徹子の部屋 藤田弓子&河野洋夫妻~夫81歳・74歳…伊豆暮らし30年“生活の知恵”~ 東京育ちの2人が伊豆に移住… New!


出典:『徹子の部屋 藤田弓子&河野洋夫妻~夫81歳・74歳…伊豆暮らし』の番組情報(EPGから引用)


徹子の部屋 藤田弓子&河野洋夫妻[解][字]


~夫81歳・74歳…伊豆暮らし30年“生活の知恵”~藤田弓子さん&河野洋さん夫妻が今日のゲストです。


詳細情報

◇ゲスト

結婚35年。演技派女優・藤田弓子さんと、テレビ草創期から活躍している人気放送作家・河野洋さん夫妻がゲスト。

◇番組内容

東京育ちの2人が伊豆に移住して30年。見知らぬ土地で暮らすコツは近所に住む“便利屋さん”を探すこと。仕事で留守にしがちな妻の代わりに夫の安否確認をしたり、庭の雪かき、草刈りなど生活全般を助けてもらうという。また、高齢者夫婦の生活の知恵は「会話を多く」すること。晩ご飯一つ取っても小さなイベントにして楽しむという。ほか、予想以上に人が集まり楽しい会になったという、昨年行なった“夫の生前葬”の話題も。

◇おしらせ

☆『徹子の部屋』番組HP

 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/


『徹子の部屋 藤田弓子&河野洋夫妻~夫81歳・74歳…伊豆暮らし』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

徹子の部屋 藤田弓子&河野洋夫妻~夫81歳・74歳…伊豆暮ら
  1. 本当
  2. バカ野郎
  3. 主人
  4. 富士山
  5. 最初
  6. 普通
  7. 伊豆
  8. 会話
  9. 自分
  10. 生前葬
  11. 絶対
  12. 面白
  13. センチ
  14. テレビ
  15. 河野洋
  16. 上手
  17. 大好
  18. イベント
  19. トン坊
  20. 一緒


『徹子の部屋 藤田弓子&河野洋夫妻~夫81歳・74歳…伊豆暮らし』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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(黒柳)まあ! これは

ご結婚式のお写真ですね。

35年前 ハワイでのご結婚式です。

ご主人は 作家の河野洋さん。

奥様は 女優の藤田弓子さんです。

どうぞ こちらに おいでください。

ご主人は 背が
まあ お高いったって

183センチでいらっしゃる。

どうぞ。

よろしくお願いいたします。
こんにちは。 どうも。

ご無沙汰してます。

本日は しばらくでございます。
しばらくでございます。

でも なんか 河野さん

背は高いが声は小さいって
本当…。

いや 本当にそうなんです。
そうですか。

とにかく 35年前 ハワイで結婚式
っていうのは 随分ね。

そうですね。

本当に 式とかしなくていいって
言ってたんですけれども

お仲人さん…
仲人さんが

大橋巨泉さんだった
ものですから。

それは
どうしてもね。

ぜひ
やれといって…。

随分 巨泉さんのもの
書いていらっしゃいましたよね。

そうですね。
巨泉さんは もう 本当に…

二十歳前から
知り合いっていうか

お目にかかってましたので。

印象の強い方だったと…。

印象が すごい強い人なんですよ。
そうですよね。

洋さんの事
「洋! 洋!」とか言う人が

もう
あんまりいなくなっちゃって。

なるほど そうですか。

でも 河野さんも随分お長いですね
この世界に。

そうですね。 10代ですから…。

うわっ 10代!
はい。

ご主人は 背は高い…
183センチとか。

元ですね。
もっと?

いや 「元」。
年齢で ちょっと縮んだんです。

なんか 本当に 皆さん
縮むっておっしゃいますよね。

1センチとか2センチとか。
僕 3センチ縮みました。

じゃあ 180センチ?
そういう事です。

でも 体大きくていらっしゃるけど
声は 小さいって

それは 本当なんですか?
そうなんです。

鈴虫君っていうんです。
本当?

作家でいらっしゃるけど
どういう お仕事っていうと…。

まあ… まあ 大体が
笑いをやりたいという。

最初は なんですか?
最初は『おとなの漫画』っていう…。

ああ! もう 本当に昔ですね。

あれは 本当に10代ですから。

『おとなの漫画』見てると
最後に

ハナ肇さんが 「作 河野洋」って
こう…。

いや 最初に言うの。
最初でしたっけ?

