- 1 :名無しさん :2011/12/28(水) 20:11:08 ID:N1YE.l9Q0
- ここは能力者スレ避難所、SSスレです。
基本的には能力者スレに出てきたキャラに関係したりするSSのみの投稿でお願いします。 別の人が動かしているキャラを登場させる場合は、本人の許可をとってから登場させるようにしましょう。
次スレは>>950が立ててください。
- 519 :スクラップズ急襲 ◆ZJHYHqfRdU :2019/04/21(日) 04:26:48 ID:h7nAXcQg0
- 「――――探せ!! 決して逃がすな!!」
テクノドッグス兵たちの捜索の甲斐もなく、異形どもは忽然と消えた。その時には、水上に構えられていたスクラップズの要塞も、突如として消失していた。 これら一連の出来事が報じられ、被害状況が見た目より遥かに少なかったことが明らかになると、メディアはテクノドッグスへの賛美とスクラップズの脅威を強調した報道を展開した。 消えた水上要塞も、いつまた出現するとも知れず、ニューロンシティは変わらぬ不安をそのうちに抱え込むこととなった。
その事件の同日。昼の国宗教都市、ゼン=カイマ。今や治安悪化の一途をたどる昼の国において、唯一の聖域とされる場所。 そこに複数の侵入者があったことに、まだ誰も気がついてはいなかった。用心深く、複数の潜入ルートで潜入したのは、カノッサ機関に籍を置く兵士たちだった。 彼らは濃藍のマルチカムの迷彩服を着て、ヘルメットにマスク、ゴーグルで顔全体を隠していた。
その向かう先はアセイラム女学院。かの麻薬カルテル〝テスカトリポカン〟のボス、〝イグナシオ・オールドキング〟の娘、〝アビゲイル・オールドキング〟が通う学校だった。
/思いついたスクラップズメンバーを書き散らしたかったのと、〝イヴァン〟の方との置きレスロールを受けての導入です。
/カニバディールはニューロンシティで配下たちを暴れさせ、自らもその場に現れることでアリバイを示し、その同日に息のかかった機関兵に〝サイコ・フェンリル〟の恰好をさせてゼン=カイマに送り込んだようです。 /イグナシオさんの目を自分から逸らし、あくまで〝イヴァン〟が行ったという体でアビゲイルさん誘拐の依頼を果たそうという目論見です。 /同時にテクノドッグス、ひいては黒幕への攻撃も行うつもりでしたが、そこはテクノドッグスに撃退されて失敗となっております。
/一応、ここからアビゲイルさんの拉致を試みるロールにも繋げられるよう、あえて誘拐の結果は書いておりません。 /〝イヴァン〟の方、お手数ですがまた問題があればご指摘願えればと思います。 /大変遅くなりましたが、置きレスでは長期間のロールありがとうございました。また次の機会を心待ちにしております。
- 520 :And in the middle of the celebrations ◆1miRGmvwjU :2019/05/17(金) 20:59:31 ID:yxXGu6cE0
-
<コール音>
<通話開始>
<沈黙、十数秒間>
「存外に、長く持ったわね」
「心外だな」
「それで?」「好き勝手やっておいて、今さら弱音を吐きに来たのかしら。」
「キミに言われたくはないが、 ……… そんなつもりじゃないさ」
「だったら何なの」
「 ……… 獣になれないボクの、」「諦めを一ツ聞いてくれるかい」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 521 :And in the middle of the celebrations ◆1miRGmvwjU :2019/05/17(金) 21:10:27 ID:yxXGu6cE0
-
「こんな話を知ってるか」
「ある所、たいそう冒険の好きな女の子がいた。16歳の誕生日、女の子は両親から買って貰った小舟に、飲み水と食べ物をたんまり積んで旅に出た」
「航海の途中で女の子は小瓶を見つけた。手紙の入った瓶だった。 ─── 瓶の中には見えない妖精がいて、女の子と直ぐに仲良くなった」
「だが妖精と女の子は、ふとした事から知ってしまった。」「妖精は女の子の心に住まっていて、自分の気持ちと関係なく、心を喰わずにいられない」 「そればかりか陸に戻れば、妖精は他の誰かの心にも移り住み、それを貪り尽くしてしまうだろう。そんな事は妖精だって望んでいやしないのに」
「ふたりは大いに嘆き悲しんだ。そうして小瓶に遺言をしたためて、世界の果てまで舟を漕ぎ、太陽に灼かれる事にした。」「"これが、たった一ツの冴えた遣り方だ" ─── って、ね」
