REAPER:テイク・エンベロープについて
生録した際のノイズ処理や音量補正といった下処理に「Volume(Pre-FX)」のエンベロープを使用している人は案外多いのではないか。しかしそれを用いるとその分だけエンベロープ・トラックが余計に増えてしまうことになるので、アレンジ・ビュー画面が無駄に煩雑になってしまう。
↓Volume(Pre-FX)のエンベロープを表示させてみたところ

アクションリストの「Envelope:Toggle display all visible envelopes in lanes for tracks(全てのエンベロープをトラック・レーンに表示/非表示)」や「Envelope:Toggle display in separate lane for selected envelope(選択したエンベロープだけをトラック・レーンに表示/非表示)」でエンベロープをアイテム上に表示させることは可能だし、「Envelope:Toggle show all active envelopes for all tracks」でエンベロープ・トラックを非表示にすることもできるが、それでは根本的な解決にならない。
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それよりも、REAPERにはちゃんと下処理用にテイク・エンベロープという便利なものが用意されているので、そちらを用いた方がよい。例えばボリュームの調整を行いたい場合は、アイテム・プロパティを開き、「Take envelopes」をクリックして開いたリストの中にある「Take volume envelope」にチェックを入れる。

↑チェックがついていないのに左に「・」が付いているものは、エンベロープが一度編集されたことを意味している。ただし、チェックを付けていないと編集していてもそれは音には反映されない。
後は普通にそれを使って調節するだけ。この際、範囲選択をして「Shift+Ctrl」を押しながら上下にドラッグすると、その部分の音量だけをピンポイントで変更することができるので、覚えておくと便利。また、下の画面はテイク・ボリュームの使用例だが、単純なノイズカットはそれよりもテイク・ミュートを使った方が簡単。

アクションリストの「Take:Toggle take volume envelope」や「Take:Toggle take mute envelope」をショートカットかツールバーに仕込んでおくと、選択した全てのアイテムのテイク・ボリュームやミュートを簡単にオン・オフできたりするのでお勧め。
テイク・エンベロープには他にもパン、ピッチが用意されていて、例えばテイク・ピッチを使えば、わざわざReaPitchを挿さずとも元の素材の音程を変更してハーモニー・パートを作成したりすることができる(ただし、フォルマントを弄る場合は結局ReaPitchに頼らざるを得なくなるが)。
▼テイク・ボリュームとテイク・ピッチの設定
テイク・ボリュームでコントロール出来る音量の範囲(-inf~+0dB/-inf~+6dB)は「Preference -> Envelope Display -> Volume envelope range」で、テイク・ピッチで変更できるピッチの範囲、及びスナッピング単位は「Pre-take pitch envelope range/snap」で設定することができる。また、テイク・エンベロープとは直接関係ないが、その下の「Project tempo map envelope display min/max」では、テンポ・エンベロープで変更可能なテンポの上下幅を変更することが出来る。

↓Volume(Pre-FX)のエンベロープを表示させてみたところ
アクションリストの「Envelope:Toggle display all visible envelopes in lanes for tracks(全てのエンベロープをトラック・レーンに表示/非表示)」や「Envelope:Toggle display in separate lane for selected envelope(選択したエンベロープだけをトラック・レーンに表示/非表示)」でエンベロープをアイテム上に表示させることは可能だし、「Envelope:Toggle show all active envelopes for all tracks」でエンベロープ・トラックを非表示にすることもできるが、それでは根本的な解決にならない。
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それよりも、REAPERにはちゃんと下処理用にテイク・エンベロープという便利なものが用意されているので、そちらを用いた方がよい。例えばボリュームの調整を行いたい場合は、アイテム・プロパティを開き、「Take envelopes」をクリックして開いたリストの中にある「Take volume envelope」にチェックを入れる。
↑チェックがついていないのに左に「・」が付いているものは、エンベロープが一度編集されたことを意味している。ただし、チェックを付けていないと編集していてもそれは音には反映されない。
後は普通にそれを使って調節するだけ。この際、範囲選択をして「Shift+Ctrl」を押しながら上下にドラッグすると、その部分の音量だけをピンポイントで変更することができるので、覚えておくと便利。また、下の画面はテイク・ボリュームの使用例だが、単純なノイズカットはそれよりもテイク・ミュートを使った方が簡単。
アクションリストの「Take:Toggle take volume envelope」や「Take:Toggle take mute envelope」をショートカットかツールバーに仕込んでおくと、選択した全てのアイテムのテイク・ボリュームやミュートを簡単にオン・オフできたりするのでお勧め。
テイク・エンベロープには他にもパン、ピッチが用意されていて、例えばテイク・ピッチを使えば、わざわざReaPitchを挿さずとも元の素材の音程を変更してハーモニー・パートを作成したりすることができる(ただし、フォルマントを弄る場合は結局ReaPitchに頼らざるを得なくなるが)。
▼テイク・ボリュームとテイク・ピッチの設定
テイク・ボリュームでコントロール出来る音量の範囲(-inf~+0dB/-inf~+6dB)は「Preference -> Envelope Display -> Volume envelope range」で、テイク・ピッチで変更できるピッチの範囲、及びスナッピング単位は「Pre-take pitch envelope range/snap」で設定することができる。また、テイク・エンベロープとは直接関係ないが、その下の「Project tempo map envelope display min/max」では、テンポ・エンベロープで変更可能なテンポの上下幅を変更することが出来る。
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