レナード・コーエンやロック・フォークミュージックに関心のある方で、集団ストーカーについての知識がない方、精神病者の妄言にすぎないとお考えの方は、まずは下記URL(本館ブログ)のTOPページの記事を御覧いただけると助かります https://is.gd/HgIfky
集団ストーカーが現実に存在し、被害者の主張が正しい事、日本国内では強力な世論誘導がなされている事がわかります。
*本記事は4つのパートから構成されています。
目次
1.マーク・ガイル (著) 『レナード・コーエンはシークレット・エージェントだったのか?』
~1.の補足
2.ロックミュージックと裏権力・諜報機関
~レナード・コーエンと精神病院への強制入院
3.レナード・コーエンと予言プログラム
~集団ストーカーと予言プログラム
4.日本の音楽業界と諜報機関
~日本の有名なロックミュージシャンにシークレット・エージェントはいるのか?
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おまけ1 ロックスターと裏権力+諜報機関による監視
(エルヴィス・プレスリーとメンフィス・マフィア+FBI)
おまけ2 アメリカは本当に自由社会か
~高度管理社会としてのアメリカ
おまけ3 Leon Russellと予言プログラム「東日本大震災」
~集団ストーカーと予言プログラム
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はじめに
パート1は上記のごとく「レナード・コーエンはシークレット・エージェントだったのか?」です。この記事は本文にも登場する、コーエンの元ガールフレンドであり、MKウルトラ被験者・詩人・作家のアン・ダイアモンドによるブログ記事・番組出演時の会話、あるいはauticulture.comに掲載された、"Straw Sage: The Shtickless Shtick & Perception Management of Leonard Cohen" などを参考に、近年各サイトで話題にのぼっているレナード・コーエンとカバール、諜報機関などについての話題を簡単にまとめたものです。
本ブログでアン・ダイアモンドの主張などについてある程度調査し、ケースに応じて出典と思われる文献へのハイパーリンクなどを付し、注釈を加えました。訳文のあとには、本文で触れられなかった補足・脚注を記してあります。この記事の紹介後、パート2以降に考察などを加えた、本ブログオリジナルのテキストを記載しました。
圧倒的な権力を持った伝説的なカナダのロックスターで国民的英雄、レナード・コーエンと戦うはめになった元マネージャーであるケリー・リンチ、そしてアン・ダイアモンドについては、ネットでも意見が賛否ありますが、ケリー・リンチ、アン・ダイアモンドともに自身に対する偽情報・中傷が流されているとネットの番組で訴えています。近年、コーエンの私生活については2人以外にも暴露者がおり、本ブログ記事にリンクを貼りました。また、コーエンとカバールや諜報機関についての関係については、2人の証言とはまた別に、作品などにちりばめられた様々な要素から、ファンの間でも議論になっており、謎解きが行われています。
なお、 アン・ダイアモンドは近年、数多くのWEBラジオ番組に出演し、自身の体験やコーエンとの関係、コーエンから直接聞いたというマギル大学でのMKウルトラ実験になどついて語っていますので、下記に代表的な番組のリンクを付しておきたいと思います (The Liminalist # 134: Comparative Mythologies (Leonard Cohen’s Deep Background, with Ann Diamond AUTICULTURE)(The Liminalist # 134.5: Loyal to the Lodge – AUTICULTURE)(Truth Sentinel Episode 39 [Leonard Cohen, truth, lies, guilt, innocence, law, MK Ultra] - YouTube)。なお、今回引用した情報源は本記事の性質上、英語のみのものを多く含んでいます。
後述しますが、レナード・コーエンとカバールという陰謀論的なテーマも扱っている事もあり、アン・ダイアモンドの分析は時として陰謀論的なところもあります。しかし、元恋人で作家という立場という事もあり、コーエンを不当に貶めるというよりは、彼の実像に近づく事を主たる目的としているように思われます。インターネットの発展とともに、いわゆるメインストリームの言説が本質を隠すものであることがしばしば指摘されていますが、ダイアモンドもそうした観点から、コーエンの生涯を注意深く、社会正義に基づいて検証しているようです。実際、メディアを利用してコーエンが保ってきた聖人・ヒーロー像と、彼への批判や彼自身のインタビューでの発言から浮かび上がってくる実像には、調べれば調べるほど開きがあるのも事実です。アン・ダイアモンドが指摘している事象は上記に留まらず、かなり危険な話題もありましたが、調査にはきりがなく終わりもないため、今回はこの内容にとどめる事としました。
本記事にはコーエンが元マネージャーであるケリー・リンチをSAWAT部隊に急襲させ、精神病院へ強制入院させたり、メディアで一方的に自分の側を正しいとする情報を発信して貶めた、というショッキングな内容も含んでいますが、これは集団ストーカーの被害の体験とも関係するトピックです。コーエンがMKウルトラの前身ともいえる洗脳実験を受けていた事はほぼ事実と確定してよい事でもあり、本ブログで一連の問題を取り上げる事としました。
ロックスターと諜報機関・裏社会の関係、その集団ストーカーへの加担、システムの悪用、メディア操作によるヒーロー像の捏造と妄信、そしてチェック機能を失った社会の腐敗は大きな問題です。集団ストーカーは日本でも乱用されており、アイディアの搾取などの問題も指摘されています。エルヴィス・プレスリーとFBIの関係も含め、コーエンだけにとどまらず、日本社会における問題も射程に向けて今回本ブログ記事で広く問題を取り上げる事としました。少し長い文章にはなりますが、情報源の多くには出典を付し、詳細な注釈などを付しております。ぜひ、ご一読いただきたく、お願い申し上げます。
1. 『レナード・コーエンはシークレット・エージェントだったのか?』
マーク・ガイル (著)
モントリオールのジャーナリストで作家のアン・ダイアモンド(訳者注: Ann Diamond - Wikipedia)が、回顧録『The Man Next Door』(訳者注: goodreads.com: https://is.gd/uYRnO5)を出版した。この書籍で彼女は、レナード・コーエンとの普通とはいえない関係を詳説している。ダイアモンドはかつてコーエンの隣人だった。彼女の証言によれば、コーエンは「Soldier of Fortune」(訳者注:金をくれる人のためならどの国にでも行って戦う人物・傭兵のこと
https://is.gd/9tGgzG)であり、諜報機関の工作員だった。コーエンは、巨大なソーシャル・エンジニアリング(訳者注:この言葉には大きく分けて2つの意味があります。1つは人間の心理的な隙や、行動のミスにつけ込んで個人が持つパスワードなどの秘密情報を入手する方法を指しますが、おそらくこの場合、2つ目の意味合い、大規模集団における大衆の姿勢および社会的ふるまいに対して影響を与える働きかけに関する研究、つまり日本語でよく使われるところの、学問の分野を示した用語「社会工学」を指していると思われます)の計画や精神医学作戦に従事しており、しかも数多くいたMKウルトラ被験者の一人だったというのだ。
「モントリオールで育った人間なら誰でもそうですが、みなあの当時の秘話を知っています。シンガー・ソングライターが、事件現場を回り、事件について歌う事に人生の多くの時間を割いていた事を。ヴェールに包まれた、でも一貫したやり方で。まるでヘンゼルがパンくずを撒いてたみたいにね」
レナード・コーエンはロスチャイルド家やウィンザー家、さらには汚れた資金を洗浄していたスペイン王室と親密な関係を築いていた(訳者注:コーエンはイギリスのアンダーグラウンドシーンとも交友関係があるようです。詳しくは巻末の補足参照)。1959年にジェイコブ・ロスチャイルド(訳者注: ジェイコブ・ロスチャイルド (第4代ロスチャイルド男爵) - Wikipedia)がコーエンをギリシャのヒドラ島へ送り込んだ事はよく知られている。ヒドラ島は工作員たちと深いつながりがあり、諜報員たちの隠れ家だった。
「僕は愛のために書いた
次に金のために書いた
僕に似た誰かと一緒
全く同じ事だった」
(訳者注: 「I wrote for love」1975年)
続いてアン・ダイアモンドは、当時コーエンにはMKウルトラによる洗脳がなされていた事、またその崩壊を目撃した事について語っている。ダイアモンドがコーエンや彼のハンドラーである人間の隣人だった時の事だ。1980年代にはたくさんの人たちがコーエンを取り巻いており、彼の状態を平常に保とうとしていたようだった。コーエンはアンに自分がアラン記念研究所の医師達、精神科医たちにひどく依存していたと話している(訳者注: このコーエンの人格の崩壊、精神科医たちへの依存については、アン・ダイアモンドが出演したWEBラジオの最終部で話しています Truth Sentinel Episode 39 (Leonard Cohen, truth, lies, guilt, innocence, law, MK Ultra) - YouTube 英語のみ)。アラン記念研究所とはカナダで行われていたMKウルトラの本拠地であり、コーエンの家から徒歩で30分程度のところにあった。
コーエンは、ピッグス湾事件(訳者注:ピッグス湾事件 - Wikipedia)の頃にCIAのスパイだったのを自慢していた。コーエンはカストロ軍に取り囲まれ、CIA上陸部隊の最初のメンバーの一人と見なされ、尋問され、やがて軍人たちにハグされた後、解放された。これはコーエン個人が語った話で、よく知られている(訳者注: Trek Magazine UBC: Leonard Cohen and the Bay of Pigs https://is.gd/wy51Qq)(CBC Canada: Leonard Cohen — 'The last tourist in Havana'
https://is.gd/HICwZt ほか)。コーエンは革命と戦争の最中に、単によろめくように入ってしまったのだろうか?コーエン自身の話によればなのだが、なぜカストロの軍はコーエンをCIAのスパイとみなし、ピッグス湾事件の間に上陸した最初期の部隊メンバーだと考えたのだろうか?なぜカストロの軍はコーエンを尋問したのか?なぜキューバを出ようと試みた時、キューバの軍人によって彼は再び銃で脅されたのだろうか?コーエンは自身を「部隊の最も重要なスパイだった」と記している。
「戦場の兵士コーエン、彼は我々の最も重要なスパイだった
任務の途中で負傷し
アシッドを通じてパラシュートで外交のカクテル・パーティに降下
フィデル・カストロに戦場と城を捨てるようにと促し
男らしく立ち去り
普通の生活に戻った
控室とチケット売り場の人の群れや
銀色の銃弾による自殺
救世主のような大洋の潮
人種のローラー・コースターに乗って
詩という広告化された退屈のまた別の形式へ」
(訳者注:Field Commander Cohen 1979年)
コーエンは例外的ともいえるほどの情報通であり、歴史的ないくつかの革命が起こる少し前に、世界のいたるところに出没している。ギリシャ軍部の4人の大佐が軍事攻撃を通じてギリシャを制圧する直前、コーエンはその場にいた。ジミ・ヘンドリックスが死んだ時、コーエンはジミが死亡したロンドンにいた。戦時措置法前夜、コーエンはモントリオールにいた(訳者注:オクトーバー・クライシス - Wikipedia)。ヨム・キプール戦争が勃発するわずか数日前には、コーエンはイスラエルにいた (訳者注:第四次中東戦争 - Wikipedia)。皇帝が失脚する直前に、コーエンはエチオピアにいた (訳者注:「アディスアベバの春」エチオピアの歴史 - Wikipedia)。ジョン・レノンが死んだ時、コーエンはマンハッタンにいた。
1986年、コーエンはTVドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』で、違法にグリーン・ピースのボートを爆発させる計画を立てる、フランス諜報員の役を演じている。偶然だろうか?
(訳者注:「彼は殺される」。なお、字幕は英語ですがコーエンはこのドラマでフランス語を話しています)
幼少期、コーエンは非常に優れた催眠術師で、家族のために働いていた女中に催眠術をかけた(訳者注:この話はよく知られており、コーエンの伝記的な事実を扱った記事などにはかなりの頻度で紹介されています。なかにはコーエンが女中をレイプしたという噂までありますが、基本的には女中の服を脱がせる事に成功したという話が多いようです)。また、コーエンはまだ若い頃、LSDの実験に参加し、感覚遮断実験に金を払って参加したという事実をはっきりと明かしている(訳者注:詳しくはパート1巻末の補足の項目を参照)
(訳者注:この写真は1951年にマギル大学で撮影されたもので、写っているのは17才の頃のコーエンだと言われています。目隠しによりその信用性は低下せざるを得ませんが、顔半分を隠しているにも関わらずコーエンと全く瓜二つです。調査した結果、コーエンがマギル大学で実験を受けた可能性は非常に高いと思われます。詳しくはパート1巻末の補足の項目を参照)
コーエンの一家はターゲットとなっていた(訳者注:詳しくは文末の補足項目参照)。コーエンの母親はモントリオールで、CIAのMKウルトラ、マインドコントロール計画を指揮していたユーイン・キャメロン医師により、うつ病と診断され、治療を受けていた(訳者注: Sylvie Simmons (著)『I'm Your Man: The Life of Leonard Cohen』Ecco 2013 p69-p70 - なお、コーエンの母親はロシア系のリトアニア人ユダヤで、ラビ、つまりユダヤ教の宗教指導者の娘です)。母親は明らかに人格崩壊ともいえるほどの精神病の症状を呈していた。1958年にレナードがアラン記念研究所にいたという記録がある。レナードが抱えた多くの精神的な問題点、慢性的なうつ病は若年期にアラン記念研究所で洗脳を経験した結果によるものだった可能性がある(訳者注:コーエンがうつについて語った映像はいくつかあります。以下)(Leonard Cohen - Los Angeles at Nokia Theater on April 10, 2009 - "Anthem" with a very personal intro - YouTube )(Leonard Cohen on depression and relationships - YouTube)。
多くのMKウルトラの被害者たちは死亡するか、あるいはを脅迫されて口止めされていた。たくさんの被害者たちが永続的な精神病患者となり、それ以外の被験者たちは特殊な事例として芸能人、著名人、ジャーナリスト、政治家になるケースがあった(訳者注: 巻末の補足で何名か具体例をあげています。ご参照ください)。
2005年、コーエンの個人マネージャーであったケリー・リンチ(訳者注:プロフィールなどについては本記事終了後の補足をご参照ください)は、コーエンの積み立てていた退職後の資金から、数百万ドルを盗んだかどで訴追された。ケリー・リンチ側の話には、気がかりな背後の取引についての言い分が含まれており、コーエンの税務処理の状況に関して責任をとるよう、ケリーが犯人に仕立て上げられた可能性が示唆されている。ケリーは自分を仕立て上げようとしていたのはコーエンだと信じている。武装した複数の男性たちがケリーの家の庭に現れたのだ。SWATチームのメンバーが彼女の家を探したのだ。ケリーは手錠をされ、SWAT部隊の車に乗せられ、遠くの病院へと移送された。ケリーは同意なしに抗精神病薬を投与された。ケリーはその時の状況をまるで誘拐のようだったとしている(訳者注: Kelly Lynch 側の見解は、彼女が出演したWEBラジオ Truth Sentinel Episode 39 (Leonard Cohen, truth, lies, guilt, innocence, law, MK Ultra) - YouTube などをご参照ください)。
(訳者注:原文にはありませんでしたが、当方が画像を探してリンクを加えました)
卑しい話である。ケリーはこうした出来事を、彼女の信用を低下させ、トラウマを植え付けるために、共謀したロサンゼルス郡地方検事の助けを得て、コーエンの引退後の基金から数百万ドルを盗んだかどで彼女を訴追するという、メディア用のお話を作り出すために、コーエンが実践した事だと主張している。
このレナード・コーエンの財政問題にまつわる噂はメディアを動かした。メディアは、コーエンが個人マネージャーによって騙され、口座から数百万ドルが消しさられたと報道したのだ(訳者注: Cohen stays calm as $5m pension disappears | World news | The Guardian ほか。確かに記事は一方的なようです)。
ケリー・リンチによれば、コーエンが彼女を訴追したのは、ケリーがコーエンの納税状況をIRS(訳者注:アメリカ合衆国内国歳入庁)にこっそり報告したためだという。消失したお金はコーエンの息子や恋人の家を買うために使用され、かつ別の銀行口座に入れられていたとケリーは主張している。この間、レナード・コーエンは音楽業界やメディアによる同情の波に乗っていた。つつましい罪もない老人が今や無一文となり、リタイアもできずに、さらなる音源をリリースし、世界ツアーに出なければいけない、というのである(訳者注: How an Embezzling Manager Caused Leonard Cohen's Late-Career Comeback | Billboardなど)。
レナード・コーエンに関するこうした見方は、本当に信用できるものなのだろうか?