こう 見て言うんで
河野洋さんっていう人は

後ほど… あとで知り合ったら…

すごい 年の人だと思ってました。
そりゃそうですよね。

あんな テレビに
引っ張りだこで…。

でも ずっと あなたは
ファンだったんですって?

河野さんの。
っていうか 話が面白くて。

学校 休んででも
見たいという…

ラジオっ子だったから。

実は 徹子さんの
ずっと聴いてたし。

『ヤン坊ニン坊』とか?

私 寝言で「トン坊!」って
よく言ってたらしい。

「トン坊!」。 なぜか トン坊。

トン坊って 私の役。
僕らも そうですね。

『ヤン坊ニン坊トン坊』
っていうのは

ずっと知ってましたね。
そうですか。 ありがとう…。

ファンで よく見てました。
あっ そうですか! ありがとう…。

見た時に なんか…。
もう ビックリしちゃって。

この方… ああ あの方だっていう。

初めてお会いした時?
そうです。

どんな感じだったの?
いやあ 上がっちゃいました。

あなたじゃなくて。
そんな…。

いやあ もう
キラキラ輝いててね。

もう まぶしかったですね
本当に。

恐れ入ります。

すごいまぶしかった。
あっ これね。

こんな感じだった…。
うわあ 可愛い!

こんな感じでしたね
ちょうどNHK入った頃。

うわあ 懐かしいな。

そうね こんな感じでしたね。
はい。

2人とも
テレビのね 創成期の話がね。

本当に お互いに話してるのを
聞きたいです 本当に。

でも お二人は
お付き合いになった初めは

お酒なんですって? なんだか。

いや …っていうか ある番組で
ゲストっていうか

まあ レギュラーですね。
呼ばれて

その番組が終わると
飲み会になるんですけどね。

その時に
「河野洋さんっていう人が

藤田弓子のファンだって
言ってるから」って。

いつ聞いても 「いやあ そんな事
言わない」って言うんですけど。

いやあ…
僕は記憶にないですけど。

で 呼ばれて行きまして
そしたら飲むようになった。

お二人で飲んだお酒で
ビルが建つっていうぐらい。

ハハハハ…!

とにかく よく飲みました
若い頃は はい。

そうですか。 へえー…。

みんな 共通してるのはね
口が悪い。

まあ そうね。 そりゃあ もう…。

江戸っ子の下町の子。
もう すぐ「バカ野郎」とか言う…。

あれは 口癖なんですね。
もうね そうね。

初めは だから 私の周りの人が
洋さんとね 付き合ってる時に

「バカ野郎」なんて すぐ言うから
みんなビックリして

「女の人に “バカ野郎"なんて
言うような男

やめた方がいいんじゃない?」とか
いうような。

でも 口癖っていう事が
わかるまでは 本当に…。

悪い口癖ですけども。
「バカ野郎」なんて…。

「バカ野郎! いいじゃないか」
「バカ野郎! うまいじゃないか」。

なんでも 「バカ野郎」が付く…。

いや 巨泉さんなんか
最初 会った時

「おう おはよう! バカ野郎」。
もう 初めからね。

なるほどね。

でも あの頃…
テレビ 始まった頃って

面白かったですよね。
面白かったですね。

もう ワクワクしてましたね。
本当。

『夢であいましょう』
大好きだった!

そう。 あの… 今 見るとね
白黒でね

しがない洋服着て
あれなんだけど

当時としては もう自分では

最高のね
いい洋服だと思ってた洋服…。

白黒っていうのが
イメージがない。

すごい バーッて
色があったような気がする。

そう! 勝手に私たちで…。
それがね もうね

ピカッて
光ってるドアから出てくる…。

丸くて チョンチョンチョンって
書いてあるのよ こういう光が。

そういう感じよ。
あとの『ベストテン』みたいに

みんな すごいと思ってるけど
本当にね 『夢であいましょう』は

真っ黒 白黒。

絶対 私たちね
見てる人がね

勝手に色付けて
考えて見てました。

あの… ご主人は
生前葬をなすったんですってね。

はい。 あの…。

まあ 毎年 誕生日なんか
いろいろ いただいたり

お目にかかって お酒飲んだり
してたんですけども

やっぱり もう
そういうイベントはね

もう 来てくださる方も
だんだん年取って

僕も よぼよぼしてくるし。

だから もうそろそろ
いいんじゃないかと。

これを最後にしようと。

でも「誕生日」って言うよりも
「生前葬」って言うと

行きます 行きます
っていう人が 結構ね…。

来やすかったみたい。
そうですね。

ねえ?
まあ 生前葬にしちゃおうかと?

