【静岡】韓国は全人口の3~4割をキリスト者で占めるという世界でも有数のキリスト教国。日本が人口の1%にも達したことがないのとは極めて対照的だ。なぜ、そうなったのか? 聖隷クリストファー大学社会福祉学部(浜松市)の鈴木崇巨教授は、日本の植民地支配が深く関わっていることを『韓国はなぜキリスト教国になったのか』(春秋社)のなかで明かした。鈴木教授は「韓国人の精神性と行動原理を理解するということが、正しい両国関係を築くうえで非常に重要だ」と、執筆の動機を明かした。 鈴木教授は15歳の時、名古屋市中村区の在日韓国人が多く集う教会に通っていた。牧師として韓国の教会について研究を重ねていくうち、韓国人への理解がさらに深まっていったという。韓国でも翻訳出版を準備している。問い合わせは東京の春秋社(TEL03・3255・9611)。 (2012.11.7 民団新聞) |