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エアコン内から“カサカサ・・・”という音が聞こえたり、小さな黒い粒(ゴキブリの糞)が落ちていたら要注意です!ゴキブリがエアコン内部に巣を作っていたり、卵を産み付けている可能性が非常に高いです。
・ゴキブリがエアコン内部に侵入する経路
・エアコン内にゴキブリがいる時の駆除方法
・ゴキブリが侵入してこないための対策
年に2回エアコンクリーニングをお願いしている私はもちろん、エアコンからゴキブリが出てきた経験があります。しばらくエアコンを使うことがトラウマでしたが、エアコンクリーニングのおかげでそのトラウマもなくなりつつあります。
ゴキブリ駆除する方法と、今すぐ対策できる簡単な方法もご紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。
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多くの家のエアコンにゴキブリがいる!!
カサカサ音がなったり落ちてきた経験をする人が多い
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・ゴキブリはホコリを餌にしている
・水分も必要(結露など)
・暗くて狭い場所を好む
・温度が7℃以上の環境
温度が7℃を下回るとゴキブリの成長は止まり動きも鈍くなりますが、エアコンを使用するとエアコン内部は熱を持ちます。住居は2階だから、とか関係なくゴキブリは人間の都合などお構いなしにやってきます。エアコンからゴキブリが出てこなくとも、エアコン内部に卵を産み付けていたりする実例もあるのです。
もう考えただけで鳥肌が立ちますね。ちなみに、カサカサ・・・という音がなった場合やゴキブリがいるかもしれない、と感じた場合にエアコンを稼働させるのは絶対にNG!エアコン内部でゴキブリが潰れてしまい、エアコンが故障する原因になるからです。
エアコンの中にゴキブリが侵入している経路
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▼ゴキブリがエアコンに侵入してくる経路
・エアコンドレンホース
・家の壁の隙間
・エアコンの配管穴の隙間
これらの対策をひとつもしていない人はエアコンの中にゴキブリがいる可能性が非常に高いです。
1.エアコンドレンホース
エアコンの内部で発生する結露水(ドレン)を外へ排水するために付けられている「ドレンホース」という部品があります。室外機からピョロっと出ている直径14mm~16mm程度のホースのことです。
そのドレンホースがむき出しのままになっていると、ドレンホースの排出口からゴキブリや害虫が侵入してきます。ゴキブリはわずか3~4mm程度の隙間があればどこでも侵入してこれるんです。
「じゃぁドレンホースを塞げばいいのでは?」という声が聞こえてきそうですが、そういう訳にもいきません。ドレンホースの排出口を完全に塞いでしまうと結露水が排出されず、エアコン内部から水漏れが発生します。これもまたエアコンが故障する原因となるのです。
2.家の壁などの隙間
老朽化により家の壁に隙間ができていたり、換気のために開けた窓の隙間などから侵入してくることもあります。
隙間風が入ってきている場所などは要注意です。特にゴキブリが活発に動く梅雨時期や真夏はゴキブリが侵入してきやすくなります。
3.エアコンの配管穴の隙間
エアコンには、貫通穴とも呼ばれる室内機と室外機をつなぐスリーブ穴が存在します。このスリーブ穴の周りは粘土のような素材で覆われているのですが、これは劣化します。
老朽化により劣化した配管穴の周りは、粘土のような素材が消耗します。消耗した配管穴の周りにわずかな隙間がうまれてしまい、その隙間がゴキブリや害虫の侵入経路となるのです。配管穴の老朽化は、黒ずんでいたり変形していると注意が必要です。
エアコンのゴキブリを駆除する方法
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殺虫剤スプレー・バルサンで追い出す
ゴキブリにはやっぱり殺虫剤ですが、使用する場合の注意点が2つあります。
- エアコン内部に殺虫剤をかけないこと
- 使用する殺虫剤は瞬間冷凍系のスプレー
エアコンに直接、殺虫剤を吹きかけるのは故障の原因を飛び越えて、火災の原因ともなり得ます。殺虫スプレーにはガスが含まれているので、家電に吹きかけるのはNGです。
エアコン周辺に殺虫剤を吹きかけておきましょう。瞬間冷凍系の殺虫剤を使用すれば薬剤が飛び散らないので小さなお子さんがいるご家庭でも安心かと思います。
しかし、この方法にはデメリットがあります。殺虫剤スプレーやバルサンのような“くん煙剤”では完全にゴキブリ駆除できたかどうか、確認できません。
