「葵せきな」先生のライトノベル4作品すべて解説!笑いたい時は葵せきな先生の作品を読もう!

葵せきな作品 生徒会の一存 アニメ、特撮

ライトノベルを好きな方なら葵せきな先生の書かれた「生徒会の一存」を知っている方は多いですよね。

でも生徒会の一存以外の葵せきな作品も全て読んでいる方はあまりいないと思います。

今回は「生徒会の一存以外の葵せきな作品もちょっと興味がある」と思ってるけど新しく読み始めるほどじゃない、そんな方向けに葵せきな作品の面白さを解説させていただきます!

富士見ファンタジア文庫より刊行されている4作品すべてを解説していきますので、ぜひ読んでいってください!

こんな方におすすめ

外出できなくて時間が余ってる方
特に余ってないけどラノベが好きな方
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葵せきな先生のライトノベル4作品

葵せきな先生のラノベ①:マテリアルゴースト

作品紹介

自殺志願者の高校生、式見蛍は交通事故にあったショックにより「自分の半径2m範囲内の幽霊を実体化させる」という能力が発現してしまう。それがきっかけとなり、記憶喪失の幽霊の少女ユウと出会い、奇妙な同棲生活を送る事になる。

引用:wikipedia

ここだけ聞くとまるで蛍とユウのイチャラブものに聞こえますね。

ただ、それは半分正解で半分ハズレ。

ラブコメらしくイチャラブ要素もありますが、この作品は命の物語。

さらにバトル要素があったり、ヒューマンドラマ的な部分もあったりと、意外と重いお話だったりするんですよ。

オススメポイント1:主人公、ヒロインの斬新な設定

あらすじの「自殺志願者」っていう部分、「どうせ死にたいとか言うだけで本当は悩みとかないんだろ?」と思いませんでしたか?

ご安心ください、この主人公・式見蛍は本当に死にたがりです。

それがよく現れているのがこの作品の書き出し。

本屋でパラパラと中身を見た時、それを見て購入を決めたほどインパクトのある書き出しでした。

自殺志願者の蛍に対してヒロインであるユウは幽霊です。

霊体物質化能力」を持つ蛍から離れると物に触ることもできない、イメージ通りの幽霊です。

「自殺志願者」と「幽霊」。

似ているような、真逆のような設定を持つ二人が出会った時に何が起こるのかは必見です。

オススメポイント2:少し重めのお話

繰り返しになりますが、この作品には命に関わることがよく書かれています。

ネタバレになるので詳しく書けませんが、ユウ以外にも幽霊が出てきたり、命に関する悩みを持つキャラクターがいます。

命について書かれていて、主人公が自殺志願者だったら、「ああ最後は主人公が命の尊さに気づいて終わるのね」と普通だったら考えますが、この物語はまったく別方向に進んでいきます。

というか、主人公は命を軽視しているから自殺志願というわけじゃないんですよね。

これは1巻の冒頭に書かれているのでここでも書いてしまいますが、蛍は「理由は分からないけどとにかく死にたい」と考えているのです。

ですので重い話ではありますが、あらすじとは想像もつかない方向に物語が進みつつ、それでもしっかり読者を感動させてくれる素晴らしい物語になっています。

これだけ書くとめちゃくちゃ重そうな物語ですが、設定やストーリーの重さからは信じられないほど笑える要素があります。

登場人物たちの笑いが止まらなくなる掛け合い重いお話とのコントラストもオススメしたいポイントです。

葵せきな先生のラノベ②:生徒会の一存

作品紹介

私立碧陽学園の生徒会役員は、一風変わった方法で選ばれる。それは純然たる人気投票。なので外見が美しいものが選ばれることとなる。

男子は他の男子からの反感があるため、必然的に美少女の集まりの場となる。結果として生徒会長・桜野くりむを始めとする役員は美少女だらけ。

しかし例外として学年一位の者が役員となれる「優良枠」というものが存在していた。猛勉強の末その座を獲得した男子生徒・杉崎鍵は唯一の男子として役委員入りを果たし、生徒会を自らのハーレムと公言する。