はい。 そういう事ですね。

で 皆さん いらっしゃったの?
そうですね。

まあ いっぱい来ていただいて
もう ありがたかったですけど。

でも 最初に こう… ねえ?
名簿を見て

「どの人 呼びましょうか?」って。
私が 誰々誰々さんって言うとね

「その人は もうダメだ」
「この人は?」なんて言ったら

「ああ それは
もうわからない」とか もう…。

本当にね 早くしないとって
思っちゃった。

皆さん 僕より年が上ですからね。

上の方はね
本当ですよね 考えてみると。

で 生前葬の当日は
どんな様子でしたか?

とにかく 大勢いらして

もう 「河野洋 バカ野郎」とか
そんな方ばっかりで。

「河野 バカ野郎」?
もう そればっかりでしたね。

褒めてもらわなかったような
気がします。

ひと言も褒めてない。
でも テレビを初期の頃

書いてらした方は 皆さん もう
いらっしゃらないでしょう?

本当に 皆さん お亡くなりに…。
そうですよね。

残念ですね。 あの方 この方って
すごい 名前出てくるんですけど。

本当ね。
でも 本当にね

私としては
まだ ちょっと年下だったから

その頃のね
キラキラ輝く放送作家

構成やってた人
出演してる人なんかが来て

もう 本当に
昔の子どもにかえったみたいで

私は うれしかったです はい。

でも 生前葬を終えてみて
お二人のご感想は どんなでした?

いや もう… なるべく 皆さん
長生きしてくださいって

そればっかりですよ。
でも やった方がいいですね。

まあ そうですね。
やった方がいいと思います。

やっぱり 亡くなってからじゃ
「ありがとう」も 「こんにちは」も

「良かった」も 「楽しかった」も
言えないじゃないですか。

ただ 一緒に飲むだけでもね

一緒の時代 生きて よかったね…。
昔… もう すごい昔

水の江瀧子さんっていう方が
生前葬なすってね。

なんかね 大騒ぎでしたよね。
覚えてる。

僕も お伺いしました。
ああ そう?

でも 黒柳さん その間

ずっと輝いて
すごいなと思いますね 本当に。

もう100年以上 輝いてるんじゃ…。

輝いてるかどうかは 別として…。

さて 東京育ちのお二人が
伊豆に移住なすったとかって。

そう?
はい。 もう 移住ですよね。

まあ そういえばそうですね。
もう30年になります。

あっ そうなの? 30年!
じゃあ まあ 移住といっても…。

そうですね。
いかがですか? 伊豆って。

伊豆は いいとこですね 本当に。
僕は大好きですね。

最初は 別荘みたいに
してらしたんですって?

っていうかね 私も…
この方も そうみたいですけど

あんまりね 東京にうちを持つ
っていう感じのない…。

もともと そこで生まれて育ったし
友達もいて

どこ行ってもいい
みたいな感じですよね。

で 母がね えっと…。

東京っていうとこが
大好きだけども。

代々…
大好きなんだけど 東京が。

富士山が
ドカーン! と見えるとこ

探してくるから
そこ行こうって。

お母様 面白い方ね。
勝手に探してきて…。

見えた? 富士山。
目の前にドカーン! と。

本当に?
窓全部 富士山。

ちょっと VTRがあるので
見せていただきますね。

これはビックリしますよ やっぱ。
窓から見える…。

もうね 30年…
ボロボロになってきたね うちが。

これは オルガンがありまして。
オルガン? うん。

別に 誰が弾くわけでもない…。
ハハ…!

今 いないのは…
散らかってますよ すみません。

そんなの構わないじゃない。
散らかってます。

どこかで 富士山が
バーン! と見えるの?

まだ… そうですね。 あの窓が
全部 いっぱいになるんですけど。

でも ここでね
朝ごはんっていうのは

気持ち良さそう。
それは気持ちいいですね。

でっかいテレビを
大きな音で聞いてます。

今 見えないですが
あの後ろが全部 富士山に…。

あれ 富士山なの?
出てるはずですね。

でも
ちょっと見えますね 白いものが。

ちょっと見えてます 白いのがね。

あっ 見えた!
出た出た 出た出た…。

すごい!
これが おうちから見えるの?

そうです。 窓いっぱいになる。
すごいな!

本当に それがいいですね。
それは いいでしょうね。

やっぱり あとは 伊豆っていうか
三島で降りるもんですから

品川から三島まで
35分で来られるんですよね。

生涯現役でいたかった
っていうのがあって 通える所…。

本当に富士山だわ。 すごい!