「ぞっとするほど下らなくて、冷たい方程式ね」
「ボクはこの話が嫌いだ。妖精なんて、大嫌いだ」
「 ……… ねえ」「一ツだけ、聞かせて頂戴。」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 522 :Interrude ~死刑執行中脱獄進行中~ 1/4 ◆auPC5auEAk :2019/05/18(土) 15:55:36 ID:ZCHlt7mo0
- 「――――そうか、分かった……後の事は、もう良い……」
「悪いね、旦那……まさか、こんな事になって、捗が行かなくなるなんて……」 「構わん。元から、難しい事は承知の上だ。こんなイレギュラーに遭遇したら、一度戻ってくるしかないだろう……」
晴れ渡る日の光を受けて、青々と爽やかに木々が緑を散らす森林地帯。 その片隅に、『Factory』とペイントされたトレーラーが停泊していた。そして、その傍らに車座になって座る、どこか剣呑な一団。 鳥たちの囀りも、虫たちの羽音も、そこでは全て、重く沈み込んでいくようだった。
「だが……少なくとも『みらいの身体』は、水の国から運び出さない訳にはいかない…… この国の中にあっては、いつイスラフィールの手が伸びてくるか、分かったものではない……――――リベル、ブラックハート……すまないが、もう1度アタックを頼む」 「は、はい……最後には、私が『接触』を、しなきゃいけないんですよね……?」 「そうなる。流石にブラックハートが交渉をするのは難しいだろう……最悪、そのまま確保されかねない……」 「……ま、そうなっちゃうさね。最悪、露払いになってしまっても……あたしゃ、やってやるさ……」
その一団の中央に陣取る、半人半猫の獣人、アーディン=プラゴールは、徐に頷きながら、1つ1つの問題を整理していく。 それを囲むのは、ダイニングバー『Crystal Labyrinth』の常連たち――――アーディンを中心に、互いに戦力や情報を連帯し合う、能力者の面々たちだった。 彼らには今、対処すべき難題がいくつも山積しており、その相談のために、こうして人目を避けて会合の場を持たなければならなかったのである。
「……『Crystal Labyrinth』も同じ事だ。1度直接出向いてきたぐらいだからな……何か、仕掛けてこようとすれば、その気になれば簡単な事だろう…… そこに、奴の記憶再現の能力……あの強烈なサイコメトリーを用いられれば、全てが筒抜けになってしまう……効果は薄くとも、少しでも時間を稼がなければならない……
……みらいを確保されてしまい、魔導イージス艦の起動が実現してしまえば、今度こそ、この国は『黒幕』連中の手に落ちるか、『円卓』連中の狩場に堕する…… ダブルスパイをやってるというイスラフィールが、どっちを目指しているかは分かったものではないが……それだけは、死守しなければならないラインだ」
――――1つには、『黒幕』と『円卓』の勢力争い、その両者のキーと化している少女『みらい』の、半死半生の肉体の保護がある。 水の国の中にある限り、安全はない。だからこそ彼らは、その身を1度、国外へと持ち出そうとしていたのだが。
「……怪しいと思えば、全部が怪しいもんだけどさ。強引に突破って訳には、行かないのかい?」 「……それをやれば、俺たち全員が、めでたく公認のテロリストだ。これ以上、外務八課や、櫻の陸軍連中の立場を、悪くするわけにはいかない…… あくまで裏、密か事として処理しなければならないんだ……。大体の方針は伝えてあるだろう、あの通りに動く事が最優先だ…… (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 523 :Interrude ~死刑執行中脱獄進行中~ 2/4 ◆auPC5auEAk :2019/05/18(土) 15:56:46 ID:ZCHlt7mo0
- 「――――それとは別に、『暴蜂』がまだ生きているって言うのは、本当なんですか――――?」
「……カニバディールが、こんな大仰な嘘をつく理由もないはずだ。それに、それらしい兆候は、俺も匂っていると思っていたんだ…… ――――残念だが、事実なんだろう。……お前らは知らんかもしれないが、正直、1番聞きたくなかった名前の1つだよ……」
――――2つ。かつてのカノッサ機関の同盟組織、『暴蜂』の活動再開。アーディンは、それを反芻してため息を吐く。 死んだ目を半ば据わらせて、ラベンダァイスが口元を噛み締めた。かつての激戦の記憶は、今も忘れた訳ではない。 そして、あの頃の仲間たちは――――もはや、アーディンを除いて、ほとんどいなくなってしまった。それを想えば、怒りも深くなる。