さらにゴキブリの卵は硬い殻に包まれているため、殺虫剤やバルサンでは効果がないのです。エアコン内部にゴキブリが巣を作って卵を産み付けていた場合、殺虫剤やバルサンを使う方法では、卵まで駆除できないということです。
エアコンクリーニングで業者に掃除してもらう
ゴキブリ駆除できる1番確実な方法は、エアコンクリーニングをプロにお任せすることです。デメリットとしては、お金がかかるという点のみ。
6千円~1万円前後で殺虫剤では取り除けなかったゴキブリの卵や巣まで完全に駆除できて、エアコン内部のハウスダストやホコリまで綺麗さっぱりお掃除してもらえます。
エアコンを掃除する、って結構な労力ですよね。しかもエアコン内部のお掃除は、2週間に1回がベストとも言われています。
我が家ではハウスダストに弱い人間が1名いるので、年に2回ほどエアコンクリーニングを依頼しています。ゴキブリ対策もかねているのですが、年間の電気代も安くなっていて、これは嬉しい発見でした。
さらに、オプションでドレンホースの排出口に付ける防虫キャップまでつけてもらえます。ゴキブリのカサカサ音が聞こえたことのある方はぜひ1度、エアコンクリーニングを利用してみて下さい。
エアコンにゴキブリが侵入しないための事前対策
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ドレンホースに防虫キャップを付ける
ゴキブリが1番、侵入してくる可能性の高いドレンホースに、虫が入ってこないよう対策する「防虫キャップ」というものがあります。
ドレンホースを完全に塞ぐと結露水が排出されずエアコンが故障しますが、防虫キャップには水が流れる程度の小さな穴があり、虫が入って来られない作りになっています。
防虫キャップは市販でも売られています。が、おすすめなのはエアコンクリーニングでエアコン内部を綺麗にしたあとに防虫キャップを付けることです。
もしかしたらエアコン内部にゴキブリの卵や巣がある状態で、防虫キャップを付けるなんてことは・・・・・・考えただけでも鳥肌が立つのでご想像にお任せします。
パテでエアコン配管穴の隙間を埋める
エアコンの配管穴の周りは粘土のような柔らかい素材で覆われている、と冒頭でもお伝えしました。その粘土のような素材を「パテ」と呼びます。市販でも専用のパテが売られているので簡単に隙間を埋めることが出来るんです。
エアコンパテで隙間を埋めることはゴキブリの侵入経路を断つだけでなく、雨水や外気の侵入も防ぐことになるのでオススメの対策です。
フィルターをこまめに掃除する
ゴキブリの餌となるホコリが溜まるのは、エアコンフィルターです。ゴキブリを寄せ付けないためにも、フィルターはこまめに掃除することが必須です。
エアコンの使用頻度にもよりますが、毎日、朝から晩まで1日中つけっぱなしという場合は2週間に1回フィルターを洗って掃除しましょう。
さらに、毎日エアコンを使用したあとは30分程度、送風モードで運転するといいでしょう。エアコン内部で結露水がでるのを抑えることができます。エアコン内部のカビ対策にもなるのです。
結露水はゴキブリの飲み水となるので、なるべく出したくないですね。真夏や真冬のエアコン使用時には特におすすめです。
【簡単5ステップ】エアコンを自分で掃除する仕方|クリーニング不要で自分で掃除
定期的にエアコンクリーニングをする
真夏や真冬には、ほぼ毎日エアコンを使用するご家庭がほとんどだと思います。我が家でも年に2回、エアコンクリーニングをプロにお任せしているんですが、梅雨に入る前と冬が来る前にお願いしています。(繁忙期だと料金が割高になったり、エアコンクリーニングの予約が取りにくくなるためです)
ゴキブリの活動期は梅雨時期と真夏で、ゴキブリの卵が孵化するのには10~14日ほどかかります。エアコン内部に侵入してくる時期を未然に防いで対策をするといいでしょう。
1度でもエアコンクリーニングを依頼すると自宅でする定期的な掃除がかなり楽になります。フィルターも軽く水洗いするだけでいいので、ゴキブリの餌となるホコリもありません。
定期的なクリーニングで、ゴキブリ対策を行いましょう。
【怖い】エアコンのゴキブリの駆除方法と対策まとめ
・ドレンホースには防虫キャップを
・劣化した配管穴にはエアコン用パテを
・殺虫剤ではゴキブリの卵まで駆除できない
・定期的なエアコンクリーニングでG完全対策!
エアコンからゴキブリが出てくる、という恐ろしい話をご紹介いたしました。出来ることなら人生でゴキブリを目にする機会はない方がいいですよね。
ド素人がなんの知識もないままエアコンクリーニングを行うことは、故障の原因にもなり得ます。エアコンの修理費を考えると、プロにエアコンクリーニングをお任せする費用なんて安いもんです。
たかがエアコンですが、されどエアコンです。年間ほぼ毎日使うエアコンでありお家の中と外が繋がっている家電ですので、害虫対策はしっかり行いましょう。
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