人格のあるラブドールが普及した世界を舞台にしたCG集。世界観がしっかり練り込まれており大量の文章で語られるので単純に読み物としても楽しめました。またエロさも申し分なく、そういう風に作られているために快楽に抗えずに震え、声を漏らす様が良い表情で描かれており良かったです。

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とんでもない文章量と確かな物語性。
倫理や社会の闇なんかにも触れていく作品で、「ペット少女」という「ニンゲン」の形をした存在に対する世間の反応、その所有者への誹謗中傷、一度社会的に「悪」と断じるとどんな非道でも見て見ぬふり、事件性が無い限り放置されるという社会の闇を全力で描いており、読み手に「ああ、現実にこんな存在が出てきたらこうなるな」と思わせるリアリティある文章と共に「社会不適合者」であると自覚している主人公とペット少女との繋がりを見せられて思わず「エロ目的で買ったのに下手な小説読むより面白いぞ」となって抜き要素そっちのけで物語の方を楽しんでしまいました。
お手軽な「抜き作品」をお求めの方にはおススメ出来ませんが、ガッチリ世界観に浸りながら物語を楽しみたい+エロ要素も欲しいぞ! という欲張りな方には自信を持っておススメします。

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設定が深く考えられており、導入でどういう世界観なのかが詳細に語られます。また、文章は一人称で書かれているかつ非常に地の文が多いため、CG集にセリフが付いている物というよりフルカラーの挿絵付き小説といった感じです。エッチなシーンの文章が濃い方が良いし、ちゃんとキャラクターの背景も描いてほしい!という人にお勧めです。

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