カーニバル・コーポレーションは７日、2020年夏運用に向け佐世保市と新クルーズターミナル拠点建設に着工した。
ヨーロッパ最大のクルーズ会社、コスタクルーズは、親会社である世界最大のレジャートラベルカンパニーのカーニバル・コーポレーション&PLC(NYSE/LSE:CCL; NYSE：CUK)が、10月7日(月)、長崎県佐世保市および国土交通省との合意の一環にて国内初のクルーズターミナルの建設に着工した事をお知らせいたします。
着工に伴い、政府、企業、地域代表者が出席する起工式が行われ、カーニバル・コーポレーションのポート・オペレーションおよび開発担当シニアバイスプレジデントのレムコ・ビュイ氏、カーニバル・アジアの事業開発担当バイスプレジデントのポール・チョン氏、および国土交通省と佐世保市の代表者が出席しました。
今回の大規模なプロジェクトは、2018年3月3日(土)に長崎県佐世保市と国土交通省との間で締結された戦略的パートナーシップ合意の一環として、カーニバル・コーポレーションが新しいターミナルを建設および運営し、2020年夏のオープンを予定しています。佐世保開発プロジェクトのパートナーは、同社の既存および最新の船舶に対応できる効率的で現代的なターミナルの設計に取り組んでいます。20年契約に基づき、カーニバル・コーポレーションとそのクルーズ・ライン・ブランドは停泊の優先権を与えられ、寄港時には最適化されたクルーズ旅程を乗客に提供することができます。
～コスタ・グループおよびカーニバル・アジアのグループCEO、マイケル・タム氏は～
「日本ではクルーズ業界初のターミナルになるという点で、我々カーニバル・コーポレーション全員にとって、そして、このエキサイティングな事業のパートナーにとって、この起工式は歴史的な日となります」「この新ターミナルは、アジア太平洋地域での当社の強力な存在感を完全なものとし、この地域で高まりつつあるクルーズ休暇への需要促進への深い関与をさらに進めるものです。これにより、日本がこれほどまでに素晴らしい観光地であり、多くの旅行者が長年楽しく過ごしてきたものを世界中の人々に知ってもらうことができます。また、日本初のクルーズターミナルへの投資として、我々は長期的な関係を開始できることに興奮しています。将来的な投資機会に積極的に取り組み、今後の成長をさらに支援し、日本のクルーズ業界を拡大していくつもりです。」とスピーチしました。
日本の港はここ数年で大きな成長を遂げており、アジアにおけるクルージングの人気は高まるばかりです。同グループは、引き続き日本政府および国土交通省と協力して、さらなる潜在的な港湾開発の機会と将来の日本への投資を見出していく予定です。
日本は、AIDAクルーズ、コスタクルーズ、キュナード・ライン、ホーランド・アメリカライン、P&Oクルーズ(イギリス)、プリンセス・クルーズ、シーボーン・クルーズ・ラインという、カーニバル・コーポレーションの7つのクルーズ・ライン・ブランドの人気の寄港地です。全体として、カーニバル・コーポレーションは、2019年の市場では推定200万人の乗客の旅に対応する予定で、同社のクルーズ・ライン・ブランドの15船舶が800回近く、50か所を超える日本の港に寄港します。
■カーニバル・コーポレーション&PLCとは
カーニバル・コーポレーション&PLCは世界最大のレジャートラベルカンパニーで、世界をリードする9つのクルーズ・ラインのポートフォリオを持つ、クルーズおよび休暇産業で最も収益性のある財政的に強固な企業。傘下にはコスタクルーズ、カーニバルクルーズライン、プリンセス・クルーズなど複数のクルーズ運航会社を持ち同社のクルーズラインでは2025年までには19隻の船が新しく追加予定。ニューヨークとロンドンの両証券取引所で取引されているカーニバル・コーポレーション&PLCは、S&P 500とFTSE 100の両インデックスに含まれる世界で唯一のグループ。
■コスタクルーズとは
およそ70年の歴史を誇るコスタクルーズの客船は世界の海を航海しながら、イタリアらしい陽気なおもてなしや多彩な美食、そしてお子様からシニア層までさまざまなニーズにお応えし、「海の上のイタリア」を体現する陽気で楽しいイタリアンスタイルの船旅をお届けします。コスタクルーズはイタリア船籍15隻の客船が、地中海、北欧、バルト海、カリブ海、中米、南米、中東、インド洋、アフリカ、そしてアジアへ、世界中の300におよぶ寄港地に就航し、世界一周クルーズや、一度のクルーズで異なる大陸の寄港地を訪れることのできるグランドクルーズを提供しています。
