8c

走る時は、10メートルくらい離れないと感染の危険があるという報告もあります。
https://medium.com/@jurgenthoelen/belgian-dutch-study-why-in-times-of-covid-19-you-can-not-walk-run-bike-close-to-each-other-a5df19c77d08

3種類の被害者

普通の病気は、患者さんや家族を苦しめます。しかし、新型コロナウイルスはより多くの人を苦しめています。
１．感染した方、そのご家族
２．エッセンシャルワーカーの方々。医療従事者、公共交通、物流、インフラ、小売り、窓口業務など、自らの感染リスクと、偏見や差別に耐えながら社会を支えて頂いている方々。（提言）
３．活動自粛により、仕事、介護、教育などの権利を奪われている方々
収束には長期間を要します。しかし夜は必ず明けます。それまでの間、これらすべての方々を守らなければなりません。
私はどれにも該当しません。一番の社会貢献は、できるだけ外出を控えてエッセンシャルワーカーの方々への負担を減らすことです。しかし、それ以外に何か出来ないか、常に模索しています。一人一人のプラスアルファの努力が求められています。

今、求められる対策は？

ウイルスへの対策は、有効なワクチンや治療薬が開発されるまで手を抜くことなく続ける必要があります。1年以上かかるかもしれません。マラソンと同じで、飛ばし過ぎると途中で失速します。ゆっくり過ぎるとウイルスの勢いが増します。新型コロナウイルスは強力です。しかし、みんなが協力し賢く行動すれば、社会崩壊も医療崩壊も防ぐことが出来るはずです。今、私たちが新型コロナウイルスに試されています。私たちの団結力を見せつけなければなりません！