「もし……奴らが未だ『国獲り』を目指しているのであれば……ただでさえのこの混乱、もう収集は付かなくなる…… 恐らくは、新しく構築したのだろう、『裏』の流通システムと、自爆特攻さえ厭わない、あのクローンサイボーグ兵たちの力は、対処は非常に難しいだろう」 「――――シュバルツ=L=ヴェイスは、どうするつもりですかね――――」 「それが分かれば苦労はない。水の国にさえ秘匿にしてるという『V.I,C.特別区』の場所さえ割り出せてないんだ……奴らの腹の内など、容易に探れたもんじゃない…… だが、少なくとも……水面下の活動が、ここに来て活発化しているという事は、近いうち……何らかのアクションを起こすつもりなんだろう…… 『黒幕』と『円卓』という事を言うのであれば……最悪、奴らは第三極になりかねない……」
一大経済グループが、そのまま非合法テロ組織に転身した、ヴェイス家の力。その前には、やはり小規模集団である彼らは分が悪い。 そして、『暴蜂』は今のところ、まだ影を映しているに過ぎない状況だ。ここからどう動くかなど、分かったものではない。 ――――分かったものではないのだが。それでも、かつての当事者であるアーディンとラベンダーにとっては、捨て置けない問題だった。
「……カニバディールによると、連れ立っていたクローン兵は『青年』だったという つまり……リイロ=M=ヴェイスのクローンのみを使うスタイルからは、脱却したんだろう…… 複数の素体を使われてクローンをやられると、見極めるのは困難だろう。まだ動いていないなら、それに越した事はないが……」 「……確か、拠点攻撃用の、決戦兵器だとか、その辺も使うってんだろ? どうすんだよ、そんな大物……」 「……混乱の中で、それらを繰り出されてきたら、その時は覚悟を決めるしかないだろう…… 精々、自分たちの町が標的にならない事を、祈るだけだな……今の水の国国軍に、まともな指揮系統など、期待できるはずもない……」
対人においても、恐ろしい力を発揮する『暴蜂』だが、その真価は私設軍としての、大規模活動に対応できる点にある。 かつて、人口約50万人の都市『ホウオウシティ』を、一挙一撃で壊滅させた決戦兵器『プロトメサイヤ』を始め、戦力は、バリエーションにおいても豊富だ。 逃げ遅れた約4万人を最後に、彼らの犠牲者は出てはいないはずだが――――本格的な活動再開を見れば、悲劇は、再び繰り返されかねない。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 524 :Interrude ~死刑執行中脱獄進行中~ 3/4 ◆auPC5auEAk :2019/05/18(土) 15:57:29 ID:ZCHlt7mo0
- 「――――はぁ……、で? アーディンの旦那、どうするつもりなの、ブラックハートたちが言ってた、その夕月って子の件……?」
「……………………」
――――敢えて、それを口に出す事を皆が避けている雰囲気を、感じ取ったのだろう。呆れたように、全身白のコスチュームに身を包んだ少女、レミーが口火を切る。 3つ目の問題。盟約を結んでいた少女である夕月が、イスラフィールの側についた『主』ブラスフェミアについて、決別を宣言してきた問題。 更に――――ブラスフェミアは、保護対象だった『みらい』を、生きたままに五体バラバラに刻んで見せた、張本人。 ――――アーディンからしてみれば、真っ向敵対し、その体面も想いも踏みにじられた、不俱戴天の仇である。
「――――決まり切った事を聞くな、アドラメレク。俺が殺されるか、それともブラスフェミアを『仕置く』か。それだけだ……それだけの問題だ」 「……夕月は、夕月はどうするつもりなんだ、アーディン……」 「……ただの気の迷いなんかじゃない。そうなんだろう、ブラックハート?」 「……あぁ。一番大切なブラスフェミアの為なら、二番目に大事なものだって、三番目だって……ぶっ殺して見せる。ハッキリ、そう言い切っちまってたさ……」 「なら同じ事だ。夕月も……奴も『仕置く』。邪魔をするならな――――邪魔さえ出来ないのであれば……無視だ。そんな事なら、あれこれ考えるに値しない」
据わった表情で、アーディンはパイプに火をつけ、紫煙を燻らせ始める。モヤモヤと立ち昇る煙は、そのままアーディンの怒気を思わせた。 ――――仲間を、それも荒事とは縁遠い子供を、傷つけられた。その事に対するアーディンの怒りは、どこまでも深かった。 言葉の上で「命懸けの殺意」と表現しているのは、決して吹かしではないのだろう。煙を喰らって、すっと引き締まる目元も口元も、ギャング、そして獣のそれと化していた。 「今どき珍しい任侠系」と評された、彼の情は深い。だからこそ――――その怒りも、果てしない。情の為に、命を張る事に拘泥しない虎の尾が、踏まれたのだ。
