センテンスごとに学ぶ
the country'sのcountryは、Australia「オーストラリア」を指していています。
bushfireは、特にオーストラリアの「森林火災」です。bushfire seasonは「森林火災の季節」で、fire season「火事(特に野火)が起こる季節」から来ています。
its prime ministerのitsは、オーストラリアを指しています。
prime ministerは「首相」です。
look into ...は「~を調べる」という句動詞です。
keep ... safeは「~を安全に保つ」です。
the national commissionは、センテンス1のnational inquiry「国家的な調査」を行う委員会のことで、具体的にはroyal commission「王立委員会」と呼ばれる独立機関を指しています。
authoritiesは「当局」で、通例は複数形で使われます。
powerの複数形powersには「権限」という意味があります。
オーストラリアでは州政府が広い権限を持ち、連邦政府は外交、軍事、貿易など限られた権限を州から委譲されています。
オーストラリアは、federal government「連邦政府」の下に6つのstate government「州政府」および2つのterritorial government「準州政府」があります。
この文は、前のセンテンスに出てきたオーストラリア政府が権限を持っていないという内容の説明になっています。
the crisis「この危機」は、森林火災を指しています。
ここでのvacationは「休暇を過ごす」という動詞です。
長期的な森林火災に見舞われ、ニューサウスウェールズ州では12月19日に2度目の非常事態宣言が出された中、モリソン首相は12月22日までハワイでクリスマス休暇を過ごしていて、大きな批判を浴びました。
worstは「最悪の」です。
ここでのtorchは、動詞で「焼く、焦がす」という意味です。名詞では「たいまつ」で、オリンピックのtorch relay「聖火リレー」の中でも使われる単語です。
destroyedは、火事によって「破壊された」ですので、つまり「焼失した」として理解できます。
the number is expected to rise「その数は増えると予想されています」です。オーストラリアでは大規模な森林火災は鎮静化に向かったものの、今も数十件の火災が続いているということです。