本作は、彼ら碧陽学園生徒会の日常を綴った記録である。

私の一番好きなラノベで、かつアニメ化もされた超人気作品。

前作のマテリアルゴーストと違い、この作品はもうあらすじが全てです。

ハーレムを作るため、主人公・杉崎鍵が奮闘しつつ生徒会室で駄弁るだけ。

ラブ1割、コメディ9割くらいの比率でお送りするラブコメディです。

オススメポイント1:主人公が最初からハーレムルート希望

ヒロインの好意に気づかない鈍感主人公、くっつくヒロインを選びきれない主人公に飽き飽きしていませんか?

そんなあなたにオススメしたいのがこの杉崎鍵

この男、ヒロインを攻略したわけでもないのにハーレム呼ばわりして、全力でヒロイン全員を攻略しにいきます。

ただ、可愛ければ誰でもいいようなチャラ男ではありません。

外見だけでなく、中身もちゃんと見ています。

まあ外見と中身が可愛ければ誰でも攻略しようとするんですが。

ただ、鍵は生徒会に入るため猛勉強したり、女の子にモテるため、そして自分に惚れた女の子を幸せにできるよう裏でめちゃくちゃ努力しています。

その努力をヒロインに見せびらかすこともなく、黙々と行っているので、美少女大好きなハーレム系主人公なのに嫌味がなく、非常に好感の持てるかっこいい主人公です。

オススメポイント2:とにかくギャグ!

前作のマテリアルゴーストとは異なり、「ラブコメ」に主軸が置かれています。

キャラクター全員が様々な事情を抱えていたり、彼らの通う碧陽学園にも秘密があったりとストーリーがありますが、基本はコメディです。

大体9割コメディです。ストーリーとラブ要素は残りの1割だけと言っても過言ではありません。

というか本編では生徒会室から基本出ません。

ハーレム志望の鍵と、鍵に負けないくらい、どころか鍵よりも濃い個性を持つヒロインたちが、ただ生徒会室で駄弁ってるだけの物語。

ただその楽しそうな様子がどうしようもなく眩しく見える、青春を感じさせてくれる作品です。

葵せきな先生のラノベ③:ぼくのゆうしゃ

作品紹介

ぼくのゆうしゃのあらすじ

引用:富士見書房

自殺志願者、ハーレム志望と続いて、次の主人公はなんと小学3年生。

しかし主人公・ミカミトオルは、複雑な家庭環境だったために小学生とは思えない考え方をしていたり、価値基準が少し狂っていたりと普通じゃありません。

使えない使い魔、自称大魔導師、天然騎士など、相変わらず葵せきな先生らしい濃いキャラクターと一緒に彼がたどりつくのは、果たして本当に「世界を救う」結末なのか。

異世界ものらしさと葵せきな先生らしさが両立された、異世界ファンタジーです。

オススメポイント1:異世界転生で僕TUEEEE……?

勇者として召喚されたトオル。

異世界物らしく、チート級の身体能力を手に入れるトオルですが、敵もやっかいなやつばかり。

さらに、味方の自称大魔導師ファルディオの使う「禁忌魔法」は名前の割に効果も代償も中途半端。

手に入れた能力の割に苦労しまくりの主人公一行の旅は、ドキドキハラハラと笑いを同時に得られるおかしな旅になっています。

オススメポイント2:伏線がすごい

「勇者が世界を救う物語」が根幹ではありますが、もちろんただ敵を倒して終わるような簡単な物語ではありません。

日本にいるトオルの家族も関わってくる秘密、主人公の闇、ファルディオの使う「禁忌魔法」がなぜ禁忌とされているのかなど、「え!?あれも伏線だったの!?」と驚く仕掛けが盛り沢山。

読めば読むほど続きが気になって仕方がなくなってしまう作品です。

葵せきな先生のラノベ④:ゲーマーズ!