「……外務八課で囲ってる、サーペント・カルトの生き残りとのゴタゴタは、もう周知のものだ ならば……まずは、ブラスフェミアに対する包囲網を形成する。現在の漫然としたものじゃなく、積極的なものを、な ……もし、今でもイスラフィールとの協力関係があるのなら、奴は水の国に居る、或いは水の国に活動拠点を持っている。これは間違いないはずだ…… そこを突き止めて、何としても本人までたどり着く。世間からも反感は買っているだろう。それを刺激してやるんだ……」
既に、腹案があるのだろう。アーディンは明確にビジョンを紡いでいく。 今でさえ、ブラスフェミアは公の場で歩ける立場にはない。既に、陰に隠れる活動スタイルに、変わっている事だろう。 ならば、その陰に踏み込む事をしなければならない。それも、1人や2人では済まない数を揃えて――――。
「既にアテはある。俺のメッセージを流布する力を持った人材に、話は通してある。 金とゴーサインさえ届ければ、ブラスフェミアの、この国での居場所は、益々狭まっていくはずだ……そうすれば、探しやすくもなる (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 525 :Interrude ~死刑執行中脱獄進行中~ 4/4 ◆auPC5auEAk :2019/05/18(土) 15:58:27 ID:ZCHlt7mo0
- ――――この時、既に夕月は水の国を後にし、拠点を櫻の国に移していた。そういう意味では徒労に終わるアーディンの計画も、当人は退くつもりなど無かった。
不退転の決意で臨む、宣戦布告であり、彼の全力が懸かった『処刑宣告』だったのだから――――。
「……そしてシャッテン。もう有耶無耶にする訳にもいかないだろう……みらいをしてやられた失態、俺の責任でもある…… だが……直接防備を担当していたのはお前だ。その責任を免れる事も、あり得ない話だ…… ――――いずれ、この戦いの中で、つけてもらうぞ……その落とし前を」 「……分かってるさ、アーディン……。これは、僕が取り返さなきゃならない命だ……ブラスフェミアの心の臓を抉り、みらいに返してやらなきゃいけないんだ…… 僕は……何も言わない。ただ、全力を尽くす……命に代えても、みらいを守れなかった事……その責任は、取らなきゃいけない、それは、分かってるんだよ…… ――――今を生きているみんなのために、僕はやるよ……なんだって……っ」
項垂れる様に座り込んでいたシャッテンに、アーディンは冷たい視線を向ける。 この2人は――――みらいの、半ば残骸と化した命を取り戻して来た2人には、使命と責任があった。 2つの判断ミスが、結果としてみらいの悲劇を招いてしまったのだ。誰よりも、そこに重責を感じていたのは、事実である。 グシャグシャと髪を掻き毟りながら、シャッテンは絞り出すようにアーディンの言葉に応える。抱えられた頭は、悲しいくらいに重かった。
「――――とにかく、今は守勢の時だ。何とか、イスラフィールの攻勢を凌いで、みらいの安全を確保し、反撃の糸口をつかむまで、耐えなければならない 差し当たって俺たちに出来る事は、ブラスフェミアへの攻撃、それだけだ……! ……その為に、俺は広くメッセージを流布する。それはさっきも言った事だが、お前たちに対しても、同じ事を言うつもりだ 良いか、俺は本気だ……だから聞け――――――――」
総括する様に、アーディンは立ち上がる。囀る鳥たちはその気配に、一斉に飛び去ってしまった。 バサバサと言う羽ばたきの音が響く。これが彼らの、小さな反撃の狼煙、その産声だった――――。
「――――今、言った通りだ。ネットワーク上に拡散、そしてレスポンスへの対応を頼む。報酬と経費は、確認してくれ」 「律義ですね。もう確認できました。大丈夫です――――秘密は守り、伝搬は確実に。誰にも邪魔はさせません……それで、望む結果になるか、までは保証しませんけど」 「勿論だ。放たれた矢は、もう戻らない……其方は、弓に徹してくれれば、それで良いんだ……」 「それなら、何も言う事ありません。任せてください」
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- 526 :Protocol ◆KP.vGoiAyM :2019/05/28(火) 00:12:26 ID:Ty26k7V20
