会話

もう発表があったので言いますが、LINEノベルの青春小説大賞が発表されましたね。実は、『エターナロイド:リメンバー』は、この賞の最終候補に残っていたのですが、受賞には至りませんでした。皆さまの応援に応えられず申し訳ない限りです。これからも応援よろしくお願いします。

午後7:13 · 2020年4月24日Twitter for iPhone

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@yuichiminami

さん

自分の気持ちとしては、最終候補に残っているという連絡が来てからしばらくずーっと家族以外誰にも言えなくて辛かった。でも、最終候補に残るっていうのは、自分の中で実力がついてきたということなので、良い作品を書けるよう努力していく方向性は間違っていなかったのかな、と思います。

心境としては、受賞したら何を言おうかとか、そういう虎狸というか、浮き足だったことばかり考えていて心が落ち着かず、執筆もろくに進まなかったので、受賞できなかったという結果はみんなに支えられてきた期待に応えられず残念だけど、内心ほっとしたという気持ちが強いです。

真摯に僕の作品に向き合い、最後まで読んで真剣に検討してくださったLINEノベルの最終選考委員の高橋裕介さん、三木一馬さん、森啓さんにこの場を借りてお礼申し上げます。何より、僕に連絡をくださったLINEノベルの山中さんには最大の感謝。文面から非常に協力的に動いていたことが伝わってきました。

そして一番の感謝は、僕の作品を二度もSFの週間1位に押し上げてくれるほど愛好し、読んでくださった読者の方々に対してです。本当に感謝しても感謝し切れません。あなた方のおかげで、エターナロイドシリーズの続きをさらに書こうという強い信念と意志を持つことができました。

いつ完結するか、まだ現段階ではオープンにはできませんが、完結のプランはちゃんと考えています。プルーストのような、あるいはスターウォーズやグインサーガのような、非常に長い物語になるかもしれないけど、僕も作家として、紗雪と一緒に成長していきたいです。楽しみに見守っていてください。

もともと、エターナロイドシリーズは自分の中で書籍化を意識して作った作品ではなく、ウェブならではの作品を書こうとして書いた作品だったので（絵文字を使ったのはそういう理由もある）、これほど人気が出たことに非常に驚いています。書籍化よりも、メディア性を強く意識していた。

もっとも、今半世紀で一番読まれた作家になるという自分なりの目標はあるけど、そのための第一歩として、LINEノベルで一番になる、という目標がありました。それにはもう少しかかりそうだけど、LINEノベルといえばエターナロイドだよね、と言われるような作品を目指して、これからも書き続けます。

ここまで読んでくれて本当にありがとう。皆様に支えられて、これからも書き続けます。他の作家の方へ。賞が取れなくても、ランキングが低くても、めげずに書き続けていれば誰かが必ず見ています。父からもらった中国語でこの文章を締めたいと思います。功夫不负有心人（努力は人を裏切らない）。谢谢

そして、作品を共に作った、最大の感謝を捧げるべき人。今回の作品で一番僕の作品のイメージを高めてくれた、ひがタロさん（

@Rr273Du

）という表紙絵のイラストレーターさん。かの人の存在なしには、僕は作品を十分にいいものに仕上げることができなかった。本当に良縁に恵まれたことに感謝です。

前編の『エターナロイド』でも表紙絵で貢献のあったもみなたねさん（

@xxleafa

)にも、本当に感謝してもし足りない。彼らのサポートがなければ、エターナロイドはエターナロイドにならなかった。彼らがエターナロイドを、本当のエターナロイドにしたのです。僕の色々な我儘に応えてくれたお二方に感謝。