米山正寛
アフリカで百数十万年前に暮らしていた原人ホモ・エレクトスの男女の頭骨化石を、スペインと米国の研究チームがエチオピアで発見した。男性よりも女性の頭の方が小さく、きゃしゃだった。研究チームは、エレクトスは男女の体格差が大きかったとみている。
拡大する今回見つかった150万~160万年前のホモ・エレクトスの頭骨化石(研究チーム提供)
見つかった化石は、約126万年前の男性の頭骨と150万~160万年前の女性の頭骨。どちらも部分的で顔の部分は失われていたが、女性の方は頭頂部がほぼ残っていた。
エレクトスの一部はアフリカを出てアジアへと広がり、ジョージアで見つかったドゥマニシ原人や、インドネシアにいたジャワ原人になったとされる。
化石を観察した東京大総合研究…
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