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ボードゲームやプラモデル人気 休校中の子とテレワーク余暇に

人生ゲームやレゴブロックなど、家庭で遊べる玩具が人気を集めている=上田市の八幡屋本店人生ゲームやレゴブロックなど、家庭で遊べる玩具が人気を集めている=上田市の八幡屋本店
 新型コロナウイルスの感染予防で外出の自粛が進む中、家庭で遊べるボードゲームやプラモデルの需要が東信の玩具店で高まっている。臨時休校中の子どもと一緒に遊んだり、テレワークの社会人が余暇の時間に楽しんだりと用途はさまざま。大型連休中も需要は一層高まりそうだ。

 「人生ゲーム、ジェンガ、オセロなどが人気。特定の商品は入荷待ち」。上田市の上田駅前にある玩具や雑貨などの「八幡屋本店」では、3月から家族向けのゲームを購入する客が増えた。「レゴブロック」も売れ筋の一つ。子どもが長い時間遊べるよう構造が複雑で、完成すると無線操縦できる1万円以上の商品を買う親も少なくないという。

 同店によると、特にボードゲーム「人生ゲーム」は、数あるシリーズの中でも昔ながらの標準モデルが人気。全国的に品薄とみられ、インターネットでは定価の3倍で売られている例もある。

 佐久市中込の玩具店「おもちゃ箱」では、飛行機やトラックなど1個5、6千円するプラモデルを購入する男性客が増加。主に関東方面の会社員で、軽井沢町にある会社の保養施設などでテレワーク中とみられる。

 店長の杉岡務さん(73)によると、新型コロナの影響で子どもの来店が減ったが、こうした一時的な需要の高まりで売り上げを補えている。ただ、終息の見通しが立たない中「いつまで来店が続くかも分からず、楽観視はできない」としている。

(4月30日)

長野県のニュース(4月30日)