横浜六浦教室

Tel:045-370-7986

  • 〒236-0031 神奈川県横浜市金沢区六浦1丁目12-21 ベラカーサ2FA
  • 京急金沢八景駅 徒歩10分

受付時間:月~金曜 15:00~21:00 / 土曜 14:00~20:00 [日祝休]

横浜六浦教室からのメッセージ

ファシズムの14の初期警報~クローニズムとネポティズム

2019.12.21

公務員は国民全体の奉仕者です。いま、官僚の矜持や使命感が貶められている状況に
あると思います。歪んだ政治によって、公正公平・中立で透明であるべき行政が、
歪められているのではないかと思っています。行政の劣化とか腐敗と呼ばれる状況は、
政治が変わらなければ、政治の責任です。

アメリカのワシントンに「ホロコースト記念館」があります。そこに展示されている
政治学者ローレンス・ブリットの言葉に「ファシズムの14の初期警報」があります。

1.強大で執拗な国家主義の宣伝
2.人権の重要性の蔑視
3.団結のための敵/スケープゴートづくり
4.軍隊の優位性/熱烈な軍国主義
5.性差別の蔓延
6.マスメディアの統制
7.国家の治安への執着
8.宗教と支配層エリートの癒着
9.企業権力の保護
10.労働者の力の抑圧もしくは排除
11.知性と芸術の軽視と抑圧
12.犯罪取り締まりと刑罰への執着
13.縁故主義と汚職の蔓延
14.不正選挙

今年、元号が平成から令和になりましたが、どんな1年だったでしょうか?
14の初期警報のうち、かなりの項目が当てはまっているような気がしませんか?
権力の縁故主義、つまり「お友達優遇」が蔓延(はびこ)っていませんか?

東南アジアの政治風土の特徴の一つとして指摘されるのが、権力者が身内や取り巻きを
重用する「縁故主義」です。一般的に、特別扱いされる対象が、友人や知人の場合を
「クローニズム」(=Cronyism)、家族や親族なら「ネポティズム」(=Nepotism)と呼びます。

「縁故主義」とは、社会学では、同じ共同体に属する人間の意見ばかりを尊重し、
排他的な思想に偏る内集団偏向をを指しています。権力者はしばしば縁故者を
自らの側近や部下として配することで知られています。

新着情報

カレンダー

<< 2020年4月

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

アーカイブ

このブログを購読(RSS 2.0)