コーエンが本当にCIA・マフィアの類に関わっていたというのは本当だろうか?聖人のような彼の人格は本当は、マスクなのではあるまいか?
諜報員にとって、一人のアーティストとしての経歴は完璧な隠れ蓑だった。
「数百人に一人として
知られる
あるいは知られたい
詩人としての話なのだが
たぶん一人か二人は
天才だが
それ以外はみな偽者だ
聖域のまわりをうろつき
本物に見せかけようとする
言うまでもなく
私は偽者のうちの一人だ
そしてこれは私の事なのだ」
(訳者注: 「Thousands」2001年)
多くの人々、特に主流メディアに条件づけられ、レナード・コーエンの人格にすっかり型にはまった輝きを見てきた人々にとって、この話は全く受け入れがたいだろう。だが少しだけ考えてみよう。
1960年代、レナード・コーエンはヒッピー・ムーヴメントの時代に登場している。60年代の音楽とカウンターカルチャーシーンは一般的には有機的なもの、草の根的な抵抗運動であったと、一般的にはそう受容されてきたのだが、実はそうではなかったのだと、人々はそう考えたくなるだろう。こうしたムーヴメントは実際には完全に作られたもので、指示されて出来たものなのだ。おそらくラブ&ピースの全て、そのカーテンの奥はまさにダークかつ暴力的で、意図的に作られていた(訳者注: ラブ&ピースと暴力についてはその代表的存在であるジョン・レノンの発言などを引用しています。詳しくは、パート1巻末の補足を参照ください)。すでに盛り上がっていた反戦運動を吸収し、無力化するために。社会を変革をもたらそうとするムーヴメントはそれ以前にもいくつかあったが、そうした過去の運動は、全てヒッピーたちやフラワーチルドレンたちによって吸収され、本流から外れていったのだ。
音楽のグループは作られていた。 ビートルズは精神医学的な駆け引きをリサーチする、タヴィストック研究所によって作られていたと言われている(訳者注: ビートルズとタヴィストック研究所、陰謀論などについては考察・解説が必要と判断したため、パート1巻末に文章を記載しています)。
活動初期のビートルズは、あらゆる雑誌の表紙を飾っていた。
テレビの放送網はビートルズを熱狂的なまでにテコ入れした。叫ぶ十代の少女たちはバスに乗せられ、給料をもらい、演じるように仕向けられ、即席の革命のアイコンとなった。ヒッピー・ムーブメントに人を巧みに誘導するハーメルンの笛吹きである。
大概の人々は主流として受け入れられているもの、群衆を喜ばすものに殺到するのが好きだという事を、私たちはみな知っている。「流行を生み出すものたち」が新しいトレンドを方向づければ、大衆は新しいアイドルたちを崇拝するのだ。
この時代、軍部は多くのミュージシャンとつながりがあった。ジム・モリソンの父親はアメリカ海軍の司令官で、ジムは軍基地で育てられた。フランク・ザッパの父親はアメリカの防衛産業の仕事に従事していた。ママス・アンド・パパスの "パパ" ことジョン・フィリップスは、アメリカ海兵隊将校の息子である。デヴィッド・クロスビーは軍情報部の将校の息子。ジミ・ヘンドリックス、ジョニ・ミッチェル、エルヴィス・プレスリーのマネージャーは米軍大佐だった(訳者注: 特にザ・ポリスとCIA、洗脳計画についての偽情報などに関して巻末に注釈を記載しました)。
こうした軍部の人脈とのつながりは偶然だろうか?
人々が本当だと思う事と、実際の現実の間には大きなギャップがある。人々が共通で理解し、主流となっている現実というのは、おとぎ話の映画にすぎないのだ。大きな嘘なのである。
これがもし能天気な、楽しい話なら、おそらくそこには邪悪な何かが隠されている。もしこれが恐ろしい話であるなら、裏に何が隠れているのかを見るために、裏側を見るべきだ。最も強欲な連中こそ、人道主義を気取っているものだ。腐りきった裏切り者たちが善人とされ、本当のヒーローたちは悪漢として記憶される。
勝者たちが大衆受けする歴史を書いているのだ。
私たちはマインドコントロールの時代を生きている。レナード・コーエンのようなパフォーマーは、軍事作戦の世界劇場にいる軍人なのだ。彼らもまた被害者である。おそらく憐れむに値しても、崇拝するには確実に値しない。彼らを崇拝するなら自己責任で。
「私がアン・ダイアモンドからコーエンとの話を聞いた時、ケリー・リンチの話を読んだ時、コーエンが一般に見せている人格をこうした証言の文脈に置き、私に見えてきたもの、私が想像したものとは、愛と人生の魅力的な語り手、もしくはその滑稽な通人以下の人間であり、賢くしらばっくれている人間、情報の操作者であり、知覚を管理する人間でしかなかった」
「聖人のような賢者、多くの人たちがあがめ、尊敬し、崇拝さえしてきたコーエンは、私の見解では、『本物』の模造品であった。コーエンは非常に優れた模造品の称号に値する。MKウルトラのチームはいい加減に関わったわけではなかった。コーエンはおそらく彼らによる誇らしい完成品であり、社会的に作られたカルチャーのアイコンであったコーエンは、システムのために働いていたのではなかろうか?精神性のあるまがいもの、芸術的な貨幣を示す事によって、コーエンは私たちに真実を探さない事を促している。そして仮に私たちがそれにつまづいたとしても、私たちはそれに気づきそうもない。私たちは条件づけられてきたのであり、その文体と高貴さはこれに一致しないためである。藁でできた聖人である、コーエンが意図したように」
(訳者注:上記の「」のついた2つの文章はマーク・ガイルが次の記事から引用したもののようです Straw Sage: The Shtickless Shtick & Perception Management of Leonard Cohen)
「悪魔は俺に語らせない
俺にヒントをくれるだけ
お前は奴隷なんだよと
お前の惨めさ、熟慮した方針
お前が苦しむ奴隷状態の中にいる人々の
そしてそれを維持する連中の
お前の不運を利用する
お前はこうした連中に征服されたのだ
見られぬままに征服する術を知っている連中に」
(訳者注 : 「S.O.S」1995年)
出典
関連・参考記事
www.thecanadianencyclopedia.ca
1の補足
ここからは上記のテキストについていくつか補足しておきたいと思います。こぼれ話などを含んだ、上記原稿に反映しなかった訳者による詳しい注釈と考えてください。内容は濃い目ですので、読み物としてもそれなりに楽しんでいただけると思います。本文と同じく重要な内容も含んでいます。お時間があればチェックしてみてください。
・イギリスのアンダーグラウンドシーンとの交友関係
アン・ダイアモンドによれば、コーエンは1960年前後にイギリスのアンダーグラウンドシーンと友好を深めており、黒人の革命的市民権活動家であるマイケル10世 Wikipedia や、イスラエルのスパイとも言われているポーランド系ユダヤ人の地主ピーター・ラックマン Wikipedia などとも親しかったようです(Leonard Cohen- Illuminati Jewish Secret Agent? - henrymakow.com)。
・ジェイコブ・ロスチャイルド
コーエンをヒドラ島に送り込んだジェイコブ・ロスチャイルドはヴィクター・ロスチャイルドの息子です。このヴィクターはイギリスの諜報機関MI5とMI6を動かせる人物であり、MKウルトラで知られるタヴィストック研究所を創設しています。なお、後年コーエンはヒドラ島の家を再訪しており、映像が残っています(Leonard Cohen in his Hydra's house (1988). - YouTube)。
・催眠術
近年一般にもよく知られるところとなってきましたが、催眠術は支配層の所有物同然である日本のテレビ番組が繰り返しとりあげているような、こっけいで詐欺まがいのものばかりではありません。諜報機関の秘密作戦を調査した『誰がジョン・レノンを殺したか?』(学研M文庫)などを読めばわかるとおり、催眠術は十分実用に耐えうるものとされています。MKウルトラでも催眠技術の研究がなされ、CIAは長期にわたりこうした技術を研究しているのです。
コーエンはタカ派で親イスラエルであり、ヨム・キプール戦争の時にはイスラエル兵のために演奏しました。この時、コーエンは軍人・政治家で後にイスラエルの首相となるアリエル・シャロンと出会っています。コーエンは生涯イスラエルでコンサートを開き続けました。詳しくは When Leonard Cohen Met Ariel Sharon in the Sinai Desert
・マギル大学とMKウルトラ
マギル大学はカナダのモントリオール、ケベックにある大学であり、コーエンは1951年に入学。MKウルトラ研究で悪名高いアラン記念研究所はマギル大学のキャンパスのそばにあり、マギル大学ヘルスセンターの一部でした。MKウルトラは現在ネット上でCIAによる洗脳計画を包括的に示す用語として用いられていますが、最初期の洗脳計画が始まったのは1949-1950年頃であり、当時はBluebird計画 (ARTICHOKEとも呼ばれていた)という名前で行われていたようです。コーエンが参加したとされている実験は最初期のものの一つと思われます(The George Washington University - Science, Technology and the CIA)。
アン・ダイアモンドによれば、記事に登場しているコーエンと思われる写真は、彼女のもとへある日何者かから送られきたもので、1951年にカナダの著名な神経心理学ドナルド・ヘッブ (Donald O. Hebb - Wikipedia における "Controversial research" 参照) が行った感覚遮断実験のものだという説明が添えられていたようです(感覚遮断実験についてはこちらを参照 Wikipedia)。ヘッブは1951年当時確かにマギル大学におり、近年はCIAの資金をもとにした感覚遮断奪実験(MKウルトラの前身)を行っていたことで、非難されています。ダイアモンドはコーエンと親しかった1980年前後、LSDを投与されて、タンクの中に入れられる感覚遮断実験に参加した話をコーエンから直接聞いたと語っています(The Liminalist # 31.5: The Guerrilla in the Room (with Ann Diamond)。目隠しはされているものの、写真がコーエン本人である可能性は非常に高いと言えます。
・家族がターゲットになる
MKウルトラだけではなく、同じく諜報機関による秘密作戦で、マインドコントロール実験を兼ねたコインテルプロと思われる「集団ストーカー」でも世代を超えて一家が被害を受ける事がしばしばあります。海外集団ストーカー被害者達による証言 [生命倫理学に関する大統領諮問委員会] ミリサント・ブラックの証言 https://is.gd/za9ezh リッチモンド市議会が集団ストーカー被害者を支援、精神医学者・神経学者も被害者たちの主張を支持 - 宇宙空間の武器配備に反対する宇宙保全法・条約を支持する決議が市議会で採択 [2015年5月19日] のエリザベス・アダムスの証言 https://is.gd/UOr8Po などを参照。
なお、諜報機関の陰謀に次々に巻き込まれてきたケネディ一家も一族自体が諜報機関のターゲットになっていたのでは、と噂になっています。日本では自由民主党の中川一郎 Wikipedia・中川昭一 Wikipedia の親子議員にその可能性があると言われています。息子の中川昭一氏は、財務大臣兼内閣府特命担当大臣時代、衆議院議員記者会見で酩酊状態で登場して周囲を驚かせ、大臣を辞職。これは薬物を盛られた可能性が極めて高く、中川議員はほどなくして自宅で死去しているのが発見されました。父親の中川一郎氏はCIAの諜報活動により、上記のように表向きは反共を唱えながらも裏では親ソビエト政権の樹立を画策していたと見なされ、1983年1月首相の名代としてのアメリカ合衆国訪問に際しペルソナ・ノン・グラータ(接受国からの要求に基づき、その国に駐在する外交使節団から離任する義務を負った外交官を指す外交用語)を受けていましたが、総裁選後間もない1983年(昭和58年)1月9日に、札幌パークホテル10階1022号室バスルームにて死去。死因は当初は「急性心筋梗塞」と発表されましたが、2日後に「自殺」に訂正されました。中川一郎の死から5日後の1983年1月14日、東京のソ連大使館からモスクワに宛てたKGBの暗号電報に、ソ連のスパイであり、テレビ朝日専務だった三浦甲子二の話として「中川は明らかに他殺だ。CIAの手先に消された」と記されていたことが明らかになっているようです(Special Feature!)。メディアストーカーと関係があるのか否かはわかりませんが、ソースによっては中川一郎には統合失調長的な気質があったとしているものもあり、自身の事を誹謗するニュースがないか毎日テレビをチェックしていたという記述もなされています(自殺、病死したとされているが、暗殺された可能性のある芸能人・有名人 - NAVER)。有能な政治家の家系であったがために、マークされ、消された可能性は否定できません。これはある種のコインテルプロである可能性が高いと言えます。
・タヴィストック研究所とビートルズ
-テオドール・アドルノ作曲説について-
昨今陰謀論的なブログでよく語られているトピックであり、ジョン・コールマンの著作など、書籍によってはテオドール・アドルノが楽曲制作に携わったとまで書いているものもあります。しかしビートルズにはレコーディングセッション時の会話が多数残っているのはもちろん、アウトテイクやデビュー前の自作曲を含むホームデモなども豊富に残っています。デビュー前のホームデモの楽曲の多くは確かにデビュー後の楽曲と比べ、輝きに欠けていますが、これがジョージ・マーティンの助言などを得て「Please Please Me」などの楽曲を完成させるにいたった、という公式的なストーリーは実際十分信用に足るものです。初期のレパートリーは歌詞も単純なラヴソングばかりで、特別な教養が必要なものは一切ないうえ、音楽的にはデビュー前にカバーしていたR&Bやロックンロールの延長上にあります。さらに、名曲だらけで知られるビートルズですが、公式に発表された楽曲には駄曲もあり、オリジナル曲が足りない時にはカバー曲も多くレコーディングされていることもあり、アドルノ作詞・作曲説、あるいは他人が楽曲を提供したという説は、にわかには信じられません。レコード制作において何らかのアンフェアな行為があったとすれば、タヴィストック研究所などがコンセプトや企画などを提供した、歌詞や楽曲のアイディアがどこかから流用されたという可能性でしょうか。
-タヴィストックのメディア操作の可能性・ビートルズと不正について-
少し長くなりましたが、上記の記事でビートルズについて指摘されているのは、アドルノによる楽曲提供ではなく、あくまでタヴィストック研究所によるメディア操作です。ビートルズがトラックをつくった後、売り出すに際して、タヴィストック研究所が強力にメディアに後押しした可能性は確かにあると思います。指摘されている10代の叫ぶ少女たちは金をもらっていたという件も、いわゆるサクラはかなり一般的な戦略で、十分ありうる事です。パフォーマンスを見て興奮した女性が絶叫し続け、失神する、失禁するというのは、60年代には日本でもあったわけですが、いくら熱狂期が去ったとはいえ、その後全く起こっていないのも奇妙です。しかし、このサクラ説も事実かどうかと言えば、お金をもらった少女たちなどの証言が得られないかぎり、何とも言い難いとも言えます
