日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は1日、インターネット会議で新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、7月以降の試合については各プロモーターに感染防止対策の提出を求め、それをもとに開催の可否を判断することを決めた。緊急事態宣言が解除され感染者数が減少するなど諸条件がクリアされることが大前提となる。ボクシング界はすでに3月から6月末まで全試合の中止、延期を決めている。
全国のジムでは、政府の緊急事態宣言を受けて一般会員向け営業も自粛休業中。JPBAの新田渉世事務局長は「各ジムから、収入がなくなって家賃の支払いも難しく、限界だという悲痛な叫びが上がっている」と訴えた。7日のJPBA臨時理事会で、全国のジムの窮状も踏まえたボクシング界からの要望をまとめて休業補償の充実などを政官界に訴えていくとした。