ビン詰なめ茸では全国屈指のメーカーの小松食品(株)が破産開始決定

 小松食品(株)(TSR企業コード:411002970、千曲市内川1250、登記上:同市羽尾2097、設立昭和41年12月、資本金3000万円、小松富男社長、従業員80名)は9月1日、長野地裁上田支部に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。破産管財人には川島利夫弁護士(川島利夫法律事務所、上田市緑が丘3-21-1、電話0268-75-2048)が選任された。
 負債総額は約14億円(平成26年9月期決算時点)。

 ビン詰なめ茸では全国屈指のメーカー。1日約7万本のなめ茸生産が可能で、ピーク時の平成10年9月期には売上高約19億9100万円を計上していた。しかし、その後は消費低迷、需要減退、単価安によって減収傾向に歯止めが掛からず、26年9月期は売上高約9億3000万円に低下。
 業績の不振に加えて、系列企業への貸付金などにより借入金への依存度は高く、窮屈な資金運営となるなか、27年8月31日の決済ができず今回の措置となった。

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2015年9月3日の経済記事

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