なお、レノンは以下のような言葉を残しています。
「いつの間にか自分がやりたくないはずのことを、がまんできないような人間とやってるんだ。十歳のころ自分が嫌っていた種類の人間と。とんでもないゲス野郎だよ、ビートルズってのは。嫌なやつじゃなきゃ成功なんかできない、それが現実だ。ビートルズってのは、この世でいちばんのゲス野郎だったんだ!」(ジェフリー・ジュリアーノ (著) ブレンダ・ジュリアーノ (著) 「ジョン・レノン - ロスト・インタビュー1ラブ・アンド・ピース」https://is.gd/63UHUB プロデュースセンター出版局 p.275)。
これだけでは何があったのかはわかりませんが、自身でこのように語っている以上、何か卑怯な事をビートルズが行い、彼の良心がそれを隠し切れなかったのかもしれません。しかしこの発言を読むと、ジョン・レノンという人の正直さを感じずにはいられないのもまた事実です。
訳者が知る限り、ビートルズが汚い事をしたと批判されているエピソードが一つあります。それは、強力なライバルであったビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンのレコーディングスタジオを、本人がいない間に訪れ、製作途中だった音源をウィルソンに無断で聴いて帰り(むろんスタジオの職員などはいたようですが)、それを自身の創作に早々に反映させ、名盤を作りあげたという事実です。
ヴァン・ダイク・パークス「スタジオに行き、ビートルズが来ていた、と聞かされたんだ。巣作りをしていた大事な巣が見つかってしまった、踏みにじられた、荒らされた、とブライアンは悲しんでいたよ。だから僕らはそのスタジオには戻らなかった」(D・プライア『スマイル』 https://is.gd/UsCP4W K&Bパブリッシャーズ p191)
ビートルズの後に自分の作品が完成した場合、ウィルソンのほうがアイディアを盗用したと言われかねない状況ですから、自分が公にせずに、温めていたアイディアと制作物を勝手に流用されたウィルソンの創作者としての怒りと絶望は計り知れないものがあります。しかしその後、ポール・マッカートニーがウィルソンの活動に強い影響を受けていたと継続的に公言し続けた事もあり、現在では仲は修復されています。
昨今、ビートルズはハンドサインなどから悪魔崇拝だと叩かれていますが、レノンは生前の「キリストより有名」発言の際にもK.K.Kから悪魔主義者のレッテルを貼られ、レコードが焼かれています。ビートルズのマネージャーであったブライアン・エプスタインはユダヤ系で不審な死を遂げていますが、キリスト教徒 v.s ユダヤ教徒の争いという構図は、ビートルズと悪魔主義バッシングどれだけ関係しているのでしょうか。また、どちらの主張がどれだけ正しいのでしょうか。
私たちが教え込まれてきた「常識」が実はなにかも嘘であり、一見信じられない嘘と考えられてきた話が、全て本当だったという事も、実に多く存在します。現代はフェイクニュースの時代ですが、何が本当かわからない時代に、無理やり陰謀論で押し切ろうという流れが作られている可能性はないでしょうか。これまで諜報機関は自分たちのしてきた事を「それは陰謀論だ」とレッテルを貼ることで全てをごまかしてきたわけですが、一部の「陰謀論」が歴史的な真実であることが人々に伝わるような時代となり、他方でフェイクニュースなどにより、何が事実なのか、語る基盤そのものが極めて希薄になっているこの現代社会では、今度は逆に自分たちの都合のよいようなもっともらしい「陰謀論」を流す事で、支配層が自分たちの利益になるように導く情報操作をしているのではないか、とも考えられるのです。たとえば、アドルノが作曲したという偽情報を流し込むことにより、実際には何らかのバックアップがあった可能性は否定できないのですが、ビートルズについての陰謀論の多くは出まかせで、ビートルズはタヴィストック研究所の洗脳計画とは全くの無関係であった、全てはデマであると市民に思わせる事もできるのです。ロックスターがあるレベルで「作られてきた」事は事実です。
私たちは生まれた時から、情報に囲まれて暮らしており、ある意味ではその外側に出る事は絶対にできません。いわば、支配層によるメディアや教育を通じたマインドコントロールの中で暮らしているわけですが、現在SNSなどに流れている「陰謀論」もまた、新たなマインドコントロールの一環である可能性があるわけです。何が正しく、何が間違っているのか、基準を失ってしまった私たちは今試されているのかもしれません。
なお、集団ストーカーでは監視インフラの悪用による、被害者からのアイディアの搾取も問題となっています。過去に前例のなかったトピックで、信じがたいと感じられる方も多いと思われますが、遠隔での思考解読という信じられない技術も含めて、監視インフラが激増した現在、こうした被害の訴えが起こっている事実について、少し足を止めてご一考いただければと思います。
・コーエンの『マイアミ・ヴァイス』出演
出演シーンがYoutubeに公開されています。
後述するように、特にスパイなどがテーマとなっている映画・ドラマの場合、諜報機関が制作に関わっている事が実際にあります。詳しくは兄弟ブログの記事
ハリウッド俳優・集団ストーカー被害者 スティーヴン・シェレン「メディアストーカーの仕組み・芸能界×諜報機関・フェイクニュースと現代社会のリアリティを語る」https://is.gd/BOnkUH
もしくは
ニコラス・スカウ(著)伊藤真(訳)『驚くべきCIAの世論操作』https://amzn.to/2V2QP37 p179-223 インターナショナル新書 2018 をご参照ください。
・ミュージシャンと軍事関係・政府・諜報機関の人脈~ポリスとCIA、監視
-MKウルトラ洗脳暗殺を隠蔽する偽情報流布に関与か-
ポリスのドラマー、スチュワート・コープランドの父親、マイルス・コープランドJr.はCIAとその前身であるOSSの創設メンバーでした。息子のマイルス・コープランドⅢ世、つまりスチュワート・コープランドの兄は元警察の責任者、音楽~エンターテインメント企業の重役であり、ジョン・レノン殺害をCIAら諜報機関による犯行だと多くの文献などから見事に立証した、フェントン・ブレスラーによる『誰がジョン・レノンを殺したか?』(学研M文庫) が出版された際、彼は大手新聞に同書をこき下ろす文章を書いた事でも知られています。しかしコープランドⅢ世の父親がCIAの共同設立者の一人だったという重要な事実は、この記事には書かれていませんでした(フィル・ストロングマン[著]アラン・パーカー[著]『ジョン・レノン暗殺ーアメリカの狂気に殺された男』 https://is.gd/JGEHXK K&Bパブリッシャーズ p.333)。このようにCIAにとって不利な書籍は往々にして一見CIA人脈とは無関係である人物から批判されたり、メディアから偽情報が流されるのが常であり、レノン暗殺についてもかなりの情報操作がなされていると考えたほうがよいでしょう。
-「ポリス」というバンド名の由来と代表曲における「監視」のメッセージ-
なお、ポリスの代表曲で、世界で最も放送されたラブソングの一つとして知られている「Every Breath You Take (見つめていたい)」https://is.gd/nxMXbI について、作詞・作曲者のスティングが次のように語っている事はよく知られています。「汚い歌だよ、全く邪悪なね。この歌は嫉妬と監視、そして所有欲についての歌なんだ」(The New Musical Expres 1983 https://is.gd/3zjxci)。
バンド名「ポリス」についてはコープランドの父親がCIAであった事なども由来の一つではないかと噂されてきましたが、近年スチュワート・コープランドはインタビューで公に次のように語っています。「単に車の側面に書かれた『POLICE』とう文字を見て、そういう名前をつけたのさ。覚えやすくて頭から離れないし、不安にさせるものがあって、バンド名としては意外だしね」(HYBRIDMAGAZINE.COM | MUSIC | Stewart Copeland interview)。むろんこのスチュワートの話をそのまま真実と受け取るかどうか、どの程度まで真実と考えるかは、個々人に委ねられています。また、なぜ人を不安にさせる名前をつけようとしたのかについては触れてはいないようです。
なお、冷戦下でのCIAによる文化への介入、特に文学と芸術についてはFrances Stonor Saundersによる名著『The Cultrural Cold War』https://is.gd/I3Gk4Xで詳しく紹介されています。
-MKウルトラの被験者と著名人-
精神病院とその患者たちの姿を描いた「カッコーの巣の上で」の著者ケン・キージーやドラッグ・カルチャー、ヒッピー・ムーヴメントと深い関係のある伝説的ロックバンド、グレイトフルデッドのメンバー、ロバート・ハンター (10 Real Victims Of The CIA’s MK Ultra Program https://is.gd/YR7qLa)などがMKウルトラの被験者とされています。ファッション・モデルのキャンディ・ジョーンズ Candy Jones - Wikipedia も洗脳されていた人物としてよく知られています。近年でも、歌手・ファッションモデルなどが洗脳された操り人形である、性奴隷であるとネット上で話題になっており、Youtubeなどに、洗脳疑惑動画などが多数報告されています。映画業界については女優のロザンヌ・バーなどが、ハリウッドはMKウルトラにより支配されていると暴露しています (Roseanne Barr: "MK ULTRA Mind Control Rules in Hollywood" - The Vigilant Citizen)。他にも近年アメリカでは、オバマ大統領が洗脳されており、他国の特定勢力の操り人形「Manchurian Candidate」なのではないか、と噂になりました。
・ケリー・リンチ
本記事に登場するなかでも極めて重要な人物であるケリー・リンチは、1988年から2004年までコーエンのマネージャーを務め、彼の子供を車で学校へ送るほど、近い関係にありました。ショー・ビジネス界での仕事も多くこなしてきており、映画監督のオリヴァー・ストーンや伝説的な音楽フィル・スペクターとも非常に親しい人物です。アン・ダイアモンド同様、ネットではリンチについても精神的に異常だなどの噂がばらまかれています。記事にあるとおり、メディアの報道はコーエンにあまりにも偏っているため、リンチ側の見解についてはリンクを付したWEB番組で彼女自身の話を聞くか、もしくはアン・ダイアモンドなどによる記事を参照したほうがよいでしょう。
・ラブ&ピースの裏側
マーク・ガイルは「ラブ&ピースの全て、そのカーテンの奥はまさにダークかつ暴力的」としていますが、ジョン・レノンは次のような言葉を残しています。
「僕はすぐに手が出る人間だった。口じゃうまく言えなくて、すぐに殴ってしまうんだ。男とけんかして、女も殴った。だから僕は平和を訴えてるんだよ。愛と平和を求める人間ってのは、いちばん暴力的な人間なんだ」(ジェフリー・ジュリアーノ [著], ブレンダ・ジュリアーノ [著] 「ジョン・レノン - ロスト・インタビュー1ラブ・アンド・ピース」 https://is.gd/63UHUB プロデュースセンター出版局 p.26)。
レノンは父親がDVを行っていたために、彼自身も負の連鎖で暴力を何度か振るってしまったとも言われています。このレノンの言葉は、むろん単に彼の個人的な経験とそれについての反省から来ている言葉ですが、これをレノンはラヴ&ピースを求める人間全般に当てはめています。レノンがラヴ&ピース運動をけん引した最重要人物であり、かつ裏社会とつながる暴力が支配する音楽産業に身を置いていた人物であるだけに、この言葉には重みがあると言えます。
これは音楽産業全体にも当てはまる事と言えるでしょう。愛や夢を歌いながら、その裏側では素人を犠牲にし、時には社会的に抹殺あるいは実際に殺害する。恋人のあばら骨をへし折って半殺しにしながら、愛を語るDV男のような音楽業界の体質、特にその実例を報道する事はほとんどできないのが現状です。
2. ロックミュージックと裏権力・諜報機関、陰謀論~ビートルズと陰謀論~レナード・コーエンと精神病院への強制入院
本ブログは基本的に集団ストーカーやMKウルトラをはじめ、諜報機関の策謀や市民の安全な生活を破壊する超監視社会化政策などについての情報を発信するブログですので、このチャプターではまず音楽業界と集団ストーカー、洗脳などについて簡単に触れたいと思います。
ジョン・レノンと集団ストーカー(コインテルプロ)・LSD・MKウルトラ
近年、ビートルズのジョン・レノンは世界で最も有名なTargeted Individual(集団ストーカー被害者)だと言われるようになってきています。レノンが尾行や盗聴などをはじめとするコインテルプロに遭っていた事は現在ではよく知られています。さらに現在、ジョン・レノンの死は諜報機関による洗脳暗殺だった可能性が非常に高いと言われています。レノンの死をいまだに一人の熱狂的なレノン信者、ストーカーによる犯行だと思っている人も少なくないようですが、暗殺したマーク・チャップマンが取り立ててレノンのファンであった事はなく、殺害直前にサインをもらってはいたものの、ストーカーにはほど遠かった事などは、近年よく知られるところとなりました。チャップマンはビートルマニアではなかったのですが、諜報機関による情報操作により、狂信的なファンの犯行という情報が意図的に広められました。暗殺者洗脳というと、知識のない人には荒唐無稽な話に聞こえてきますが、MKウルトラや催眠術の実際の有効性は調査すれば事実であるのは明らかであり、一般市民に知識がいきわたっていないのが問題となっています。『ジョン・レノン暗殺―アメリカの狂気に殺された男』など、綿密な調査を行った書籍は、レノンの死が諜報機関による暗殺洗脳によるものだったと断言しています。
なお、ジョン・レノンは生前、LSDの生成・流通にCIAが関与していた事に気づき、その問題に触れています(Amazon: マーティン A.リー [著]ブルース・シュレイン[著]越智道雄 [訳]『アシッド・ドリームズ』第三書館 https://is.gd/gJ1UQL)。LSDは感覚を研ぎ澄まし、自分の心の奥底を探索して本当の自分を見出す一つの手段である、という当時の共通認識は嘘だったなのではないか、ある意味で自分やヒッピーたちはCIAにいっぱい食わされていたのではないかーというこの現代的な問題に、レノンはすでに直面していたのです。この書籍ではアレン・ギンズバーグも同じ問題について語っています。数年前から、ネットでは「世界は狂人によって支配されている」と題されたレノンのインタビューが数多くの人に共有されていますが、このインタビューでこうした発言をするだけの体験をレノンは数多くしていたのです (ジョン・レノンのインタビュー―世界は狂人によって支配されている)。
ジョージ・ハリソンとMKウルトラ・洗脳
