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営業を続けるパチンコ店=兵庫県内
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営業を続けるパチンコ店=兵庫県内
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県の井戸敏三知事は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、県の休業要請に応じていない神戸市や豊岡市内などのパチンコ店6店を公表した。緊急事態宣言を受け、新型コロナの特別措置法24条に基づく緩やかな要請として休業を求めてきたが、45条による施設の使用停止要請に切り替え、店名公表に踏み切った。都道府県による公表は大阪府に続き、全国で2番目。

 県のホームページなどで公表した6店は、神戸市の2店と豊岡市の3店、佐用町の1店。県はこれまで、パチンコ店では感染が拡大しやすいとして、休業を求めてきた。

 パチンコ店のみを公表した理由について、井戸知事は「県境を越えて客が集まってくる」と説明。「地域の人々や利用者の自覚を促すため、公表は効果があると期待している」とした。

 パチンコ店と同様に県外から人が集まるような施設があれば、公表の対象となり得るとしたが、「今のところそういう話は聞いていない」と述べた。

 また、6店がこのまま営業を続けた場合、施設の使用停止を指示する規定もあるが、井戸知事は「そこまで至るかはしばらく様子を見たい」と慎重な姿勢を示した。ただ、大阪府が判断すれば、同様に指示に踏み切る可能性も示唆した。

 県内には391店のパチンコ店があり、15日以降、他の遊興施設などと合わせて休業を求めてきたが、一部の店舗が営業を継続。25日には神戸・阪神間を中心に営業を続ける18店に対し、事前通知文を手渡して改めて休業を要請していた。(井関 徹)

 以下は店名。

 フェニックス新在家(神戸市灘区)、フェニックス摩耶店(同)、ぱちんこ村(豊岡市)、ワールドカップ(同)、ワールドカップ2(同)、山光会館(佐用町)

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