4月 25, 2020 21:18 Asia/Tokyo
  • 新型コロナウイルス
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イギリスの機密文書から、昨年中に同国政府に対し新型コロナウイルス蔓延に関して強い警告がなされていたことが明らかになりました。

ロシア・スプートニク通信が25日土曜、報じたところによりますと、これらの機密文書はイギリス内閣関係者の日誌の中で発覚したものです。それによれば、昨年中にイギリス内閣に対し、同国内に新型コロナウイルスが流入した場合、その対策として強固で包括的な計画が必要となると警告され、その理由として、英国内でのこのウイルス蔓延により数千人が死亡する可能性が指摘されていました。

この文書は公式の機密文書としてNARSA・国家安全危険査定機関が署名し、昨年中に同国ジョンソン政権のヴァランス首席科学顧問や国家安全顧問の手に渡っていました。

600ページにわたるこの文書の中では、「イギリスに新型コロナウイルス侵入しただけで多数の人々の死亡につながる。この先予想される危険を未然に防止するため、重要な決定を伴う対策が必要になる」と警告しています。

この文書で提起された対策案には、個人用保健防護用品の備蓄、今後必要となる措置の実施に向けた合意への署名、感染ルートの管理と追跡、死者の大幅増への対処策、イギリス人感染者を帰国させることなどが挙げられています。

さらにこの文書では、イギリス人のおよそ50%が、3回にわたり連続してコロナ蔓延の波に巻き込まれた後、同国経済が大きく落ち込み社会インフラが深刻な被害を受けることから、同国が医療・社会サービスの切迫した必要性にせまられるだろうとしています。

現在、イギリスの新型コロナウイルス感染者は14万3464人、死亡者数は1万9506人に上ります。

 

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