洗脳について言えば、ジョージ・ハリソンの死後、遺作として出されたアルバムは「Brainwashed」、つまり「洗脳されて」であり、同タイトルの楽曲がトラックとして、収録されています。もしかしたら、ハリソンはレノンなどへの洗脳襲撃問題がきっかけとなってこの曲を書いたのかもしれない、と想像されるかもしれませんが、実際「Brainwashed」(George Harrison - Brainwashed - YouTube)で歌われているのは暗殺者洗脳ではなく、現代の集団ストーカー被害者が訴えているスマートフォンやPC、人工衛星、メディアや軍隊による洗脳です。歌詞の一部を引用します。
「軍隊に洗脳され/メディアに洗脳され/マスコミに洗脳され/コンピュータに洗脳され/携帯電話に洗脳され/人工衛星に洗脳され/骨まで洗脳される」
集団ストーカー被害者は電磁波兵器や人工衛星による監視、思考操作などを語っていますが、2001年以前にハリソンがここまで歌っていたのは、さすがに先見の明があったように思えます。しかしそれと同時に、ハリソンの周辺には諜報などに通じた情報通がいた可能性も非常に高いと言えます。
ハリソンもジョン・レノン同様、晩年暴漢に襲われていたと報じられています(George Harrison Stabbed in Chest by an Intruder - The New York Times)。これもレノンを殺害したマーク・チャップマン同様いわゆる精神異常者という事で片づけられてしまいましたが、私はレノン同様に、MKウルトラや洗脳工作により暗殺者にさせられた人間である可能性も少なからずあるように思います。ジョージ・ハリソンを襲撃した加害者は麻薬依存症であり、ハリソンを悪魔主義者だと信じて襲ったと報じられていますが、MKウルトラはLSDなどの麻薬と切り離せない洗脳で、この点が特にひっかかる点です。ただし、『ジョン・レノン暗殺―アメリカの狂気に殺された男』など、一部の書籍はこの可能性を否定しています。というのも、通常MKウルトラによる暗殺者は、どこかで相手を殺害する訓練を受けている事が多く、プロの暗殺者として必ず殺害できるレベルにされている事が多いためです。もっとも、これだけでハリソンを襲った人物が洗脳による暗殺者ではなかったと断言することもできません。ちなみに同年12月には、ハリソンが所有するハワイ・マウイ島の邸宅に侵入し、住居侵入窃盗の罪で起訴された女性がいたと報じられています。それまで数カ月にわたって、彼にストーカー行為を続けていたというこの女性は、その後米カリフォルニア州で変死体となって発見されたと報道されました (FEMALE HARRISON STALKER NABBED IN HAWAII)。
ロックスター×諜報機関×裏社会×メディア~「ロック」と権力、「ロックスター」という巨悪
上記のコーエンの記事を読むと、大手メディアは音楽業界のスターには「ノー」と言えず、情報操作に協力してしまう面が少なからずあるようです。私はハリソンが麻薬依存症の人間に急襲された話がフェイクニュースだとは思いませんが、その後に報道された、ストーカー行為を続けていた女性が変死体で見つかった記事については、いかなる経緯で起こった事なのかよくわからないとしか言えません。コーエンとケリー・リンチの関係などについて読むと、こうした事件の背後で何が起こっていたのかは、考えたくないほど恐ろしいものです。一人の素人が、諜報機関やマフィアと切っても切れない大物ミュージシャンとトラブルになった時、どんな目に遭わされ、どんな情報操作がなされてもおかしくないのです(Leonard Cohen's poetic thanks as former manager and lover is jailed for harassment | The Guardian)。むろんハリソンがそうしたインフラを利用したとは言いませんし、個人的にはそうも思えませんが、利用していたか否かは、本人たち以外わからないのも、動かしようのない事実です。なぜこの女性は住宅侵入罪で起訴され、殺害されなければならなかったのでしょうか。この女性がストーカーだったというのは本当に事実だったのでしょうか。なぜこうした事件が立て続けに起こっていたのでしょうか。
なお『ジョン・レノン暗殺―アメリカの狂気に殺された男』では、ジャクソン・ファイブについて以下のようなエピソードが語られています。
「ジャクソン・ファイヴのメンバーの一人が、ある特定の女の子とステディな関係になった。だがこれがもし世間に知れると、"若くて自由でひとり者"というスターのイメージを損なう。そこでジャクソン一家の父親が、この少女についてどうしたものかとレコード会社の重役に相談したところ、重役は即座に、彼女に対して"致命的な事故"を用意しようと言った」(『ジョン・レノン暗殺―アメリカの狂気に殺された男』 p156)
同書ではこのアイディアはジャクソン一家の父親が断ったため、計画は実行されなかった、と書かれています。しかし音楽産業がマフィア権力などと深く結びついているというのは事実であり、CIAと日本の右翼、KCIAと日本の暴力団の関係がよく知られているように(ヤクザと韓国 殺しの柳川や猛牛・町井らが日韓関係裏で暗躍 (3/3ページ) - zakzak)、どの国においても、マフィアと諜報機関には密接な関係があります。たとえば、エルヴィス・プレスリーはメンフィス・マフィアと非常に親密な関係がありました。このコネクションをいかし、プレスリーはニクソン大統領に面会しています。プレスリーはこの後FBIとも関係を深め、ビートルズへの批判を吹き込むなどした事はよく知られています(これについての出典など、詳細は巻末のおまけ記事をご参照ください)。このマフィアと諜報機関の関係、音楽産業とマフィア・ヤクザの関係、ミュージシャンなどによる裏権力の悪用は、国内外を問わずあり、ほぼ常識化しており、いわば公然の秘密ですが、フォーカスされる事がめったにないばかりか、ミュージシャンは多くの一般市民にとってヒーローのような役割を果たしているため、みな忘れかけています。
実は誰もが尊敬するあの英雄ボブ・マーレ―についても、特定権力との関係を記載している書籍があり、裏社会と無縁でなかったのは明白です。どの国でも、このように音楽業界はマフィアや諜報機関などの裏の権力、暴力と結びついてきたのです。特にフランク・シナトラ、エルヴィス・プレスリーとマフィアの関係は大変よく知られています(プレスリーについては『エルヴィス・プレスリーメンフィス・マフィアの証言』などを参照。シナトラにしてもエルヴィスにしてもマフィアとの関係を指摘した本は無数にあります。なお、シナトラについてはFBIにより監視ファイルが作成されていたようです Frank Sinatra’s Mob Ties and Other Secrets from His FBI File - HISTORY 詳細についてはまたのちほどレポートするかもしれません)。近年、日本では特にロック業界などについてほとんどと言っていいほどスキャンダルが出ませんが、これは不正がないわけではなく、彼らが圧倒的な権力を誇っているためと言えるでしょう。なお、本記事との関係で言えば、特にシナトラはサクラを使っていた時期があるようです。また、シナトラは諜報機関が制作にかかわった可能性があるMKウルトラ・洗脳による暗殺をテーマとした映画『影なき狙撃者』影なき狙撃者 (映画) - Wikipedia で主演を務めています(影なき狙撃者と諜報機関の秘密作戦については、関連記事のスティーヴン・シェレンによるインタビューをご参照ください ハリウッド俳優・集団ストーカー被害者 スティーヴン・シェレン「メディアストーカーの仕組み・芸能界×諜報機関・フェイクニュースと現代社会のリアリティを語る) 。なお、『芸能人はなぜ干されるのか?』https://is.gd/br7dMA(鹿砦社) や『芸能人に投資は必要か?アイドル奴隷契約の実態』https://is.gd/IZEvKs(鹿砦社)で知られる、フリー・ジャーナリストの星野陽平氏は、2019年7月14日-15日に以下のようなツイートをしています。
「暴力団というのも大っぴらには使えなくなっていったが、それに対応するためにヤクザ芸能プロは『殺人技術の高度化』で対処していった。この十数年は、薬で殺したり、自殺に見せかけた殺人が行われ、ほとんど事件化していない。そのやり方も内外の情報機関に把握されるようになり、今では使いづらい」
「というのが信じられないような本当の芸能界の歴史である」
「私は昔、暴力団が関与している経済事件を取材しているさなかに知人に呼び出されて負傷したことがあった。その後、ある人物から呼び出され、『事件化しないで人を殺すことができるんだ』と警告を受けたことがあった」
(Twitter: 星野陽平 https://twitter.com/YOHEI_HOSHINO/status/1150418733933842432)
ケリー・リンチ v.s レナード・コーエン、軍隊と精神病院への強制入院、支配層が利用する集団ストーカーというシステム
ケリー・リンチは彼女の信用を落とすためにコーエンが動員したSWAT部隊に急襲され、精神病院への強制入院と薬物の投与がなされたのだと主張していますが、日本でも芸能界のメディアを通じたほのめかしへの関与と同様、特にヘリコプターによるストーキングや電磁波兵器を利用した攻撃などにおいて、集団ストーカーに自衛隊が関与しているのではないか、との疑惑がかなり以前から持たれています。
ありとあらゆる手段を使い、邪魔な相手を精神病院に入院させることでその信用を低下させ、メディアで情報操作をして、自分を正しいものとする、これは集団ストーカーの手法そのものであり、芸能人や著名人が、さんざん利用したあとに邪魔になった人間をストーカーにでっちあげたり、狂人扱いしたり、社会的に抹殺したりするのにうってつけの方法だと言えます。個人的にこのエピソードについてはつくり話とは思えず、コーエンが圧倒的な力をふるい、コネクションをいかして、ケリー・リンチを精神病院に収容して信用を損ない、彼女のせいにしようしたというのは、十分あり得る話だと思います(注:なお近年、コーエンとのトラブルを暴露した女性がもう一人います。Elisabeth Jane Buchananは、フェイスブック上で「レナード・コーエンにレイプされた。母親もコーエン家の人間にレイプされた」と告白しています。むろん公平に見て、これだけではどこまで事実かはわかりません。さらなる調査が必要と言えます。 I was raped by Leonard Cohen. I know... - Elisabeth Jane Buchanan | Facebook)。
コーエンやチャップマンの例をみても、ミュージシャンあるいは諜報機関、権力者が情報操作を行い、自分の都合のよいようにメディアや人を動かし、素人を犯罪者や異常者、ストーカーに仕立てあげる事は間違いなくあると言えるでしょう。「殺人技術の高度化」を狙い、諜報機関や裏社会と極めて強い結びつきのある音楽業界が、事件化されずに邪魔な人間を抹殺し、精神病院への強制入院、あるいは自殺に追い込む事ができる手法、集団ストーカーを利用しないと、誰に言えるのでしょうか。
事実わが国では、有力な大手芸能事務所が集団ストーカーに関わっているのではないか、という報道がこれまでに何度かなされてきました。一般市民の被害者数は国内だけで1万人以上はいると目されており、犠牲者は圧倒的に一般市民が多いの現状ですが、著名人の被害者もおり、ASKAなどをはじめ、複数人被害が報告されています(ASKAの訴える「ストーカー被害」が本当である可能性……清水由貴子や川田亜子も被害者?|Infoseekニュース はメインストリームのWEBメディアが真摯な報道をした数少ない記事の一つです)。
ミュージシャンらによる加害・ストーカー行為などを訴えているブログには、被害者が明らかに精神病の様相を呈しているものもありますが、「補足」で解説したCIAによる情報隠蔽のための偽情報の流布、メディアを通じた情報操作と同じく、これとて何者かによる、集団ストーカー被害者たちの社会的信用を低下させるための情報操作、偽情報である可能性も否定できません。音楽産業には圧倒的な力がついており、メンツを保つためにはあらゆる手段で情報操作をなし、徹底的に邪魔者を排除する事が可能となっているからです。
昨今集団ストーカーの被害を訴えていた人物が逮捕される事件などがよく報道されています。報道がフェイクではないとして、あまりにも支配層に都合のいいタイミングで世論誘導的な事件が報じられるため、冤罪である可能性、被害者が陥れられ事件となった可能性、V2Kやマインドコントロールによって事件が誘導されて起きた可能性などが指摘されています(【淡路島5人刺殺】「被害者は私。ブレインジャックされた」 平野被告が無罪主張 神戸地裁初公判 産経WEST)。集団ストーカーのインフラとメディアとの関係も忘れてはいけないのは言うまでもありません。音楽業界と諜報機関もしくは法執行機関の癒着、権力の乱用の可能性は大きいと言え、集団ストーカーという暴力装置の悪用、邪魔者を消すための権力の乱用は少なからず行われている可能性もあるのです。
英雄崇拝の危険性~大衆の味方・救い主としてのロックスターの終焉
レナード・コーエンのような聖人じみた超大物ミュージシャンが、あまりにも非道なインフラを私的に利用していたという指摘があるとおり、ステージの上でのふるまい、メディアにおける発言、楽曲内容の高貴さと、本人の実像とは全く関係がありません。ミュージシャンたちは商売柄、往々にしてチャーミングであり、誰にでも好かれ、それが人気の源となっています。ファンは直接感情に訴えてくる音楽の力に動かされ、ロックミュージシャンが自分を救ってくれたと時に涙を流し、心酔し、彼らのインタビューや伝記を読み込み、否定できなくなるほど洗脳されるわけですが、実際にはロックスターは裏権力という圧倒的な暴力に守られている、ファンが会った事も話した事もない人物であり、時に邪魔になった人間にはこうした暴力を平気で行使する事がしばしばあるというのが事実なのです。音楽産業にお金を支払う事は、ある意味でこの暴力的な組織や邪悪なシステムにお布施を払っているようなもので、これはいかなる人が否定しても否定しきれぬ事実です。
ショー・ビジネスの内側はディズニーランドの控室のようなものです。そこにはステージに登場する聖人やおとぎ話のチャーミングなキャラクターはおらず、いるのは人間だけです。ミュージシャンはただの人間で、良い事もすれば悪い事もしますが、音楽業界の上層部の多くは、直接的あるいは間接的に、裏・表の暴力装置や権力とのコネクションがあります。彼らが善人か否かは「出し物」や彼らの味方でしかないメディアの記事を読んでいるファンの側からは、全く判別できないようにできているのです。聖人や庶民的ないい家庭人にしか見えないロックスターというのは、メディアの前での立ち居振る舞いや情報操作が完璧な人物なのであり、それは恐ろしいほど強い権力がバックについた、見せ方に長けたパフォーマーであるという事以外、なにものも意味しません。私たちを取り巻くシステムに関する、この真実だけは指摘しておきたいと思います。
3.レナード・コーエンと予言プログラム~集団ストーカーと予言プログラム
カバールお抱えミュージシャンとしてのレナード・コーエン