お嬢様は
あそこにお座りになって。

ちょうど… モデル。
ちょっと 気取っております。

あら! キレイな富士山が…。

こういう風に見えるんですね。
そうですね。

毎日 違う。 いろいろね…。

キレイね。
日が当たったりとかね いろいろ。

手前にあるものは
なんなんですか? これは。

なんですかね? その辺の…。
雪が積もってますね。

雪が積もってるんですか。
うちから あそこまでの間が

ちょうど何もないっていう
状態になってて。

へえ…! おうちが ない?

おうちも山もなくて。
それは いいですよね。

じゃあ もう
ドーン! と富士山が見える。

やっぱりね オンとオフが
はっきりするっていうか

東京へ出ると
仕事 オン! ってなってね。

伊豆 帰ると
もう オフ! っていうか…。

畑仕事とかは
一切 やってないんですけれども。

でも 2人暮らしの知恵 1。
はい。

「日々 楽しむ」っていうのが
あるんですって?

それは そうですよね きっと。

お食事もね 2人で食べるの
全部 イベントだと思ってます。

イベント。
イベント? それじゃあ

いちいち
メニューも作ったりなんか…。

メニューも作らないんですけど

いつも 絶対に
2人で言い合わないのは

私は 「何 食べたい?」って
聞かないです。

この人も 「今日 何?」って
絶対 聞かないです。

なるほど。
だから お互い… ちょっと 私も

料理は そんなに
うまいわけじゃないけど

アイデアだけが頼りですから。
ねえ?

何か… これとこれと…
冷蔵庫のこれとこれを使って

こう作ろう! とか思って考えて。
この方が何げなく

ちょっと お箸 持っていくか
なんていう時に

なんかで こう
隠したりなんかして…

今 作りかけのものを。

ご主人も お料理お上手?

はい。
いや 上手じゃないですけど…。

自分で 魚とったり
それ調理したりとか そういう…。

すごいですね!
いや すごくはないですけども。

ちょっと ご主人の手料理の
VTRがあるそうなんで

見せていただきます。
いやいや いやいや…。

割と普通のものも上手。
何か やってらっしゃるの?

フフフフ…!
ごぼうですね。

向こう… 見えてるのは
木ですかね?

隣との間のね。
随分キレイね。

ささがき? ささがき?
これ 上手なんですよ。

お上手ね。
いやいや…。

なんか 上がっちゃって
手が動かない…。

フフフフ…。 なんでも上手。

お上手そう。
いやいやいや…。

ちょっと疲れて 帰ってきた時に

「今日ね 煮物しておいたよ」とか
言われると うれしいですよね。

そうですね。
これ きんぴらごぼうみたいの?

きんぴらです。
きんぴら作ってます。

手際がいいわね。
いやいや いやいや…。

「ごぼうです」

「ごま油…」
「ごま油…」

ごま油。 お酒? 今のは。

はい。
ふーん…。

これは ひっくり返して…。

これは お酒のつまみになります。

いいね。

あとは おしょう油と
なんとかって…。

「本当にキレイにできてますね」

ちょっと辛くしてね。
まあね。

おいしそう おいしそう! ねえ?

散々 こういうのを
なすったみたいですよ。

こういう… フライパンで。
やってましたけどね。

おやりになったんだけど
それ 映ってなかったけども。

自分で かぶっちゃうと
えらい事になるから…。

ご主人様は お料理の他にも

お一人で 何か おできになる事が
あるんですって?

1人で…。
なんでも… なんでもやりますね。

まあ 大体… 僕のおふくろが
働いてましたんで

うちの中 よく手伝ったり
なんかしてたんで。

そうですか。
はい。

あのね そこが 2人とも…

私も 父が早く亡くなったんで
母が働いてたんですね。

そうすると やっぱり
そういううちの子って

やっぱり なんかね
ただ ボーッと ごはんね

ちゃぶ台 前にして待ってても
何も来ないなって思うと

やっぱり なんかしよう
っていう気になりますよね。

それで たくましくなった
っていうか…。

たくましいっていうか…。
だから なんでも もちろん…。

お互い 留守の時には
やっぱり それぞれが?

