センテンスごとに学ぶ
launch into ...は「~を勢いよく始める」といったニュアンスです。
ここでのgreenは「環境に優しい、環境に配慮した」という意味の形容詞です。environmentally friendlyや、eco-friendlyなどで言い換えることもできます。
zoomは「ブーンと音を立てながらすばやく動く」という動詞で、戦闘機などが飛行するときによく使われる単語ですが、ここでは航空機が「大きな音を立てて飛ぶ」様子を表しています。
動詞powerは「動力を供給する、作動させる」という意味です。
fuelは「燃料」、wasteは「廃棄物」です。
本文のstartは、前のセンテンスに登場したlaunch into ...の言い換えです。
joint projectは「共同事業、共同企画」です。
look into ...は、文字どおりには「~の中を見る」という句動詞ですが、比喩的には「~を調査する、検討する」です。
tossは「ポイと軽く放る」で、toss asideは何かを「ポイと脇に投げ捨てる、脇に放る」という表現です。ここでは、再利用されずに放置されたままのプラスチックごみをイメージしています。
householdは「家庭、世帯」です。
ここでのfirmは「会社」で、trading firmは「商社」です。
take partは「参加する」という表現です。「~に参加する」と言う場合は、take part in ...とします。
the project「その事業」は、日本航空や丸紅などが着手した共同事業を指しています。
churn outは「大量生産する」という句動詞です。
ここでのprocessは「処理する、加工する」という意味の動詞です。
deterioratedは、deteriorate「劣化する」という動詞から派生した形容詞で、「劣化した(状態の)」です。
日本航空は大手商社の丸紅やアメリカの企業などと連携し、劣化や汚れが原因でリサイクルされていないプラスチックごみを化学的に処理することで、航空機の燃料にすることを目指しています。
the firmsは、共同事業に参画している各企業を指しています。
feasibilityは「実現可能性」で、feasibility studyは「実現可能性の検討(研究、調査)」です。
experimentalは、experiment「実験」から派生した単語で、「実験(用)の」という形容詞です。facilityは「設備、施設」で、experimental facilityは「実験設備」です。
燃料の品質や安定的に供給できるかなどを調査したうえで、2020年代の前半にも、国内に燃料を製造する実験設備をつくりたいとしています。
日本航空の上野和孝燃料グループ長の言葉を英訳したものです。
reduceは「減らす、削減する」、burdenは「負荷、負担」です。
上野さんはまた、「航空業界では二酸化炭素の削減は急務だ。燃料以外にもあらゆる可能性を探り環境負荷を減らしたい」とも話しています。
plantには「植物」という意味もありますが、ここでは「工場」という意味です。誤解のないようにより分かりやすくするなら、例えばsteel plant「製鉄工場」のように何の工場なのかを具体的に説明したり、factory「工場」という単語で言い換えたりすることもできます。
ANAホールディングスも三井物産などと連携して、工場から出る排ガスを原料にした燃料の実用化を目指しています。
under pressureは「圧力下で」という表現で、hugeは「膨大な」という形容詞です。
curbは「抑える,抑制する」、pollutionは「汚染、公害」です。
ここでのlimitは「制限する、限定する」という動詞です。
carbon dioxideは「二酸化炭素」です。
emissionは「排出(物)」です。動詞は、emit「排出する」です。
international flightは「国際線、国際飛行便」です。
航空業界では、来年から国際線の航空機の二酸化炭素の排出量に対し国際的な規制が導入されることから、各社が対応を迫られています。