ネットの話題
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ヨーグルトに付いてた「袋入り砂糖」今も売ってます 製造元に聞いた
数年前まで大容量プレーンヨーグルトに添付されていた「あの砂糖」について取材しました。
![日新製糖が販売している「フロストシュガー」](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/03/28/3/b0/3b0c86b1-l.jpg)
数年前まで大容量のプレーンヨーグルトに添付されていた砂糖袋。顆粒状で溶けやすく便利だったあの砂糖が半年ほど前、ネット上で話題になりました。現在も製糖会社が一般向けに販売しているというのです。ヨーグルト以外の使い方や特徴について取材しました。
![以前はプラスチックのフタを開けると「袋入りの砂糖」がのっていました](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/11/26/8/19/819eae20-sl.jpg)
ツイッターで話題に
平成から令和に変わる少し前、ヨーグルトに添付されていた砂糖がツイッター上で話題になりました。
きっかけは「平成が終わるまでにもう一度味わいたい!」という内容のつぶやき。
「あの粉だけペロペロしてた」「独特の舌触りと溶ける感触」といった惜しむ声や、「多少割高でもあれだけで売って欲しい」が上がりました。
そんな中、「あの砂糖が売っていたので買った」といったツイートも登場。
![日新製糖が販売している「フロストシュガー」](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/03/28/d/66/d66c5b78-l.jpg)
フロストシュガーとは
紹介されていた商品は日新製糖が販売している「フロストシュガー」でした。
ヨーグルトのトップブランド「ブルガリアヨーグルト」で知られる明治のホームページを見ると、Q&Aのコーナーに「フロストシュガー」の文字がありました。
「添付していた砂糖は、フロストシュガーと言い、グラニュー糖を粉砕したものに水を加え、裏ごしし、その後顆粒状にしてから乾燥させたものです」
![日新製糖が販売している「フロストシュガー」](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/03/28/4/dc/4dc916c2-m.jpg)
作っているメーカーに聞きました
日新製糖のホームページでは、フロストシュガーの特徴について、こう説明しています。
「フロストシュガーは日新製糖が開発した多孔質で顆粒状の砂糖です。溶けの速い砂糖が欲しいというご要望にお応えして開発し、製品化されたものです」
その特徴は、冷たい水に溶けやすい「即溶性」、泡が立ちやすい「抱気性」、湿気にくく固結しにくい「耐吸湿性。耐固結性」など。
ヨーグルトに使う以外にも、生クリームやメレンゲ、スポンジ生地の泡立てや、ドーナツに乗せる砂糖衣などとしても使われているそうです。
日新製糖では、お菓子作りなどの業務用1kgだけでなく、300g入りの「フロストシュガースタンドパック」も販売。
さらに「ヨーグルト用のお砂糖」という商品名で8g×10本入りも販売しています。こちらは、プレーンヨーグルトへの砂糖添付がなくなることを受けて商品化したそうです。
![日新製糖が販売している「ヨーグルト用のお砂糖」](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/03/28/7/4e/74e68f4c-s.jpg)
フロストシュガーが注目を集めたことについて、日新製糖の担当者は「話題になっていること自体は大変ありがたいです」と話していました。
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日新製糖のフロストシュガー以外にも、「ヨーグルトにサッと溶けるお砂糖」という商品が三井製糖から販売されています。
![三井製糖が販売している「ヨーグルトにサッと溶けるお砂糖」](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2019/03/29/d/c1/dc1c2969-s.jpg)