さてレナード・コーエンです。コーエンはその楽曲・ビジュアルイメージの制作にカバールや終末論洗脳の要素を織り込んでいるようで、実際に近年ネットでは謎解きが行われています。最もよく知られた曲「ハレルヤ」は実際、旧約聖書への言及がなされたものであり、サビの「ハレルヤ」が「わが神を称えよ」という意味である事はよく知られています。こうした事もあり、2017年にエルサレムでイスラエル統治50周年の式典が開かれ、そのクライマックスには「ハレルヤ」が流されました(Leonard Cohen's Hallelujah is anthem for Jewish nationalist celebration in Jerusalem)。この楽曲には、さまざまな逡巡が見られ、サビの歌詞の意味をそのままに内容を受け取れる楽曲とは必ずしも言えないようにも思えますが、一般的にはそう受け取られており、またコーエンの楽曲には実際にユダヤ教への言及が多く、彼自身が熱心な信仰者である事は事実です。
アン・ダイアモンドは、コーエンの楽曲には予言プログラム的な要素が次第に増えていき、大量破壊や自然災害など、NWOの策略と思しき要素、フリーメイソンやカバラ、バビロニアの神秘主義的なカルトなどへの言及が増えていったと指摘しています。彼女によれば、これは洗練された彼のファンの嗜好などをある意味マーケティング的に考慮したうえで、反映させた可能性もあるという事です。
ここで、上記「Future」アルバムのレコードカバーについてのアン・ダイアモンドによる解説を紹介します。まず手錠がNWOの自由の象徴、色は黒と青を基調に構成されているのは、レプティリアンの青い血を意識したものだろうか?というダイアモンドは書いており、タイトルソング「Future」の歌詞「俺は未来を見た、殺人がなされていた」は終末論的なスローガンであるとアン・ダイアモンドは語っています。しかし手錠=自由というのは常識的に判断できるとして、正直それ以外は説得力に欠けていると言わざるを得ません。しかしこうした意匠を作成する時、作る側はシンボリックな意味を込める事にこだわりがちであるのも事実ですし、コーエンはカバールのシンボルをあしらう事が往々にしてありました。そのほか、カバールにありがちな数秘術的な遊びも何度かなされているとダイアモンドは指摘していますが、カバールのしている事を分析すると、どうしてもこうしたいわゆる「陰謀論的」分析になるのは避けられないのかもしれません。
もっとも上記の論証・解釈の一つ一つに妥当性がいまいちなかったとしても、コーエンがその手の要素を織り込んで楽曲をつくり、ジャケットやツアーのイメージのデザインに反映していたという事実は間違いないでしょう。
「First We Take Manhattan」は9.11の予言プログラムか
特に興味深く、ネット上で話題になっているコーエンの楽曲が「First We Take Manhattan(1986年)」(Jennifer Warnes - First We Take Manhattan)(Leonard Cohen - First We Take Manhattan)です。「最初に我々はマンハッタンをいただく、そして次はベルリンだ」という印象的なラインを持つこの楽曲は、9.11を予告したもの(注:世界貿易センターはマンハッタンにある)ではないか、予言プログラムではないのかと、近年ネットで議論になっており、実際に検証なども行われ、物議をかもしています(Leonard Cohen knew about 911, first we take manhattan, he could have prevented 2500 people killed - YouTube)。歌詞を抜粋してみましょう。
奴らは俺に20年の退屈な刑を宣告した
俺が内部からシステムの改変を試みたからだ
俺は今向かっている
奴らに報復するために
最初に俺たちはマンハッタンをいただく
そしてその次はベルリンだ
俺は天国からの合図に導かれている
俺は俺たちの武器の美しさに導かれている
(中略)
ああ、お前は負け犬としての俺を愛した
だが今お前は俺が勝つことを不安に思っている
俺を止めるすべをお前は知っている
だがお前には規範がない
「First We Take Manhattan (1986年)」
上記のリンク先、Youtubeの検証動画などでは「負け犬としての俺」は非差別対象である「ユダヤ人である俺」という意味と解釈されています。コーエンはユダヤ教の戒律・規範を重要視しており、日本の禅を学んだ時も、その規範に関心があったと語っていました(Amazon: レナード・コーエン伝-イラ・ブルース-ナデル)。その。その点から続く「だがお前には規範がない」という文も、相手の恋人がユダヤ教徒ではないという意味に解釈できます。このあたりの歌詞は確かにキリスト教徒など、ユダヤ教徒以外の女性との恋愛を描いているように解釈するのが自然です。ベルリンについてはユーロの中心であり、これについても様々な解釈がなされているようです。
2010年、コーエンはバックステージ・インタビューで、この楽曲について次のように語っています。
「これは書かれている事そのままの意味の歌で、テロリストの歌だよ。テロリズムに反応した歌だね。テロには何かがあって、私はそれを賞賛してきたんだ。そこにアリバイもなく、妥協もないという事実。こうした態度は僕にとって常に魅力的だった。これが実際の飛行機についての歌だと明示されるのは好きじゃないね。テロリストたちの活動なんて本当には楽しめないよ。でも心理学的なテロは別だね (Diamonds In The Lines)」。むろん、コーエンの関与が疑われるのはこの「心理学的なテロ」の事です。
コーエンはなぜフランス諜報機関の役を演じる事になったのか?
コーエンが「マイアミ・ヴァイス」でフランスの諜報員の役を演じていた事実も指摘されていましたが、フランスはロスチャイルド家の影響力が強く、カバール国家とも言われています。むろんドラマへ出演して諜報員の役を演じた事など、お遊びにすぎないのではないか、と笑う事もできますが、諜報機関とコーエンのつながりは見てきたように表層だけのものではないように思われます。
さらに本特集で何度か引用してきたスティーヴン・シェレンのインタビューにもあったように、こうした諜報機関に関するドラマや映画には、実際に直接諜報機関の人物が口を出したり、秘密裡に企画に関わっている事が多いのです。そもそもなぜコーエンは「マイアミ・ヴァイス」で諜報員としての役割をわざわざ演じなければいけなかったのかーという疑問も湧いてきます。出る必要もなかったのではないか。
予言プログラムの本当の効果や目的はまだ明らかになっていませんが、諜報機関による「予言プログラム」の多くがそうだと言われているように、事前にこうした映像作品を見せられていると、それが実際に起こったとき(たとえば今のようにコーエンにシークレット・エージェントであるとの疑惑が持ち上がった時)、「ドラマじゃないんだからそんなのあるはずがない」と人々に思わせることもできる、そうした効果も想定されているのかもしれません。これは楽曲で自分をあえてスパイとして描いた事、その他コーエン自身の真実を大胆に吐露していた事にもつながると思われます。歌にして大胆に公開してしまえば、誰も本当にそうだとは思わず、追及はされないという事です。「私は偽者のうちの一人」と、自分が嘘つきである事も、大胆に歌ってしまえば、誰も本当だとは思わない、というリスナー心理を悪用したものなのです。コーエンが演じてきた表の顔・聖人の顔と、裏腹な真の姿の落差は劇的と言っていいほど大きなものであり、著名人に多いと指摘されているサイコパス的な側面が露呈したとも言えそうです。実際、コーエンの私生活での問題が追及されなければ、このラインの真意も人々に理解されなかった事でしょう。少年期に催眠術を学んだコーエンは、音楽という一種の洗脳と結びつく特殊な技能を手に入れ、聖人として賞賛される生涯を送ったわけですが、女中を思いのままにしたいという欲求のために催眠術を実際に悪用したように、コーエンには自分の都合よいように人を操りたい、コントロールしたいという欲求があったようにも思われます。
「マイアミ・ヴァイス」における「彼は殺される」というセリフや、爆破に携わる諜報員という設定は「First We Take Manhattan」のイメージする内容、9.11に否応なしに結びつくものです。なお「First We Take Manhattan」が最初に世に出たのは、ジェニファー・ウォーンズのバージョンですが、リリースは1986年11月であり、コーエン出演の「マイアミ・ヴァイス」は同年2月21日に放送されています。この時期に、諜報機関から何らかの依頼がコーエンになされた可能性は十分にあるのではないでしょうか。
集団ストーカーとアメリカ、フランス、カナダ
ちなみに集団ストーカーの被害者であるスティーヴン・シェレンもカナダ人ですが、本人はあまり熱心ではないキリスト教徒であると何度か語っています(The Chosen,. T.I's.warriors. The Spiritual Battlefield and help from Judah J - YouTube)。明らかに集団ストーカー加害者であったシェレンの元妻はフランス出身であり、異常なスキルを身に着けた、諜報機関の工作員であった可能性が高い人物です。集団ストーカーはアメリカCIAを抜きに語る事はできない話題ですが、シェレンはカナダの諜報機関CSISの関与も指摘しており、過去にMKウルトラをCIAと協働したCSISやフランスの諜報機関も、集団ストーカーを語るに際して避けて通れないと言えるのかもしれません。シェレンと同じくカナダ人であるコーエンと、CIA、CSIS、フランス諜報機関の三角関係には、やはり裏権力同士の親密なつながり、集団ストーカーの加害総体同士のコネクションが見え隠れしていると言えはしないでしょうか。なお、極端な親イスラエルで、首相とも面識があったコーエンは当然モサドとの関係も疑われています。
伝説的ロックスター・カナダの英雄、レナード・コーエンは諜報機関の奴隷だったのか?
先述のインタビューでシェレンは「(諜報機関に台本を事前に書きかえられながら演じている、つまりメディアストーカーに加担している) 俳優たちは、自分たちが何をやらされているのか気づいていない」と語っていましたが、コーエンも「マイアミ・ヴァイス」で自分が何をやらされているのか理解していなかったのでしょうか。ロバート・レッドフォードが台本を書き換えを要求させられ、シェレン嫌がらせに加担させられた可能性が非常に高いように、少なくとも「First We Take Manhattan」については、諜報機関からコーエンに対して何らかのオーダーがあった楽曲と思われます。コーエンは何をどこまで知っていたのでしょう。
ダイアモンドが分析を試みた陰謀論的なカバールのシンボルを利用したデザインなどに関する議論の説得力は却下するとしても、コーエンが若かった時代にロスチャイルド家から諜報員の巣窟であったヒドラに送られていた事、あらゆる場所で諜報機関の人間や政治家などと出会い交友を深めていた事、歴史的な事件が起こるいたるところに彼がタイミングよく出没していたという事実、そのうえで歌はフィクションが基礎といえテロを予見させる歌・自身をスパイとして描く歌・特定勢力のイデオロギーに深く関係する歌を何度も書いている事、特定勢力を支持する意匠を頻繁に用いている事、ケリー・リンチ宅にSWAT部隊が送られ、彼女が無理やり精神病院へ収容され、メディアが彼女をいっせいにかつ一方的に叩いたという事実などは、やはり無視できないと言えます。
アン・ダイアモンドの分析は時として陰謀論的であり、他のブログでも指摘されているとおり、その観点は実証的というより、むしろある種の見解であるものの、元恋人で作家という立場もあり、コーエンを貶めるというよりは、より彼の実像に近づく事を主たる目的としているように思われます。メディアを利用してコーエンが保ってきた聖人・ヒーロー像と、彼への批判や彼自身のインタビューでの発言から浮かび上がってくる実像には、調べれば調べるほど差がある事も事実です。アン・ダイアモンドが指摘している事象は上記に留まらず、豊富にあり、かなり危険な話題もありましたが、調査にはきりがなく終わりもないため、今回はこの時点でアップする事にしました。
最後に、記事も引用されていた「S.O.S」という楽曲の歌詞を今一度参照してみましょう。
「悪魔は俺に語らせない
俺にヒントをくれるだけ
お前は奴隷なんだよと
お前の惨めさ、熟慮した方針
お前が苦しむ奴隷状態の中にいる人々の
そしてそれを維持する連中の
お前の不運を利用する
お前はこうした連中に征服されたのだ
見られぬままに征服する術を知っている連中に」
(訳者注: 「S.O.S」1995年)
総合的に見てみると、やはりコーエンは諜報機関や支配層との関係から、ある段階で予言プログラムなどにも関わる事になり「知覚の管理」の一端を担わされ、マス・マインドコントロールのアジェンダの一部に利用された、奴隷であったと言えるのかもしれません。 少なくともコーエンの成功は、諜報機関や支配層の権力・意向と無縁なものではなかったのでしょう。
ロックスターたちの政治的作品にはどこまでバックの意見が反映されているのか?
こうした事を考慮すると、近年のロックヒーローたちの活動は、どこまで諜報機関の意向が入っているのか、という事にもなりかねないのではないでしょうか。コーエンの楽曲にちりばめられた、政治的かつ陰謀論的な要素も鑑みた時、近年の大物ロックミュージシャンの活動は、諜報機関や支配層の影響力抜きで語る事ができないとさえ思えてきます。果たして今のロックミュージックはどこまで反権力の音楽で、かつてのロックミュージックはどこまで本当に反権力の音楽だったのでしょうか?
支配層の操り人形による政治的作品
昨今はマドンナが欧米のショービジネス界の支配層のパペット、操り人形であると指摘されてきています。マドンナは政治的なメッセージを歌詞や映像に込めることも少なくなく(Madonna takes swipe at Bush | Politics | The Guardian)、LGBTを積極的に支援するなどの社会的な意見も示してきました(Madonna as a gay icon - Wikipedia)。これまでは、政治的な話題を取り上げるミュージシャン=意識が高く、権力に屈しないヒーローというイメージで語られて、マドンナも尊敬を集めてきたわけですが、果たしてそれは本当に尊敬に値するものだったのでしょうか。リベラルの側にも当然権力者がいるのであり、ミュージシャンたちはそうした権力と結びついています。リベラルの上層部も立派な支配層なのです。もしマドンナがそうした人間たちのパペットだったとしたら、政治的なメッセージも権力者の意向をそのまま汲んだものにすぎない可能性が出てきます。なお、マドンナは「イルミナティ」というタイトルの、まさにイルミナティ賛歌ともいえる曲を歌っています(Illuminati Madonna 翻訳 | LUCKY STAR)。いかなるポップ・スター、ロックスターも権力と無縁ではないのは事実であろうと言えます。
それゆえに「レナード・コーエンはシークレット・エージェントだったのか?」を書いたマーク・ガイルも次のように記したのでしょう。再掲します。
「私たちはマインドコントロールの時代を生きている。レナード・コーエンのようなパフォーマーは、軍事作戦の世界劇場にいる軍人なのだ。彼らもまた被害者である。おそらく憐れむに値しても、崇拝するには確実に値しない。彼らを崇拝するなら自己責任で」
4.日本の音楽業界と諜報機関~日本の有名なロックミュージシャンにシークレット・エージェントはいるのか?