そうですね。
この人 なんでもやっちゃう方で。

まあ 大げさに言うと

ちょっと手伝おうかっていう気も
ない事は ないんですけども。

いや でも 本当に普通だったら

ゴミを捨てるのは女の役目とかね
なんとか…

洗濯はなんとか… 言うでしょ?
全然… なんか

汚れたものがあったら
捨てたいでしょ。

洗濯物があったら 洗いたいでしょ
っていう感じで

普通に… なんていうの?
押し付けるんじゃなくて

普通に 生活って…
そういうものですよね。

そういう風に 普通に…。

ただ 何か
植えて育てたりって事は

ちょっと お互いにできないので
周りの人たちが…。

でも 洗ってとか なんとかって
いちいち言うのは面倒じゃない?

ご主人が
どんどん やってくだされば

面倒じゃないけど。
そうそう そうそう…。

「今日 これ ちょっと
洗っていただけない?」とか

「さっき洗ったの どうなったの?
途中は…」とか なんとかって

面倒くさいじゃない?
そういうのね。

ご自分でやってくださるのがね
一番…。

で お二人暮らしの知恵 2。
知恵 2で…

さっきが1だったんですけど
今 2。

「会話を大きく… 多く」?

「うるさい」って言いますけど。
いやいや…。

でも 会話?
会話は よくしますね。

お互いに
言いたい事を言うもんだから

周りから見てると けんかみたいに
見えるかもしれないけど

そうではないんです。

本当に 夫と妻とかいう感じでは
全然ないので。

もう どんどんね…。
ただ なんか 私は

人に聞くところによると
結構 敬語でしゃべる。

あっ そうなの。
それは もう 最初からなんとなく

6歳上の先輩だし
っていう感じがあって

旦那さんとかいう感じじゃなくて。

「なんとかですか?」とか
ちゃんと言っちゃうの つい。

でも 昔の俳優の… 見た映画の
当てっこしたりとか

そういうのができる
同じ年代っていうのは いいわね。

本当 映画は… もう 洋画は
この人が 絶対 大丈夫です。

もう ジョン・ウェインの頃から
全部の監督の名前から何から

全部言います。

私は 日本の映画は もう

隅々の細かいところに
出てらっしゃる名前まで

デーッと言います。
本当? すごいわね。

こんな方と! っていうぐらい
共演してるんですよね。

あっ そうなの?

それもそうだけど… ねえ?
随分 古い方ともね。

それは面白いわね。
うん。

でも それを ちょっと思い出す
っていうのがね

いいトレーニングに
なるんじゃないかなと思って。

名前っていうのがね。
「ほら ほら」になっちゃうから

どうしてもね。
「あれ? その ほら…」とかね。

でも 奥様は ご主人と
いらっしゃる時間が最高?

うん 楽しいですね。

その点 ご主人様は

奥様といらっしゃる時間は
どうですか?

苦痛じゃ…。
もう…。

まあ… まあ 楽しいって言えば
楽しいんですけど

この方 かなりきついですからね
言う事が。

でもね やっぱ 私自身も その…

認知症のね
おばあさんの役とかも

主役で
舞台やったりしてるんですね。

そうするとね やっぱり
会話とか どんどんしないと

本当に… おとなしくなったなって
どっか見ちゃって

まんまになってると困るな
とか思って

時々 こんな事やって…。
フフフフ…!

「邪魔だよ」っつって。
イヤだわ。 ねえ? そんな…。

「ねえ ねえ」とか言ってね
しつこくね 話してもらうんです。

でも まあ
会話があるっていうのは

いいですよね。
まあ そうですね。

ご主人は
80歳で免許を返納なすった?

はい。 あの…

僕 若い頃から 車の運転
大好きだったんですけれども

やっぱりね 80過ぎて…。

要するに 事故…
仮に 万が一 事故をした時

相手の方がある事で。
そうですよね。

自分のわがままで その… ねえ?

事故を起こしちゃ
大変だと思いますんで

もう あっさり諦めました。
あっ そうですか。

私も そうです。
82ぐらいの時かな。

ああ すごいなあ。

本当は ちょっと
うち 山のてっぺんなんで

運転してもらいたいなと思う事も
あるんですけれどもね。

そういうとこに住む時は

近所の便利屋さんを
見付けるのが必要ね。

それが いるんですね!
どういうの?

なんでも 免許いっぱい持っててね
まめに働いてくれる…。

雪なんか降って 電話したら
シャカシャカシャカって

もう ちゃんと
やってくれるような子がね。

源さんって…。
源さん?

この子です。
源さんは どこの人?