作品紹介

ゲーマーズ!のあらすじ

引用:富士見書房

生徒会の一存同様、こちらもアニメ化された作品ですね。

ゲーマーズ!というタイトルですが、秋葉原などにあるオタク向けショップは関係ありません(ゲーマーズ!で検索するといっつもゲーマーズが出てくる)

また、主人公がゲーム業界で成り上がるとか、ゲームの世界に入り込んで戦っていくとか、そんな作品でもありません。

タイトルの通り、「ゲーマーたち」の物語。

ライト勢、ガチ勢、ゲームをあんまり知らない勢など、あなたの周りに一人はいそうなゲーマーたちが、それぞれの想いを抱えながらラブコメしていく作品です。

さらに、今まで葵せきな先生の作品を読んでいた方には嬉しい点もいくつかあったり……。

オススメポイント1:すれ違いラブコメディ!

あらすじにある通り、この物語はゲーマーの物語ですが、ゲームばかりしているわけではなく、基本的にはラブコメです。

ただ、めっちゃすれ違います。

登場人物はほぼ全員奇跡的な勘違いばかりしています。

相思相愛なのに浮気を疑ったり、何もないのに付き合ってると思われたり、見ていて「なんでだよ!!」と言いたくなるような展開が盛り沢山。

勘違いがなくなったと思ったらまた新しい勘違いが生まれて、それもなくなったと思ったら次は新しいキャラクターがひっかきまわして……。

もどかしくて身悶えてしまうような、斬新なすれ違いばかりのラブコメディです。

普通のラブコメでは満足できない体になってしまったあなたをきっと満足させてくれるはず。

オススメポイント2:ゲーマーあるある

ゲーマーズ!では様々なタイプのゲーマーが出てきます。

主人公の雨野景太はガチ勢ではなくライト勢。

ライト勢とは簡単に言えば、「ゲームの上達よりもゲームを楽しむことが大事」と言ったタイプ。

対してヒロインの天道花憐はガチガチのガチ勢。

ゲームを楽しみつつも、ゲーム道をとことん極めていきます。

他にも格ゲーだけガチ勢「そのゲームの名前聞いたことある」くらいのあんまり知らない勢など、あなたが当てはまりそうなタイプはなにかしら一つはあるはず。

だからこそ「それ分かる!!」となる発言がよくあります。

また、自分とは違うタイプのキャラクターの発言にも感心させられることがあったり、「あーそれある」としみじみ共感してしまうようなこともあります。

葵せきな先生がゲーマーということもあり、ゲーマー目線の立場で書かれた、ゲーム好きには絶対に読んでもらいたい作品です。

読んだあと、ゲームがしたくなること間違い無し!

 

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葵せきな先生のライトノベル4作品【まとめ】

葵せきな作品4つ

1.マテリアルゴースト
2.生徒会の一存
3.ぼくのゆうしゃ
4.ゲーマーズ!

自殺志願者、ハーレム志望、小学3年生、ゲーム好き。

どれもこれも濃いキャラクターばかりで、笑いが絶えない作品です。

ちゃんとしたストーリーのある作品がいいけど、たくさん笑いたいと思ってる方はぜひどれか一つでも読んでみてください!

暗い雰囲気を吹き飛ばすくらい、面白い作品ばかりですよ!

余談:葵せきな先生のブログ「栄養のないサプリメント」

葵せきな先生はブログを運営されていて、そのタイトルが「栄養のないサプリメント」です。

「作品は好きでも作家に興味はない」という方でも、マテリアルゴーストのファンであれば絶対読んでもらいたいブログです。

というのも、ここでしか読めないマテリアルゴーストの外伝が読めるんです。

ブログ1記事分だけのショートストーリーから、「もう書籍化してくれよ」と言いたくなるほどの量がある作品まで様々。

「キャラブログ」というカテゴリの記事は全部読んでいただきたいですが、「インビジブルゴースト」だけは絶対に読んでほしいです。

インビジブルゴーストは式見蛍が交通事故に遭うまでの物語。

これを読んでから1巻を読み直すとまた違った感想が持てますよ。

生徒会の一存の記事も少しあるので、読んだことない人はぜひ見てみてください!

 

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