日本の音楽市場は世界第2位~きわめて大きい音楽業界という権力
さて最後に少しだけですが、日本のロックミュージシャンに、コーエンのような「シークレット・エージェント」はいるのか、という問題に触れたいと思います。日本の戦後は明らかにアメリカという国の大きな影響下にありました。時折親中勢力が台頭するも、わが国は結局強制的に親米から脱却できない構造をしており、新冷戦真っただ中の現在でも、多くの国民は明らかに親米に方向づけられています。
戦後の日本の商業音楽はポップス、ロックが主体であり、西洋文化の影響下にあります。近年の日本は、経済的に著しく落ち込んでいますが、日本の音楽市場は世界にも類を見ないほど巨大であり、これまでも長期間そうだったように、依然として市場規模はアメリカに次ぐ世界2位の座についています( 音楽市場世界2位の日本】昨年の国内音楽市場、わずかに減少して2985億円に | 新会社設立.JP)。洋楽の大物ミュージシャンなどが、日本市場向けに「日本盤のみのボーナストラック」を加えてリリースする事は世界的によく知られています。日本の音楽産業は経済的にも非常に強く、つまりは社会的な権力も大きいと言えます。また、欧米と日本の音楽産業には強いコネクションがあるのです。
在日朝鮮人を利用した芸能界支配とアメリカ
一方、近年ネットでは著名人には実は日本人ではない人が多い、ハーフが多すぎるなどの批判が相次いでいます。歴史的に、いわゆる「ケツ持ち」と言われる暴力団には在日・同和関係者が多い事でも知られてきました。戦後の復興期の国民の生活を扱ったドラマでは、ほぼ例外なく、街頭テレビにおける在日朝鮮人、力道山の人気が描かれています。彼はプロレスというエンターテイメントの世界でつくりあげられたヒーローでありました。
あまりここではそうした事に詳しくは触れませんが、現在は朝鮮系のみならず、ハーフの芸能人が台頭しており、あるレベルで今でも何らかのイデオロギーとの関係上に、芸能界が運営されているというのは、否定できない事実です。近年「僕たちのヒーローはみんな在日だった」https://is.gd/HIDWL3 という本が出版されていますが、もしこのタイトルが事実であれば、人種をベースにした意図的な選別がなされてきたと批判されても仕方がなく、日本人が意図的に排除されているのであれば、これは特定業界における就職差別としか言いようがない状況です。ハリウッドでは白人至上主義が長期間にわたり批判されてきましたが、日本ではなぜかこうした不平等に対する批判はほとんどなく、日本人が批判すれば逆に差別者扱いされかねない、奇妙な状況が世の中にまかり通っています。同時に、戦後アメリカは在日朝鮮人を使って日本を間接的に支配し、日本をマルチナショナルなアメリカニズムの国に変えてしまおうとしてきたのではないか、という指摘もたびたびなされています。もっとも、実際には芸能界は言われているほど在日朝鮮人やハーフだけに支配されているわけではないようでもあります。あくまで比率の問題と言えるのかもしれません。むろん日本人びいきの事務所があったからといって、必ずしも正義の味方とは言えず、ハーフびいきの事務所があったからといって、集団ストーカーを乱用していると断定はできないのも事実です。
CIA×暴力団×芸能界~日本支配の構造
すでに見てきたように、芸能界は諜報機関やマフィアなどの裏権力と非常に近い世界です。また、戦後の日本はアメリカの強い影響下にあり、大手メディアの日本テレビがCIAに協力していたのはもちろん、大物右翼である笹川良一 (国粋大衆党総裁・国際勝共連合名誉会長・衆議院議員・財団法人日本船舶振興会 [現・公益財団法人日本財団] 会長 Wikipedia)などもCIA協力者であった事はよく知られています。1964年までの「日本プロレス協会」役員の構成は、会長の児玉誉士夫(右翼・暴力団顧問・CIA協力者 最後の「フィクサー」児玉誉士夫とは何者だったのか(週刊現代)現代ビジネス | 講談社(2/3))、副会長の田岡一雄 (3代目山口組組長・芸能事務所・神戸芸能社社長 Wikipedia)、町井久之 (東声会会長・在日朝鮮人・在日本大韓民国民団中央本部顧問 Wikipedia)となっており要職には堂々とやくざ、CIA協力者である右翼が名を連ねていました (日本プロレス - Wikipedia)。しかし現在暴力団については暴排条例の存在もあり、もはや駒にすぎず、本当のバックではないと指摘される事もあります(【山口組分裂・緊急再掲】6代目・司忍組長単独インタビュー(下)=平成23年 産経WEST)。芸能事務所の上層部であれ、あるいはグローバル企業の役員であれ、グローバリストが覇権を握る現在では、支配層の影響下にある経済・政治的力のある人物が各国の勢力を使い、各国を動かしている可能性は非常に高いと言えます。それゆえ暴力団と芸能人の不適切な関係などをクローズアップしたバッシング記事なども、スピンにすぎないと言われています。
過去の歴史から、はっきりしている在日朝鮮人と暴力団の関係などについても取り上げましたが、現在では勢力は多様化してきており、親中的とみられている芸能事務所なども親米的とみなされている事務所とともに存在し、またその他の国とのハーフも多い事から、より多様化してきていると言えます。ハワイ特集を頻繁に取り上げる雑誌に登場するモデルは当然親米側が多く、親中活動をしている芸能人(このご時世ではさすがに多くはありませんが)に中国の勢力との関与が強いのは明白です。
各国支配層と日本の大手芸能事務所、メディアとの関係の現在
ここでは種々の事情を鑑み、あえてリンクは貼りませんが、日本の芸能界に精通したジャーナリストが、日本の主要芸能事務所と他国の支配層との関係についてツイートしているほか、大手芸能事務所と他国の上層部や暴力団関係者との写真がアップされるなど、ネットには今も様々な情報が流れています(諸事情によりこのパート4では出典をあえて明らかにしない箇所がいくつかありますが、多くの記述はこの種の情報源に基づいています)。戦後の日本芸能界は諜報機関や各国の裏権力が後ろ盾になっていたのは事実ですが、今もその可能性は十分あると言えるでしょう。メディアと密接に結びつき、日本支配の重要なパーツである芸能界が諸外国の勢力と深いつながりがあるというこの事実は、わが国の大きな問題の一つでもあります。保守派が表舞台で韓国叩きを賞賛している間も、日本支配の最も重要なパーツの一つである芸能界は、他国の支配層の強い影響下にあるのです。日本のテレビ局の株主はもちろん、スポンサーとしても他国あるいはそれを汲む流れの勢力の存在は大きく、こうした複数の要素が日本のテレビに与えている影響力は計り知れないものがあります。
一方ナショナリスティックな活動をしている芸能事務所があったとして、そうした勢力所が集団ストーカーなどの極悪なインフラを全く使用していないか、というとそうとも言えないのもまた事実です。集団ストーカー被害者の間では、海外勢力こそ集団ストーカーの加害者だという論調が多く、実際そのように受け止められる要素は多々ありますが、ナショナルな勢力がこうした力を全く使っていないかというと、それも断言できないでしょう。日本にはグローバル勢力もいれば、ナショナルな勢力もいるのに、全くといっていいほどメディアが集団ストーカーを取り上げないのはなぜなのだろうか。これは日本の支配構造を考えていくうえで、非常に大きなカギとなる問題です。単純に言えば、両方とも関与の可能性があるわけです。今回はレナード・コーエンとの絡みから、カバール勢力を取り上げましたが、その対抗勢力が本当に正義たり得るのだろうか、という疑問も自然と浮かびあがってきます。しかし、これについては現在対抗勢力とカバールとの間で争いが続いているのはみなさんもご存知と思われます。何らかの変化を期待し、ここで追及は止めておきたいと思います。
西城秀樹と親米のメッセージ~ポップス・ロックは存在自体が政治的なもの
メディアはメッセージそのもので、そのためミュージシャンらの芸能活動は時に政治的な色合いを帯びてきます。特にアメリカやヨーロッパの音楽を基盤としたロックやポップスは、ミュージシャンが意識するとしまいとに関わらず、政治的な色を反映せざるを得ないものです。西城秀樹は星条旗のデザインをあしらった衣装を着て「Y.M.C.A」を歌いました(永遠の「ヤングマン」西城秀樹さん逝く…2度の脳梗塞から復帰も63歳力尽く : スポーツ報知)。ヴィレッジ・ピープルによるオリジナルの「Y.M.C.A」には、隠されたゲイ向けのメッセージがあったと言いますが、キリスト教系統の宿泊施設であるを歌った本曲の日本語版には、ゲイ色は比較的薄く、むしろ「Y.M.C.A」を連呼する事により、同施設とアメリカを強く国民に印象付けたと言えます。ラジオやテレビから流れてくるこうした楽曲は、本人の意図がどうであろうと、無意識に国民の心に入り込むものです(注:西城秀樹という芸名は東条英機のパロディでないか、という指摘がよく話題にのぼりますが、戦後はアメリカの支配下にあったため、これからは東ではなく西の時代だ、というメタファーが込められているというのではないかという噂もあります。むろん本人や事務所はこれを否定するでしょう。あくまでこれはそう解釈できるという事に留まる話なわけですが、少なくとも「Y.M.C.A」における親米路線は否定できない事実と言えます)。アメリカの機密文書解除から、日本テレビがCIAに協力するかたちで、アメリカのホームドラマなどが流され、日本人の親米化を進めてきたのは歴史的事実です(有馬哲夫[著]『日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」』p425 など)が、本人や芸能事務所の思惑はさておき、結果的に西城秀樹の「Y.M.C.A」にも、これと同じ作用があったと言えます。戦後の日本は英米の音楽の影響が著しく強くありますが、商業音楽は、実際その存在そのものがすでに政治的なのです。
日本のミュージシャンたちの政治的楽曲の今昔~超監視が当たり前となった現代社会とメディアストーカー
日本のポップスやロックは、コーエンほどあからさまに図像やメッセージを利用してはこなかったとしても、やはり「知覚の管理」に非常に近い役割を果たしてきたと言えます。日本では商業音楽で政治的が意見を取り上げられる事は比較的少ないイメージがありますが、フォークやロックではたびたびそうした楽曲が発表されてきました。フォーク・クルセイダーズは「イムジン河」を発表していますし、岡林信康は西城秀樹とは真逆に反米色丸出しの「アメリカちゃん」を歌っています。日本では戦後、あの社会党でさえ、属国としての地位を脱して、日本人としての独立性を取り戻そうと訴えていた時期があります。CIAの日本支配の一方、現在のような超監視社会とはほど遠いインフラだった当時は、まだ自由があったのかもしれません。フォークミュージックの流行後も、時折ロックミュージシャンが政治的なトピックをあえて歌い、話題となってきました。現在、局アナの風俗通いや不倫、芸能人のプライバシーが暴露される事は以前よりも多く、こうした流れに超監視社会のインフラが寄与していないとは到底思えません。興味深いのは、実際近年の日本のロックでは反米的な内容の作品が比較的多く見られるという事です。
アイドル系の芸能事務所のジャニーズ事務所は、ネット上で集団ストーカーへの関与の可能性が強く疑われている巨大宗教団体がケツ持ちである可能性が指摘されてきました。この宗教団体は親中勢力として知られています。過去に社長であったジャニーズ喜多川は親しい編集者にCIAのために働いたことがあるか否かを問われた際「米国の情報機関で働いたことはあるけど、それ以上はノーコメント」と語ったと報道されています(ジャニーズの暗部に触れないメディアの罪 少年たちへの"性的虐待"という事実 (3/5) | PRESIDENT Online)が、同宗教団体はカバールとも関係が強く、親中でありながらCIAとの関係も噂されてきました。少なくともトランプ政権以前のCIAはアメリカ情報機関の中でも特殊な立ち位置でグローバリストやカバールに近い特殊な存在であるのが実情です。一口にアメリカと言っても、多様な勢力がいる事は自明であり、また日本の芸能事務所と言っても、北朝鮮系や韓国系に近い事務所、中国よりの事務所など、権力は分散されています。日本で多くの芸能人が「ほのめかし」や「メディアストーカー」に関与していると言われている現在、諜報機関の支配力、芸能界への関与も強くなっていると考えられます。
近年では、日本の国民的なポップ・ロックバンド、サザンオールスターズが隣国との友好を歌った「ピースとハイライト」を歌い、これが安倍政権批判だと炎上(サザン「ピースとハイライト」は政権批判? 解釈で波紋:朝日新聞デジタル)。ステージ上におけるいわゆる不敬パフォーマンスも同じく騒動となりました(桑田佳祐「不敬パフォーマンス」謝罪で波紋...過激さウリだったサザンが追い込まれた理由 (2015年1月17日) - エキサイトニュース)。DA PUMPの親米ソング「U.S.A.」は大きなヒットとなり、日本を明るくしましたが、近年のこうしたJ-POP、J-ROCKグループの活動は、本当にどこまで音楽家の「自由な意思」によるものなのでしょうか。事務所や芸能界上層部の意向を反映した可能性はないのでしょうか。レッドフォード監督がおそらくは諜報機関の指示のもとに、スティーヴン・シェレンへの「ほのめかし」を行うように台本を書き換えたのと同じく、各国諜報機関からの依頼・指令は考えられないでしょうか。裏の権力と深いつながりを持つマドンナが政治的なメッセージを送っていたように、日本でもこうした楽曲が発表される際には、何らかの特別な理由がある可能性も否定できません。元来J-POPは作曲家やプロデューサーがつくるもので、J-ROCKはアーティストが自らの意思と創造性でつくるものという区分がなされてきましたが、日本のロックにも第三者の意向、意図やアイディアが反映されている可能性は十分にあるのではないでしょうか。なお、暴力団との関係で言えば、暴力団の組員は演歌というイメージが根強いですが、実際にはヒップホップやロックが好きなのではないか、とも報じられています(サイゾー 2015年11月『裏社会学』https://is.gd/a15mb4 など)。レナード・コーエンの楽曲は代表曲である「ハレルヤ」に見られるように、宗教色が極めて強いことで知られていますが、音楽業界のなかでも特にロックスターは一般的に無神論の立場をとっているミュージシャンでもそのたたずまいが救世主然としており、支配している勢力による疑似宗教として作用している可能性も指摘できます。強い影響力を持つロックはポップスなどの音楽産業と比較しても、その力は業界内でも強いと考えられます。左翼メディアやコングロマリットと結びつき、多くのアーティストを招いたコンサートを主宰できるロックミュージシャンなどを公で批判することは、特に日本ではかなり難しくなっているのが現状です。こうしたミュージシャンたちと集団ストーカーのインフラ、諜報機関との関係はタブーと言えます。
「スリーパー」は諜報の世界では常識~メディアによって「タブー」が作られ、言論が封じられる日本の異常性
2018年2月11日、国際政治学者の三浦瑠麗氏が昼間のバラエティー番組で「スリーパー・セル」の存在を指摘し物議をかもしました(三浦瑠麗氏「スリーパー・セル」発言で論議 「偏見」VS「(批判は)行き過ぎたポリコレ」 : J-CASTニュース)。この問題はリベラルメディアなどにより、差別を助長する、公安当局の報告書に「スリーパーセル」の記述がない、大阪にいるという発言に根拠がない、タブロイドが出典であるなど、必ずしも適切とは言えない反論が次々になされ、三浦氏の意見は「妄想」と断定され、議論には蓋がなされてしまいました。
