センテンスごとに学ぶ
intelligenceには「知性、知能」という意味もありますが、ここでは「諜報活動」という意味で、intelligence agencyは「情報当局」です。具体的な名称は、センテンス3に出てきます。
reportedlyは「伝えられるところによると」という副詞です。
eavesdropは「盗聴する」です。
hiddenは「秘密裏の」で、ここでのcontrolは「運営」です。
encryptionは「暗号」で、encryption firmは「暗号機(製造)会社」です。
public broadcasterは「公共放送」です。ZDFは、ドイツの公共放送Zweites Deutsches Fernsehenの略称です。
jointlyは「合同で」です。
今回の件は、アメリカの有力紙ワシントン・ポストとドイツのZDFが、独自に入手した文書などをもとに伝えたものです。
revealは「明らかにする」です。「通常知られていないことを示す」というニュアンスです。
CIA(Central Intelligence Agency)は、アメリカの「中央情報局」です。
counterpartは「同等に対応するもの」で、違う組織の職務や機能が同じ相手を指します。
BND(Bundesnachrichtendienst)「連邦情報局」は、当時の西ドイツの情報機関です。
AGは、ドイツ語のAktiengesellshaft「株式会社」の略です。
ここでのrigは「不正操作する」という意味で、盗聴が可能になるようCIAとBNDが秘密裏にクリプト社を運営していたことを示しています。
listen inは「盗聴する」という句動詞です。
friendは、ここでは「同盟国」を指しています。
ここでのmonitorは「盗聴する」という意味です。
hostageは「人質」です。ここでは、1979年に起きたイランのアメリカ大使館占拠事件を指しています。
the Soviet Unionは「ソビエト連邦」(旧ソビエト)です。正式名称は、Union of Soviet Socialist Republics「ソビエト社会主義共和国連邦」です。
customerは「顧客」です。
be suspicious of ...は「~を疑っている」です。
ここでのtieは「関係」で、この意味では複数形で用いられます。
declineは「拒否する」です。
CIAは1960年代からクリプトと関係を持ち、1970年ごろにBNDとともに株式を取得したあと、リヒテンシュタインにある法律事務所の支援を得て、経営主体が分からないようにしていたということです。一方、ドイツ側は活動が明るみになることを懸念して1990年代に撤退しましたが、アメリカ側はおととし会社を売却するまで活動を続けていたということです。