- 議事録
日時:某日
水の国 古都グリーベンス ライゼンタール湖湖畔 アイゼン=ガンク氏所有、別荘『フェルゼンネスト』食堂
10:00
[参加者の雑談による喧騒]
[足音、複数。ドアの開く音。会場全体が静まり、注目]
「失礼、遅れました。資料はお手元にありますかな」
[各々、資料をめくる音]
「皆々様にこのような場所にお集まりいただいたのは他でもありません」 「我々における、最重要問題にして最大の問題に対する解決に向けて」 「各方面の協力体制を再編し、流動的的かつ効率的な運用を実現するためです」
「特定超規安全保障法案が施行されて以来、本来の目的である問題の解決は一切進んでおらず」 「その間にも左派の老いぼれが狡猾にも介入してきているのが事実です」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 527 :Protocol ◆KP.vGoiAyM :2019/05/28(火) 00:13:39 ID:Ty26k7V20
- <極秘>
【異能者問題の最終的解決】
特定超規安全保障法案制定後、我が国の特別福祉戦略区において国家の健全化が推進されているものの 報告第26週以降、その健全化活動の遅滞は著しく、また我が国国内においての情勢の変化及び対外国関係の事象 によって国内においてのさらなる情勢不安が生じ、反対運動などの激化が懸念される。 これらの狡猾な策謀はますます増加し、より危険度を増している。このため、抑止力として、厳しい措置を採らざるを得なくなる。 まずは、次に掲げる法規的措置を国内に適応を提案する。
1.国内の異能者は各都市及び近隣の地域に定められた特別福祉戦略区への移住を推奨する。
2.異能者は区外での就労、居住、売買等の行為は政府発行の許可がある場合認められる。
3.許可なく区外での就労、居住、集会等の行為が認められた場合、逮捕、処罰する。
4.特別福祉戦略区での医療、教育、経済活動等は政府の管理下に置き、それを制限する。
5.これら治安維持に関すると任務につく公人及び組織は任務遂行に必要な権限を有する。
6.以上の特別福祉戦略区及び国内での任務に対し綿密かつ速やかな健全化活動を行うために公民問わず 連携した組織へ再編成し新組織を設立する。
- 528 :Protocol ◆KP.vGoiAyM :2019/05/28(火) 00:14:42 ID:Ty26k7V20
-
「1.については特区における実験は概ね成功と言えるでしょう。しかし、本来あるべきなのは我々が」 「異能に怯え、小さな箱庭に籠もるのではなく、異能を正義の力を持って管理することです。」 「それら異能者を特区へ移住させ、健全化を推進しやすい監視下に置くべきと進言します」
「無論、健全な精神を持つ、経済や文化に対する貢献者、国家に対する奉仕者たる国民は」 「監視下に置くような必要性はありません。国際法上、外国人に対してこの措置を与えることはできませんが」 「国家の安全保障上、テロリストなどの因子を否定できませんので、対応は求められるかと思います」
「我々に必要なのは厳正かつスピーディ、徹底的な行動です。異能等テロリズムに対して道徳やポピュリズムといった」 「空想を彼らに与えている時間はありません。」
「上記と同様に健全化の推進は一刻も早く行うべき国家政策です。すべての方面から我々が管理し」 「計画的な健全化を行う必要があります」
「よって計画を推進するにあたっては異能者の捜査、逮捕などを行う、実務的新組織を設立を立案します」 「計画全体を推進すべく各省庁、地方自治体、民間企業と新しいネットワークを構築し支援していきたいと考えます」
「今回の法案を議会に通すには以前のようにはいかないでしょう。特に円卓派を中心とした妨害は必至」 「しかし、それについても計画的に、徹底的に推進すれば決して仕損じることはないでしょう」
「そのところは最高議会議員である私にお任せください。前回同様、推し進めて参ります」
「異能根絶は急務なのです。我々には時間はあまり残されていない。」 「国家どころか人類を滅亡に導く、アポカリプスを能力者に起こされる前に、我々は行動する必要があります」 「我々は人類と国家の恒久的平和の為に立ち上がった同志です。今こそ、粛々と実務を行うべきなのです」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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