しかし「スリーパー」とは、原則的には各国に長期滞在して活動する工作員を指しており、CIA、KGB(現FSB)などが互いの国にスリーパーを潜入させ、普通の移民として長期に滞在させ、情報を取得してきた事は諜報機関の世界では常識となっています(Amazon: 植田樹(著)『諜報の現代史 政治行動としての情報戦争』 https://is.gd/MAYP9P 彩流社)。こうした極度に政治的な問題がメディアや一部のジャーナリストの集中攻撃により、封じられてしまう日本の言論は到底健全とはいいがたいと言えます。集団ストーカーを報じず、「スリーパー」を封じてしまうメディア、ジャーナリズムの構造は問題と言えます。
近年では、日本でも背乗りが話題になっていますが、外国人が身分・戸籍を乗っ取り、現地人に成りすますこの行為を示す「背乗り」は警察用語です。「公安当局」が公安調査庁か公安警察かどちらを指しているのかはっきりしていませんが、むろん警察庁・警視庁は当然「スリーパー」がいると考えているでしょう。もちろん「安全を守るための監視」に名を借りた嫌がらせ、差別、トラブルをつくりあげての悪人像捏造、冤罪逮捕、情報・アイディアの搾取、自殺に追い込む事実上の殺人は、どんな事情があっても論外です。
特に出自が大きく限定されている可能性が高く、日本人を逆差別しているかのような日本の芸能界には、日本人に対する悪意を持った「スリーパー」がいてもおかしくありません。一方、逆に日本の右翼権力の言いなりとなる、日本人以外の人種に極度に排斥的な思想を隠し持った「シークレット・エージェント」がいてもおかしくないとも言えます。いずれにせよ、こうした思想はあからさまに表には出てこず、隠れたかたちで現れるものです。
ポップスやアイドル歌手にはスキャンダルやバッシングがありますが、日本のロック界の最上層部はスキャンダルがけっして報道されないアンタッチャブルです。集団ストーカーもそうですが、基本的に報道を封じ込めることができる権力というのは相当なものです。メディアストーカーや集団ストーカー全体のスキームと、日本社会におけるアンタッチャブルの存在、日本の無法地帯化、商業音楽と諜報の関係については、ネット上で市民がもっと議論してしかるべき話題だと言えるでしょう。メディアにある種の限界がある事はもはや明らかなのですから。
日本の支配構造の一部である大手芸能事務所はアンタッチャブルそのもの
これまで見てきたとおり、芸能界には外国勢力をバックにした芸能事務所が多数あり、グローバリスト的な楽曲を歌ったり、親アメリカ的なポップスをつくったり、特に無意識に訴える形式でですが、政治的なメッセージを暗に含む活動もなされてきたのは事実です。先日暴力団との関係が指摘され(吉本芸人と裏社会「ズブズブ親密関係」の報じられない裏側(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社)、契約書がない事なども問題になった吉本興行(「契約書のない契約」という“闇”~吉本興業の「理屈」は、まっとうな世の中では通用しない | ハフポスト)、圧力が問題となったジャニーズ事務所(ジャニーズ事務所「圧力問題」で垣間見えた「公正取引委員会」の変貌 | ハフポスト)、どちらもどれだけ不祥事が出ても潰れる事はけしてありません。集団ストーカー関連で芸能事務所の上層部を批判する記事が出ても、そうした大手事務所の社長が逮捕されることは絶対にありません。集団ストーカーの被害者たちのなかには名前を出して芸能事務所や芸能人、アーティストによるメディアストーカーを指摘している人たちがいますが、ロックミュージシャンから大手の芸能事務所まで加害側とされている勢力は様々です。しかし、特定の事務所が関わっているという指摘も多々あり、特に関与が強く疑われている芸能事務所は確かに存在します。メディアをはじめあらゆる方面に圧倒的な力を行使できる芸能界の上層部は、日本支配に欠かせない駒であり、文字通りアンタッチャブルなのです。
日本の芸能界が持つ支配力~「反権力のヒーロー」という幻想
強い力を行使できるアンタッチャブルたちが支配する芸能界は、政治や諜報と無関係ではあり得ません。日本ではほとんどの雑誌の表紙、大手企業のCMには全て芸能人が登場しており、音楽は街のいたるところから聞こえてきますが、著作権ビジネスの力は大きく、ポップス・ロックミュージシャンの楽曲は街のいたるところで流れています。ことにメディアへの音楽業界の影響力は異常ともいえるレベルで、これは政治家の権力よりも大きい可能性があると言えます。
世界第2位のシェアを今もって誇る日本の音楽業界には圧倒的な力があるのです。巨大なコングロマリットやグローバル勢力など、特殊な勢力の強い後押しを受け「知覚の管理」に携わったロックのスーパースターが存在している可能性は否定できません。コーエンのように、聖人のようなイメージを持ち、公には親しみやすい人物で、オーディエンスの魂を救い、各方面から尊敬を集めていても、裏では実際には集団ストーカーのインフラを利用し、盗作やアイディアの搾取、人潰しを平気でしている人物もいるでしょう。この新自由主義の時代では「資本主義に反対する『反逆者たち』でさえ『市場がつくりだした幻覚』」(ジャン・ボードリヤール(著)『なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか』https://is.gd/qf5odFより 引用部は解説 の塚原史による p140」)にすぎないのかもしれないのです。超監視社会のインフラが揃った現在であれば、なおさらそうなのではないでしょうか。
スピンだらけで限界が見えるメディアに市民はいま何を求めるべきか~今後市民はメディアにどこまで頼るべきなのか
水道民営化やTPP、集団ストーカーなど、国の最重要問題をテレビが報道しない現在の日本は、もはやメディアに頼れない状況になっている事を、国民が自覚する必要があります。兄弟ブログで引用したとおり、一部のWEB・紙メディアや専門家の書籍などが集団ストーカーを公に指摘してきましたが、基本的にこの犯罪を指摘してきたのはブログやSNS、海外報道が中心です。現在の日本社会において、一体メディア報道はどれだけ、どのような状況において必要とされているのでしょうか?現在の大手メディア報道は肝心な問題についてであればあるほどスピンだらけであり、これによって焦点が外されている事を自覚していないその他のメディアの報道も、知ってか知らずかスピンを受け継ぐかたちで報道を行っています。
メディアを通したものであれ、そうでないものであれ、もとより全ては個人が口を開く事に始まります。ネットに嘘や十分に検証していない情報があるのは事実ですが、限界があるメディア報道では報じられない真実が無数にある事は言うまでもありません。メディアが取り上げた話=真実ではないのです。これはフリージャーナリストについても同様です。
こうした状況のもと、今後メディア=媒介者は一体どれだけ、どのような局面で本当に必要とされるのでしょうか。その今日的存在意義について、市民は改めて考える必要があると言えるでしょう。メディアの役割は大きく、今後も必要とされるわけですが、今のような国内メディアのあり方を鑑みた時、果たして集団ストーカーの被害者たちは、あるいは思想家や評論家、政治家たちは、本当に国内報道を待つ必要があるのでしょうか。甚だ逆説的な言い方にはなりましたが、以上の問いを答えに変えて、本論を終える所存です。
ーーー以下は記事作成中にボツとなった情報ですーーー
おまけ1 ロックスターと裏権力+諜報機関(エルヴィス・プレスリーとメンフィス・マフィア+FBI)~エルヴィス・プレスリー v.s ジョン・レノン
権力に取り入ったロックスター、エルヴィス・プレスリー~監視・コインテルプロと諜報機関の国際的連携
メンフィス・マフィアなどの裏権力と強いコネクションがあったエルヴィス・プレスリーは、ニクソン大統領にも面会が許されました。
(1971年12月21日)
この時プレスリーはニクソンに「ビートルズが反米主義者である」と告げ、対策を講じるべきだと話したと複数の書籍が報告しています(注:ボビー・アン・メイソン [著]『エルヴィス・プレスリー』p182)(『ジョン・レノン暗殺―アメリカの狂気に殺された男』p192)(クリス・ハッチンス&ピーター・トンプソン [著]『エルヴィス・ミーツ・ザ・ビートルズ』p233など)。なお、ウォーターゲートで知られるニクソン政権下(1969年1月20日 – 1974年8月9日)のパラノイアは異常そのもので、常識を超えた監視が行われていた事をフィリップ・K・ディックは指摘していますが、ジョン・レノンに対する監視も、ニクソン政権下の1971年にはすでに行われていました(ディックのニクソン政権についての見解は兄弟ブログ記事参照 フィリップ・K・ディック 『コインテルプロ、日米仏露の文学とその影響を語る』1977年フランス 国際 S.F フェスティヴァル インタビュー)。もっともFBIのレノンに対する監視は、もともとビートルズ時代にヴェトナム戦争に反対する発言を公にしたことに始まり、さらには性器を露出したカバーをフィーチャーしたアルバム『トゥー・ヴァージンズ』の発売、黒人運動差別に反対する運動を展開していたグループ、ブラック・パンサーとのつながりなどにより強まった可能性も高いと言えます。
さらにプレスリーはコインテルプロを指揮していた悪名高いフーヴァー長官に会う事を熱望し、FBI本部を見学。この時もプレスリーは、ビートルズはもちろん、レノンと同じくコインテルプロに遭っていたジェーン・フォンダなども同時に批判し、十分注意するべきだとFBIに提言したとされています(クリス・ハッチンス&ピーター・トンプソン(著)『エルヴィス・ミーツ・ザ・ビートルズ』p236-237など)。プレスリーのこうした政治的活動が、レノンへの監視強化を強めた可能性はないとは言えないのではないでしょうか (注:リンゴ・スターは後日この件に触れ、「エルヴィスがCIAにビートルズをアメリカから駆逐させようとしていたのは悲しかった」と語っています Beatles talking about meeting Elvis)。
なお、レノンは1972年8月30日ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行っていますが、プレスリーがニクソンとの面会で話した内容を事前にキャッチしたのか、あるいは単純に少年時代からのファンであったためか「Hound Dog」を歌唱している際「Elvis, I love you」と叫んでいます (JOHN LENNON LIVE IN NEW YORK CITY - HOUND DOG - YouTube)。むろんニクソン面会時のエピソードを抜きにしても、アメリカでのコンサートという事で、メンフィス・マフィアなど、アメリカのショー・ビジネス裏に力を持つ権力と強いコネクションがあるプレスリーに、イギリス出身のレノンが気を使った可能性もあるでしょう。なお、ビートルズとプレスリーの初対面は、1965年8月27日の夜であり、レノンとプレスリーとの間に確執が生まれたとされています。これがプレスリーによるニクソンへの提言につながったのは明白です。
近年では、イギリス諜報機関のMI5もジョン・レノンに関するファイルを所有し、ニクソン政権時代にFBIに送っていた事がわかっています(Lennon aided IRA, claims MI5 renegade | The Guardian)。報じられたもの以外にもMI5はレノンに関するファイルを多数所有していましたが、元MI5のデヴィッド・シェイラーがこのファイルの存在を暴露した際、その大部分は削除されてしまったことも報じられています(『ジョン・レノン暗殺ーアメリカの狂気に殺された男』 K&Bパブリッシャーズ p.320)。イギリス諜報機関はどれだけレノンの監視と死に関係していたのでしょうか。なお、このニュースでは、アイルランド独立闘争(対英テロ闘争)を行ってきたアイルランドの武装組織IRAにレノンが資金提供を行ってきたという内容を含んでおり、レノンを平和主義と信じてきたファンを狼狽させたとも言われています。
時としてマフィアと同時に諜報機関・警察関係者はもちろん、武装組織とも関係している事もある、こうしたロックミュージシャンたちがアンタッチャブルとなるのは自明の事と言えるでしょう。これはむろん、コーエンの話題とも直結してくる事であり、こうした腐敗した関係はあらゆる国において起こっています。日本ではこの種の問題が一切報じられませんが、集団ストーカーが報道されないのと同様に、非常に危険な事だと言わざるを得ないのではないでしょうか。ASKAの事件の際にも、日本のロックジャーナリズムを標榜する雑誌が、これを取り上げる事は全くと言っていいほどありませんでした。音楽系にせよ、一般ニュースメディアにせよ、市民がメディアに社会正義の追求を期待できる時代は、とっくに終わっているのかもしれません。
おまけ2 アメリカは本当に自由社会か
諜報機関の本当の影響力~アメリカ諜報機関は幼児の段階から国民を秘密裡に選別していた
近年の多くのリサーチに見られるように、諜報機関の作戦が社会に与えてきた影響は、実は限定された小さなものではなく、実際には社会そのものを裏側から動かす力そのものだったのではないか、と考えられる要素は無数にあります。
過去のMKウルトラによる洗脳は、被験者が本当に物心つくかつかぬかの頃から行われていました。これはアメリカ諜報機関の職員が、国内の幼児に目をつけて選別していた、つまりは国民を隅から隅まで社会主義国のように徹底して監視していた事を如実に示しています。監視を是とする保守派は多くいますが、諜報機関による監視は時としてこうした非合法な活動に間違いなく悪用されてきたのです(注:諜報機関の非合法活動に関する書籍は多いため、ここでは取り立てて列挙はいたしません)。また、どの国でも諜報機関の仕事には非合法なものが多く、ルールを守る姿勢はかたちだけで、ほぼ何でもありで、原則的に彼らを取り締まる人間はいない事にも注意が必要です。
「高度管理社会」としてのアメリカ
実際アメリカという自由主義国と信じられてきた社会についても、近年ではその多くがまるで社会主義国のように裏側から動かされてきたのではないか、という指摘がたびたび学者などからなされてきました。アメリカは「高度管理社会」であり、一見自由社会とされていても、実際には大部分が支配層にコントロールされていて、国民の権限は限定されている、という論調です。例えばアメリカは国政においては事実上共和党と民主党政権の2つしか選択肢かなく、それ以外の政党が国政に対して大きな力を持つことはけしてないため、国民の権利は単に2つの選択肢の中から一つを選ぶことができる事にとどまっているという指摘は、よくなされています。支配層がこの2つを完全に抑え、コントロールしてしまえば、国民がこの支配層の指針から逃れる事はできないのです。
カルチャーシーンを管理する諜報機関
