本記事はDTCの中途1次面接の実況レポートになります。
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会社概要
デロイト・トウシュ・トーマツ(Deloitte Touche Tohmatsu、略称:DTT)は、世界最大の会計事務所であり、世界四大会計事務所(Big 4)の一つである[1]プロフェッショナルサービスファームである。アメリカの会計事務所デロイト&トウシュや日本の有限責任監査法人トーマツが中心となって運営されており、よく「デロイト(Deloitte)」と称される。
デロイト・トウシュ・トーマツ
年間採用人数は多く、現在も積極採用中である。
デロイトの戦略部門であるモニターデロイトの選考を受ける前に、インダストリーのプロセス部門での選考を受ける運びになりました。
筆記試験
中途採用面接へ進むには、最初の関門である筆記テストに合格する必要がある。
デロイトでは、筆記試験は無く、書類審査を通過すれば1次面接の案内が来ます。
筆記テストは下記記事を参考にして下さい。
1次面接の流れ
自己紹介、志望動機
デロイト1次面接ではケースと同じ程度の時間を一般面接に割きます。
今回の面接官はマネージャーの方で、一般面接が25分、質問内容は下記の通りとなります。
・ 自己紹介、職務経歴説明
・ (私が現職で2社目であった為)前職を辞めた理由、現職を選んだ理由
・ 現職の働き方、業務内容
・ インダストリーに特化したコンサルティングについての質疑応答
ある程度聞かれる内容は想定されるものばかりですので、事前にしっかりと練習しておけば問題ありません。
一般面接対策については下記記事も参考にして下さい。
ケース面接
デロイトのインダストリーでもケースは実施されます。ケースのテーマは人それぞれで、趣味、時事ニュース、面接中の会話からなど様々です。
今回私のケース題は「日本にあるポンプの台数を推定、切り口の選び方」でした。
面接中に、前職でポンプメーカー関連の仕事をしたことがあると述べたため、このテーマになりました。
※ケース面接をこれから受けるが、対策したことがない人は下記記事を参考に対策することをおすすめします。
逆質問
ケース面接が終わると、最後の数分から5分程で逆質問をする時間が与えられます。ここでは、ホームページやインタビュ―記事からは得られなかった質問をすると良いと思います。
面接官自身の志望動機やモチベーションを聞けると、次回の面接へ向けての志望動機の強化になると思うので、私はこの質問を結構多用していました。
ケース面接
面接官:それでは、ケース面接を始めたいのですが、本日のお題は
日本にあるポンプの年間出荷台数を推定、切り口の選び方
面接官:市場規模(台数)を推定するのに、ポンプメーカー別に推定など色々ありますが、どのような切り口が良いですか?
私:メーカー別だと既存メーカーのみのカウントしかできず、新規顧客・新規ニーズのケアに対して不十分であるため、私なら用途別で分けます。まずは、家庭用と家庭以外で分け、家庭以外は法人(オフィス、工場など)と公共用途(工事など)。
面接官:最も大きいボリュームゾーンはどこですか?
私:家庭用になります。例えば、1世帯にポンプ一つとしても、5000万台、今現在の工事件数を仮に1万件とすると、家庭用で5000万台、公共工事用で1万台、全国に工場が1000あり、一つあたり10台のポンプがあると仮定しても、1万台にしかならない。
耐用年数を何れも10年としても、市場規模的に500万台程度である。
因みに、工事用はオリンピックなどのイベントや景気に左右されるため需要は一定にはならない。
※同様に法人(オフィスなど)は家庭用と比較して桁が1つ以上小さくなる旨伝え省いた。
(私が過去に、ポンプメーカーへ部品を納めている会社とも仕事をしたことがあるということで、ポンプメーカーへの供給部品の価格の話になった)
面接官:価格戦略はどうしますか?値上げはしますか?
私:数量と価格のバランスが大事ですが、次の3つの場合値上げをします。
①納入できる期間(おしり)が決まっているとき
②市場が縮小しているとき
③市場の見通しが分からないとき
面接官:ポンプ向け部品製品の売上を伸ばすにはどうしますか?
私:[ポンプ生産台数ーその部品が採用されているポンプ台数]が従来以外の全くの新しい用途やアプリケーションで使われる余地があるボリュームであり、このゾーンを攻める必要がある。
(何故なら、一部ポンプでは必ずしも採用する必要のない部品だから)
具体的には、製品のパフォーマンス(ハード面)のみならず、採用することでのメリット(ソフト面)を技術的に提案する必要がある。
例えば、製品採用による設計の簡易化、設計コストの削減など。
面接官:分かりました。面接は以上になります。質問はありますでしょうか。
良かった点と反省点
良かった点
・ 戦略コンサルのようなゴリゴリのケースは無く終始リラックスして臨めた
・ 過去の業務内容を交えたケースでしたので、難なく回答できた
反省点
・ 特にありません。
結果
戦略コンサルを第一志望としていたため、練習程度にと受けていました。
それ程緊張することもなく、1次面接の翌日には無事合格の連絡を頂くことができました。
次回はシニアマネージャーとの2次面接の予定でしたが、スケジュールの関係で遅れていた2次面接の前に他ファームからのオファーがあったため辞退する運びとなりました。
以上、DTC1次面接の実況レポートでした。