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太平洋戦争時、国民は「大本営」の情報に踊らされた。「敵機〇〇機撃墜セリ」「敵艦〇隻撃沈セリ」などと。自分達の都合のいい情報しか流さない。嘘も承知で、情報を世論操作の具として使う。
今回のコロナ対応に当たって、「専門家会議」と「政府」は大本営と同じような存在になってはいないだろうか。「嘘を言っている」とまでは言わないが、判断に至った科学的知見は薄弱で、説得力あるデータの開示をも拒む。
そもそも論を言えば、この十数名の専門家委員は、だれが、どういう意図で集めた人たちなのだろうか?
政府に忖度できる、政権側に都合の良い人物が選らばれたのではないのか?
緊急事態宣言の延長にしても同じだ。基礎となるPCR検査は諸外国と比べて著しく少ないままに、あたかも「どた勘」で大事な政策判断をしているようにさへ思える。
「商売は自粛して欲しい。補償はしませんが・・」このような政策判断を下せる者は、鬼畜でしかないのではないか。「自粛の要請はしましたが命令ではありません。したがってあなたがたが倒産するのは、私共の責任ではありません」こんな政府はいらない。害である。
感染防止のために、商売の自粛を要請するなら、「せめて固定費として、家賃と人件費については政府が、責任をもって補償させていただきます。だからご辛抱下さい」。こういうのが筋だし、非常事態時の政権のあり様ではないか!
公明党の議員さんに於かれましても「10万円」で仕事が終わったなどと、思ってはいませんよね。ここで存在価値を見せなければ、あなたがたも終わるのです。
一方、私が「大本営新聞」と呼ぶ残念な新聞があります。「言葉で騙す!」というような、不正直で不誠実な報道をしていると、これまた無能で嘘にまみれた「安倍政権」と同じような終わり方をするに違いありません。
75年前に、多くの国民の犠牲をもって「大本営」は消滅しました。しかしその“亡霊“はこの国に根強く残っているのでしょうか。
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