また、先にもレノンに関する話題として少し触れましたが、近年ヒッピームーヴメントが志向していたとされるLSDによる「魂の解放」は、実際にはCIAと製薬会社によって仕組まれたムーヴメントだった可能性が非常に高い事が指摘されています。最近ではCIAが現代絵画を支援し、利用していたとの報道もなされ、権力と無縁な芸術は存在しえない、と指摘されています (抽象絵画などの近代美術はかつてCIAの「兵器」だった - GIGAZINE)。また、これも先に引用しましたが、冷戦下でのCIAによる文学・芸術への関与はFrances Stonor Saundersによる名著『The Cultrural Cold War』https://is.gd/I3Gk4X、CIAによる映画界への関与はニコラス・スカウ(著)伊藤真(訳)『驚くべきCIAの世論操作』インターナショナル新書 2018 https://amzn.to/2V2QP37 p179-223 、音楽業界とサブリミナル暗殺洗脳については『洗脳ゲーム サブリミナル・マーケティング』リブロポート 1995 https://amzn.to/2UiUHRmをご覧ください。
諜報機関が過去の歴史的な芸術ムーヴメントの全てを動かしていたとは断言できませんが、市民に大きな影響力のあるポップスやロックがある種の権力と無関係だったとは言えない事も間違いないでしょう。
おまけ3 Leon Russellと予言プログラム「東日本大震災」~集団ストーカーと予言プログラム
『A Mighty Flood (巨大な洪水)』は予言プログラムか
さて、ここからはレオン・ラッセルとPSYOPの実験と思しき、予言プログラム作品について語っていきたいと思います。アメリカ南部ロック界の大物、レオン・ラッセルは2008年に『A Mighty Flood (巨大な洪水)』 Discogsというタイトルのアルバムを出しています(Amazon.comでは2006年発売とされている) 。
一見親日的なジャケットですが、やはり日本人であれば、このタイトルと画像を見て、3.11の東日本大震災を思い浮かべない人はいないでしょう。これは震災の3年前に発表されたアルバムですが、ハリウッドやアメリカのテレビ業界には予言プログラムと呼ばれるものがあり、出来事が起こる数年前に、方法の暴露「Revelation of Method」がなされる事が多い事が近年指摘されています(詳しくは、兄弟ブログの記事: 『ハリウッド俳優・集団ストーカー被害者 スティーヴン・シェレン「メディアストーカーの仕組み・芸能界×諜報機関・フェイクニュースと現代社会のリアリティを語る」』https://is.gd/BOnkUHもしくはEden Media【完全版】予測プログラミングの歴史 - YouTube [日本語字幕あり]などを参照)。3.11に気象兵器を用いた人工地震の疑惑がある事はたびたび指摘されてきました。人工地震は全く知識のない人たちからすれば、どれだけ電波なんだという認識しかないでしょうが、気象兵器は実際に存在し、人工地震を起こす事は可能なようです。人工地震説を支持するか否かはさておき、私たちは最初から「これはあり得ない」と思い込まされ、どの現象についても事実か否かを検証する前にないと(あるいはあると)思い込まされている事は間違いない事実です。
収録曲はアルバムタイトルと同じ曲名の「A Mighty Flood (巨大な洪水)」に始まり、「Unforgiven (許されざる者)」で終わるもので、まるで3.11はキリスト教勢力が人工的に行なったのだーという内容だと解釈もできそうですが、あまりにもあからさまであり、果たしてこれをそのまま受け取っていいのでしょうか。さておき、音楽業界が諜報機関による予言プログラムに加担していた可能性は十分にあると言えるでしょう。
予言プログラムと集団ストーカーにおける「ほのめかし」との関係性
このアルバムジャケットのデザインでも明らかなように、図像や楽曲のタイトルにメタファーや特別なメッセージを入れこむ事は可能です。予言プログラムは本当に事件が起きた時に、これを事前に見ていた人のショックを和らげる心理作用があるとも言われていますが、これは脅迫にも使う事ができるのです。
たとえばですが、仮に気象兵器の存在を知っており、かつ防衛関係の要職についている日本の政府関係者が、レオン・ラッセルの大ファンであった場合、このアルバムカバーをいずれ目にする可能性は非常に高いと言えます。そうした状況でこのアルバムをリリースする事は、ある種非常に洗練された、一種の脅迫として作用する事になるのです。こうした手法を当人の好む情報を利用して複数のチャンネルから継続的に行い、大変な事態が起こる可能性を「ほのめかす」事で、対象者は間違いなく一連のメッセージが、自分に向けられた脅迫だと考えるようになるのです。しかしこうした脅迫行為は一般には知られておらず、つまり常識では存在しないと考えられている加害行為であるため、当人にしか理解できません。そのため、被害者が脅迫を指摘する事は事実上不可能となります。脅迫の可能性を指摘すれば、狂人扱いされてしまうからです。複数のチャンネル、しかもメディアやレコードリリースなどの、基本的には個人ではなく不特定多数に向けて送られたと考えられるメッセージが、自分一人を対象にしたものであると主張したところで、誰も信じてはくれないのです。
集団ストーカーにたびたび見られる「ほのめかし」は、一般人にはわかりにくい被害かもしれませんが、このラッセルのアルバムデザインから解釈できる特殊なメッセージと同じで、特定の人物にしかわからないような方法で、暗に何かを示唆し、脅迫し、行動修正などを促す加害行為です。「ほのめかし」は通常、職場の同僚、友人、路上での見知らぬ人間、SNSなどのリンクを通じて行われます。集団ストーカー被害者の私的生活での出来事を暗に示したり、複数のチャンネルから特定の単語などを対象者に繰り返して条件づける事で、対象者を過敏にし、狂人同様にしてしまうのです。しかし近年これがメディアを通じて、著名人により行われているという訴えが非常に多くなり、これはわが国では「メディアストーカー」と呼ばれています(先述のスティーヴン・シェレンのインタビューなどを参照 https://is.gd/BOnkUH)。ラッセルのアルバムカバーについては、みなが経験した東日本大震災に結びついたものですのでわかりやすいですが、集団ストーカーにおけるメディアストーカーは、これを個々人の生活などについて、特に路上での罵倒やほのめかしなどにより、条件づけられたキーワードを埋め込むことで行うため、個々人が第三者に対して立証する事は困難を極めます。こうした信じられない加害行為が諜報機関の主導のもと、社会的・心理学的・神経学的な実験としてなされているのではないか、と議論されているのです。
メディアストーカーは実在し、そのシステムも解明されている
このように、メディアストーカーは、映画や広告、著名人のSNSなどに、集団ストーカー被害者の私的生活での出来事などが反映されているというもので、一般人には関係妄想か統合失調症者の妄言としか思えない、「あり得ない」被害です。
しかし集団ストーカー被害者であり、ハリウッドの有名俳優だったスティーヴン・シェレンはインタビューで、このメディアストーカーが行われる仕組みを明らかにしてみせました。シェレンは俳優として、特にスパイものなどの作品の場合に、諜報機関により撮影直前に台本の不可解な修正依頼がくるのを体験していたのですが、彼本人が集団ストーカー被害者となって以降、自分の人生に起こった私的な出来事などが、自身の友人であるロバート・レッドフォード監督や、彼に対して嫌がらせを行っていたジョエル・サーノウが関係している作品に反映されるという経験を何度もさせられたのです。
このようなメディアストーカーを多くの集団ストーカー被害者たちが経験しています。被害者たちの多くは、尾行や路上での罵倒、不法侵入、器物破損、投毒、職場での執拗なモビングも経験しています。集団ストーカーの個々の被害を記録するのは非常に困難ですが、国内外の被害者の賢明の努力により、そのいくつかの被害は記録の作成に成功しています。なかでもメディアストーカーは特に立証が難しい被害なわけですが、私は関係妄想扱いされている集団ストーカー被害者たちのなかで、本物のメディアストーカーの被害者である人物たちが間違いなくいると考えています。日本で行われているメディアストーカーが諜報機関のものであるのか(こうした工作は諜報機関職員でなくとも、巨大な力を持つ宗教団体などでも可能です)、あるいはそうでないのかは別として、このように精査していけば、メディアストーカーの被害も間違いなく存在する事がわかります。
世界の構造に大きな変革が起きている時代~メディアストーカーを含めた、集団ストーカーのスキームはマインドコントロール実験の一環か
現在、音楽業界はCDの売り上げによる収益から、Youtubeでの無料視聴、Sportifyなどの定額サービスにおける有料視聴へと移行し、大きな変化を遂げていますが、急速なIoT化や超監視社会化、AIとビッグ・データの活用などを経て、世界は大きく変わりつつあります。集団ストーカーはこの時代における人口削減、支配層にとって不都合な人間の排除の実践であるとともに、大きな精神医学的実験、「知覚を管理」する実験でもあるのかもしれません。
実際に2000年には早くもアメリカの3大テレビ放送網の一つ、NBCが集団ストーカーはマインドコントロール実験を兼ねているという報道をしていた事は、すでに兄弟ブログでお伝えしました(集団ストーカーを取り上げた海外ニュース~マインドコントロール実験編)。現在の集団ストーカーはコインテルプロのPSYOP的側面を大幅に拡張したもので、マインドコントロールの要素を多分に含んでいる事が、よくわかっていただけた事と思います。こうしたミュージシャンの楽曲やメディアでの言動を用いた「ほのめかし」、あるいは「メディアストーカー」も一種のマインドコントロールに結びついているとされ、対象者の心理を遠隔的に監視し、誘導するためのマインドコントロールに使われているとも考えられます。実際の集団ストーカー被害をもとに制作され、本ブログでも取り上げている映画『The Spark』では、主人公がありもしない容疑を映像作品により「ほのめかされ」、心理的に追い詰められる被害が描かれていました(映画作品紹介 - 世界初の本格的集団ストーカー映画『The Spark』)。集団ストーカーにおける拷問とともに、冤罪の容疑をふっかけるなどしたうえでの、一種の遠隔的な尋問テクニックとして使われている可能性もあります。フィリップ・K・ディックはインタビューで自身のコインテルプロ体験を語った際、警察車両に追い回された時、対象者は犯罪への関与が疑われていると思うため、恐怖からパラノイア的になる、と語っていました(フィリップ・K・ディック 『コインテルプロ、日米仏露の文学とその影響を語る』1977年フランス 国際 S.F フェスティヴァル インタビュー)。つまりはこうしたありもしない罪をでっちあげられて逮捕されるかもしれない、と暗に脅す事、それにより精神的に追い込む事がコインテルプロの一環ともなっているのです。このスキームは集団ストーカーでも行われており、これ自体が心理学的な嫌がらせで、ある種の脅迫、そして拷問でもあると言えます。こうした活動に関与する、あるいはコーエンのようにこれを自分の利益のために悪用するロック・スターがヒーローたり得るでしょうか?
国民による国民の大量殺害が恒常的になされる日本有史以来の事態に
現在の日本では、国民が国民を理由もなしに組織的に追い込み、精神医学的なリンチを行い、働く機会を奪い、アイディアや金、性を搾取したうえで社会から抹殺し、ストーリーをでっちあげて対象者を逮捕させ、世論誘導に使ったり、自殺に追い込んで事実上殺害するという事が、本当に数多く起きています。これに誰も手を差し伸べず、みなが見て見ぬふりをしている、被害者を狂人扱いして済ませているのがこの国の現状なのです。これは戦前どころか中世にもなかったことであり、この国の歴史始まって以来の事ではないでしょうか。ラッセルやコーエンがそうである可能性が極めて高いように、これに加担を強制させられているだけでなく、自分のメンツを守るため、あるいは情報やアイディアの搾取のために、利用しているロックスターや著名人たちもいると思われます。
補足 - レオン・ラッセルとユダヤ教・キリスト教
なお、レオンは1992年のアルバム「Anything Can Happen(どんな事でも起こりうる)」でも、Jezebel(イゼベル - Wikipedia)という宗教的なテーマを取り上げています。旧約聖書では、イゼベルはユダヤ人にとって異教であるバアル信仰をイスラエルの宮廷に導入し、ユダヤ教の預言者を迫害した人物として、新約聖書『ヨハネの黙示録』のなかでは、イゼベルは教会への敵対者というイメージで描かれているようです。
最後に
ある種の事情から、今回の記事では取り上げませんでしたが、この原稿を書くにあたって行った調査の過程で、レナード・コーエンやエルヴィス・プレスリーだけではなく、諜報機関や元諜報機関職員を利用しているミュージシャンは他にもいる事がわかりました。しかし音楽によって洗脳されているファンたちは、自分が崇めているスターがこうした権力と結びついている事、素人の権利を蹂躙している事を認めない傾向にあり、これは非常に危険な状態と言えます。
集団ストーカーの問題について言えば、大物映画プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタイン氏が元モサドの私立探偵を使い、女性に嫌がらせを繰り返していた事がわかっています。被害者である女性は、この時の体験を「まるで映画『ガス燈』(集団ストーカーのスキームの一つであるガスライティングの由来となった映画)のようだった」と語っています(Weinstein allegedly hired intelligence agency to target accusers | ABC News - YouTube 英語のみ)。本記事でも何度か引用したスティーヴン・シェレンのインタビューにも明らかなように、ショー・ビジネスと集団ストーカーには大きな問題があるのです。本文でも触れたニコラス・スカウ(著)伊藤真(訳)『驚くべきCIAの世論操作』インターナショナル新書 2018 https://amzn.to/2V2QP37 には、ハリウッドと諜報機関の関係が簡潔かつ十分な量(180p-222pまでの44p)解説されています。同書によれば、ハリウッドは1947年の発足以来、諜報機関と結びついてきており、特に90年代半ば以降は、特にその協力関係を強くしてきていると指摘されています。
日本の被害者の中にはロックミュージシャンからのストーカー行為、シンガーソングライターによるアイディアの搾取を訴えている人が複数見られます。わが国においては、こうした被害は映画業界よりも、音楽業界に多く見られるようです。各人のケースを全て真実であると断定するか否かはさておき、ショー・ビジネスと集団ストーカーの関係・悪用は事実であり、特に日本のロックミュージシャンの不正などについては、さらなる注意喚起が必要と言えるでしょう。
なお、先にも少し触れましたが、電通ロサンゼルス勤務後、米国で聴覚サブリミナルを研究した横井真路氏による著作『洗脳ゲーム サブリミナル・マーケティング』リブロポート 1995 https://amzn.to/2UiUHRm は、集団ストーカー被害者にとって大変有用な一冊です。電磁波によるマインドコントロールはもちろん、サタニズムと音楽業界、殺人洗脳などについて記載されており、特に音楽業界については、ヘビーメタル、ハードロックとサブリミナル洗脳実験との関係を具体例を挙げて丁寧に指摘していますので、ぜひご一読いただければと思います。
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