伊豆の…
伊豆の子なんですけども。

この頃っていうか
結婚する頃に

うちのそばに
住んでくれてました。

何かあると
飛んで来てくれまして。

そうなんですか。
この間も

うちに電話して 洋さんが
なかなか電話 出ないって…。

この人 切っちゃってる事が
多いんですよね。

源さんに電話して
「ちょっと見てきて」って言ったら

ダダダダダッと行ってね
「洋さん 生きてますか!」とか…。

心配だったの? あなた。

で 私に 「生きてますよ」とかって
言ってくれる。

まあ ちょっと
心配になる時 ありますよね。

あります 本当にね。
ちょっと 息子みたいなんだって?

そうですね そういう感じですね。
でも そういう方が そういう所に

近くに住んでいらっしゃるのは
いいわね。

ありがたいですね
本当に ありがたいですね。

あなたは ちゃんとしてるの?
いつも。

私は してますけど。 ヘヘヘ…!

でも そうでもない?
この人も 出ない時あるんですよ。

それは 仕事中だと出ない。
いやいや いやいや…。

でも ご夫婦が仲がいい
秘訣っていうのは何かあります?

おっしゃれるような。
いや もう とにかく

会話が 一番 大事なんじゃ
ないでしょうかね。

けんかになっても
なんでもいいから

どんどん会話するっていう事が。
フフ…! よかった。

もう 結婚なすって
何年ですって?

もう35年です。
そうですか。

まあ 新婚気分っていうか
その頃の気持ちが 今でもある?

うち あのね どういうわけかね
2人とも あんまり

結婚っていうのの
イメージが湧いてない…。

家族っていうのが
2人とも 親がね

離婚したり
亡くなったりしてたもんですから

あんまり 家族とかいうイメージ…
ちょっと なんていうかな?

普通のと違うみたい。
だからなのか

新婚っていう感じでもないし
おしどり夫婦というのも違うし

友達っていうのも違うし
なんかね…。

仲のいい人が
2人で一緒にいるって感じ?

仲間ですね。
仲間が一緒にいるって感じ?

大げんかとか した事あります?
よくしますね。

どういう事で 一番 けんかは?

なんだろう? まあ…。
つまらない事?

つまらない事っていうか

意見がかみ合わない事が
あるんですね。

先ほども言いましたけれども
わがままで

どんどん どんどん
言い合っちゃうんですね。

誰も止める人いないからね。
前は 犬がいた時は

犬が心配そうにしてて
止めてくれたんですけど。

ああ そう?
うん。 でもね

本当に終わるのも早いです。

ダダダってけんかしてたと思うと
「ねえ さっきのあれのね

あっちなんだけど あれでいい?」
とか なんか 普通に。

「明日 何時だっけ?」とか
もう普通にね しゃべっちゃう。

もう3日間 絶対しゃべらないと
思ってても

3分後には しゃべってます。
本当?

ご主人様も そう?

割と長持ちしないですね
そのけんかが…。

3分以上?
そう。

でも ご主人様から奥様へ
なんか 改めて ひと言あります?

いやあ… このままいてくれるのが
一番いいですね。

うん?
このままずっと…。

このままいてくれて? うん
明るくて。

どっちが 先 どうなるかとか
そういうのは別にしましてね。

とにかく 明るくて…
明るいんですよ これが。

うるさいぐらい明るいんです。
フフフ…! いいですよね でもね。

朝 起きた時から ずっと明るい。
アハハハ…!

いや でも 朝 起きて
すぐ明るいと疲れますよ。

ハハハハ…! 相当おかしい。

もう ちょっと 閉めておきたい…。
そうそう…。

ああ そう?
ご主人には ひと言あります?

どうも あの… ちょっと
6歳ぐらい年が違うと

絶対 自分が先に死ぬもんだと
思ってるところがあるんですよね。

でも 私かもしれないんですよ
やっぱりね。

何があるか わかりませんからね。
そりゃあ そうだ。

でも だから… 幸い

友達とか 若い人たちもいるから
いいけれども

みんなに好かれる人で
いてほしいなって。

なるほど。 どっちかになった時に。

1人になった時にもね。
そうじゃないと 寂しい…

孤独には させたくないなって
思っちゃってね。

だから 私も 今 元気でいるのは

「あの人を死なせたくない」とか
思っちゃってるもんで。

あの面白かった話をね
ずっと聞いていたいから

認知症にも
ならないでいただきたいので。

今みたいな話
ずっと聞いていたいです。

こういうご夫婦に
お目にかかるのが とてもね

こっちも
気が こうね… なんていうの?

すがすがしくなります。
ありがとうございます。

本当 ありがとうございます。

(拍手)

『徹子の部屋』は


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