どのような症状の時に相談や受診をすべきか。厚生労働省はその目安を取りまとめ 2月17日に公表しました。厚生労働省が示した目安は次の通りです。
相談・受診の前に心がけること
- 発熱などのかぜ症状が見られるときは学校や会社を休み外出を控える
- 毎日、体温を測定して記録する
相談する目安は
- かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている人
- 解熱剤を飲み続けなければならない人
- 強いだるさや息苦しさがある人
このような症状がある人は、全国の都道府県にある「帰国者・接触者相談センター」に相談するよう呼びかけています。
全国の「帰国者・接触者相談センター」 厚生労働省HP(NHKのホームページを離れます)
早めの相談が必要な人は
次の人たちは、重症化しやすいため、目安として示した症状が2日程度続く場合、「帰国者・接触者相談センター」に相談するよう呼びかけています。
- 高齢者
- 糖尿病、心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある人
- 透析を受けている人
- 免疫抑制剤や抗がん剤を使用している人
- 妊婦については念のため重症化しやすい人と同様に早めに相談を
全国の「帰国者・接触者相談センター」 厚生労働省HP(NHKのホームページを離れます)
子どもについては現時点で重症化しやすいという報告はないとして、目安どおりの対応をするよう呼びかけています。
医療機関を受診する際の注意点は
- 「帰国者・接触者相談センター」に相談したあと、「帰国者・接触者相談センター」から受診を勧められた医療機関を受診する
- 複数の医療機関を受診するのは控える
- 医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか手洗いやせきエチケットを徹底する
厚生労働省は、「現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザなどの心配があるときには通常と同様にかかりつけ医などに相談してほしい」としています。
新型コロナウイルス 特徴や気をつけることは
厚生労働省は、新型コロナウイルスの特徴や、感染を防ぐためのいくつかの対策をホームページ上で示しています。
新型コロナウイルスの特徴
- ウイルス性の風邪の一種
- 発熱やのどの痛み、せきが1週間前後続くことが多い
- 強いだるさを訴える人が多い
- くしゃみやせきなどによる飛まつ感染と接触感染によってうつると言われている
- 高齢者や基礎疾患のある人は特に重症化しやすく、死亡例も確認されているので注意が必要
日常生活で気をつけること
- 石けんやアルコール消毒液などを使った手洗い
- せきやくしゃみをする際のエチケットを守ること
- 持病がある人や高齢者はできるかぎり人混みを避けること
- 発熱などかぜの症状が見られる時は学校や会社を休むこと
厚生労働省 相談窓口
自分の症状への不安など、一般的な問い合わせがある場合は、厚生労働省の相談窓口に、電話するよう呼びかけています。
電話番号はフリーダイヤルで
0120-565653
FAXは
03-3595-2756
相談は午前9時から午後9時まで毎日受け付けています。